セキュリテニュース

ファンドについて2012年7月13日 11:00

Kaien就労支援ファンド 第1回 発達障害者と就職

 


ミュージックセキュリティーズの神谷です。


2012年6月30日に「Kaien就労支援ファンド」の募集を開始しました。


Kaienというのは、「カイエン」と読み、
鈴木慶太代表のお子様のお名前「Kai」と
「Enabling Excellence=長所を活かすこと」からとった名前とのことです。
発達障害者の職業訓練などを行っています。


鈴木代表に、発達障害の特性や国やKaienの発達障害者に対する就労支援、
Kaienの成り立ちと今後などをうかがいました。


全4回の連載企画となります。どうぞ、ご一読ください。

 


第1回 発達障害者と就職


発達障害の特性とは?

 

聞き手
発達障害者の方を取り巻く環境を教えていただけますか。


日本で障害者という区分にあたる人は、実は人口の6%、
740万人というかなりの数になります。
目が見えないなどの身体的な制約のある「身体障害者」や
知的に遅れがある「知的障害者」、そして「精神障害者」が
含まれます。


いま日本に増えているのは、精神障害者と呼ばれる
メンタル面で弱みを抱えている人です。
その精神障害の区分に含まれる発達障害の人たちも
統計でみると急増しています。こうした障害は
それぞれ第三の障害、第四の障害とも呼ばれています。
当社が対象にしているのは第四の障害である発達障害です。


発達障害はおもに、


(1) 自閉症スペクトラム(自閉症、アスペルガー症候群等)、
(2) ADHD(注意欠陥多動性障害)、
(3) LD(学習障害)


という3つにわかれます。


発達障害の特徴としては、以下にあげるものがあります。
ただし極めて個人差が大きいことを理解していただきたいです。
ある部分が強く見える人もいればちがう部分が強い人もいます。


(1) 暗黙の了解がわからないなど社会性が弱い
(2) 特に臨機応変さが要求されるコミュニケーションが苦手
(3) 想像力が弱くこだわりが強い
(4) いくら注意しても抜け漏れがある
(5) 発言や行動を抑えることが出来ない。衝動的な面や多動性がある

 

 

[株式会社Kaien 鈴木慶太代表]

 

 

聞き手
発達障害は最近メディアなどでも取り上げられる機会が増えたようですが、
どのような過程で診断されるのでしょうか。


まず発達障害は先天的です。


ですので生まれた時からその特性を持っているのですが、
「現象」として本人や周囲が気づく、
つまり社会とのズレが最近は大きくなってきて
診断が増えていると思います。


診断は子どもの時にされるケースもありますが、
大人になってから診断される人も多いですし、
診断をまだ受けていない人も相当数いると思われます。

 


発達障害の人たちは多くの場合、高校・大学までは、
通常のクラスに在籍していて『一般コース』を歩んでいます。

なぜ『一般コース』を歩めるかというと、
学校の授業というのは、発達障害の特徴を良い面で発揮しやすく、
苦手な面が見えにくいからです。

学校という場は空気を読まなくても点数は取れますし、
複雑なコミュニケーションは求められず、
先生が板書したものを書いたり、教科書を理解したりして、
テストという明確な目標のところに調子を合わせていけばいいからです。

 


つまずきやすいのが就職の時です。一般枠ではなかなか内定がもらえない。
就職できたとしても続けられない。
発達障害の傾向のある人の多くが就職や定着の現場で苦しんでいると思います。

 

 

発達障害者にとって、就職が大きなハードル


聞き手
そういうなかで、国の政策として障害者支援が行われていて、
発達障害についても取り上げられるようになってきたのですね。


はい。国も2005年に発達障害に関する法律を作り支援策が始まっています。
特に就職というのは大きなハードルですので、様々な施策が導入されています。


先ほども申し上げたように、障害者というのは人口の6%くらいます。
ただ、働くのが難しい方もいらっしゃいます。

全体の求職者数でみたときの障害者の割合に鑑みて
2013年度から企業の障害者の法定雇用率は2.0%ということになりました。
つまり会社で雇用する人のうち2%は障害者手帳の保有者でないといけない
ということです。


山一證券が破綻した1997年を境に自殺者が2万人台から一気に3万人台へと
1万人程度ジャンプしました。その傾向はその後も変わらず1990年代、
2000年代になってから精神障害が社会の大きな課題だと各方面で
認識されてきました。

今の国の障害者雇用施策も「精神障害者の雇用強化」を強調しています。

ところが、精神障害者は、どうやって雇ったらいいのかがまだ確立しておらず、
なかなか雇用が増えていません。

このため、国としては急激に伸びている精神障害者の雇用を
どうやって増やしていくか、様々な取り組みが行われています。
なかでも発達障害者の雇用は「一人ひとりが違いすぎて難解」ということで、
ほとんど進んでいないといってもいい分野だと思います。

 

 

第2回 職業訓練修了生の8割が就職 定着率も9割以上
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10765a30741

 

Kaien就労支援ファンドの詳細およびお申込はこちら
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=308

 


株式会社KaienのHPはこちら
http://www.kaien-lab.com/

 

 

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