被災地応援ファンド 2015年2月6日 14:51

4年目を迎える被災地の情報をお送りします【セキュリテ被災地応援ウィークス】

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4年目を迎える被災地の情報をお送りします。

ミュージックセキュリティーズ・メールニュース
セキュリテ被災地応援ウィークス 特別号 第1回     [2015年1月30日配信]
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東日本大震災からまもなく4年。

当社のファンドをご利用頂いている事業者の皆様は
逆境の中でも様々な挑戦を行っています。

事業者の皆様にとって戦い続けるエネルギーの一つは
皆様から見守られていることです。

今年は「セキュリテ被災地応援ファンド」にご出資
頂いている皆様を対象に今週から3月末まで毎週1回、
被災地の事業者の情報をお送りさせて頂くことにしました。

4年目を迎える被災地のリアルな「今」を、
事業者の皆さんと共にお伝えしてまいります。

ぜひ、ご意見やご感想もぜひお伺いしたいです。
本メールまでご返信ください。

それでは宜しくお願いします。


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~本日のコンテンツ~
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(1)「出資」には、事業者の力を引き出し、周囲も巻き込む力がある。
-ブルームバーグに被災地応援ファンドが紹介されました。

(2)浪江町に住めなくなった今だからこそできること
-ガッチ(福島県)【福島浪江町大堀相馬焼復興ファンド】

(3)蔵を移転し昨年末から製造開始。障害乗り越え新酒が完成。
-喜久盛酒造(岩手県北上) 【喜久盛酒造仕込み蔵移転ファンド】

(4) 被災地からのレポート~2014年総集編~vol.1 

(5) 2月2日のNHK「あの日わたしは ~証言記録 東日本大震災~」
ナビゲーターは福島県矢吹町の大木代吉本店 野本信子さんです


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「出資」には、事業者の力を引き出し、周囲も巻き込む力がある。
-ブルームバーグに被災地応援ファンドが紹介されました。
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ミュージックセキュリティーズの猪尾です。

セキュリテ被災地応援ファンドでは、現在までに延べ29,050人から
10億8,391万円の資金が被災地の事業者に届けられ、
震災復興に活用頂いくことができました。

改めてご参加頂きました事に深く感謝致します。

南三陸町の歌津小太郎の千葉専務から聞いた話が
今でも印象に残っています。

歌津小太郎さんはこれから第2工場の建設を予定しており、
ファンド資金の他に借入の必要があり、
銀行に相談しにいった時に言われたそうです。

「出資で集まった金額の量は、なくなるかもしれないリスクを
 負ってでも応援してくれる御社への期待や信頼の量。
 そのファンド資金があることで融資の際には御社の信用があがるため、
 融資額も増やすことができます。」

セキュリテ被災地応援ファンドを通じて届いたのは、
10億8391万円のお金だけではないと強く感じています。

皆様の被災地の事業者の方々への応援や期待、
信頼の気持ちが出資金というお金に乗って届くことで、
「事業者の方の頑張る気持ちを折れにくくすること」
そして、
「金融機関などからの評価につながり融資を引き出す呼び水」
になっていると思います。

こうした状況をニュース配信を行うブルームバーグが
記事として紹介して頂きました。こちらに書かれている力は
皆様からの出資の力そのものだと思っています。

ぜひ、皆様に読んで頂きたいです。
感想などもあればぜひお聞かせください。

「ファンド救った陸前高田「奇跡の醤油」、ネットでつなぐ金と販路」
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NGNR3N6K50XU01.html


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浪江町に住めなくなった今だからこそできること
-ガッチ(福島県)【福島浪江町大堀相馬焼復興ファンド】
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続いて、猪尾からお送り致します。

先日のメールでもご案内しましたが昨年より、やっと福島の
素晴らしい事業者さんを皆様にご紹介できるようになりました。

セキュリテ被災地応援ファンドでは38社中1社でしたが、今回、
地域金融機関や県などとも連携した「はじめっぺふくしまファンド」では
既に5社をご紹介させて頂いております。

毎週一社ずつご紹介していきます。

第1回は福島浪江町にて300年続いてきた伝統工芸の焼き物大堀相馬焼の
窯元の松永武士さんのガッチ株式会社です。

被災地の事業者さんとお付き合いさせて頂いていて
本当に強く感じるのは、震災の逆境を強みに変える逞しさです。

AERA2014年12月発売号「日本を突破する100人」にも選出された
20代の若さの松永さんにもその魅力を強く感じたことが
皆さんにご紹介したいと考えた理由です。

浪江町という土地を失いながらも、様々なしがらみをなくなった機会も活かし、
これまで当たり前だった大堀相馬焼ではない作品づくりの挑戦を行っています。

本人からのメッセージ、ぜひご覧ください。

浪江町に住めなくなった今だからこそできること
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10765a31650&mail=
MS20150131


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蔵を移転し昨年末から製造開始。障害乗り越え新酒が完成。
-喜久盛酒造(岩手県北上) 【喜久盛酒造仕込み蔵移転ファンド】
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ミュージックセキュリティーズの神山です。

先週末、新宿で行われた喜久盛酒造の会で、出資者の皆様のお金で
購入した酒米や設備で今年製造された純米酒「タクシードライバー」を
頂いてきました。表現が乏しく恐縮ですが、本当に美味しかったです。

喜久盛酒造では、12月に1号タンクの出荷を終え、現在7号目のタンクまで
仕込むことができました。

しかし、この美味しさの裏には、大変な苦労がありました。

喜久盛酒造は震災で蔵が倒壊し、古い建物故に再建に莫大な資金がかかり、
現在は、近隣の廃業した酒蔵へ移転し12月から酒造りを本格再開しました。

しかり移転した蔵も歴史のある蔵で、酒を造る機材もやはり長年活躍してきたもの。

一部はファンドで募集した資金で設備を入れ替えましたが、その他の機材の調子が
悪くなることが続出。時にはお酒が漏れてしまったりということもあったそうです。

でもトラブルと向き合いながらも、震災後、新スタートを切って、
新しい杜氏と共に酒造りを行えていることに強い手ごたえを感じているようでした。


※震災から今までについてマガジンハウス社が運営するWEBマガジン
「コロカル」に取材して頂いたのでぜひご覧ください。
http://colocal.jp/topics/think-japan/localfund/20150128_41300.html

※盛川杜氏の日々酒造りの奮闘はこちら。
https://twitter.com/shamrock_no07

酒造りは再開しましたが修理できていない機材もたくさんあります。
本ファンドも80%まできて残り270万円。
ぜひ、皆様、応援をお願いします。

ファンドの詳細・お申し込みはこちらから
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=715&mail=M
S20150131


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被災地からのレポート~2014年総集編~
「震災から4年。現在の課題と求められるもの」 vol.1
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。

こちらのコーナーでは、事業者さんに実施したアンケートから、
事業をとりまく生の「声」をご紹介します。

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・地域全体の震災復興の遅れで工場建設や作業の機械化が
遅延しています。売上は少しづつ伸びてきていますが、
原材料の不足で製品原価が高くなってきています。

・昨年同様、復興関連の仕事の賃金が高いため、人が集まらない。

・お店に来ていただいたとき、密かに出資しているのですよ、
といわれると凄く嬉しくなります。また、インターネット販売、
投資家の方が買ってくれるとき、ちょっとメッセージを
いただいたりしています。スタッフみんなでそれを読むとき
嬉しくなり、忙しいなかでほっと一息つけます。

・会社の近辺は民家がありません。防潮堤ができるまでは
新築が許可になりません。民家ができないと一般小売も成立しません。
やはり復興工事(防潮堤と復興道路)の進捗を進めるのが一番必要です。

・容器包装資材の値上げなどにより、製造原価は上がってきているが
商品価格にはなかなか反映しにくい現状のため利益を圧迫しつつある。

・昨年や一昨年に比べ ご支援くださる気持ちから
商品を買ってくださるお客様の購買が減り、
その中から 本当に商品を気に入ってくださるお客様に
お買い上げいただくことと、
新しく商品を知ってくださるお客様を増やしている、という実感。

・第1種市街地再開発の手法をつかって権利者主導の街の再生を
行っていきます。そのため、2011年7月末に再開した店舗を
今一度壊さなければならない状況です。
本当の復興への闘いはこれからです。

・当然ですが・・・
金融機関等は現在の数字の結果・経過でしか判断せず、
将来/未来の展望に乏しいと感じています。
数字的に悪い当社は、日々起こる出来事全てが「課題」となっています。
未だ仮設で暮らす私たちですが、それらを含め、全ての事柄に被災者と
そうでない方々とのギャップを感じ、事業にも同様に感じる事があります。

・復旧段階は終わり創造的な復興段階に移るために
専門的知識を持った人材を必要としています。
しかしながらそのような人材は石巻にはおらず悶々としています。

・新規事業に対して追加でファンド募集ができないか考えています。
もちろんその場合はセキュリテ復興支援枠ではなく
通常の枠でと考えています。

・資金調達に際し、現在時点での財務諸表や担保に対しての査定ではなく、
ビジネスプランの有望性に対して査定して頂けるともっと広がると思います。
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セキュリテ被災地応援ファンドのブログ「被災地からのレポート」では、
本日までに以下の13社の「声」を掲載しています。
ぜひ、全文をご覧ください。

【今週の掲載事業者】
斉吉商店 (宮城県気仙沼市)
アンカーコーヒー (宮城県気仙沼市)
石渡商店 (宮城県気仙沼市)
津田鮮魚店(石巻津田水産) (宮城県石巻市)
及善商店 (宮城県南三陸町)
菱屋酒造 (岩手県宮古市)
酔仙酒造 (岩手県陸前高田市)
東北とらやフーズ (宮城県石巻市)
世嬉の一酒造 (岩手県一関市)
藤田商店 (宮城県気仙沼市)
鵜の助 (宮城県石巻市)
矢部園(宮城県塩竈市)
喜久盛酒造(岩手県北上市)

「被災地からのレポート~2014年総集編~」の全文はこちら:
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?st=cal&bl=120&cg=51&m
ail=MS20150131



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NHK 「あの日わたしは~証言記録 東日本大震災~」 
2月2日の「福島県 矢吹町」編では大木代吉本店スタッフがナビゲートします
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福島県矢吹町の大木代吉本店のスタッフがナビゲータになり、
3.11の震災時の様子をお伝え致します。
なお、取材は数カ月前のもので、現在は工事も着々と行われており、
修復が順調に進んでいるとのことです。

【番組情報】 
2/2(月) AM 10:50~10:55 (5分番組)
NHK総合「あの日わたしは ~証言記録 東日本大震災~」
福島・矢吹町 野木信子さん
  http://www9.nhk.or.jp/311shogen/link/

※緊急ニュースや国会中継等で時間のズレや延期になることもあります。


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最後までお読みいただき、有難うございました。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


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