寄付 2022年11月29日 18:30

『日本囲碁界の復権』新プロジェクトのご案内

『コンピュータ囲碁大会を中心にしたAI研究の発展』募集開始

日頃より、大学連携プロジェクトSecurite ACADEMIAへのご支援を頂き、誠にありがとうございます。
今日は、新たなプロジェクト『コンピュータ囲碁大会を中心にしたAI研究の発展』の募集を開始しましたのでお知らせします。
電気通信大学は、公益財団法人日本棋院と2012年に「コンピュータ囲碁の発展」に関わる提携を結び、また、2017年には「プロ棋士を含む人間プレイヤとコンピュータ囲碁を結ぶ新しい技術の創出と利用」に関わる提携を結んでいます。
2022年には、この提携を5年間延長し、今後も益々、電気通信大学のAI技術と日本棋院の持つ専門的知識を融合していくことを確認しました。
提携を機に、当研究ステーションでは、2014年からHCCL(Human Computer Cooperative Learning)研究会を立ち上げ、プロ棋士とコンピュータ囲碁開発者を結ぶ研究会を年4回開催しています。
コロナ下でもオンラインで、コンピュータ囲碁に興味を持つプロ棋士と国内のコンピュータ囲碁開発者が自由に意見交換をする場を提供し続けており、プロ棋士のコンピュータ囲碁への理解の架け橋になるとともに、プロ棋士のニーズに答えた研究の創出に努めています。
本プロジェクトを進めて、日本囲碁界全体の棋力向上に少しでも貢献し、日本囲碁界の復権の一助になる技術を提供していきたいと考えています。

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AI技術の粋を集め深遠な囲碁の世界を極める

AlphaGoが当時の世界ランキング1位の柯潔九段に勝利して5年あまりが経過しました。
AlphaGoはAlphaZero、MuZeroと進化を続け、その他の囲碁AIもあとを追うように年々着実に強くなっています。
強くなった囲碁AIはプロ棋士の研究用として活用されているだけなく、強さを調整してアマチュアプレイヤの対戦相手として、また、解説の補助的な役割としても使われるようになっており、囲碁界において確固たる地位を築いてきました。

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UEC杯コンピュータ囲碁大会では、毎年次々と新しいプログラムが出現し、出場するトップクラスの囲碁AIの実力は間違いなく世界最高峰のレベルにあるといえますが、囲碁という深遠なゲームを解明するには程遠い状況です。
それだけ研究対象としての囲碁は興味の尽きないゲームであると言えるでしょう。
囲碁AIのさらなる進歩のためには、次の新しい技術が必要です。
囲碁AIは、その意味でこれまでもAI技術の貴重なベンチマークであり、今後も重要なテーマを与え続けてくれると考えています。

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UEC杯コンピュータ囲碁大会は、世界最強の囲碁AIを競い合う大会としての地位を築いてきました。
人類の叡智を結集して、囲碁という困難なテーマに挑むことは本大会の重要な目的であるとともに、大会参加者が闊達な情報交換を行う場を提供してきました。
また、大学という機関でこのような大会を行う上で、人工知能研究の題材としての囲碁の魅力を広く伝え、多くの学生や研究者にこの技術を通した研究の場を提供していくことは、重要な使命であると考えています。
しかし、これまでも安定的なスポンサーを確保することは困難を極めていました。
運営を継続させるためにも、皆様からのご支援を募る必要があると考えています。
安定した予算の下で、この大会を安定的に継続運営することで、技術交流を更に活発化し、この分野に関心を持つ若手研究開発者を増やし、当該分野の発展に寄与して参ります。
何卒、本大会の趣旨にご賛同いただき、ご支援をお願い致します。

なお、本年度の「UECコンピューター囲碁大会」は、11月26日(土)27日(日)に行われました。
「第14回UECコンピューター囲碁大会」の結果は、以下のこちらからご確認いただけます。


 

プロジェクト概要

『コンピュータ囲碁大会を中心にしたAI研究の発展』

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目標金額
1,000,000円

募集期間
2022年11月26日〜2023年3月31日

資金使途
ご寄付いただいた資金は、本プロジェクトを推進するための以下の3つに活用させていただきます。

1.UEC杯コンピュータ囲碁大会継続運営のための資金
2.コンピュータ囲碁やゲームAIの大会の参加を促す講習会の運営資金
3.関連するゲームAI大会を普及し、当該分野の発展のための資金

ご寄付頂いた方には、口数により、プロ棋士によるオンライン解説会のタイムシフト視聴権や、解説プロ棋士・審判プロ棋士のサイン色紙他、協賛者特典もご用意しています。
また、本プロジェクトは、税法上の優遇措置が適用されます。
 
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