ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

sugi2017年10月11日 14:25

行って楽しむ特典

セキュリテには、旅館やホテル、ゲストハウスなど、宿泊施設のファンドも結構あります。
多くの場合、ファンドの出資者特典として宿泊の割引特典がついています。

時々、会員の方から、「行かないと使えない特典は、(行けないので)モノをもらえる特典に変えてほしい」というご意見をいただきます。遠方にお住まいの方もいるでしょうし、様々なご事情から、行くことができないというのは、確かに分かります。

一方で、セキュリテは、出資者の方にとって、気軽に事業に出資を通じて参加し、分配金や特典を受け取る仕組みであると同時に、事業者さんにとっては、資金調達と同時にファンづくりの仕組みでもあります。事業者さんは自社の商品やサービスを知って頂くことによって、これまでその会社を知らなかった方にもファンになって頂きたいと考えています。そのためにたくさんの想いや期待をこめて、設定して頂いているのが投資家特典です。

当然、モノをつくっている会社にとっては、その商品をお贈りすることが直接ファンづくりにつながります。
しかし、宿泊施設や飲食店などのサービス業ではどうでしょうか。来れない方のために、その地域の特産のお酒や野菜などを送ることがその事業のファンづくりにつながるでしょうか。当然そうした商品は、事業者さんがわざわざ仕入れて、出資者にプレゼントする形になります。

事業とは関係ないそうしたことにお金を使い、送付の手間(普段、発送業務の無い、サービス業をしている方にとっては、特典送付の作業は、大変な負担になります)をかけるのは、事業を応援するという趣旨からすると本末転倒ですし、そもそも、お酒や野菜だったら、出資者の方が自分で好きなものを買えばいいですよね。

宿泊施設のファンドにとっては、実際に来ていただくことに、特典をつける意味があるのです。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今日は、「行って使える特典」を利用して実際に出資先を訪ねることが、とても素敵な経験で、セキュリテの醍醐味の一つですよ、ということをお伝えしたくて、こちらの記事を書いています。

◇ ◆ ◇

皆さんが、イメージしやすいよう、今日は、私が出資している「あまみ温泉 南天苑ファンド」を例に、簡単な宿泊特典体験レポートをお届けします。

/data/blog/archive/original/38998.JPG
(南天苑の山﨑社長と女将さんと。ファンド資金でリノベーションをした離れ家「清流亭」の囲炉裏を囲んで)

まず、こちらのファンドですが、募集期間が1年程ありました。その間に、何度も説明会などを行い、少しずつ出資者を増やしていきました。最後は、新聞やテレビに紹介されて、一挙に満額まで集まりました。
ファンドが満額となった後は、早かったです。すぐにその資金を活用して(さらには事業者さんの自己資金も投入し)、予定していたリノベーションを行い、事業を開始しました。そして、会計期間が始まる頃、投資家特典の優待券が郵送されてきました。

/data/blog/archive/original/38996.JPG

南天苑ファンドでは、ファンド期間中、何度も行って楽しめるように、様々な特典が設定されています。
今回は、その中から本館で利用できる「素泊まり券」を利用しました。2人で使えるところ、贅沢にもお一人様満喫プランで、活用させて頂きました。

/data/blog/archive/original/38997.JPG

平日の夕方、ちょうど日暮れ時の空の美しい時間に、南天苑に着きました。難波から40分。天見駅を降りると自然豊かで、鳥や虫の声が響く別世界が広がっています。

/data/blog/archive/original/38999.JPG

素泊まり無料券でしたが、この日は別途お願いしていた会席料理を堪能し、温泉にゆっくり浸かり、広々とした和室にふかふかの布団でぐっすり眠り、更には朝には贅沢朝ごはんもつけて、出資者ライフを満喫したのでした。

/data/blog/archive/original/39000.JPG

ミーティングや説明会など、ファンドの仕事で何度も通った南天苑でしたが、実際に泊まったのは初めてでした。
泊まったのはファンドで改装した離れ家「清流亭」ではなく本館のお部屋でしたが、自分の小さな1口で、少しでもこの事業につながっているんだと思えるのは、幸せなことでした。
私はたまたま当時、大阪勤務で南天苑には近かったのですが、次は関東から家族を連れて、清流亭にも泊まってみたいと考えています。

◇ ◆ ◇

最後に。「行って使える特典」は、つまりは「ぜひ来てください」という、事業者さんからの想いと期待が込められたメッセージと同じです。
行かないから、と決めつけずに、まずはファンドのプロジェクト概要を見てみてください。そこには、これまで自分が知らなかった地域の魅力などが書かれていると思います。
もし「いつか行ってみたいなぁ」と思ったら、その時はぜひ出資してみてください。
出資をすることが、「いつか」を現実のものに変える後押しになるはずです。

◆現在、募集している宿泊施設のファンドはこちら:

和歌山白浜源泉かけ流し旅館長生庵ファンド
岡山湯原温泉 ペット同伴旅館作りファンド
小さな湯宿しづか亭 平泉心の故郷ファンド
熊本阿蘇竹楽亭 竹あかりファンド
阿蘇プラザ 五岳満喫nendoファンド

この記事だけを表示

sugi2017年9月27日 14:00

健全な負債感をエネルギーに

このブログ「ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~」の名前の由来について、ご説明してなかったと思います。

実は、影山さんの著書「ゆっくり、いそげ~カフェからはじめる人を手段化しない経済」から、いただきました。

私はこの本から、セキュリテが目指す(というよりもむしろ初めから内包している)、投資の「お金以外のリターン」、すなわち出資者や事業者が受け取る非金銭的な価値は何かということについて、大きな示唆を得ました。

/data/blog/archive/original/38723.jpg

これは2015年に出された本なのですが、この本の中に、「クルミドコーヒーファンドをつくるとしたら」という小見出しがあり、このように書いてありました。

「クルミドコーヒーのようなお店が、ないよりもあった方がいいと思ってくださる方。そうした方からの「贈る」「応援する」気持ちのこもったお金を受け取り、お店をつくる。「ありがたい」という健全な負債感をエネルギー源としてお店を経営する。

お返しするのは、まず何より「約束に違わないお店」としてぼくらが日々在ることだろう。そして、特定多数の応援コミュニティに支えられたお店は経済的にも成長し、数年後、結果的に預かった以上のお金でお返しをできるようになるかもしれない。」


そして、それは現実のものとなり、なんと影山さんは現在、新しいお店のためのファンドを募集しています。
先日行われた出資者の集い「第1回胡桃堂サロン」にお邪魔して、影山さんや出資者の方のインタビュー、店内の様子などを撮影し、動画にまとめてみましたので、ぜひご覧ください。


なお、サロンの様子については、参加者の方がブログにまとめてくださっていますので、そちらも併せてご覧ください。(ブログ記事はこちら

さて、このファンドですが、いよいよ締切が今月末の9月30日に迫ってきました。

ミュージックセキュリティーズの取締役でもある影山さんが募集する今回のファンドは、お金がお金を増やすような金融ではなく人が幸せになるような金融、「ゆっくり、いそげ」な金融をつくり出すための社会実験の一つでもあります。

ぜひ、ファンド詳細や過去のブログ記事(バックナンバーはこちら)、さらにお時間のある方は、この本などもご覧頂き、趣旨にご賛同頂ける方は、ゆっくり、いそいで今月中にお申込みをお済ませください。

<ファンドの詳細はこちら> 
クルミドコーヒーファンド
クルミドコーヒーファンド2(※)
 (※)クルミドコーヒーファンド2は、通常のセキュリテファンドと異なり、出資金額の30%が寄付となります。

この記事だけを表示

sugi2017年9月18日 16:07

セキュリテの被災地応援ファンドの特長

防災週間の9月5日、「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド」を募集して以来初めて、都内で熊本の事業者さんにプレゼンして頂くセミナーを開催しました。
当日の開催レポートが上がっていますので、詳細はぜひそちらをご覧ください。
▶「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー&さんさん」開催レポート

当日、私は主催者挨拶という形で、一言お話させて頂きました。
その中で「被災地応援ファンドの特長」について少しお話したのですが、その日のメモを少し編集し、ここでも簡単にご紹介いたします。

----
セキュリテの被災地応援ファンドの特長は大きく3つあります。

1つ目は、長期的に関わっていけることです。2011年の東日本大震災は今から6年前ですが、応援ファンドでは今も毎月いくつかのファンドで決算や監査が行われ、営業報告のIRを行っていますし、4月には約30名の投資家の皆さまと事業者の皆さまに会いにいく1泊2日の東北ツアーを行いました。

ともすれば一過性に陥りがちな震災直後の応援の気持ちを、被災地応援ファンドでは匿名組合という金融商品に出資して頂くことで、投資家の方お一人お一人と事業者の方をしっかりと法的にも根拠のある長期的な契約で結び付けていることが、他の被災地支援の仕組みと大きく異なる点です。

2つ目は、半分寄付・半分投資という仕組みです。1口1万円のうちの、5000円は応援金という寄付になりますので、出資した瞬間に、期待利回りはマイナス50%になる仕組みです。

だからこそ、3つ目の特長である「応援したい企業を自分で選ぶ」ということが重要になってまいります。「この人なら、この事業なら、この会社なら」と自分が納得した先に自分のお金を託して頂きたいと思います。
----
と、こんな風なお話をいたしました。

/data/blog/archive/original/38397.jpg

この日のセミナー終了後、事業者の皆さまとスタッフで、簡単な食事と懇親会をいたしました。事業者の皆さまには、東京で直接投資家の皆さまとお話し、交流できたことに対して、大きな手ごたえを感じて頂けたようです。自分たちの事業がどのような方たちに応援頂いているのかが、見えることはやっぱり大きいですよね。
その夜の会はとっても盛り上がり、なんとその場で、次回は大阪で開催することが大決定いたしました(笑)。

現在、次回の「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド」のセミナーを、大阪で11月2日(木)に開催する方向で準備を進めています。10月早々には受付開始させていただきますので、連休の前日になりますが、ぜひ皆さまにおかれましては、今から日程の確保をお願いいたします!

 熊本地震被災地応援ファンドについてはこちら 

 

この記事だけを表示

sugi2017年8月17日 19:30

投資家との関係のつくり方

8月10日のはっとの日。
丸光製麺のイベントに少しだけ参加してきました。

その中で、印象に残ったのが、「はじめて投資家の顔が見えた」という社長の話。
(お話をしてくれたのは、社長ではなく、専務の敬子さんの妹の洋子さんです)

/data/blog/archive/original/37246.jpg
(はっとボロネーゼ)

大前提として、丸光製麺さんは、もっとも投資家の方の顔が見えている事業者さんの一つなのですが、ファンド募集にあたり、前面に出て、投資家の方とコミュニケーションをとっていたのは、主に専務の敬子さんでした。

社長も、何度かは投資家の方と直接お会いする機会がありましたが、それほど多くはありませんでした。

それが、昨年の秋ぐらいから、毎回の営業報告の際に、投資家限定の特別販売のご案内を始めてから、顔が見えるようになったと言うのです。

実はその特別販売は、ネット販売には対応せず、注文はメール・Fax・電話で、現金振り込みかつ先払いという、ちょっと不便な条件なのですが、それでも多くの方にご注文を頂いており、ほとんどの方のご注文には、様々な応援のメッセージが添えられているそうです。

社長は、その注文の一つ一つに目を通しやりとりをしていく中で、ファンドを募集開始してから5年、6年と経つ今、お一人お一人を認識することができるようになったという話でした。

特に、営業報告の中で、資金繰り上の課題や取引先の倒産のことなどを打ち明けた後には、かなりの注文を頂いたそうです。

~*~*~

話は少し変わりますが、今年の425祭(※)では、投資家の方から事業者さんに対して、「全然営業報告がない」とお叱りを頂く場面が何度かありました。

(※)425祭は、セキュリテ被災地応援ファンドを募集開始した4月25日(For 復興(ふぉーふっこー)の日です)にちなんで、毎年行っているイベントで、投資家の皆さんと一緒に事業者さんを訪問し、交流するツアーを実施しています。

この点については、これまで弊社の方でも働き掛けやサポートが足りなかった部分で、今、新たに「セキュリテ事業者様サポートチーム」をつくり、対応を強化をしております。

ただ、事業者さんの中には、

「成績がよければ進んで報告したいけど、成績が悪いと、せっかく応援して頂いている投資家の皆さんに、こんな報告はできないと思ってしまう」と。

これは、気持ちは分かりますが、いちばんよくないパターンですよね。

良くない時こそ、真っ先に報告しなければなりませんし、そうするからこそ、叱咤激励し、さらに応援してくれるのがセキュリテの出資者さんではないかと思います。

実際、投資家の方からも、そのような声が度々寄せられています。特に、途中全く状況報告をせずに、監査結果だけをご報告して、実績が計画を大幅に下回る場合、多くのお叱りを頂きます。

投資家の皆さまとの信頼関係づくりにおいて、良し悪しに関係なく、定期的に営業報告を行うことは、とても大切なことです。

さて、今月も今日でもう17日です。
お盆休みも明けて、セキュリテの事業者の皆さまも、そろそろ営業報告の準備が整う頃でしょうか。

特別な事情を除き、前月の営業報告を翌月中に行うのをセキュリテのファンドのスタンダードにしていきたいと思います。

杉山

この記事だけを表示

kage2017年8月10日 19:20

地域の中の新しいお金の流れ?

先日のトークイベント
本当にありがとうございました。

想像以上にたくさんの方にいらしていただき
ドキドキしました。
いい時間を過ごしていただけたかどうか
そのことが少し心配ではありますが…。
イベントレポート

/data/blog/archive/original/37083.jpg

/data/blog/archive/original/37084.jpg

あの場で話をできなかった話題を
この場を借りて一つ。

自分、セキュリテに感じている大きな可能性の一つは
「地域金融の新しい形」として、です。

イベントの中でも
セキュリテのような仕組みでファンドに出資をすることは
実は、社会参加の一つの形なんじゃないかというお話
させていただきました。

何かしらの事業の出資者になることで
前向きな意味で「他人事じゃない」事柄が
世に増えていきますものね。
継続的な意味で。

どちらかというと
一人一人の世界が
どんどん狭くなっていると感じる昨今
このことは、実はとても大きな
意味と可能性を持っているんじゃないかと思っています。

そしてそれを実現するのに
一つの地域というまとまりがあると
さらに面白いことになるのではないかと。

もちろん、こうした時代ですから
土地に関係なく
自分の興味で縦横無尽につながっていけるというのも
一つの面白さではありますが
そこに地域というまとまりがあると
関わりがより身体的になったり
横のつながりが自然と生まれていったり
しやすいんではないかなと。

具体的に言うと
本当は「クルミド銀行」というのを
やれたらいいなと思っているんです。

もちろん銀行業法上の銀行なんて
そうそうできることではないこと
分かっているつもりなので
「クルミドぎんこう」でも「クルミド交換所」でもいいです。

今回、募集させていただいた
クルミドコーヒーファンドを第一号として
国分寺/多摩エリアの
新しいチャレンジや事業者を
次々とご紹介していくわけです。

新しく保育所を始める人、とか
再生可能エネルギーの事業を始める人、とか
本の出版を志す人、とか
シェアハウスをつくろうとしている人、とか
短距離少量の配送事業を考えている人、とか

​お金を貸すか貸さないかを決めるのは
「銀行」ではありません。
あなた自身です。

こういうやり方の場合
あまりに関心がある!とか
是非、実現して欲しい!という思いだったなら
利回りの想定がマイナスなのにもかかわらず
応援したいという出資者の人さえ
出てくるかもしれませんね。

そして、こうした取り組みが
自分の地元でのものだけに
うまくいったり、いかなかったりする様子も
より身近に感じられるかもしれません。

見てられないから手伝うよ!なんてケースさえ
出てくるかもしれません。

そして半年に一回くらいは
事業者、出資者、興味ある人
みんなが集まっての
事業進捗会のようなものも開催するわけです。
(仮称:クルミドぎんこう祭り)

そうすると
事業者同士での連携みたいなことだって
生まれてくるかもしれないし
興味があって見にきた人の中で
うずうずしちゃって、自分のプロジェクトを
始めたくなる人だって出てくるかもしれない。

そしてそれが
次の募集ファンドになったりして。

なんにせよ
一定の半径/参加者の中で
セキュリテのようなプラットフォームを活用できると
ファンド単体では実現できないような
思いがけない相乗効果が
期待できるんじゃないかと思うんです。

これで
創業支援、成長支援、地域経済活性化
雇用創出、商店街活性化、税収拡大
が見込めて
それ以前に
子育て環境がよくなったり
再生可能エネルギーの利用が進んだり
地域の社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)が
高まったりする。

経済の成長と
ぼくらの日々の幸福感や安心感とが
同じ方向を向いて育っていく

こういった期待成果への
カギとなる機能を
実は金融こそが持っているんじゃないかと
ぼくは思ってるんです。

一緒にやってくださる方、いませんか?

きっと面白いことになると思います。

この記事だけを表示

sugi2017年8月10日 09:01

宿題

本ブログの開設記念として行ったトークイベントでは、たくさんの宿題をいただきました。(イベントの開催レポートはこちらをご覧ください)

最も根源的なところではこちらの質問です。

「『SDGsをインパクト投資の審査や効果測定の評価基準に組み入れていく』検討をされているとのことですが、具体的にファンドあるいは事業の評価にどのように反映していくのか、可能な範囲で教えて頂ければと思います。また、それ以外に、非財務的なリターンを測る取り組みを既にされていましたら、教えて頂けますでしょうか。」

この質問は、イベントのお申し込みフォームにご記入いただいたものですが、古くて新しいとても難しい課題です。

実は、2009年に「日本初のマイクロファイナンスファンド」として「カンボジアONE」を募集した時、ファンドの正式名称は、「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド『カンボジアONE』」で、英名は、「LIP Microfinance Fund for MDGs」としていました。MDGsは、SDGs以前の開発目標でミレニアム開発目標と言われるものです。

つまり、セキュリテ立上げ当時から、私たちはSDGs的な価値観をとても大切にしていました。イベントの最後、小松も言っておりましたが、これまでも審査においてSDGs的な観点はみてきました。「共感性」につながる部分です。ただ、それは多くの場合、定性的なもので、ファンドのプロジェクト概要の文章やファンド設計の中で反映されるもので、一般の方が投資する際に、何か定量的な形で見えるものではありませんでした。また、ファンド実施後のインパクト評価も、まだまだこれからです。
今回、あえて公言することで、今後の実現に向けて、自分にプレッシャーをかけたいと思っています。

ところで、
「最近マイクロファイナンス貧困撲滅ファンドが組成されない理由を教えて頂きたい。」

というご質問もいただきました。
理由の回答はさておき、大変お待たせしました。次のファンドが間もなくご紹介できそうです。
もう少し整いましたら、ここでもいろいろ書かせて頂きたいと思います。

さて、その他には、
・セキュリテ大忘年会をする
・セキュリテモニターを募集する
・9月に熊本被災地応援ファンドのセミナーをする
・ブログは週に1回は更新する 

等々の宿題が残りました。大忘年会は、現在、場所を当たっております。200人ぐらい入って、交通の便がよくて、ケータリングの他、食材の持込や簡単な調理などもOKな、素敵な会場に、お心当たりの方がいましたら、ぜひ情報をお寄せください。
熊本セミナーは本日告知開始いたします。
その他、順次取り組んでいきますので、どうぞお楽しみに。

(ブログの更新は、早速遅れてしまいましたので、ちょっとしたことでも、小まめに発信して挽回したいと思います!)


/data/blog/archive/original/36726.jpg

会員登録はこちらから(期間限定キャンペーン実施中)
セキュリテ公式Facebook
セキュリテ公式twitter

この記事だけを表示

kage2017年7月25日 16:04

金を出す者が命ずる?

NHK『エンデの遺言』の中で
エンデが紹介していた
ドイツのことわざ?です。
 
自分はかねてより
珈琲を淹れてお出しして
お代をいただくような「交換」と
お金を借りて返すような「交換」との2つで
経済は回っていると考えてきました。
 
自分がクルミドコーヒー
胡桃堂喫茶店を通じて
新しい形を模索してきているのは
前者──「売り買い」の意味での経済。
 
そこで「特定多数」や「GIVEからはじめる」
などのキーワードを考えてきたわけなのですが
 
一方、後者──「貸し借り」の意味での経済にも
革新が必要であると感じてきました。

なぜなら、経済において
お金(の出し手)の影響力は絶大だから。
そしてどんな事業も
お金のことを考えずして
インパクトを出すことなんて
できないわけだから。
 
そして、その分野の
つまりは、新しいお金の流れの
先駆者になり得る存在と思い
15年間、経営に関わり続けてきたのが
ミュージックセキュリティーズという会社です。
(サービス名は「セキュリテ」)
 
正直に申し上げて
この15年間、いろんなことがありました。
 
ただ、それらを経て
いま改めて自分、再出発という
気持ちでおります。
 
お金がお金を増やすような金融ではなく
人が幸せになるような金融
「ゆっくり、いそげ」な金融を
つくり出すために。
 
今回
その再出発を
一緒に歩いてくれている
杉山章子さんと一緒に
こんな話題について
お話をする機会を持ちます。
 
8月1日(火)19:00~ @丸ビル
https://www.securite.jp/news/director_blog?c=2
 
今まであまり深くは
お話しできてこなかった領域です。
 
今回、自らお金を預かる立場となった
クルミドコーヒーファンドの
お話なども含めて。
 
よろしければ是非
いらっしゃいませんか。
 
お待ちしております。

この記事だけを表示

イベント2017年7月20日 16:00

セキュリテトークイベントのご案内【8月1日(火)】

この度、当ブログ「ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~」の開設記念として、ミュージックセキュリティーズ(MS)の取締役2名によるトークイベントを開催します。
セキュリテの過去、現在、未来について、2002年頃、MSがまだ有限会社だったころからMSに関わっている影山と、2009年のセキュリテ立上げの頃に入社した杉山の2人がお話します。
当日は、会場からのご質問やご意見も伺いながら、進行してまいります。
もし、ご参加できない方も、以下のお申し込みフォームから、ご質問だけでも頂けましたら、後日こちらのブログでできるだけ回答させて頂きます。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

<概要>
日時:8月1日(火)19:00-20:30 (開場:18:45)
場所:丸ビルホール&コンファレンススクエア・ルーム5(丸ビル8階) 
アクセス:http://www.marunouchi-hc.jp/hc-marubiru/access.html
参加費:無料
申込方法:下のお申し込みフォームよりお申込みください。

<登壇者プロフィール>
影山 知明(非常勤取締役 )
東京大学卒。戦略系コンサルティングファームMckinsey&Companyに入社。広く金融機関、ヘルスケア、製造業等の各分野で新規事業立ち上げ、マーケティング戦略立案、組織運営システム再設計等のコンサルティングに従事。 2002年5月弊社取締役就任。自身も「クルミドコーヒー」を経営する。

杉山 章子(取締役(新任))
国際基督教大学卒。米国コロンビア大学大学院修了。国際協力銀行、日本政策金融公庫等を経て2009年弊社入社。海外のマイクロファイナンスファンドや被災地応援ファンド等の担当を経て、2013年弊社西日本支社開設時に支社長就任。2015年弊社執行役員就任。2017年顧客担当役員として取締役就任。


この記事だけを表示

kage2017年7月19日 08:10

影山と申します。

みなさん、こんにちは。
影山知明(かげやま・ともあき)と申します。
杉山さんを引き継いで、投稿させていただきますね。

ミュージックセキュリティーズとの縁は古く
2002年、まだ有限会社であった頃からになります。

当時、同社は
社名に今も名残があるように
ファンからの小口投資で
アーティストのCDデビューを
応援するという取り組みを始めていました。

自分はその頃
ベンチャーキャピタルと呼ばれる
新興企業向け投資ファンドの運用の仕事を
していたのですが
個人が少額ずつ出し合って
誰かの挑戦を応援できるというのは
なんと可能性ある考え方だろうと心ときめき
まだ同社は、会社としては売上が
ほとんどたっていない状況ではありましたが
なんとか投資委員会を説得し、投資を実現し
経営陣の一画に加わらせてもらったのです。

/data/blog/archive/original/36146.jpg
<当時の写真・・・>

投資ファンド自体は、その後償還期限を迎え
残念ながら株式を譲渡せざるを得なくなりましたので
自分自身の関与そのものも
その時点で終わっていてもおかしくありませんでした。

ですが、どうにもこうにも
可能性をあきらめきれず
小松さん(ミュージックセキュリティーズ社代表)とも相談し
以来今度は個人の資格として
経営に加わらせてもらってきています。

どこに可能性を感じてきたのかは
この場を借りて、少しずつ・・・。

今回、こんな風にして杉山さんと
掛け合い漫才みたいなこと、させてもらえることになるとは!

自分自身
とっても楽しみにしています。
よろしければ
どうかお付き合いくださいませ。

どうか今後ともよろしくお願いします。

この記事だけを表示

sugi2017年7月19日 08:00

ご挨拶

みなさん、こんにちは。
杉山章子(すぎやま・あきこ)です。2017年6月26日の第16回定時株主総会にて、顧客担当役員(Chief Customer Officer, CCO)として、取締役に就任しました。そして同時に私の担当する「コミュニケーション&マーケテイング部」が新しくできました。コミュニケーションを通じて、マーケティングを行っていく部署で、セキュリテを通じて、会員の皆さま、事業者の皆さまに、最高に素晴らしい投資体験をして頂くことを目指しています。

役員という重い責任に緊張を覚えると同時に、それ以上に、8年前、「セキュリテ」というサービスに夢と可能性を感じ当社に転職してきた時と同じように、もう一度、新しいことをはじめる時のような新鮮で刺激的な気持ちが大きいというのが正直なところです。

/data/blog/archive/original/36219.JPG
(マイクロファイナンスファンドをつくるために転職してすぐの頃。カンボジアにて)

セキュリテでは、たくさんのファンドを募集中です。これまでに450以上の事業者さまに総額にして70億円、実に700本以上のファンドを募集してきました。このように創業以来、たくさんのファンドを作り続けてきましたが、今のセキュリテではまだまだ実現できていないことがたくさんあります。

◇ 事業者の皆さまにとって、意味のある資金調達ができたか、応援者が集められ、事業に巻き込むことができたか。
◇ 投資家の皆さまにとって、意味のある出資ができ、事業への参加ができたか。
◇ セキュリテを通じて行われた事業が社会に十分なインパクトをもたらし、その結果として、事業者や投資家にも十分に金銭的または非金銭的リターンが還元されたか。

私は、こうした観点から、セキュリテの顧客体験の起点から完了までのすべてのプロセスをチェックし、顧客の声を聴き、改善を繰り返していきたいと考えています。

また今期、当社では「SDGs(持続可能な開発目標)」をセキュリテの目指すインパクト投資の審査や効果測定の評価基準に組み入れていく方針です。

このブログを開設したのは、このように、私たちが今考えていることをリアルタイムにお伝えし、そうすることにより多くの方からのフィードバックを頂き、一緒にセキュリテをつくっていきたいと思ったからです。「顔の見える投資」はセキュリテの大切なコンセプトの一つですが、このブログを通じて、セキュリテを運営する私たち自身の顔も見える化していきます。

さらに、このブログは当社の社外取締役の影山さん(ここでは普段使っている言葉で自然体の発信をしていきたいので、あえて「さん」付けで書きますね)と一緒に更新していきます。影山さんは、ミュージックセキュリティーズがセキュリテを始めるもっと前の頃から当社に関わり、時に出資者として、役員として、そして現在は「クルミドコーヒーファンド」を募集する事業者としての「顔」も持つ、非常に稀有な存在です。影山さんがどんな方かについては、ぜひ影山さんの記事を読んでみてくださいね。

では、皆さま、今後とも当ブログ「ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~」をどうぞよろしくお願いいたします。

<参考> 影山さんの募集中ファンド
クルミドコーヒーファンド
クルミドコーヒーファンド2(※)
 
(※)クルミドコーヒーファンド2は、通常のセキュリテファンドと異なり、出資金額の30%が寄付となる、ちょっと変わったファンドです。どうしてこういうファンドを募集したのでしょうか。その理由は、影山さん本人から次回以降のブログや8月1日のイベントで直接お話していただきましょう。

この記事だけを表示