セキュリテからのお知らせ 2015年11月
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ファンドについて
2015年11月29日 12:03
来春北海道新幹線開通、注目の北海道特集
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みなさま、こんにちは。
本日は、 来春の北海道新幹線開通を控え、
今年の北陸同様に観光が注目される北海道の
ファンドをご紹介いたします。 -
セキュリテ解説
2015年11月29日 09:17
償還済ファンドの実績データ
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みなさま、こんにちは。
ミュージックセキュリティーズの猪尾です。
当社が取扱うファンドを通じて、投資家のみなさまに
事業者に投資頂くということは、
皆様の代わりに、皆様のお金がその事業者と共に
働くということではないかと考えています。
「一緒に働いてくれるお金」とそのお金が集まってくること
で事業者が得られる「一歩踏み出すための勇気」。
出る杭は打たれやすい地域の慣習がある中で、
新たな挑戦を行う事業者にとって、
この2つの力が
本当に役立っていることを私は何度も見てきました。
本当にこれまでありがとうございます。
そして、投資家の皆様へお戻しさせて頂く
分配金や投資家特典、現物分配は、
事業者と皆さまのお金が一緒に働いて生み出した成果でもあり、
一緒に働いてくれたことへのお礼です。
特に投資家特典や現物分配など商品でのお礼
があることが当社の投資の大きな特徴です。
これまで償還済ファンドについては分配金のみの
成果を皆さまに開示してまいりましたが、
今回、投資家特典や現物分配も考慮した成果をまとめてみました。
本日は全体の平均的なデータをお知らせ致します。
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償還済ファンドの実績データ(2015年10月31日時点)
・償還済本数:122本
・償還率(投資家特典・現物分配含む)の平均:113.5%
・償還率(投資家特典・現物分配含む)の100%以上比率:88%
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「償還率(投資家特典・現物分配含む)」について
・以下の計算式に基づき、投資家特典・現物分配のうち、
金額換算の行える商品・サービスの小売価格※を分配金に加算し計算しています。
償還率(投資家特典・現物分配含む)=
(分配金額+投資家特典金額+現物分配金額)/出資金額
※送料、消費税込。ファンド営業者からの申告に基づく金額。
・口数によって変わる投資家特典の場合は、1口の場合の投資家特典を金額換算しています。
・2013年11月20日以前に募集開始したファンド※については、出資金額に取扱手数料が含まれているため、取扱手数料を除いた出資金額に基づいて計算を行っています。
※久保酒蔵長期貯蔵麦焼酎ファンドを除く。
・会計期間を延長したファンドについては、延長後の分配金額に基づき、計算を行っています。
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今後も、いろいろな切口で、皆様のお金が働いてくださり、事業者と共に
生み出した成果についてお知らせしていきたいと思います。
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西日本支社
2015年11月28日 14:27
地域から応援されるファンド 兵庫県編
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皆さん、こんにちは!
いよいよ兵庫県の認定事業「キラリひょうごプロジェクト」のファンドの募集が11月末までとなりました。
これまで様々な情報をお伝えしてきましたが、皆さんがファンドの出資を検討するにあたり、当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由をコンパクトにまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
〈目次〉
●募集中の「キラリひょうご」ファンドとは
●当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由
【①地域に、次の世代に残ってほしい大切な事業か。】
【②実績も残せており、成長する事業か。】
【③これから事業を伸ばすために、皆様のお金を必要としているか。】
●事業者プレゼンテーション
●おすすめ記事
●ファンド概要
■募集中の「キラリひょうご」ファンドとは
昨年の12月に9つのファンドを募集しました。現在募集しているのは、次の3つです。
いずれもファンドが成立する最低募集金額は超えており、事業の実施は決定しています。
(皆さまにお申込みが無駄となり払い戻しなどになることはございません。)
・大徳醤油 こうのとり醤油ファンド (以下、「醤油」でご紹介)
・武田食品 淡路島産天然わかめファンド (以下、「わかめ」でご紹介)
・美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド (以下、「天然魚」でご紹介)
■当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由
【 ①地域に、次の世代に残ってほしい大切な事業か。】
ファンドをつくる時に、私たちは、この点をまず考えますが、3ファンドはまさにそう心から思える事業です。
(醤油) 地元農家が取り組む無農薬・減農薬の「コウノトリ育む農法」によって
復活した但馬産大豆と小麦を使った伝統的な醤油事業。地域生産者の大豆を活かし、地域ならではの味で105年続く醤油が
私たちの世代で途絶えてしまっていい訳がありません。(わかめ)それまで誰も採っていなかった天然わかめに着目し、
地元の素潜り漁師や漁協にも収益が生まれ、環境にも配慮されたわかめ販売事業。日本は世界6位の排他的経済水域をもち、日本が持つ最も多い天然資源は海。
世界的に需要も増え、成長ポテンシャルを持つ水産業は今、新たな挑戦が求められており、
この事業は貴重な成功ロールモデルになります。(天然魚) 食べやすく美味しく加工した魚」を、海外卸と国内で直接小売りする事業。
手間がかかることで消費拡大のチャンスを失っている魚を、水産専門家のよる
独自技術で美味しく食べやすく加工して販売する挑戦は、わかめ同様、
いま、日本で求められている水産業の貴重な成功ロールモデルです。【②実績も残せており、成長する事業か。】
事業の成長はファンドのお金があるだけでは実現されません。
3ファンドの事業者は、既に自力で積み上げた実績と、これから事業を伸ばすための明快な戦略があります。(醤油) この60年間で6,000軒の醤油蔵のうち75%が消滅するなか、
前期はここ10年で最高の売り上げを達成。今期はそれを上回るペースで推移。この成果がでている、地域の国産原料と伝統的な製法で
品質を追求する戦略で事業をさらに伸ばします。
(わかめ) 4年前3人の漁師と10トンの水揚げから始めた水揚げが、
今年は漁協が全面的に参加し、150トンの水揚げを達成しました。売上は対前年比130%で推移しています。
(天然魚) 丸ごとの魚の鮮魚の国内卸販売から
加工品の海外卸と国内小売に業態をシフトしてから、業績はV字回復。2015年5月期売上は、前期実績比約130%、黒字化を達成。
【③これから事業を伸ばすために、皆様のお金を必要としているか。】
皆さまの分身として大事なお金に一緒に働いてもらう以上、
本当にそのお金が役に立つかどうか、ということは大事な点です。3事業はまさにみなさんからのお金を必要としています。
(醤油) 商品の品質は良く、市場でも受け入れられています。
あとはさらに認知度を高めることや、よりニーズにマッチした新商品をつくることが必要です。
そのために今回の資金を必要としています。(わかめ) 売上が順調に増加しているなか、さらなる成長をするための仕入代金を必要としています。
(天然魚) 伸びてきている加工品の生産量をさらに伸ばしコストを下げるためには、
人手と時間のかかっているウロコ取りや三枚卸の作業を機械化することが不可欠。
そのための導入資金を必要としています。■事業者プレゼンテーション
セキュリテの魅力の一つは「顔のみえる」投資であることです。3社のプレゼンテーションを聞いてみましょう♪ 事業者さんは、日頃人前で話す仕事をしているわけではないので、ものすごく緊張されていたり、お世辞にも話しがうまいとは言えないケースもありますが、その分、人柄や思いがよく伝わることもあります。ぜひ聞いてください。
(醤油)
(わかめ)
(天然魚)
■おすすめ記事
この1年間、私たちセキュリテスタッフも、何度もお会いして、いろいろお話をお聞きして、自分たちの言葉で、事業の魅力をお伝えしてきました。私たちが書いた記事の中から、おすすめ記事を紹介しますので、ぜひご参考にされてください。
(わかめ) 未利用資源の活用で循環型の新事業を創出
(天然魚) 「丸ごとの魚はもう売れない」
■ファンド概要
―――
いかがでしたが。私自身、それぞれの事業に惚れ込み、3ファンドそれぞれに出資しています。
人に自慢したくなる、お勧めしたくなる、そんなファンドたちです。
この週末、皆さんもどうぞじっくり見てみてください。(杉山) -
イベント
2015年11月26日 20:23
阿賀野へのふるさと投資ツアーご案内
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【追加情報】
環翠楼の荒木若旦那より、当日、環翠楼にておもてなしさせて頂く名物料理
のご案内が届きました。
ぜひ、食も楽しみにお越しくください。
当館にはこの時期限定の鍋があります。
その名も「醍五味(だいごみ)鍋」。
きっかけは某テレビ番組の企画で、五頭温泉郷にも冬の名物料理を作ろうと
各旅館の料理長たちがあの有名な服部幸應先生とフレンチの鉄人・石鍋裕シェフの
お力をお借りし、アイディアを出し合い、完成させた一品でした。
真っ白な豆乳をベースに大きめに切ったたっぷりの冬野菜と飛龍頭(ひりゅうず)を煮込んだ、一見、本当にシンプルなお鍋です。 が、一口食べれば心からふんわりと温かな気分になります。
地元の人たちが心を込めて作った食材をふんだんに使った素朴さと愛情が、 そう感じさせるのかもしれません。 残念ながら今は数件の旅館でしか食べることができません。
それでも、より地域に根ざした料理にしたいという強い思いと、 お客様に喜んで頂けるようにと、6年間の試行錯誤を重ね今日の味になりました。
どうぞ、冬の醍醐味「醍五味鍋」を味わいに冬の五頭へお越しください。
環翠楼・荒木風太
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ファンドについて
2015年11月25日 15:37
<特集>ここだけでしか手に入らない&魅力的でお得な投資家特典をご紹介
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皆さま、こんにちは。
本日は、ここでしか手に入らない特別特典や豪華セットがもらえる魅力的なファンドをピックアップしてご紹介します。特典が届いた時に家族で笑顔になっていただけるよう、事業者さんと何度も相談して設定いたしました。
【信楽陶人形「陶房 準」ファンド】
この度、10口211,400円ご出資いただいた方に、豪華信楽お雛様セットまたは大正人形セット(送料・税込60,000円相当)を選んでいただけることになりました!
最近はマンションに住んでいると畳のお部屋がなかったり、お雛様を出すスペースがとれないからお雛様を出さないという声もよく聞きます。
こちらのお雛様でしたら玄関やリビングに飾ることができるのでささやかながらひな祭りを楽しんでいただくことができます。
写真つきでご紹介しておりますので是非ご覧ください。
詳細・お申込みはこちら
続きまして、ご紹介したのは【京都 「ル・スール」 陶器ファンド】です。
有限会社インザムードは世界でたった一つしかない、鮮やかで美しいあなただけの特別なカップが魅力的ですが、実はそれだけではありません。
実用性にもこだわっており、こんなのほしかった!と思うような商品をいくつも生み出しています。
たとえばセラミック鍋『kokon』シリーズです。
天然素材で作られた土鍋で保温効果が高く、短時間調理と余熱調理ができて経済的です。
食材に含まれるビタミンやミネラルを外に逃さず無水調理もできるため、食材本来の味を引き出すことができるのでヘルシーな蒸し野菜料理が楽しめます。
本ファンドでは口数に応じて特典を選ぶことができます。
たとえば3口95,130円出資した場合、「ル・スール」ブランドのフリーカップを1ペア計2個とこのセラミック鍋『kokon』をお届けします。
土鍋で炊き込みごはんからヘルシー蒸し野菜までさまざまなお料理を作ることができるので料理の幅がぐんと広がります。
美しいあなただけのカップと新しい土鍋で作る秋のあったか料理と共に食卓を鮮やかに彩ってはいかがでしょうか。
詳細・お申込みはこちら
続いてご紹介したいのは、先日セキュリテアクティビィティでもご紹介しました、近江牛のまる亀こうし牧場ファンドです。
(過去の記事はこちらからご覧いただけます。)
こちらはファンドは近江牛の肥育農家を応援するファンドです。
肥育農家であるため、生肉加工などは行っておらず、当初「お肉」を投資家特典としてお送りするのが難しかったのですが、いろいろ検討を重ね、近江牛の「ホルモン」を特典としてつけることができました!
10口ご出資いただいた方には近江牛1キロをお送りいたします。 近江牛の「ホルモン」と「お肉」、どちらも絶品です!
※ステーキ用のお肉かすき焼き用のお肉かなど、実際に特典をお送りする際に変わる場合がございます。ご了承ください。
若き肥育農家が愛情込めて育てた近江牛を是非応援、ご賞味ください。
【1~9口:52,850~475,650円出資した場合】
清潔な環境と上質な飼料で育った牛は肉だけでなくホルモンも旨い!
1口につき3,000円相当(税込・送料込み)の「近江牛のホルモン詰め合わせ」を契約期間中に1回送付します。
【10口:528,500円出資した場合】
三大ブランド和牛「近江牛」の極上の味をお届けします。
近江牛の牛肉(1㎏)をお送りいたします。
※まる亀こうし牧場の近江牛以外の牛肉になる可能性もあります。
詳細・お申込みはこちら
(12月10日で受付終了いたしました。)
最後にご紹介するのは、先日アクティビィティにもご紹介させていただきました、【美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド】です。
(過去の記事はこちらをクリックいただくとご覧いただけます。)
ついに出資金最低募集総額の5,000,000円を超え、ファンド成立決定です。 事業も今期は計画を上振れし、黒字化も達成。
順調に成長しています。
漁師から仕入れた自社水槽でリラックスさせるなど、素材の最高の状態を引き出して牡蠣や鯛などの加工品を製造販売する播磨海洋牧場からの投資家特典は一味違います。
魚の特典が届いても「誰がさばくの?」と言われるような寂しいことはありません。
本特典が届けば、「お父さんのさすがだね」などと、威厳が保たれることでしょう。
1口3万円あたり5,000円相当の特典で、 3口で牡蠣パーティー、5口でワタリガニの味噌鍋、 10口では、ワタリ蟹とイカ・タコのお刺身の 海鮮パーティ用のセットをお届けします。
詳細・お申込みはこちら
(11月30日で受付終了いたしました。)
以上が、ここだけでしか手に入らない&魅力的でお得な投資家特典特集でした。
気に入るファンドはありましたでしょうか。
是非皆様の応援お待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。 -
西日本支社
2015年11月24日 06:28
未利用資源の活用で循環型の新事業を創出
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「素潜り天然わかめ漁」。この言葉から、皆さんはどれぐらいの想像を働かせられますか?
「武田食品 淡路島産天然わかめファンド」の営業者、武田食品冷凍株式会社の武田さんが手掛ける本事業には、地域、漁師、漁場、消費者、みんなにとって、とても素晴らしい影響があるのです。普通にしていたら、なかなか意識しにくい、言われなくては分からない、本事業の意義や私の考える魅力について、西日本支社の杉山がキラリひょうごプロジェクトにちなんで、「キラリポイント」としてご紹介します。
キラリポイントその1:
未利用資源の「天然わかめ」で、地域に新たな産業を創出
淡路島の由良の海に、わかめが生えていることは、誰でも知っていました。でも、誰も採っていませんでした。わかめってそういう存在だったのです。だから、この天然わかめプロジェクトによって、淡路島に新たな産業が生まれたことになります。
初年度、武田さんの声がけで3人の漁師が潜って10トンのわかめを採りました。それが、昨年は20人、今年は、由良の漁協も全面参加し、組合員全員が参加可能な仕組みになり、150トンの水揚げをあげることができました。
キラリポイントその2
素潜り漁の閑散期がわかめの収穫シーズン。漁師の新たな収入源に。
由良の漁師さんは年中潜ります。しかし、春から夏にかけては、あまり獲物が取れません。天然わかめ漁は、ちょうど3月から4月初め、漁師にあまり仕事がない時期と重なりました。漁師にとっても、新たな現金収入になります。
由良の海では、ワカメの時期が終われば、ヒジキ、ヒジキの次には天草が生えてきます。これらの海草を全て有効活用できれば、漁師さん達は春から夏まで海草をとって、海草のシーズンが終わったら、赤ウニの季節に突入!という理想のパターンとなります。海草をとっている時期は他の魚介類をさわらないので、ウニやアワビが大きくなり、養生になります。非常に魅力的なサイクルが生まれます。本ファンド営業者の武田さんは、わかめの事業が軌道に乗れば、次には、ヒジキ、天草と手掛けていきたいと、意欲をみせます。
キラリポイントその3:漁場を守りながら環境改善。漁師の意識も変わった!
「天然わかめ」は、養殖とは異なり自然に生えてくるわかめです。
当然、「そんなにわかめを採って、大丈夫なの?」と疑問が生まれますよね。
ここからは、武田さんの言葉そのままの引用で回答いたします。
「安心してください。大丈夫です。
漁をする時には胞子を出すメカブの部分は海に残しています。
これは漁師さんたちの意見で、残すことになりました。
漁師さんたちが翌年の事や環境の事を考えるという意識の芽生えです。
天然のわかめは5月を過ぎて夏前になると、自然に根が離れて流れて行ってしまいます。
獲っても獲らなくても、時期が来たら流れていくのです。
海岸に打ち上げられているのをご覧になった方もおられると思います。
次の胞子を残していくので、翌年もちゃんと生えてきます。
わかめ漁が始まる前までは根が離れたわかめが海底に沈み、ウニや貝を殺してしまっていた、ということが起こっていたのですが、最近ではもうそんなことも無くなりました。
適度に採取することで、海の中の環境が良くなり、ワカメの質が上がっていることもわかってきました。
環境に一切の負荷をかける事も、生態系を乱すこともない。
そしてみんなの利益に繋がっていく。理想的な仕事だと、断言いたします!!」
武田さんはこれを「産地としての力」だと言います。
水産加工会社の武田さん、地元の漁師や漁協が協力して、地域の未利用資源を活用すると同時に大切に守りながら、新産業を興し、プライドをもって仕事を続けていくことが、産地としての価値を高め、事業を持続可能にするという好循環を生んでいます。
昨今、漁業就業者離れが深刻ですが、その中でも、こうした稼げる新産業をつくり、後進にその姿と結果をしっかり見せることが、地域の産業を育てるためには不可欠であることを、私はこのファンドから学びました。
(本事業のわかめ部隊隊長 木下さん。最初にわかめを採った3人の漁師のうちの一人です。)
※ 余談ですが、素潜りと言えば、女性の海女さんを思い浮かべますよね。でも、由良町漁業協同組合に所属する100名ほどの素潜り漁師さんは、全員が男性です。(男性の場合は、海士とか海人とか書きます)
キラリポイントその4:日本の消費者へ「国産わかめ」の新たな選択肢
皆さんは、日本で流通するわかめの大半が中国産ということをご存知ですか。こんなにおなじみの食材で、日本各地でとれるにも関わらず、です。
実は、武田さんが、この事業を始めるきっかけは、東日本大震災でした。三陸のわかめ養殖が壊滅的な被害を受けた際、取引先から「天然わかめを供給できないか」と相談があったのです。武田さんは、「あのタイミングでわかめの販売をすることは、三陸の復興を阻害するのではないか」と悩みました。しかし、ただでさえ低いシェアの国産わかめが、震災を機に日本の食卓から消えてしまっては元も子もないと、三陸わかめが戻ってくるまでのワンポイントでお手伝いをしようと決心されたのです。
しかし、始めてみると、天然わかめであること、漁師による素潜り漁でとることなど、三陸の養殖わかめとは棲み分けできることが分かり、淡路島の新たな産業として、本格的にやっていくことにしたのです。
実際、セキュリテ被災地応援ファンドには、わかめ関連のファンドが3つあります。何を隠そう、その三つとも、今でも私が担当をしています。個人的に、もともとわかめは大好きでしたが、これらのファンドを通じて、私は、三陸わかめの大・大・大ファンになり、こんな美味しいわかめは他にはないと思っていましたので、正直、この淡路島のわかめについては、少し複雑な気持ちはありました。
しかし、この淡路島の天然わかめの事業のことを、詳しく知るにつけ、わかめを度々食べるにつけ、このわかめも大好きになってしまいました。浮気者の私ですが、今では、それでいいのかなぁ、と思っています。消費者にとって、美味しい選択肢は多い方がいいですよね。どっちも食べればいいだけの話です。美味しく食べて、国産わかめのシェアが増えればいいなと思います。
(Food Communication Compassの専門家コラムを元に作成)
以上、私が考える「武田食品 淡路島産天然わかめファンド」のキラリポイントです。
本ファンドで集めた資金の大半は、漁師がとったわかめを仕入れる費用として使います。現在のお申し込み状況は、半分を少し超えたところですが、ファンド成立の最低金額は達成しておりますので、事業は必ず行われます。決して無駄金にはなりません!
ファンドをご検討いただくにあたり、最後に、本ファンド営業者の武田さんがこのファンドを募集する動機をご紹介します。
「それは、大きな夢が生まれたからです。この『淡路島産天然わかめ』を由良のためだけでなく、淡路島全域の水産業のために大きなブランドとして育てるという夢です。そこで、なかなか口にする機会がない天然わかめを特典として出資者の方々にお送りし、まずファンになっていただく。そうすれば『淡路島産天然わかめ』という商品名も記憶に残り、指名買いも増えていく……。この資金調達方法なら、それができると期待しているんです。」
そうです、この事業はこの世に生まれてまだ5年。まだまだ全然知名度がないのです。当然、資金も必要ですが、少しでも多くの人に知っていただきたくて、このファンドを募集しています。そのために、1口のお申込みに対して、わかめだけでも1キロ分がプレゼントされます。塩蔵わかめですので、長期間保存していただけますし、お裾分けできるよう、小袋もつけてお送りしますので、友人・知人へのプチギフトにもぴったりです。
11月30日までの募集ですので、ぜひご検討ください。
ファンドの詳細・お申込みはこちら -
西日本支社
2015年11月24日 06:08
早よ早よっていえへん 自然の時間が一番ええ
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こんにちは、西日本支社の杉山です。
兵庫県が選定した優れたビジネスプランのファンド「キラリひょうごプロジェクト」シリーズの募集が、いよいよ今月末までとなりました。今日は、その中の一つ、「大徳醤油 こうのとり醤油ファンド」について、私の考える本事業の魅力を「キラリポイント」としてご紹介します。
キラリポイントその1: 微生物の力を借りた、昔ながらの醤油づくり
「醤油づくりの姿が変わってしまった」と、大徳醤油の淨慶拓志専務は言います。
本来、お醤油を作るために必要な微生物というのは、夏場一生懸命働き、秋になると少し休んで冬は全く活動しません。そして春になると徐々に活動を再開します。つまり、四季をまたぎ1年かけてゆっくりと熟成されて初めて、美味しいお醤油が出来上がるのです。
ちょっと考えただけでも、効率的に大量生産をしようと思ったら、微生物を休ませておく時間がもったいないですよね。実際、現在、日本で売られている醤油の多くは、人工的に1年中「夏」の環境をつくり、人工的に培養した酵母を休みなく働かせて作られています。これにより、均一な味がつくられ、醸造期間を大幅に縮め、価格を大幅に下げることができたのです。
しかし、大徳醤油が105年もの間、変えることなく守り続けている昔ながらの天然醸造法は、日本の四季の温度変化の中で蔵に住み着いた酵母や乳酸菌といった微生物に醸造を委ねる伝統ある作り方です。
では、なぜそこにこだわるのでしょうか。
「それは環境に適合した微生物が自分たちのリズムで代謝活動を行い、その結果としてつくる醤油こそが本物だと信じるからです。」
大徳醤油が、ギフトセットの化粧箱にも使用している、画家の貝原浩先生のイラストと言葉は、大徳醤油の醤油づくりの根底にある考え方がよく表されていると思います。
お醤油はさることながら、こんな素敵な箱に入って届く投資家特典には、作り手の気持ちがたくさん詰まっていること間違いなしです。非常にシンプルなことですが、醤油づくりに対するこういう姿勢が、私が会員の皆さんに、この会社をお勧めしたい一番のポイントです。
特に、今回のプロジェクトでは、製法に加え、原料も厳選し、復活した地元・但馬産の大豆と小麦を使用します。できあがるお醤油が、今から本当に楽しみですね。
キラリポイントその2: 投資家のリスクを極力抑えた固いファンド設計
大徳醤油は、「当社の商品を通して、全国へ地元但馬の素晴らしい取り組みを知っていただきたい」という想いでファンドを募集しています。
「地元但馬の素晴らしい取り組み」というのが、ファンド名にもなっている「コウノトリ育む農法」です。コウノトリの住める大地の復元を目指して始まった、無農薬・減農薬の農業です。そして、大徳醤油は、生物の多様性を守るこの農業で生産される大豆と小麦を原料にお醤油やドレッシングを作ります。
淨慶専務は、この取り組みが世に評価され、広がっていくことが、農家の方々の誇りを高めることにつながっているようだと言います。今回、本ファンドを通じて、この生産者と加工業者の取り組みに、さらに消費者の皆さんにも参加していただくことで、大きな輪をつくっていくことを目指しています。
そのためにも、注意をしたのがファンド設計です。県のプロジェクトとして、言わば地域を代表して、ファンづくりを目的にファンドを募集するのに、「投資家に損はさせたくない」という考えがファンド設計に出ています。
その一つが、充実した投資家特典です。そして、もう一つが、分配シミュレーション上、投資家にとっての損益分岐点の売り上げを前期実績より、低い水準に設定していることです。これは、ファンド期間中、少なくとも前期水準の売上を維持すれば、元本は返ってくるということです。
創業1910年の百年企業が、自信を持って推し進めるプロジェクトです。セキュリテのファンドの性質上、私の口からは「リスクがありません」とは言えませんが、比較的安心してお金を託せるファンドの一つであることは、間違いないでしょう。
【分配シミュレーション】
キラリポイントその3: 地域の人に愛される、地域にとってとても大切な会社であり、事業であること。
兵庫県の「キラリひょうごプロジェクト」には、金融機関等からの推薦がないと応募ができません。言い換えれば、すべてのキラリひょうごのプロジェクトの裏には、推薦機関が応援団としてついているということですが、実は、大徳醤油だけには、但馬信用金庫と養父市商工会という二つの機関が推薦機関として名を連ねているのです。
先日、大徳醤油のある養父市にて、キラリひょうごのセミナーを行いました。地元の養父市、推薦機関の但馬信用金庫と養父市商工会も主催に加わっての共同開催です。
このセミナーの中で、キラリひょうごのセミナーとしては初めてのことですが、推薦機関の方からも、一言応援メッセージをいただきました。ここでは詳細は省きますが、非常に熱のこもったメッセージで、私は正直驚きました。「大徳さんって、こんなに愛されているのか!」と。
その日は、とても冷える夜でしたが、推薦機関の方たちの熱意によって、満席となった会場、説明会終了後の交流タイムでの活発なやりとりを見ながら、じんわりと暖かい気持ちになりました。
地域に根差して事業を行い、地域の人に愛され、必要とされる。
伝統ある老舗企業のみんなに教えたくなるキラリと光る取り組み、それが「大徳醤油 こうのとり醤油ファンド」です。
間違いなく、いい会社のいいファンドです。お申し込みは今月末までですので、ぜひこの機会に出資をご検討ください。
※ 本ファンドは、成立要件を超えるお申込みがあり、既に成立しておりますので、ご安心してお申込みください。
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ファンドについて
2015年11月20日 11:59
地域から応援されるファンド 兵庫県編
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皆さん、こんにちは!
いよいよ兵庫県の認定事業「キラリひょうごプロジェクト」のファンドの募集が11月末までとなりました。
これまで様々な情報をお伝えしてきましたが、皆さんがファンドの出資を検討するにあたり、当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由をコンパクトにまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
〈目次〉
●募集中の「キラリひょうご」ファンドとは
●当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由
【①地域に、次の世代に残ってほしい大切な事業か。】
【②実績も残せており、成長する事業か。】
【③これから事業を伸ばすために、皆様のお金を必要としているか。】
●事業者プレゼンテーション
●おすすめ記事
●ファンド概要
■募集中の「キラリひょうご」ファンドとは
昨年の12月に9つのファンドを募集しました。現在募集しているのは、次の3つです。
いずれもファンドが成立する最低募集金額は超えており、事業の実施は決定しています。
(皆さまにお申込みが無駄となり払い戻しなどになることはございません。)
・大徳醤油 こうのとり醤油ファンド (以下、「醤油」でご紹介)
・武田食品 淡路島産天然わかめファンド (以下、「わかめ」でご紹介)
・美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド (以下、「天然魚」でご紹介)
■当社が皆さまにご紹介したいと考える3つの理由
【 ①地域に、次の世代に残ってほしい大切な事業か。】
ファンドをつくる時に、私たちは、この点をまず考えますが、3ファンドはまさにそう心から思える事業です。
(醤油) 地元農家が取り組む無農薬・減農薬の「コウノトリ育む農法」によって
復活した但馬産大豆と小麦を使った伝統的な醤油事業。地域生産者の大豆を活かし、地域ならではの味で105年続く醤油が
私たちの世代で途絶えてしまっていい訳がありません。(わかめ)それまで誰も採っていなかった天然わかめに着目し、
地元の素潜り漁師や漁協にも収益が生まれ、環境にも配慮されたわかめ販売事業。日本は世界6位の排他的経済水域をもち、日本が持つ最も多い天然資源は海。
世界的に需要も増え、成長ポテンシャルを持つ水産業は今、新たな挑戦が求められており、
この事業は貴重な成功ロールモデルになります。(天然魚) 食べやすく美味しく加工した魚」を、海外卸と国内で直接小売りする事業。
手間がかかることで消費拡大のチャンスを失っている魚を、水産専門家のよる
独自技術で美味しく食べやすく加工して販売する挑戦は、わかめ同様、
いま、日本で求められている水産業の貴重な成功ロールモデルです。【②実績も残せており、成長する事業か。】
事業の成長はファンドのお金があるだけでは実現されません。
3ファンドの事業者は、既に自力で積み上げた実績と、これから事業を伸ばすための明快な戦略があります。(醤油) この60年間で6,000軒の醤油蔵のうち75%が消滅するなか、
前期はここ10年で最高の売り上げを達成。今期はそれを上回るペースで推移。この成果がでている、地域の国産原料と伝統的な製法で
品質を追求する戦略で事業をさらに伸ばします。
(わかめ) 4年前3人の漁師と10トンの水揚げから始めた水揚げが、
今年は漁協が全面的に参加し、150トンの水揚げを達成しました。売上は対前年比130%で推移しています。
(天然魚) 丸ごとの魚の鮮魚の国内卸販売から
加工品の海外卸と国内小売に業態をシフトしてから、業績はV字回復。2015年5月期売上は、前期実績比約130%、黒字化を達成。
【③これから事業を伸ばすために、皆様のお金を必要としているか。】
皆さまの分身として大事なお金に一緒に働いてもらう以上、
本当にそのお金が役に立つかどうか、ということは大事な点です。3事業はまさにみなさんからのお金を必要としています。
(醤油) 商品の品質は良く、市場でも受け入れられています。
あとはさらに認知度を高めることや、よりニーズにマッチした新商品をつくることが必要です。
そのために今回の資金を必要としています。(わかめ) 売上が順調に増加しているなか、さらなる成長をするための仕入代金を必要としています。
(天然魚) 伸びてきている加工品の生産量をさらに伸ばしコストを下げるためには、
人手と時間のかかっているウロコ取りや三枚卸の作業を機械化することが不可欠。
そのための導入資金を必要としています。■事業者プレゼンテーション
セキュリテの魅力の一つは「顔のみえる」投資であることです。3社のプレゼンテーションを聞いてみましょう♪ 事業者さんは、日頃人前で話す仕事をしているわけではないので、ものすごく緊張されていたり、お世辞にも話しがうまいとは言えないケースもありますが、その分、人柄や思いがよく伝わることもあります。ぜひ聞いてください。
(醤油)
(わかめ)
(天然魚)
■おすすめ記事
この1年間、私たちセキュリテスタッフも、何度もお会いして、いろいろお話をお聞きして、自分たちの言葉で、事業の魅力をお伝えしてきました。私たちが書いた記事の中から、おすすめ記事を紹介しますので、ぜひご参考にされてください。
(わかめ) 未利用資源の活用で循環型の新事業を創出
(天然魚) 「丸ごとの魚はもう売れない」
■ファンド概要
―――
いかがでしたが。私自身、それぞれの事業に惚れ込み、3ファンドそれぞれに出資しています。
人に自慢したくなる、お勧めしたくなる、そんなファンドたちです。
この週末、皆さんもどうぞじっくり見てみてください。(杉山) -
西日本支社
2015年11月18日 11:41
思わず納得。「投資家特典を送る準備」とは?
-
先月のことですが、三重県松坂市で行われたセミナーで、「はなびらたけ 幻のきのこファンド」の営業者である株式会社サンシステムの三船社長が、「投資家特典を送る準備」をしている、と話されました。
「え、もう?」と一瞬思いましたが、話の続きを聞いて納得しました。
「投資家特典を送って、もし気に入っていただけても、
『これどこで買えるんですか』と聞かれた時に、
今のままでは、出資者の方が買える場所がない。
それでは無責任だ。だから、今はこれまでできていなかった
首都圏での営業に力を入れている」という話でした。
サンシステムのはなびらたけは、地元では大分手に入るようになっていますが、本ファンドの出資者の大半は関東在住なのです。
三船社長は、はなびらたけを一人でも多くの人に知ってほしい、食べてほしい、そういう想いで、今回、ファンドの募集を決意しました。
「こうやって頑張れているのが、ファンドをやってよかったことの一つだ」とも話されていました。
そして、「投資家特典を早く皆さんに贈りたい」と話されていた三船社長は、このセミナーの翌日も新宿での商談のために、早朝に出発されました。
本当に素晴らしいですね。事業をする上では当たり前のことかもしれませんが、出資者の皆さんのことを思いながら営業されていることを知り、ひとり感動していました。
こちらのファンドも残り2週間、あと40口で募集締め切りとなりましたので、1カ月の前のエピソードですが、今日はあらためてご紹介することにしました。
また、ご参考までに、私から見た本ファンドの魅力、 皆さんにもぜひ知っていただきたいポイントを2点、ご紹介します。
-------------------------
1.高齢社員が継続して働ける場をつくるための受け皿として始めた新規事業であること。
そもそもの事業を始めた動機に私はまず共感しました。サンシステムは、電気通信工事の会社で、高所作業が多いそうです。 年をとり高所作業が難しくなった社員でも、「地に足を付けて」作業できる安全な事業、そして、増えた高齢社員を継続雇用するための受け皿として、この事業は考えられました。
2.「はなびらたけ」の持つポテンシャルの高さ。伸びしろのある事業であること。
私はこのファンドの前は、はなびらたけのことを知りませんでした。「幻のきのこ」と言われるほど、自然界にも少なく、人工栽培も難しいそうです。つまり、他の農産物に比べ、競合が少ないわけです。
しかも、食べて美味しいだけでなく、免疫力向上やコレステロール値上昇抑制などの効能もあり、「機能性きのこ」としてサプリ等に使われることも多いそうです。
-------------------------
詳細はぜひファンドページでご確認ください。
そして、お申し込みはお早目にどうぞ!
ファンドの詳細・お申込みはこちら
※ 本ファンドの投資家特典は、募集期間終了後の発送となります。送付時期等の詳細は、募集期間終了後に出資者の皆さまにご連絡いたします。
(西日本支社・杉山) -
お知らせ
2015年11月16日 06:35
丸ごとの魚はもう売れない
-
私が印象に残っている「美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド」の営業者である有限会社播磨海洋牧場(播磨海洋牧場)の向井代表の言葉です。
実際に、日本人の魚の年間消費量は過去最大だった2001の40.2kg/人から2013年には27.0kg/人に減少しています。
漁業就業者も2003年の23.8万人から2014年には17万人に減少。
さらには60歳以上が約半数を占め高齢化が進んでいる状態です。
(平成26年度水産白書)果たして、日本の水産業はこのまま衰退していいのでしょうか。
向井社長はこうもおっしゃいました。
「日本の一番の地域資源は、海であり、水産資源。
いまは宝の持ち腐れだと思う。」水産業にもチャンスを示すデータがあります。
まず、世界での魚の年間消費量は、過去50年で2倍に増加。
世界で魚を食べる量は増え続けており、それに伴い香港や中国本土などアジア向けを中心に輸出金額も増加傾向です。
(平成26年度水産白書)また、国内においても、健康意識の高まりから、水産物には関心が高まっており、約8割の母親が子供に食べさせたい食材として魚介類をあげているデータ(味の素(株)「「最近の子どもの生活態度」に関する調査」、2014)もあります。
つまり、「水産物は消費意欲が減っている」のではなく、冒頭の言葉にあるように、「丸ごとの魚を自ら調理して食べる消費者が減っている」ととらえることもできます。さらに、15歳から24歳の漁業就業者の比率は増改傾向にあり、地域での仕事として漁業は若者からの注目は高まっています。
(平成26年度水産白書)こうしたチャンスを活かし、水産物を生産する漁業者をはじめ、その加工や流通を含めた水産業がしっかり稼げる仕事になれば、地域でもたくさんの雇用が生まれることになります。
今回、有限会社播磨海洋牧場は、地域(地域金融機関や商工団体など)から推薦され、兵庫県庁の「キラリひょうごプロジェクト」に選定されました。
冒頭の言葉を補い余りある向井社長やスタッフの皆さんが、地域から応援され、キラリと輝く理由を改めてまとめてみました。東京スタッフの猪尾よりお伝えさせて頂きます。
きらりポイントその1
鮮魚から加工品へ、国内卸から海外卸・国内小売へ
シフトする戦略の明快さと強い覚悟。2015年5月期売上は、前期実績比約130%増、黒字化を達成。
上記の図は、播磨海洋牧場の売上の推移と今後の計画を示しています。
播磨海洋牧場は、1999年に創業後、クルマエビの養殖を経て、2002年から鮮魚の卸事業を開始しました。
漁師から魚介を仕入れ、飲食店や個人などへ販売する事業です。
最大で約1億2千万円に達した売上でしたが、丸ごとの鮮魚が売れなくなると共に売上は年々減少していきました。向井社長は大きく事業方針を変える舵を切ることになります。
販売する商品の中心を鮮魚から冷凍・調理などをした状態の加工品へ。
そして、販路は、国内卸から海外卸と国内小売へ。
そのためには必要となる設備も異なるため投資が必要です。
また、新たな販路開拓まで時間がかかるため当面は売上も低下します。
資金繰りは厳しくなります。大きな痛みが伴います。それでもいま挑戦をしないといけない。
強い覚悟で方針変換をして、売上低下の底が見え、活路が見え始めてきたときに、当社は向井社長とお会いしました。「今は売上は底だけれども、これからやっと事業は成長させられる、そのためにどうしても資金が必要だ」
向井社長から熱心にご説明を頂きました。
そして、何度も議論を重ねて作らせて頂いたのが今回のファンド条件となります。
上記の状況であったため、ファンド資金により設備投資を行い、十分な売上を伸ばすために必要な期間を5年間と設定しました。
ファンド期間の最初に2年間は利益が出ても過去の設備投資等による借入返済と運転資金を優先するために無分配期間とさせて頂き、残り3年間での売上金額から投資家の皆さんへ分配を行う条件とさせて頂きました。今回の事業計画が達成できれば、5年間で現金での分配金は1口30,000円あたり、36,428円(税引前)となります。
また、分配金が30,000円となる損益分岐の売上の年間平均は8,750万円と設定いたしました。そして、2015年5月期の売上実績は募集時に計画していた売上金額を上回り、前期から増加に転じ、黒字化も達成することができました。
きらりポイントその2
今後さらに事業を成長させるために必要なことが明確なこと。
売上増加を牽引する加工品の製造設備導入すれば、
生産性1500%、コストは70%に。上記の図の通り、2015年度の売上増加を牽引したのは、変更した戦略どおり、海外向けの加工品の卸販売と、国内向けの卸販売でした。
今後、さらに売上を成長を見込んでいるのは、海外向けについては、牡蠣の冷凍・ハーフシェルです。
宮城や広島に次いで全国で3番目の生産を誇る兵庫県産の牡蠣を養殖の段階から生産者と連携し特別な方法で生産。
さらに、水揚げし、殻を半分取り除き、洗浄し、冷凍するまでの処理も牡蠣の美味しさが一番引き出される工夫を行ったうえで最新技術で細胞膜を壊さない冷凍設備で冷凍をした上で出荷を行っています。この牡蠣の冷凍・ハーフシェルは、剥く手間が省けると共に洗浄されているため安心であること、そしてその美味しさから評価が高まっており、冷凍のため年間を通して販売することもでき、香港を中心に海外での引き合いが増加しています。
一方、牡蠣の仕入れは1回で行う必要があり、今後、さらに売上を伸ばすためには原料仕入れ資金の確保を必要としていました。そして、もう一つ売上を牽引したのは、国内向けの加工品です。
お客様が調理の手間いらずで美味しく食べられるように味付けまで行って提供するハモや鯛などの加工品のシリーズは、現在は、姫路城前にて運営する直営店を中心に販売を行っており、こちらも評価が高まっています。今後は新たな販路開拓も見込んでおり、そのために必要なのは生産量を増やすことと価格を下げてお買い求めやすくすることでした。
そのためには、現状、手作業でやっている鱗取りや三枚おろしの作業の機械化が不可欠でした。
ハモの蒲焼を作るには、一匹ずつ丁寧に、締めて血抜き、神経抜きし、煮込み調理を行いますが、この過程において鱗やぬめりを取り、さばくのに1匹あたり15-20分かかっていました。
鱗取りと三枚おろしを機械で行えば1分で終了します。この機械化により、一層、美味しさを引き出すことに重要な締めや血抜き、神経抜きなどの手作業が必要なことに注力しつつ、コストを下げ、生産量を増やすことが可能となります。
きらりポイントその3
魚の美味しさを引き出す愛情と技術力と、お客様の調理を減らす消費者目線の商品開発力。
向井社長とゼネラルマネージャーの安田さん(水産学博士)
向井社長とお話して、その端々から感じることは、魚への愛情です。
向井社長は釣りと魚の飼育に没頭した少年時代を過ごし、そのまま北里大学水産学部に進み、卒業後は、海洋生物の調査・コンサルティング事業を行う会社に独立まで5年間勤務されました。
「魚が好きだからこそ、命を頂いて食べさせて頂く以上、最高の状態でお届けしたい」
こうした愛情とそれを実現するために培ってきた、水揚げされ仕入れてきたあとすぐに出荷せずに自社の水槽でストレスを抜く技術、活き締め、血抜きなどの技術など、魚を生き物として扱い、最高に美味しい状態でどうしたら食べてもらえるのかを常に考え実現できる技術力は、商品が鮮魚から加工品となっても活かされています。
加工場の様子は当社スタッフの見学したときのレポートがこちらにありますのでぜひご覧ください。
播磨海洋牧場会社見学
また、「丸ごとの魚はもう売れない」という実体験から常に家庭で調理の手間を減らす手間を考えた商品開発を行っています。
その姿勢は、今回、新たに設定された複数口お申込みされた方向けの投資家特典の設定にも現れています。
仮にお父さんがファンドに投資頂き、投資家特典がご家庭に届いても、ご家族からは「誰がこれさばくの?」と言われることなく、「めっちゃ美味しいよ、お父さん、さすがだね」と言われるような特典設計を目指しました。
味噌鍋にすると最高に美味しいワタリガニも特典で追加されました。ぜひ、こちらも合わせてご覧になってみてください。
特典内容の決定と複数口数用特典追加のお知らせ本ファンドは11月30日まで募集期限となっております。
出資金最低募集総額の5,000,000円まであとわずか。
(11月16日現在、4,770,000円)
この金額を超えれば、借入等の別の方法での資金調達も準備することができるため、ファンドは成立させることができる見込みですが、ファンドを通じて皆様からの投資資金の調達が播磨海洋牧場にとってはベストな方法です。
※ 追記コメント
11月24日現在、6,870,000円のお申込みをいただき、
無事ファンドが成立できる見込となりました。
早速、向井社長からファンド成立に関するコメントを
投資家の方向けにお送り致しました。
----------------------
2015年11月20日 11:49
昨年の12月に「キラリひょうごプロジェクト」に採用され、めっちゃ美味しい魚を食卓へお届けしたいという事業を通して、日本の水産業を新たなるステージへ発展させようと取り組んでまいりました。
現在は、119人のご参加を頂き、募集総額の24.4%に達しました。
海洋生物の専門家(おたく!?)集団に100名を超えるファンのご協力を頂き、本当に感謝しております。
当ファンドにつきましては、500万円を超える応援を頂いたので、事業を続けることが出来ます。
投資家の皆さまの大切な資金をお預かりするにあたり、大きな責任と重圧を感じています。
現状では、すべて人の手による製品の生産を行っています。
当ファンドの活用により、人手と時間のかかっていたウロコ取りや三枚卸などが機械を使ったシステム化に発展させることが出きるようになり、事業の拡大とコストダウンが達成できます。
本事業のお客様について、国内のみならず、海外にも多くのお客様が付いてきてくれています。
現状から、さらに大きな販売体制ができるよう努力していく所存であります。
当ファンドの募集はのこり10日あまりとなりましたが、
弊社へのファンド応援、よろしくお願い申し上げます。
----------------------
ぜひ、みなさま、お申込みをお待ちしております。
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