被災地応援ファンド 2015年2月12日 18:26

御菓子司木村屋 (岩手県陸前高田市/菓子製造・販売)

東日本大震災から4年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
 
【御菓子司木村屋の場合】
 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んだ
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
昨年の方がよい

 
◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。
 
昨年は震災後の三回忌ということでイベントや法事などが多く、またボランティアや来訪者の方々も多く、また遠方の企業からも引き合いがありまとまった注文が入ってきましたが、14年は一年を通して落ち着いた感じがしました。
以前のように土日祭日にどっとお客様が見えられるということも少なく、復興バブルが過ぎ去ったことを実感した一年でした。
このままでは売上的に厳しくなってくるという事と、たまたま貸してくれる土地があったので本設の店舗工場の建設に踏み切りました。

 
◆現在、直面している課題を教えてください。
 
資金調達, 人材の確保, 原材料の調達, 販路の開拓, 商品開発
 
事業の復旧の補助金等を使い資金的にギリギリのところで経営計画を立てていましたので消費税の増税や円高による原材料や光熱費の値上がりが深刻な問題となっています。
また、被災企業共通の悩みでもある優秀なスタッフの確保も頭の痛いところです。

 
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
 
地元の商圏人口は限られており当然外に向けて販売していかなければなりませんので
全国に通用するきちんとした付加価値のある商品を提供していく上で今まで以上の情報やアドバイスをお願いしたい。

 
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
 
震災後もうすぐ四年が過ぎようとしていますが被災地の復興はまだまだ道半ばです。
被災地の復興の為にいろいろな政策が打ち出されていますがもっと現場に即した柔軟な対応を強く望みます。

 
◆2015年の抱負を教えてください。
 
新店舗オープンに向けての準備はもとよりその継続のより重要で難しいことを日々プレッシャーとして感じています。来年の今頃は笑顔で居られることを願っております。

 
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)


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