世嬉の一酒造 蔵とビールファンド ファンドニュース 被災地からのレポート

被災地からのレポート2012年9月12日 17:39

すばらしい出会いに感謝です。

9月12日、京都にお伺いしました。
中小企業診断士の五十田様のお招きで京都にお伺いすることができました。

五十田様は被災地支援のマイクロファンド「ミュージックセキュリティーズ」を通して、当社に投資をしていただいている方の一人です。

今日は五十田様に京都の企業「有限会社 グランブルー」の代表 石井雄一郎様を紹介していただきました。
石井様は、3年前に人のご紹介で、障害者といわれる方を雇用したことをきっかけに、授産施設A型施設を株式会社つくり事業展開をされている方です。

もともとは、熱帯魚などの水槽を販売していました。
しかしながら、その方の雇用をきっかけに、手帳を持たれる方の採用が増え、お菓子工房とそのためのキッズカフエ、そして今度は道の駅的な施設を作られました。
彼らの働く場をどんどん作っている社長さんでした。

当社も震災後、ある方のご紹介で一人の受け入れを行ったのをきっかけに、何人かがこられるようになりました。
彼らは本当に一生懸命働いてくれ、会社の雰囲気も良くなり、本当に感謝しているのですが、経営者として将来的にこのままで維持できるかという一抹の不安もありました。
そんな中、五十田様よりご紹介をいただいたのです。

グランブルー様の菓子工房にて・・・
向かって右側が五十田様、左側がグランブルーの社長石井様

石井様は、障害者の方々の仕事作りで、カフエの運営や京都のお野菜や卵を使用したお菓子を作っり販売しています。
この卵ロール本当においしいです。

このクッキーも非常においしいです。
お菓子工場です。
石井社長は商品や企業情報に障害者雇用のことはほとんど記載していません。
HPにもそのことは記載されていません。
石井社長は、そのような部分を記載してお客様に訴えないと売れない商品をつくるより、本当においしい物をつくって事業にのせないといけないということでした。
すばらしい考えだと思いました!



そしてカフエもあります。それもキッズカフエをつくり、0歳~3歳くらいの子どもをもつ親がゆっくりできるカフエです。熱帯魚水槽が3つくらいおいてありました。

このカフエの前では、元気な声でお客様を呼び込む社員の方の姿が感動的でした。
当社の方もそうですが、仕事をすることに純粋に喜びを感じ、笑顔で働く姿は本当にいつも勉強になります。

石井様には、受け入れの時の苦労や授産施設の設立(株式会社でおこなったのがすごいのですが・・・)の苦労話などさまざま教えていただきました。
時間を超過して実体験を細かく教えていただき、本当に恐縮です。

有限会社 グランブルーのHPはこちら
↓↓↓

多くの課題を超えなければなりませんが、当社の一つの将来像のあり方として研究していきたいと思います。

世嬉の一の未来を考えて、今日も元気に世嬉の一は営業しています!


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被災地からのレポート2012年9月12日 17:29

パンプキンエール・・・かぼちゃビール醸造しました。

今年もかぼちゃを使用したビールを醸造しました。
そう、来月はハロウィン!
ハロウィンといえば、お化けかぼちゃ・・・

当社では一ノ関の名産?すごく甘いかぼちゃ、南部一郎を使用してパンプキンエールを醸造しました。

南部一郎はこんな感じです。

すごく黄色くて甘いかぼちゃです。生でもサラダ等で食べれますよ。


ヘチマみたいに見れます。

このかぼちゃを蒸かしてビール醸造に使用します。
けっこうすっきりとしておいしいビールになりますよ。
一ノ関のかぼちゃの味をビールでお楽しみください。


樽での出荷は、9月27日あたりになります!
いわて蔵ビールでは、地域の食材を使用しておいしいビールを醸造し、そして地域の小さな経済循環をつくろうと考えております。地域のおいしい食材でビールをつくることで、次のメリットがあります。
1.地域の食材を知っていただける。
2.農家さんなど地域がちょっとだけ儲かる。
3.地域のよさがなんとなく伝わる。
だと思います。
現在、いわて蔵ビール地域食材シリーズは、
1.三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)・・・アメリカにも進出!
2.ジャパニーズハーブエール山椒(山椒のビール)・・・アメリカにも進出!
3.こはるビール(地場産麦芽 こはる二条大麦を使用)
4.パンプキンエール(一ノ関地区骨寺の南部一郎かぼちゃを使用)

今日も、いわて蔵ビールは地域と協力でおいしいビールを造っています。
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被災地からのレポート2012年9月2日 19:39

月見の宴で蔵に力が入りました。

私たちは、震災前から一ノ関にも一流の音楽を聴ける機会をということで、毎年石蔵で音楽会を開催しておりました。
その名も「月見の宴」といいます。今年も「月見の宴」を開催することができました。
「月見の宴」とは、当社と一ノ関のバッハ研究会の鈴木美樹子先生との企画で、先生に一流の音楽を一ノ関の蔵の中で聴いていただこうという企画です。鈴木先生のプロデュースで一流の音楽家の方々が蔵への支援をということで、岩手一ノ関までわざわざ来て音楽会をしていただいております。
今年は、一関出身の世界で活躍されているフルート演奏者 蕎麦田 さやか様、フランスで活躍されているピアノ奏者 遠藤 奏恵様、そして特別ゲストでソプラノ歌手 林 裕美子様がおこしいただき演奏会と宴を開催しました。

被災して補修を行った石蔵 クラストンが音楽の力でよみがえるようなそんなひと時でした。

会場には130人のお客様がおこしになり、楽しい音楽のひと時をすごしました。
石蔵ヒビがわかる補修あとに音楽が一つ一つしみこんでいくような演奏会でした。

林先生と蕎麦田様、遠藤様の合唱の風景です。
音響は特にありません。
ソプラノのきれいな歌声、フルートのきれいな音色、そして力強いピアノの音が石蔵に浸透していき、蔵が生き返ってくるようでした。
聴かれているかたも、体中熱くなるようなそれでいて涙がにじむようなそんな音楽会だったとご感想をいただきました。



コンサートの後は、中庭で月をめでながら郷土料理とお酒で宴が始まりました。
今年は震災でお世話になった方々や日ごろお世話になった方々をおよびしての宴でした。
非常に和やかでかつ楽しい時間でした。

来年もまた企画します。

美しい音楽と素敵な人たちで世嬉の一は本日も元気に営業しています。

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被災地からのレポート2012年8月29日 16:55

全国地ビールフェスティバルin一関が開催されました。ありがとうございます。

先日、第15回全国地ビールフェスティバルin一関が終了しました。
このイベントは、世嬉の一スタッフが企画運営に携わっています。
目的は、町おこしです。そして、今年も怒涛の3日間が終わりました。
今年は、3日間で約2万人??位の人が訪れ、8780Lのビールを飲み干していただきました!
全国、北は北海道、南は沖縄石垣島まで全国のクラフトビール69社と海外のクラフトビール3銘柄が集まり、そして、地元の食を20社程度集めまして大イベントです。
JAさんが一関の特産品、ピーマンとナスを提供していただき、その料理も提供しました!
全国からボランティアの方々も来られ、一緒に会場を盛り上げていただきました。
ステージでは、民謡、神楽、獅子踊りなどの伝統文化を疲労したり、東京からボランティアできていただいたバンドの演奏や義捐金のオークションなど開催されました。
市内のホテルは満員で金曜土曜の夜の飲食店もにぎわったようです。
金曜土曜はタクシーも捕まりにくかったと聞いています。
3日間、とにかく盛り上がったイベントでした。


駅前にある大槻三賢人像の後ろには地ビールフエスティバルの告知

金曜日の準備風景。テントはビールブースで15以上、テーブル椅子は1300席+立ちのみ席多数!!!


開始と同時に大賑わいです。家族ずれも多く、お父さん、お母さんがビールで楽しみ、お子さんはジュースやカキ氷、そして食事を楽しんでいました。
土曜日日曜日はテントの中も大賑わいです。

世嬉の一も地産商品で食材ブースも出しています。

東京のエールハウスさんがバンドで盛り上げてくれました!

ドイツビールを持ってきていただいた、コバツトレーディングさん、すごい人気で大行列!一瞬でなくなりました!

私もすっかり日焼けしました。

土曜日、集中豪雨が来てもなんのその、傘差してビールを呑んでくれております。
雨の中ダンスをしていた外人さんもいました。

でもまた晴れてくれました!!!

各ブルワーさんからいただいたものはオークションさせていただき、義捐金にしました。

盛大な3日間、スタッフの皆様、ボランティアの皆様、そして参加していただいた皆様、そしてそして、一緒に参加したお客様の皆様本当にありがとうございました。
また、来年一関で会いましょう!

世嬉の一は今日も元気に営業しています。
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「世嬉の一酒造 蔵とビールファンド」(1口1万500円)の詳細・お申込はこちら:

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被災地からのレポート2012年8月24日 14:48

グレートカンパニーアワード特別賞をいただきました。ありがとうございます。

先日、東京へ出かけました。株式会社船井総合研究所が主催する経営戦略セミナーにてご講演を聞くのが目的です。また、実は船井総合研究で開催しております、グレートカンパニーアワードで特別賞を受賞したので、その授賞式に行ってまいりました。
http://www.funaisoken.co.jp/ir/pdf/120608_news.pdf

船井総合研究所で定義するグレートカンパニーとは、

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社会的価値の高い「理念」のもと、
その「企業らしさ」を感じさせる独特のビジネスモデルを磨き上げ、
その結果、持続的成長を続ける会社のことです。
そして、社員と顧客が「素晴らしい会社」と誇りを持つくらいの
独特のカルチャーが形成されている企業を、グレートカンパニーと定義します。

グレートカンパニーの要件
1.持続的成長企業であること
2.熱狂的ファンを持つ、ロイヤリティーの高い企業であること
3.社員と、その家族が誇れる、社員満足の高い企業であること
4.自社らしさ大切にしたいと思われる、個性的な企業であること
5.世の中に広く大切にしたいと思われる、社会に貢献している企業であること

現在の欠点にとらわれず、未来志向で日本一、
世界一のレベルを目指すのが「グレートカンパニー」です。
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授賞式は素直に大変嬉しいものでした。ただ、大賞の企業やそのほかの企業をお聞きすると、
当社は本当にまだまだで特別賞でももらいすぎだと感じました。
ただ、将来に向けてグレートカンパニーアワードを目指さなくてはと感じた一日でした。
東京から帰ってくると、岩手日日の紙面に大きく掲載されておりました。
びっくりしました!
ますます、本当にこれからが大切だと痛感しております。
今日も元気に世嬉の一は営業しています!

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被災地からのレポート2012年8月22日 21:30

いわて蔵ビール セキュリテセット 販売開始!

岩手県一関市、世嬉の一酒造より
いわて蔵ビール セキュリテセットの販売が開始されました!
登録指定文化財の蔵で生み出される、
無ろ過、無殺菌の新鮮で健康的な「いわて蔵ビール」。

詳細・お申込はこちら↓

美味しいビールで暑い夏をのりきってくださいね!
sekinoichi
sekinoichi

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被災地からのレポート2012年8月15日 11:30

レストランのテーブル花。オイスタースタウト今日アメリカへ出発

昨日もお盆で帰省される方、観光にこられる方でレストランは大忙しでした。
私も、ホールで接客に追われました。
事務所でもんもんと経営の事を考えることも楽しいのですが、
時にはお客様の前で接客し、時にはお客様からご助言やお叱りをうけつつも、
多くのお客様が笑顔でかえっていくのを見ていると仕事してよかったなぁと思います。

いいアイディアもいただきますから・・・

さて、接客しながら蔵元レストランせきのいちのテーブル花を見ました。
いいですね。野草です。(人によっては雑草というかなぁ?)

ねこじゃらし(エノコログサ)ですね。
緑色がきれいです。

ツユクサです。紫色のかわいい花はまだですね。

テーブル花は、敷地内の草花を社員が摘んできてくれたようです。

よく当社の会長(先代の社長)が松尾芭蕉の俳句を引用して話してくれます。

「よく見れば、薺(なずな)花咲く 垣根かな」

なずなってペンペン草のことで普段は雑草扱いされている草です。
でも芭蕉はなずなの独自の美しい花を咲かせていることに気づいたのだと思います。
普段何気ないものにでも注意を払っていると
たくさんの幸せを見受けられるということでしょうか。
そこで、当社の会長のいつもの訓示が、
ちょっとした「幸せ感」にきづく感性をもってください。と教えてくれます。
当社の名前は「世嬉の一」 世の人々は嬉しくなる一番の酒をつくるという由来です。
そこから、経営理念に「お客様をはじめすべての人の幸せを追求しよう」となりました。
当社の社員たちも、いい店にしたいからテーブル花も買ってこなくては・・・
という感覚になるときがあります。
でも、当社は他地域から来店されるお客様が多いので、
ちょっとでも地域の自然や風土にふれあってもらうことが幸せにつながるのでは・・・
ということで、野草を飾るようにと考えてました。

社員が敷地内の何気ない草花に「かわいい」「きれい」
お客様に見せたいと思って飾ってくれたのだと思います。
私としてはとても嬉しい限りです。

世嬉の一にきたら、ちょっとだけ見てみてください。

さて、今日は、牡蠣のスタウトをアメリカへの出荷の準備をしています。
2010年にロサンゼルスのイタリアンレストラン「プロヴィデンス」さんに
採用されてから徐々にアメリカに輸出が増えてきていました。
そのときの記事です。(毎日新聞より)

この方がシェフだそうです。
あったことはないのですが、いつかアメリカに行ってお礼がしたいです!
↓↓↓

これがオイスタースタウトです。

アメリカに輸出するのということは、経営的にはそれほど利益はありません。
また、そんなにたくさん醸造している会社ではないので、
輸出のメリットというのはそれほど大きくありません。
それでも輸出しようと思ったのは、私の思いがあるからです。

それは、地域の子どもたちが一ノ関(ふるさと)に
プライドの持てるようにしたいと思ったからです。

なんの関係があるの???ということですが・・・

私たちは酒やビールを醸造して販売しています。
私たちのできることは、この酒やビールの品質を向上させ、
地元の人たちのお国に自慢商品にすることで、
地域にプライドを持てることの一助になります。

地元の人たちが自慢できるビールにする。
自慢ビールで「じびーる」になると思いました。

そのために、いくつかの世界の品評会や国内の品評会で
賞を受賞しましたが、これだけではたりないと思いました。
(ちなみに、オイスタースタウトはジャパンビアカップで金賞、
アメリカで開催されるワールドビアカップで銀賞を受賞したことがあります。)
私は単純だから、ニューヨーカーやロンドンっこが蔵ビールを飲んでいる姿はかっこいいなぁ・・・
そうなったら、きっと地元の若い人たちも自慢できるかなぁと思いました。

地元の若い人は、多くは就職や進学で、都会にながれてしまいます。
その方々が地元のお土産で蔵ビールを購入して仲間に飲ませるとき、
「おいしいでしょう。岩手一ノ関はこんなにいいところだから、おいしいビールがあるんだよ!」
と自慢げに話してくれたら最高ですね!

そんな夢見て今日は輸出の準備です。

ちょっと思いと異なっているのは、ニューヨーカーではなく、
どうやらロサンゼルスの方々にお届けしているようです。
しかし、地ビール本場アメリカで飲んでいただくのは嬉しいことです。
次はジャパニーズハーブエール山椒が輸出されるようです。
(輸出する商品は、現在のところ、一ノ関産、もしくは岩手県産の材料を
使用しているビールなんですよ。これもちょっとしたこだわりです)
本日も世嬉の一の社員は元気いっぱいに働いています!
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被災地からのレポート2012年8月12日 11:14

園児の田んぼと初恋神社

 5月に地域の園児たちが植えた稲はどんどん大きくなってきています。
5月には泥の中で植えていた小さな苗でした。

今はこんなに大きくなりました。
穂も出てきました。

完全無農薬なので、田んぼの除草は完全手積み。
雑草を取っていると・・・


とんぼがいました!えーもう秋になるの???

ミヤマアカネでしょうか?大人になると赤くなります。
写真は取れませんでしたが、イナゴもいました。

確かに朝夕涼しくなってきましたから・・・秋の足音が知らずのうちにきているのかなぁ・・・

ところで、世嬉の一に新しいスポットができました・・・・
というより、お客様より自然発生的に出来てしまったのですが・・・

それは、当社の氏神様のところです。
この氏神様ですが、いつのころからか、初恋神社と呼ばれています。

なぜでしょう?・・・
当社に島崎藤村が3ヶ月英語の家庭教師としておとずれたことがあります。
その後仙台に渡り、藤村の代表作である「若菜集」を書き上げました。
その若菜集の初恋から来ているのでしょうか?
また、実際に地域で恋愛成就した人が言っているのが口コミになって、初恋神社と呼ばれているのかもしれません。

それ以来、恋愛成就にこられる方が多くなり、神社の近くの植木に持込で絵馬を掛ける人も増えました。
当社としては植木に飾られるのは、植木が元気なくなるので、ちょっとかわいそうだと思っていたので・・・

社員手造りの絵馬かけを作りました。

また、絵馬を持ってきていただくのは忍びないと・・・
敷地内にオリジナル絵馬を販売しました。
(ん~さすがうちの社員。。。がんばっている!)

その名も恋の絵馬・・・世嬉の一の蔵の形になっているので、
きっとあなたの思いを大切に守りますよ
世嬉の一におとづれるお客様が少しでも幸せになっていただければ嬉しいです。
本日も社員一同元気にがんばっています!
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被災地からのレポート2012年8月11日 12:16

鷺草と蔵の補修状況・・・エールをありがとうございます!

本日より、蔵元レストラン世嬉の一の入り口にかわいい鷺草(サギソウ)が飾られております。

さぎそう2
さぎそう
白くきれいな花です。このさぎ草は、いつも当社にガスを供給してくれる森燃の社長さんが栽培して飾ってくれるものです。
かわいい鷺(さぎ鳥)のような白い花は本当に心が和みます。
当社にお寄りの際はぜひご覧になってください。
ちなみに、サギソウの花言葉は「夢でもあなたを思う」だそうです。

世嬉の一では、本日も蔵の修繕工事が再開しております。
傾いてしまった蔵は中でぎっしり足場を組み、ワイヤーで引っ張り、補強財を入れてまっすぐにしています。
6月から工事しておりますが、10月までかかる予定です。
蔵補修2
現在、工事している蔵です。表から見ると会社やっているか心配になるお客様が多いようです。(元気に毎日営業してますよ!)
蔵補修

蔵の中はびっしり足場が組んでいます。

同時に外壁の修繕も開始しています。
土蔵の外壁は人の身体のようです。
たくさんの柱は人の骨、そしてびっしりと中にあるのは土ですが、それはひとでいう筋肉、その表面にきれいな白い壁は皮膚のような感じです。

今回の地震では表面にひびが入っていたと思ったのですが、さまざまな専門家の先生がこられて、治した方がいいとしきりにおっしゃってました。
ヒビが中まで入っているので水が中にしみていくと土蔵の土の部分から崩れて来るそうです。

今日は、表面を薄く削って土蔵の傷を明確にし、その後壁を塗っていく作業になります。削った後を見てびっくりしました。

けっこう深く傷があります。

蔵補修5

蔵補修6
蔵補修7
蔵補修4


四方の壁にびっしりと傷があり、ゆで卵を割ったときのようでした。
当社の会長は、「うちにとって多大な投資になるが、これから30年後まで、地域にこの蔵を残し守って行くということが大切だから今やりましょう」と説得されたときを思い出します。
長期・全体・総合で物事みないといけないと思いました。

長期は、この地域に住む子どもたちの時代になっても
全体は、当社だけでなく地域全体にとってよいことか
総合は、建物という物質だけでなく、地域の文化や人との関わりまで総合でよいか

ということだと思いました。

しかし、現実の会社経営もあるため悩んでいたときに、友人にミュージックセキュリティーズの被災地復興ファンドという投資を教えていただき、精神的にずいぶんほっとしました。
本当に皆様ありがとうございます。

蔵補修8
世嬉の一は今日も蔵を改修している音が響いていますが、私たちのエールに聞こえてきます。
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被災地からのレポート2012年8月6日 19:27

お餅の文化とは!?

世嬉の一酒造は、セキュリテ被災地応援ファンドにご参加頂くにあたって、
お付き合いのあった気仙沼の斉吉商店の女将にファンドについてのお話を伺ったそうです。

それが、今回のファンド募集のきっかけだったわけですが、ファンドの募集開始にあたり、
斉吉商店の斉藤和枝専務から、こんなメッセージを頂きました。

「世嬉の一酒造さんは、岩手県一関市の地域のお酒の文化やお餅の文化など、
お米の文化を大事にしていらっしゃまいました。
また、皆さんがよくなるように頑張ってこられた
一関周辺ではなくてはならない会社さんなので、応援をお願いします。」

さて、和枝専務も挙げている「お餅の文化」。
今日は、世嬉の一酒造が大事にしている「お餅の文化」について、
少しご紹介したいと思います。

世嬉の一酒造は、敷地内で蔵を利用して運営する「蔵元レストラン せきのいち」で、
一関地方の伝統食「餅料理」を提供する他、その文化を次世代に伝え、
発展させるため官民協力の「もち食推進委員会」の立ち上げなども行なっています。

世嬉の一酒造

写真上は、一ノ関の郷土料理でハレの日に頂く「もち」。一ノ関にはもちの種類が
300種類あると言われているそうです。
そして、世嬉の一酒造では、お餅を毎日ついているそうです。

そして、写真下は、一ノ関の日常食の「はっと」料理です。この地域では南部小麦が多くとれ、
小麦を手で伸ばし鍋にいれて食べることが多いそうです。その昔、お殿様があまりにもおいしくて
ご法度にしたから「はっと」という言い伝えがあるそうです。

世嬉の一酒造

写真は、セキュリテ被災地応援ファンドでもおなじみ、山内鮮魚店店長ヤマウチさんが、
世嬉の一酒造を訪ねた時の写真です。(ブログ記事はこちら

このお餅、実は、当社のファンドチームが4月に東北合宿をした際にも、
寄らせて頂き、私含め、チームの全員で頂きました。
ほっとする味で、本当に、美味しいです。

ヤマウチさんが、世嬉の一酒造を訪問したのは、現在、山内鮮魚店で販売している
南三陸復興祈願「地ビール」を、世嬉の一酒造がつくっているからなんですね。
南三陸復興祈願「地ビール」についての詳細はこちら

セキュリテ被災地応援ファンドに参加すると、地域の事業者さんのつながりがみえたり、
自分の出資先同士のコラボ商品が生まれたり、そんな楽しみ方もおすすめです。

現在、募集中の「世嬉の一酒造 蔵とビールファンド」。
登録指定文化財の蔵の修復と地ビールの醸造のためのファンドです。

是非、応援宜しくお願いします!

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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ファンドの詳細・お申込みはこちら!
https://www.securite.jp/fund/detail/317

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取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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