ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

sugi2020年11月24日 22:00

「インパクト投資に関する意識調査」からの雑感

昨年、日本で初めてインパクト投資の認知度を広く調べた調査ということで、本ブログでも少しご紹介した、社会変革推進財団(SIIF)による「インパクト投資に関する消費者意識調査」が今年も行われ、その結果が、公開されています。

▶昨年の結果を紹介した本ブログの記事はこちら:「インパクト投資」を考える (2)
▶今年のSIIFの調査結果はこちら:「インパクト投資に関する消費者意識調査 2020年度」

今年もこちらで少しご紹介したいと思います。
まずは認知度から。

「インパクト投資」について多少でも知っている人 6.1%
「インパクト投資」という言葉を聞いたことがない人 82.8%

(出所:SIIFの調査結果PDFの15P)

昨年から全く増えていません。数字だけみると、昨年の6.8%から減っていますが、統計的な誤差の範囲ということで、認知度については「横這い」というのがSIIFの見解です。
この1年で、「SDGs」と言ったインパクト投資と切り離せないような言葉が大分普及してきたような印象があったので、個人的には少し意外でもあり、残念な結果でもありました。

また、投資経験と今後の投資意向について尋ねた設問では、

投資経験がない 54.8%
今後も投資に関心がない 45.6%

(出所:SIIFの調査結果PDFの11P)

となっています。そもそもの投資経験や投資への関心自体が、相変わらずの低さです。
この調査を担当された方も書いていますが、「老後、年金だけでは2,000万円足りない」とあれだけ大きく騒がれても、なかなか関心は投資に向かないようです。(多くの方は、節約や貯蓄、就労の継続などを軸に考えているのでしょうか。投資もしたらいいのに…。)
私にすぐに答えはないのですが、「インパクト投資を増やしたい」と考える上では、なぜこんなにも投資に関心がないのか、今後、突き詰めて考える必要があると思いました。

設問の中で、セキュリテのファンドに該当する「投資型クラウドファンディング」については、今後投資したいと考える人が、株式への投資の5.5ポイント増に次いで高いことは、絶対数が少ない中ではありますが、希望の持てる側面です。

投資型クラウドファンディングに投資したことがある 1.5%
今後(継続することも含めて)、投資型クラウドファンディングに投資したい 5.9%(+4.4pt)

(出所:SIIFの調査結果PDFの11P)

今年度の調査では、インパクト投資の認知度に加え、潜在顧客層の属性や価値観、関心投資分野についても調べられています。
レポートでは、調査の結果から、インパクト投資が重点ターゲットとすべきセグメントについて、当社とは全く異なる立場から、次のような提案がされています。
 
・インパクト投資に割いてもよい金額が「50万円未満」の層は、人数は多いものの、獲得できる金額規模は小さい。
・金融機関が、インパクト投資の商品組成や顧客開拓にかけるコストと、獲得できる市場規模を勘案すると、インパクト投資への期待金額「50万円以上」の層(=世帯年収630万円以上、または、世帯金融資産1,400万円以上の層)が、顧客開拓の重点ターゲットセグメントになるのではないか。

(出所:SIIFの調査結果PDFの23P、29P)

上記にについて、皆さん、どう思われますか。

既存の金融機関の目線で考えれば、いや、一般的な経済合理性で考えても、コストの観点から、大口のお客様を狙っていくというのは、よく分かる話です。その方が、ビジネスとして成り立たせることが簡単だからです。

しかし、セキュリテの通常のファンドでは、あえてそこを狙ってはいません。
小口でいいので、たくさんの方に、参加していただきたいと思っています。
事業者さんに同じ1,000万円をお届けするとしても、1人の方からの1,000万円よりも、1万円ずつ1,000人の方からの1,000万円の方が、その後の事業推進への力が​圧倒的に大きいと信じているからです。

私にとってのセキュリテは、小学生の時に読んだ「スイミー」の小魚たちのような、ドラゴンボールの「元気玉」のような、ラグビーで言う「One for all, All for one」のような。まさにそういうようなサービスです。

ただ、話を戻すと、それを実現するのは、本当に簡単ではありません。
当社は間もなく創業20年を迎えますが、20年経っても、周囲に同じようなことをやっている会社はほぼありません。
いわゆるクラウドファンディングの会社は複数ありますが、金商法に則った投資のファンドで、個人からの小口出資で、投資対象が地場の中小企業で、等々となると、どうでしょう。

これまでも、真似されることはよくありましたが、簡単に成功できる、簡単に儲かるビジネスではないからこそ、当社は当社の立ち位置で事業を続けてこれたのかな、と思います。

長くなりましたが、今回の調査の結果を見て、改めて、当社は当社のやり方で、会員の皆さまの思いが込められた温かい資金を1口1口積み上げて、社会課題の解決のために奮闘する事業者の皆さまへ届け、インパクト投資の市場を広げていきたいなぁ、と思いました。

最後に、せっかくですので、現在募集中のファンドの中から、一つ、インパクト投資におすすめのファンドをご紹介します。

ミャンマー農村ラストマイル配達ファンド
本ファンドは、ミャンマーの農村部で、新たな金融と流通を創る社会起業家の挑戦を応援するものです。

ファンド詳細ページはこちら:

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このファンドについては、また後日、詳しく紹介したいと思います。
ご関心のある方は、ぜひ、ファンド詳細ページをご覧になってみてください。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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sugi2020年6月27日 00:05

さんま昆布巻になれなかった「さんまの尻」の実力

南三陸の歌津小太郎さん初の半調理品「サンマと昆布でまねっこセット」をご紹介します。
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半調理品とは、ご自宅のキッチンで簡単に調理ができるように、あらかじめ下ごしらえをした食材のことで、今回は、歌津小太郎の味を再現できるようになんと「秘伝のたれ」までセットにした、至れり尽くせりの商品です。

実は、この商品を開発することになった背景には、コロナの影響で、お中元用に用意していた商品ラインアップを絞った結果余ってしまった昆布と、さんまの昆布巻きを作る際に、太さが足りず切り落とし、普段ならすり身などにしてしまう「さんまの尻」の存在がありました。それを使って、どうやったら皆さんに喜んで頂けるか、ということを考えに考え抜いて考案された商品なのです。



今回のセットには、上の3点セットが2セット入っています。
<内容>
さんま(尻) (150g)×2
結び昆布  (100g)×2
秘伝たれ (300ml)×2

つくり方は、いたって簡単。レシピ通りにつくる場合、お鍋の他には、追加の材料や包丁、まな板等、一切必要ありません。

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あらかじめ結んで柔らかく煮てある昆布、あらかじめ骨まで柔らかくなっているサンマの尻をお鍋にあけて、秘伝のたれを注ぎます。
そして、あとは煮るだけ! 超簡単です。

アレンジとしては、お好みでショウガや鷹の爪を入れて煮るのもおすすめだそうです。

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上の写真は、私がただ自宅で作った際にスマホで撮影したものですが、実は、この商品をセキュリテで販売するにあたっては、当社の方で事前に商品撮影をしました。

当時は既に在宅勤務をしていましたが、自粛ムードも強く、商品撮影の時には「三密」回避のため、なんと屋外で調理して、撮影したのです。

その時の様子がこちら。

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ちょっと笑えますよね。

まるでキャンプ。

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もちろん試食も外で。

この時、実は歌津小太郎さんが、あらかじめ完成品をつくって送ってくれたものと、その場で調理したものがあり、食べ比べました。
正直に言うと、歌津さんがつくって送ってくれたやつの方がおいしかったです。後から聞くと、煮ものは少し時間を置いた方が味がなじんでおいしいということでした。外では調理時間も短かったので、まぁそうかな、と思います。

では、その場で調理したものがどうだったかというと、これが、サンマの尻が、あまりにもサンマとして美味しくて感動しました。
こんなサンマ、みたことないし、売ってないし、これだけで買いたい、と思うほどです。
さすが、歌津小太郎さんのサンマ昆布巻きのサンマです。
ちょうどセッティングがキャンプ風だったこともあり、このサンマはスキレットとか使って、アウトドアでもいろいろな料理が作れるな、とアイディアが浮かびました。

もしかしたら、歌津小太郎さんにとっては、心外かもしれませんが、、、、
2セットあるので、1セットはレシピ通り、2セット目は、昆布とさんまと秘伝のたれを別々にアレンジして食べたり、というのを楽しんでみるのもいいかもしれません。
三つ合わさって歌津小太郎の味になるのは間違いないのですが、それぞれの材料が既にエース級なので、それをつかって何をつくっても間違いないものができるのではないかと思いました。


◇歌津小太郎 サンマと昆布でまねっこセット(販売期間は6月30日まで!)
https://www.securite.jp/store/detail/2548

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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kage2020年4月28日 14:00

「こく・ぶんじ券」とは?

どうもこんにちは。
クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主の影山です。
クルミドコーヒーファンド」や、今回の「みんなで乗り切る新型コロナウイルス対策プロジェクト [クルミドコーヒー券]」では大変お世話になっております。

今回は、国分寺を中心とした地元の仲間たちへの応援を呼びかけさせてください。

国分寺では2012年、有志が集まって地域通貨の取り組みを始め、名前を「ぶんじ」としました。以来、17,000枚の「100ぶんじ」と、1,000枚の「500ぶんじ」を発行してきました。参加店舗は35ほどですが、個人で関わってくださっている方が多いのが一つの特徴で、おそらく400~500人くらいの方の名刺入れやお財布の中に、1枚以上のぶんじが入っているのではないかと思います。

このぶんじは、まちのごみ拾い活動や、農作業のお手伝いなど、まちのため、まちの仲間のために汗をかく(貢献する)ことで手に入れることができます。手に入れたぶんじは、35を越えるまちのお店で「100ぶんじ=100円相当」として使うことができるほか、仲間同士で感謝の気持ちを伝えたいときなどにも使われています。

使うときには1つルールがあり、裏面のふきだしにメッセージを書き込むことになっています。その「メッセージを書く」という行為がきっかけとなって、自分の受け取ったものが単なるモノではなく、誰かの仕事であることを想像できるようになるわけです。そうすると自然に、そのことへの感謝の気持ちも湧いてくるものです。
感謝の気持ちを伝えられた贈り手はうれしくなり、「もっとよろこんでもらおう」と前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになります。こうして、地域通貨ぶんじが流通することを通じて、国分寺のまちに、お互いのことを思いやった後味のいい交換が増えていくことになります。

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新型コロナウィルスの影響は日本中のあらゆる業種に及んでいます。そして、このセキュリテに限らずさざまなプラットフォームで、寄付や応援が募られています。お一人お一人それぞれが、自分にとって関わりの深い、思い入れのある先に対して気持ちをお寄せになったり、行動されていることと思います。

国分寺のお店も苦しい状況に置かれています。そして、お店をたたむかどうかというような話題が耳に入るようになってきて改めて、まちのお店は、単独のお店としてだけ日々あるわけではないことを感じています。お互いに卸し、仕入れるの関係があったり、お互いがお互いのお客さんだったり。何かあれば悩みを打ち明け合い、助け合ってもきました。生産する人がいれば、消費する人もいて、ときにそれが入れ替わったりもする。そういう実経済的にも精神的にも結びついた「まちの経済」とでもいうような生態系のなかで、個々のお店は存在させてもらっているのだと思います。

今回、この「こく・ぶんじ券」に参加してくださった各店も、自分たちの生き残りのためというより、自分たちも呼びかけに参加することでまちの仲間の力になれたならという思いで、多くが手を挙げてくださいました。まちが死んでしまえば、個々のお店だって生き残れない。ぼくらの経済はそういう成り立ち方をしているんだと実感しています。

この「こく・ぶんじ券」にご支援いただくことは、奇しくもその限界が見えつつあるように思う「不特定多数を対象としたグローバル経済」を補完する存在としての「顔の見える地域の経済」に対して、応援していただくことにもなるのかと思います。
今回のウィルス禍が落ち着きましたら、ぜひ「500ぶんじ」をお持ちになって、国分寺のまちに遊びにいらしてください。そして、お互いがお互いのことを思ってする仕事とはどのようなものなのか、「後味のいい交換」とはどのようなものなのか、ぜひ身体で感じていただけたらなと思います。そして、こうした、人の幸せにつながる新しい経済づくり、よろしければご一緒しませんか?
 
ここまでご覧いただきましてありがとうございます。
ご支援賜れましたら、こんなに心強いことはありません。
がんばります。

クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店
店主 影山知明

※なお、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店は今回の呼びかけには中心的に関わっておりますが、ご寄付くださった資金の分配は辞退させていただきます。もう十分に、「クルミドコーヒー券」の方でご支援いただいておりますので。ご支援くださった方々のお名前を見て、涙が出ました。お金だけでない大きな大きなエールをいただいています。本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
 


■「みんなで乗り切る新型コロナウイルス対策プロジェクト」の詳細はこちら

■「こく・ぶんじ券」のお申込はこちら



 
【関連記事】
明日をつくるつながり(フコク生命)
https://fukoku100.jp/anniversary/feature/tomorrow/kokubunji/chiki_tsuka.html
 
「お金ってなんだろう?」「地域をどうしていきたい?」と問い続ける地域通貨「ぶんじ」がつくる新しい地域(greenz.jp)
https://greenz.jp/2015/08/19/bunji_kageyama/
 
「お金の使い方」を変える ~地域通貨「ぶんじ」~(イーズ未来共創フォーラム)
https://www.es-inc.jp/insight/2017/ist_id008811.html

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sugi2020年4月28日 09:00

【先払いお食事券を利用する際のお願い】ぜひ現金との併用をお願いします

※ 内容を一部追記し件名を修正しました。(2020年4月28日)

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飲食店への寄付や先払いお食事券の販売を「みんなで乗り切る新型コロナウイルス対策プロジェクト[飲食店編] 」にて、3月19日から4月30日までの予定で受け付けています。

私たちがセキュリテで応援している事業者さんの中には、飲食店を営んでいる方がたくさんいます。
今回のコロナショックで、真っ先に影響を受けた業種の一つです。
不要不急の外出を控える行動が、そのまま飲食店の売上の減少につながります。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、事業者さんからのSOSも届くようになり、当社として一体何ができるのか。

慣れないリモートワークの日々ですが、チャットツールやウェブ会議等を活用し、社員各々が考え、事業者さんの声や情報収集したことをもとに、検討してまいりました。
アイディアは出てくるものの、無利子の融資や給付金等、政府の中小企業向けの各種の緊急支援策や、民間のクラウドファンディングの取り組みが出てくる中で、必ずしも今このタイミングで当社がやることにあまり意味はないのではないかと思うこともありました。
しかし、飲食店の窮状を聞くにつけ、微力であったとしても、自分たちにできることで少しでも役に立つことならやるべきではないのかとチームがまとまりました。

そこで今回のお食事券のアイディアについて、真っ先に相談したのがミュージックセキュリティーズの経営メンバーの一人で、クルミドコーヒーと胡桃堂喫茶店という2つの飲食店のオーナーでもある影山さんでした。

しかし、

「結局は将来の売上の先食いでしかない」

影山さんからは、ばしっと言われてしまいました。
分かってはいたつもりですが、やっぱりそうですよね…。
先払いお食事券の仕組みでは、結局、将来キャッシュが入らないので、本質的な解決にはならないと。

とはいえ、先立つものは、目の前のお金です。

影山さんから以下のアドバイスを得て、
〇(将来の売上の先食いではあるが)10万円単位になれば、今の役に立つ。10万円、20万円は、小さなお店にとっては大きい。
〇 送金タイミングが5月だと、ちょっと遅いと思う。現時点で苦しいところは相当苦しいと思う。
〇 支援先にどのお店かを選べるのも大事だが、応援という意味で、どこのお店かを問わない人はけっこういると思う。

私たちは今回のプロジェクトを「事業者さんファースト」の視点から組み立てました。

<プロジェクトの特徴>
〇 迅速に運転資金を提供するため、募集期間は4月末までですが、中間払いを実施し、事業者さんの4月の月末の支払いにも使っていただけるようにしました。4月中旬と5月中旬の2回に分けて振り込む予定です。(4月分は、4月22日に送金完了しています)
〇 お食事券は1000円相当のお食事券を1枚1000円で販売し、おつりのお渡しもできません。(他のクラウドファンディングでは、購入金額に上乗せした金額の飲食ができるちょっとお得なお食事券が多いようです)
〇 法律との兼ね合いもありますが、お食事券の使用期間は6月からの6か月間とし、その間に利用がない場合には、寄付されたものとみなします。
〇 寄付の受付を実施。寄付先を当社にお任せ頂くタイプの寄付の他、個別のお店に寄付をしたい場合は、お食事券を購入する際に、寄付であり使う予定のないことを記載いただけます。

とにかく私たちのプロジェクトでは、どうしたら飲食店の力になるか、ということだけを考えて、プロジェクトの細部を決めていきました。
なので、申し訳ないのですが、お金を出される方に対しては、全くお得感の無い設計になっています。

その上で、本日はさらに皆さんにお願いしたいことがあります。

「このお食事券を使ってお店に行く際は、どうぞキャッシュも同時に使ってください。」

さすがにこれを書くのには、ちょっと気が引けました。
1万円を超える額のお食事券を買ってくださる方も多くいらっしゃるからです。

もちろんたくさんご支援頂くのは大変嬉しく、お食事券として普通にご利用いただけばいいのですが、ただ、この金額が大きくなればなるほど、逆に6月以降、お店の負担になってくるんじゃないかと、心配になってきます。

皆さんは、飲食店の原価率や利益率がどれぐらいか、ご存知でしょうか。
当然、事業形態やメニューによって異なりますが、一般的には、飲食店の収益構造は、原価率(売上に占める食材費等の割合)が30%程度、そこから家賃や人件費等の経費を抜いた営業利益の割合(利益率)は、売上に対して10~15%と言われています。

営業利益=売上高ー売上原価(食材費等)ー経費(賃料・人件費・光熱費など)

今回、皆さんにお支払い頂くお食事券の代金は、4月分と5月分の経費の支払いに充当していただくことを想定しています。
そうなると、皆さんが実際に行く際のお食事の原価については、結局、皆さんが先払いしたお金以外から手当てをする必要があるわけです。

では、お店でどれぐらいのキャッシュを使ったらいいのか。
やはり、原価相当として30%、プラスαで、できれば全体のお会計の半分ぐらいはキャッシュだと、いいのではないでしょうか。
(なお、これは完全に私個人の考えで、決して、各お店の事業者さんが言っているわけではありませんのでご注意ください)
例えば、当日お店で4000円ぐらい使いたいなぁ、と思ったら、今2000円分のお食事券を買って、来店時に現金2000円を足してお支払いする、そんな感じがお勧めです。

我ながら、一方でお食事券を売りながら、かなり厚かましいお願いをしているな、という自覚はあります。

うまく言えないのですが…。
「セキュリテ」は、消費でもなく、寄付でもなく、投資のプラットフォームです。
しかし、投資とは言いながらも、資産運用や資産形成目的の投資とは全く異なります。
ここに集まる方々は、どこに集まる方々とも違っています。
「投資家」というより「出資者」という方がしっくりきます。

そんな皆さんには、この飲食店の苦境に対して、お客様や消費者の目線ではなく、事業を共に進める仲間として「増資の気持ち」で、趣旨にご賛同いただければと思います。

私のこんなお願いすら、セキュリテの会員の皆さんにはご理解いただけると信じてこれを書いています。

本プロジェクトの受付期間も今月4月30日までとなりました。
ぜひ多くの方のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

みんなで乗り切る新型コロナウイルス対策プロジェクト[飲食店編]
コロナショックを乗り越えて、美味しいものを食べに行こう!


<支援タイプ一覧>
・飲食店を寄付で応援
・羽田バル券(東京都大田区)
・佳肴 みを木券(東京都中央区)
・OGA BREWING 券(東京都三鷹市)
・クルミドコーヒー券(東京都国分寺市)
・ [寄付で応援] こく・ぶんじ券(東京都国分寺市)
・一本杉 川嶋券(石川県七尾市)
・mai mai 雑穀おにぎり券(東京都千代田区))
・ひょうご五国ワールド 神戸三宮横丁券(兵庫県神戸市)
・ほやおやじのほやゼミ食堂券(宮城県仙台市)
・アンカーコーヒー券(宮城県気仙沼市)

最後まで読んで頂き、有難うございます。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
 

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sugi2020年3月26日 17:15

「この海のすべてを贈る」フカコラーゲンの商品開発モニターにご協力ください【3/31まで】

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気仙沼でフカヒレ食品を製造する石渡商店さんが、これまでは未利用だったサメの部分を利用したコラーゲンペプチドの精製に成功し、商品開発を進めていましたが、この度、商品がほぼ完成し、モニターを募集できる段階まできたとのことで、石渡商店ファンドの出資者およびセキュリテの会員の皆さまに広くモニター募集のご案内をさせていただきます。

以下、石渡商店の石渡久師専務のメッセージを抜粋し、ご紹介いたします。
 

今現在、ふかひれをメインに製造販売していますがサメには様々な部位があり弊社といたしましても、よりサメの市場での浜値(魚体価格)を上げ漁業者へ還元できる事業を目標としております。燃料の高騰、人材の高齢化などがあり鮫自体の魚体数は減っていないものの船自体が減少傾向にある為結果として漁獲量が減るという状況になっています。

弊社では今後積極的にふかひれをメインに『サメ肉』『サメ皮』『サメ軟骨』『サメ肝臓』等を利用した機能性食材の商品開発を進めてまいります。今回は『サメ皮』を利用したコラーゲンペプチドの精製に成功し、商品化を考えております。

他社でも様々な形で商品化されているコラーゲンペプチドですが弊社の商品は天然の原料の気仙沼産にてトレーサビリティーがわかり国内製造にて作り上げたものになります。

皆様には、純度100%のコラーゲンペプチドを一度お試しいただき、何と一緒に飲むと飲みやすいかやどの様な形態であれば飲みやすいかなど、生の意見を頂き最終的な商品開発へ生かして行きたいのが今回の目的です。

当選のお客様には2週間分をお届けいたしますので是非生の声を頂ければと思います。

先日、「次の10年も共に歩こう。」というセキュリテ被災地応援ファンドの特集ページを紹介しました。そこにも書きましたが、当社では、今年、事業者さんと皆さんが、次の10年も一緒に歩いていくためのきっかけづくりをしていきたいと考えています。

石渡商店は、気仙沼でふかひれ食品を製造販売してきた老舗ですが、東日本大震災後、セキュリテ被災地応援ファンドを活用し当時のクラウドファンディング史上最高額となる1億円を「石渡商店ふかひれファンド」で集め、事業の再建にあたってきました。そのファンドも、9年の時を経て、この度償還を迎えます。石渡商店では、この間、メインのふかひれ食品での事業展開に加え、次の時代を見据えた新規事業の準備も着々を進めてきました。今回、ご案内する新商品も、その一環となります。

セキュリテ会員の皆さまにおかれましては、ぜひこの商品開発にもご協力頂き、石渡商店の次の展開も引き続き、応援頂ければと思います。
ぜひまた皆さんに、石渡商店と同じ船に乗っていただけますように。


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【モニターに関する詳細】


対象商品:フカコラーゲンペプチド
募集期間:2020年3月11日~2020年3月31日迄
募集人数:50名
※人数に限りがございます。多数のお申込みの場合は抽選になる場合がございます。当選、落選は後日メールにてお知らせいたしますのでご了承ください。
依頼項目:商品のモニター実施(2週間)及びアンケートにお答えいただきます。
※アンケート用紙はFAXまたは郵送にてお送りいただきます。
発送日:募集期間終了後、準備が整い次第、随時ご発送いたします。


 




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(モニターを実施していただく予定の商品「フカコラーゲンペプチド」のパッケージ案)

 
 

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sugi2020年3月18日 18:00

9年前の今日、「セキュリテ被災地応援ファンド」が始まりました

実は、セキュリテ被災地応援ファンドには、始まりの日が二つあります。
その一つは、「for 復興 (425)」の願いを込めて、斉吉商店ファンド、八木澤商店ファンド、そして丸光食品ファンドという一番最初の3つのファンドを募集開始した2011年4月25日で、当社では普通、この日をセキュリテ被災地応援ファンドが始まった日として、ご紹介しています。

しかし、実はそれより前に、セキュリテ被災地応援ファンドは始まっていました。それが、9年前の今日、2011年3月18日です。

その時も、今と同じ在宅勤務体制で、私は3月11日以降、まだ一度も出社することができていませんでした。今回のコロナに関する在宅勤務と比べても、あまりに突然に、選択の余地なく始まり、津波の被害と度重なる余震に加えて、原発がどうなるかという大きな不安の中での在宅勤務の体制でした。そんな中でも、自分たちに何かできるだろうかということを、当時はまだ社員数が十数名の今よりさらに小さな会社でしたが、みんなで真剣に考え、リモートで動いていた時期でした。

そして、3月15日には、音楽事業部では、当社に所属していたアーティストのAK-69が呼びかけ人となり「ONE NATION 基金」という義援金サイトを立ち上げ、続く3月18日には、証券化事業部で「セキュリテ被災地応援ファンド『復興義援金』」の受付を開始しました。そうなのです、セキュリテ被災地応援ファンドは、ファンドの前に、義援金の募集から始まったのです。

その時のことを当社の代表の小松がブログに書いていますので、以下に抜粋してご紹介します。


「セキュリテ被災地応援ファンド」 受付開始のお知らせ
2011-03-18 23:03:53

本日より、セキュリテ被災地応援ファンドを募集させて頂きます。

(略)

まだ救助活動が最優先されている現状で、復興を口にするのはまだ時期尚早かもしれないと悩みます。
ただ弊社のできることを、少しずつ実行したいという思いから、
大規模な基金ではひょっとしたら手が届かないかもしれない
被災された事業者の方を応援させて頂くための基金として、
セキュリテ被災地応援ファンドという形で、皆様にご賛同頂ければと願い、受付を開始させて頂きました。

弊社は、東北、関東、被災地すべての皆様のため、
セキュリテですでに関わっている被災地の事業者の方々や、その関係者の方々のため、
復興が実現するまで貢献していきたいと考えております。

(略)

最初は、義援金という形で、寄付になります。
まず想定しておりますのが、すでにセキュリテで関わっている、
甚大な被害を受けた被災地の酒蔵や漁港のためにと考えております。
そして、被災地におけるあらゆる資金ニーズを伺い、
使い道を検討させていただき、
皆様にご報告させて頂きたいと思っております。

(略)

今後の「セキュリテ被災地応援ファンド」は、
「投資」という形で、事業そのものに資金を拠出していただける形にし、
復興のための事業資金にして頂きたいと思っております。
その資金は、長く使って頂けるような形にしたいと思ってます。

この場合、「投資」といっても、
ファイナンシャル・リターンを上げるためではなく、
日本全体のコミュニティ・リターンを最大にするための投資になるよう
組立させて頂きたいです。
みなさまのご賛同心よりお待ちしております。

とにかく、避難所へ物資が十分にいきわたるように、そして、福島原発の早期鎮静化を祈ってます。
実際作業にあたっている方々のご無事を祈ってます。
そして、多くの被災者の方々の心が癒されるように、お祈りしてます。

本当に微力ではございますが、
被災された方々のお役に立ちたいです。

 


残念ながら「復興義援金」のページ(http://www.musicsecurities.com/gienkin/)はもう存在しませんが、今でも当時のSNSの投稿は確認することができます。

 

■セキュリテ被災地応援ファンドのFacebookページ(2011年3月18日の投稿
 おそらく、この投稿がセキュリテ被災地応援ファンドページ、最初の投稿だったと思います。

■セキュリテ公式ツイッターアカウント(2011年3月18日の投稿



この3月18日の「セキュリテ被災地応援ファンド『復興義援金』」の募集は、その後、ファンドをつくる大きなきっかけになりました。というのも、この義援金募集をお知らせする一つのツイートが、ある人の目に留まり、そこから宮城の皆さまとつながることができ、4月1日には当社のメンバーが初めて宮城にお伺いし、ファンドの募集につながっていったからです。是非、来年の3月18日は、その話を詳しく紹介させてください。
 

******



今回、この記事を書こうと思ったきっかけの一つは、折々に思い出していかないと、意外にいろいろなことを忘れてしまうものだな、と最近実感するからです。当社が今年、創業20周年という一つの節目でもあり、私自身は、セキュリテ立ち上げとほぼ同時の入社で現在11年目になりますが、この間、様々な取り組みを行ってきました。今いる社員の中にも、セキュリテ被災地応援ファンド立上げ当時の話を知らないメンバーが増えました。

日本のクラウドファンディング史において、​当時、日本にはまだ他にクラウドファンディングと呼ばれるサービスもない中で、当社が取り組んできたことを、何らかの形で記録に残せればと思っています。とりあえずは、自分が忘れないためにも、今日はここに書かせていただきました。
 

******
 

さて、また話は少し変わりますが、先日、セキュリテ被災地応援ファンドの特設ページ「次の10年も共に歩こう。」を公開しました。今年の3月で震災から9年が経ちましたが、当社では今年を、2021年からの次の10年もまた一緒に進んでいくための準備にあてる年として、最初のファンドの分配の準備や、次の事業展開のための新ファンドづくり、皆さんが交流し情報共有できる場づくり等の取り組みをセキュリテでしていきたいと思っています。是非ご覧になってください。

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前述の通り、当社では、新型コロナウイルスの感染防止対策として3月3日から始めた在宅勤務体制が、2度延長されて今も続いています。私がミュージックセキュリティーズに入社して以来、在宅勤務の体制になったのは、東日本大震災についで、これが2度目。時期もちょうど重なっているせいか、当時と同じ家で在宅勤務をしながら、当時のことをよく思い出しながら、今回のコロナの影響で困っている事業者さんに対して、何かできるのかを、皆で考えています。

現在、事業者様向けの新型コロナウイルスに関する相談窓口を設けており、ご相談が寄せられてきておりますが、こちらに関しても、セキュリテ被災地応援ファンドの時と同様、ファンドの募集に限らず、まずはすぐにできることからやるという方針で動いています。まもなく飲食店を応援する新たなプロジェクトが始まる予定ですので、募集が開始されましたら、その際には是非ご協力を宜しくお願いします。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
 



<お知らせ>
セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭 2020」​受付中です。
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お席が大分、埋まってきておりますので、ご検討中の方はお早めにお申込みください。
詳細はこちら

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sugi2020年2月28日 20:15

Kenjiのデビューアルバム『Uchinanchu yaibin』リリースイベント中止のお知らせ

嬉しいお知らせと残念なお知らせがあります。

嬉しいお知らせは、以前こちらの記事「アバコとケンジ」でもご紹介していたペルーの日系人アーティストKenji Igei (ケンジ伊芸)のデビューアルバム「Uchinanchu yaibin (ウチナーンチュヤイビン)」​が遂に2月26日に日本で販売開始となりました。

ふるさと沖縄への愛と日系人の絆をテーマにしたアルバムで、日本語、スペイン語、英語からなる全16曲が収められた大変豪華な内容です。

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アルバム制作にあたっては、Kenji Igeiの家族や仲間たちの大きな支えと協力がありました。メイキング映像には、友人で本作の音楽プロデューサーでもあるミゲル (Miguel Tomas) を始め、Kenjiの両親やたくさんの仲間が登場し、まさに「イチャリバチョーデー(一度会ったら皆兄弟)」という沖縄の言葉が表す通りの現場の様子が伝わってきます。(一瞬ですが、私や当社の小松もちゃっかり登場しています)



実は、このアルバムのリリースに合わせて、ケンジには日本に来てもらい、沖縄に行き、沖縄の皆さんにご紹介する予定をいろいろと立てておりました。

残念なお知らせは、そうです、新型コロナウイルス感染症による影響で、発売記念のリリースイベントやメディア出演を含め、来日する予定自体を中止せざるを得なくなってしまいました。こればっかりは、しょうがありません。

日本の皆さんに直接お会いできる機会は先になってしまいましたが、もし宜しければCDをお聴き頂ければ幸いです。
いい曲ばかりの16曲ですが、私は「ありがとう、 おじぃおばぁ」が好きです。
7曲は、同じ曲で日本語とスペイン語で歌っているので、スペイン語を勉強している人にもおすすめです。
 

<収録内容>
1. イチャリバチョーデー [Icharibachoode]
2. ウチナーンチュヤイビン [Uchinanchu Yaibin]
3. ありがとう、 おじぃおばぁ [Gracias, oji; gracias, oba]
4. ずっと ウチナーンチュ [Siempre uchinanchu]
5. ヌチドゥタカラ [La vida es un tesoro]
6. 紙の舟 [Barco de papel]
7. これが愛なんだ [Esto es amor]
8. 鼓動と共に [Junto a los latidos]
9. Somos nikkei
10. Uchinanchu yaibin
11. Gracias, oji; gracias, oba
12. Siempre uchinanchu
13. La vida es un tesoro
14. Barco de papel
15. Esto es amor
16. We Are Nikkei [Somos nikkei]

【CDの詳細・購入はこちら】
https://www.securite.jp/store/detail/2481
※セキュリテストアでのご紹介なので、支払留保金もご使用いただけます。

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sugi2020年2月21日 10:00

最高償還率を更新|被災地応援ファンドの石巻津田水産が195%

2018年の5月にここで、「最高償還率を更新(177%)。投資家への分配は『喜びでしかない』」という記事を書いたことがありました。
実は昨年の夏、その記録が、セキュリテ被災地応援ファンドを利用した株式会社石巻津田水産(旧津田鮮魚店)の「津田鮮魚店ファンド」によって更新されています。

東日本大震災の被災企業を支援するため「半分寄付・半分投資」を特長とし、1口1万円のうち、半分の5,000円については返済義務のない義援金としてお渡しするセキュリテ被災地応援ファンドにあって、このファンドは償還率194.94%、つまり1口あたり9,747円の分配を行い、義援金部分のほぼ全額までお返しする実績を上げたのです。

このファンドを募集した2011年時点では想像もしなかった、本当に信じられないような出来事です。このような数字が出た背景には、震災直後の先行き不透明な時期に立てた事業計画から、実際には事業内容や売上実績が大きく乖離したことや、売上連動という当社のファンドの性質等がありますが、理由は何にしろ、それだけの分配をしっかり実行できたという事実が、賞賛に値すると心の底から私は思います。実際にお支払いするのは、本当に大変だったと思います。

それなのに、なぜ去年の夏に償還したファンドを今頃になって、と思われる方もいるかもしれません。普段から当社では、ことさらに償還率をPRするということをほとんどやりません。当然、募集時にも高利回りを期待させるような勧誘はしません。実際にそういう商品設計になっていないということもありますが、そもそも資産運用目的や利益追求型の投資家を求めていないから、というのが大きいと思います。いい結果ばかりを宣伝することは、誤った信号を送ることであり、それを期待する投資家が集まってきても、そういう方たちでは、セキュリテを活用する事業者さんが求める「事業の応援団」を形成できないからです。

しかしです。津田鮮魚店ファンドの償還感謝祭とも言えるイベント「ツダセンナイト」(開催報告はこちらからご覧いただけます)を今週終え、あらためて津田さんのお話をじっくり聞き、参加者が心からお祝いしている様子を見たら、私はこのことをたくさんの方に知って頂きたい、多くの人に伝えたくて伝えたくて、たまらなくなりました(笑)。そういうわけで、今日は「セキュリテ史上、最高償還率」をテーマにこの記事を書くことにしました。


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(左から魚谷屋の魚谷さん、私、出資者の佐治さん、津田さん)

 

【津田鮮魚店ファンドの概要】

営業者:株式会社石巻津田水産
募集総額:15,000,000円     
参加人数:550人
1口金額:10,500円(出資金 5,000円、取扱手数料 500円、応援金(寄付) 5,000円)
資金使途:店舗設備(冷蔵・冷凍設備、什器等)や内装工事、車両費等
募集期間:2011年5月25日~2011年9月30日
会計期間:2012年3月1日~2019年5月31日(営業開始日から7年3ヶ月 )
分配総額:9,747円(1口あたり)
償還率:194.94%
ファンド詳細:https://www.securite.jp/fund/detail/175

※償還率は(一口分配総額)/(一口出資金額)で算出されます。


前述のイベントでは、津田さんが、9年前のファンド募集時に立てた復興計画を振り返る時間がありました。
以下がその計画の抜粋です。


復興計画 

(1) 第1段階(2011年6月~)
 ・石巻の浜からの直接買付けによる全国への卸販売再開。→達成!
 ・石巻漁港仮復旧に合わせて、石巻での仮店舗による営業再開。→達成!

(2) 第2段階(2012年~)
 ・加工設備も併設した津田鮮魚店の本店舗開設、および本格営業開始。→達成!
 ・魚の干物等を中心とした加工品を宮城ふるさとプラザ(池袋)等で販売。→達成!
 ・トレーサビリティシステムを導入。→着手!

(3) 第3段階(2015年~)
 ・仙台中心部に石巻の鮮魚を扱った海鮮居酒屋の開業を検討。→達成!
 ・石巻にオーシャンビューの石巻の鮮魚を使ったイタリア料理店の開業を検討。→未達!



非常に具体的な計画ですが、見事にそのほとんどを達成されていました。しかし、ただ一つ、実現できていないのが、最後の石巻のオーシャンビューのイタリア料理店とのことでした。

現在、津田さんの方では、東京、仙台、石巻のそれぞれに、飲食店をつくることを計画中です。非常に具体的なものから、まだ構想段階のものまでありますが、それを実現させる時には、ぜひまたセキュリテを活用していただきたいと思っています。

最初のファンドは償還しましたが、次のステージに向けて、また津田さんと同じ船に乗って頂ける方を募集したいと思います。

未達だった最後の計画が、今後、どういう形で実現されていくのか、本当に楽しみですね!



~・~・~・~・~・~


最後に。前回、最高償還率のファンドをご紹介した際に書いたのと同じ内容を、改めてこちらにも書いておきたいと思います。

今回ご紹介したのは、最高償還率のファンドでしたが、セキュリテのファンドでは、それなりの割合で元本を割れることがあります。(過去の償還済みファンドの償還率は、ファンド検索ページよりご確認頂けます。検索ページはこちら) 

また、割合は少ないですが、中には満期を迎えず破産するなど、ファンドが解散となり分配金が全く支払われないケースもあります。(解散したファンドについては、投資家の方は、マイページからご確認いただけますが、検索ページでは検索いただけません)

セキュリテが新しいチャレンジを後押しするプラットフォームである以上、失敗はつきものであり、すべてのファンドでプラス償還を実現することは困難です。しかし、仮に失敗した時でも、出資者の方にその結果について納得頂けるようなファンドづくりや運営、情報開示に努めてまいります。

そういうサービスでありながら、これまでに多くの方のご賛同を頂き、また、継続的にファンドにご参加下さる出資者の皆さまの存在があるのは、ただただ有難く、同時に、日々責任の重大さを感じています。

いつも本当にどうも有難うございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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sugi2019年12月31日 23:50

2019年の終わりに

結局、2019年も最後までバタバタとしていました。
最終営業週の先週も、新ファンドが3本、新プロジェクトが1本、ストアの新商品が1つ、そして、CDが1枚発売開始となりました。ストアとCDについては、メルマガでもご紹介していませんでしたので、ここで少しご紹介しますね。

<新ファンド>
熊野の香り 天然の和精油ファンド
三鷹 地域が繋がるクラフトビールファンド
羽田発 地域連携クラフトビールファンド

<新プロジェクト>
熊本・阿蘇の希少な和牛、あか牛の生産支援
(購入型クラウドファンディング)

<新商品>
星のり店ちょこっと味見セット
宮城県七ヶ浜の星のり店では昨シーズン、ほとんどの海苔が収穫目前で、仙台港で起きた貨物船事故で流出した重油によってダメになってしまいました。養殖道具も油まみれで使えなくなり、大変な被害を受けました。それから11か月、復活した星のり店の新海苔をセキュリテ会員の皆さんに少しだけおすそ分けしていただけることになりました。
ぜひお試しください。


<新CD>
・Uchinanchu yaibin (ウチナーンチュヤイビン)
日系(ウチナー系)3世のペルー人アーティスト、Kenji Igei (ケンジ伊芸) の日系人の絆をテーマにしたデビューアルバムが、12月27日にペルー国内で販売開始となりました。併せて、日本を除く世界各国でデジタル配信も開始されました。
日本では2月26日にリリースされます。
届いたばかりのメイキング映像を日本では真っ先にこちらでご紹介しますので、ぜひご覧ください。
(これから、日本語字幕を用意する予定ですが、言葉が分からなくても、何となく分かるもの、伝わるものがあるんじゃないかと思いまして、、、​。字幕を付け終わりましたら、またご紹介するので、その際は改めて、見てみてくださいね)

また、Kenjiのおじいさまは、不屈の精神で生きた移民の成功者伊芸銀勇氏で、2019年11月、2020年1月に半生を描いた舞台「伊芸銀勇物語」が沖縄で上演されます。既に前売り券は完売のようですが、当日のキャンセル受付もあるようですので、お近くの方はぜひチェックしてみてください。(詳細はこちら:https://www.imingeki.com/ )





さて、2019年も、まさに終わろうとしています。
今年は、セキュリテ10周年、そして、私自身にとっても、ミュージックセキュリティーズ生活10周年の節目の年でした。
このブログの中でもお伝えしましたが、7月以降、会社の中でも少し立場を変えて、少し客観的に、少し冷静に、(そうでも努めないと、セキュリテのことに関してはどうしても超主観的に、超感情的に、なってしまうので、、、)、セキュリテのこれまでの10年を振り返り、今ある状況や課題、事業者や出資者の皆さまに求められているサービスは何か、私たちがまだ提供できていない価値は何か、そういったことを考えてきました。
11月に本社に復帰して2か月経ち、ようやく私の中ではそれが大分整理されました。
この年末年始はそれらをしっかり言語化し、2020年には皆さんに何らか実感できる形でお届けられるような準備をしたいと思っています。

2020年は、ミュージックセキュリティーズ20周年の年になります。
まだ「クラウドファンディング」という言葉もない時代に、ミュージシャンのCD制作費用を集めるための「音楽ファンド」から始まった会社が、来年には20回目の誕生日を迎えます。
「『金融』を通じた、新たな価値の提供」という当社のミッションを実現すべく、素晴らしい仲間たちと取り組んでいきたいと思います。
2020年もどうぞよろしくお願い致します。

(杉山)

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sugi2019年11月14日 18:45

アバコとケンジ

アバコからケンジのことを聞いたのは、今年の2月頃でした。
若くて才能があるけど、まだCDを世に出す機会に恵まれていない、ペルー生まれの日系人アーティストがいて、何とか当社で支援できないか、という話でした。

「アバコ」というのは、現在、「Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド」を募集中のペルーの貯蓄信用協同組合Abacoのことで、「ケンジ」というのは、当社が今まさにCD制作を手掛けているシンガーソングライターのKenji Igei (ケンジ 伊芸)のことです。

アバコからは、ケンジがどういう人間で、なんでアバコとして支援したいか、というとても熱い思いがこもったメールが併せて送られてきました。
一部を抜粋してご紹介すると、

「Because of that experience(沖縄の宜野座村に海外移住者子弟奨学生として滞在した経験のこと) he realised how much he have to love and value his japanese - okinawan heritage and composed a song that let him express the gratitude he felt inside.」

「We should help Kenji becacuse he shares the same philosophy and values that Abaco and Music Securites do, to look for people's development. He has a major cause, purpose and believe than just to be famous or do what he likes.」

「当社としても応援しよう」と、社長の小松が即決でリーダーシップをとり、3月には小松とKenjiもスカイプ会議を行い、4月には私が初めてペルーで対面し、アバコの協力体制のもと、ケンジのCDプロジェクトが始動しました。

実は最初、アバコやケンジは、当社がクラウドファンディングを通じて、彼のアルバム制作費用を集めてくれないか、と考えていました。しかし、アバコやケンジと話す中で、当社として、今回のファーストアルバムについては、クラウドファンディングではなく、当社自身が制作費用を負担することに決めました。当社として、このアバコとケンジとのCDプロジェクトをとても大切に考えています。CDの具体的な内容については、また別の機会に詳しく紹介しますので、どうぞお楽しみに!

現在募集中のアバコの「Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド」の募集期間は、今月末、11月30日までとなっております。
皆さまから集めた資金は、ケンジの音楽活動を支援するために使われるわけではありませんが、アバコというのがどういう会社なのか、当社とアバコがどういう関係で、どういう思いでペルーの事業を進めているのか、ということの一端が、ご理解いただけるエピソードではないかと思い、今日はご紹介させて頂きました。

一般的にファンドには、様々なリスクがありますが、アバコのファンドに関して、私が一つ言えることは、これは遠い海外のファンドではありますが、「明日連絡がとれなくなるリスク」というのが、ほとんどないな、ということです。当社とアバコの間には、企業の哲学というか、アイデンティティーの部分での共感がベースとしてありますし、当社とは2013年から継続して、ファンドの営業者ということだけではなく、ペルーにおけるパートナーとして信頼関係を構築してきました。もちろん為替リスクなど、見逃せないリスクもありますが、当社がアバコに対して持っている信頼感については、投資家の皆さんにも安心していただければと考えています。

まとまりのない文章になってしまいましたが、どうぞアバコとケンジを、今後ともどうぞよろしくお願いします。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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2019年4月。ペルー・リマのアバコのオフィスにて。初顔合わせ。

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2019年11月。東京の当社オフィスにて、音楽事業部メンバーと制作中のCDについての打ち合わせ。

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楽曲に込めた思いを説明するケンジ。

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2019年11月。東京都内のペルー料理店、荒井商店にて。左から2番目がアバコの部長のミヤシロさん。
 

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