被災地応援ファンド
2015年3月3日 13:59
大木代吉本店(福島県西白河郡/清酒等の製造・販売)の場合
東日本大震災から4年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
【大木代吉本店の場合】
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んでいない
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい
◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。
当初の計画と比べると、蔵全体の工事完了時期が少し遅れております。修復工事内容の変更や工事業者の不足が原因です。ただし工事は引き続き行われており、2015年春には全ての工事が完了し、新たなスタートをきることができそうです。
震災前の旧酒蔵や設備と改修後の現在の蔵を比較すると、導線に配慮したコンパクトな立地施設になり、稼働率が高く、安全な職場環境、良酒醸出の環境等が格段に改善されました。
◆現在、直面している課題を教えてください。
原発・風評被害、販路の開拓
原発事故は未だマスコミを刺激し収束に至っておりません。
反面、弊社社長が陣頭指揮に立った酒造りは背水の陣が功を奏し、新たな顧客、酒類専門店との新規取引成立等需要開拓が徐々に増えております。
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
資者の皆様との交流を深められる、「日本酒を愉しむ会」などの開催を希望致しております。
その際にはよろしくお願いいたします。
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
法人税減税、金利の見直し等期待します。
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
以前はボランティアで、蔵の修復活動の一部を出資者の皆様が引き受けてくださいました。
この1年では、直接お会いすることはなかったのですが、季節のお便りにあたたかいお言葉を添えてくださったり、また弊社にお越しくださってお酒の購入もしていただきました。
皆様が当蔵のことを忘れずにいてくださることを大変うれしく存じます。
今後は情報発信を積極的に行い、皆様とよりコミュニケーションを図っていきたいと考えております。
◆2015年の抱負を教えてください。
東日本大震災から4年、蔵の解体・修復工事全てが完了致します。
また当社はおかげさまで本年、創業150周年の節目を迎えましたが、復興という大きな意味をも持つ新たなスタートの年となりました。
数値的に見ると、2014年1月~12月の販売実績は約前年並みの100%でした。
福島県酒造業者の同期間の前年比は97%で低迷気味です。
当社が少し上昇した理由は料理酒の調味効果が重要となる各種アミノ酸含有量が従来より1.5倍増加し、本然の役割が評価されていること。また、徐々に酒類専門店開拓が効果となって表れてきていると存じます。
これを機に企業として総合力を高めるように努力してまいります。
150年という永い間、酒造りを続けられていることへの感謝の気持ちと皆様に飲み続けていただいているという喜びを感じ、今後も美味しいお酒を提供していくという考えは変わらず、更に新たな環境でできる最大限のサービスもスタートできればと考えております。
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被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
【大木代吉本店の場合】
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んでいない
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい
◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。
当初の計画と比べると、蔵全体の工事完了時期が少し遅れております。修復工事内容の変更や工事業者の不足が原因です。ただし工事は引き続き行われており、2015年春には全ての工事が完了し、新たなスタートをきることができそうです。
震災前の旧酒蔵や設備と改修後の現在の蔵を比較すると、導線に配慮したコンパクトな立地施設になり、稼働率が高く、安全な職場環境、良酒醸出の環境等が格段に改善されました。
◆現在、直面している課題を教えてください。
原発・風評被害、販路の開拓
原発事故は未だマスコミを刺激し収束に至っておりません。
反面、弊社社長が陣頭指揮に立った酒造りは背水の陣が功を奏し、新たな顧客、酒類専門店との新規取引成立等需要開拓が徐々に増えております。
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
資者の皆様との交流を深められる、「日本酒を愉しむ会」などの開催を希望致しております。
その際にはよろしくお願いいたします。
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
法人税減税、金利の見直し等期待します。
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
以前はボランティアで、蔵の修復活動の一部を出資者の皆様が引き受けてくださいました。
この1年では、直接お会いすることはなかったのですが、季節のお便りにあたたかいお言葉を添えてくださったり、また弊社にお越しくださってお酒の購入もしていただきました。
皆様が当蔵のことを忘れずにいてくださることを大変うれしく存じます。
今後は情報発信を積極的に行い、皆様とよりコミュニケーションを図っていきたいと考えております。
◆2015年の抱負を教えてください。
東日本大震災から4年、蔵の解体・修復工事全てが完了致します。
また当社はおかげさまで本年、創業150周年の節目を迎えましたが、復興という大きな意味をも持つ新たなスタートの年となりました。
数値的に見ると、2014年1月~12月の販売実績は約前年並みの100%でした。
福島県酒造業者の同期間の前年比は97%で低迷気味です。
当社が少し上昇した理由は料理酒の調味効果が重要となる各種アミノ酸含有量が従来より1.5倍増加し、本然の役割が評価されていること。また、徐々に酒類専門店開拓が効果となって表れてきていると存じます。
これを機に企業として総合力を高めるように努力してまいります。
150年という永い間、酒造りを続けられていることへの感謝の気持ちと皆様に飲み続けていただいているという喜びを感じ、今後も美味しいお酒を提供していくという考えは変わらず、更に新たな環境でできる最大限のサービスもスタートできればと考えております。
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