被災地応援ファンド 2013年2月22日 14:27

ヤマウチ (宮城県南三陸町/魚介類の生鮮品販売等)の場合

東日本大震災から2年。
被災地の36社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。

【ヤマウチ(山内鮮魚店)の場合】

◆2012年を振り返り、事業全体の進捗はいかがですか。

当初の計画より進んでいませんが、
設備に関しては、ファンドの資金や補助事業の利用などで、
ほぼ震災前の域まで整備することができました。
売上は8割回復しました。

◆現在、直面している課題を教えてください。

主に、資金調達、人材の確保、原材料の調達などです。
まず震災前の売り上げに戻すべく仕事に取り組んでいますが、
働く人の人員が十分に確保できていません。
あわせて原材料の生産も順調ではなく、売れ筋の商品をつくることができません。
船の不足、養殖の種の不足などにより原材料の生産量が戻っていないため、
販売売上も戻っていません。他の事業者についても、安定した生産ができていないため、
販売先への営業も十分にできていません。  
売上不足から、毎月運転資金がショートぎみです。
原料の買い付けや細かい備品をたくさん揃えなければならず、
そのためにまとまったお金が出ていきます。


◆ファンドをやって、一番嬉しかったことは何ですか。

出資者の方がお店を訪れ、買い物をした際に、
「実は私、ヤマウチを応援して、ファンドに出資しました」
というお声をときどきかけていただきます。そんな時は大感激です。
弊社の店舗に足を運んでいただいたり、何度となく現地においでを頂き、
私たちの復旧、復興への道のりを
ご確認いただきました。こんなにありがたい支援はございません。
私たちはそのたびに皆様からの温かい繋がりを確認し、また前に進むことができます。 


◆2013年の抱負を教えてください。

2013年は新しい工場の建設を予定しています(補助金だのみです)。
ハセップ(HACCP)対応の工場をつくり、
製品の外国への輸出も視野に入れて計画中です。 
私たちは今回の震災で、たくさんの皆様からお力を頂きました。
特に出資者の皆様からは、私たちの将来へ夢を与えていただき、
大事な大事な真心を頂きました。
弊社は出資者の皆様のご期待に応えるよう今後とも誠心誠意、
会社を再建していく覚悟でございます。
これからも是非ご支援をよろしくお願いいたします。
出資者の皆様とお会いできる日を楽しみにしております。



 
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【ファンドで応援】セキュリテ被災地応援ファンド(1口1万500円)まだまだ募集中です:

【商品を買って応援】山内鮮魚店 朝のセキュリテセット:
https://www.securite.jp/store/detail/250
山内鮮魚店 帆ッ伊達(ほっだて)なセキュリテセット:
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