えこふぁーむニュース えこふぁんど2010

えこふぁんど20102012年12月10日 19:35

豚さんが再生してくれた畑

2011年から無肥料、無農薬で足し算も引き算もせずに栽培した西洋野菜は、とても元気で力強く美味しいです。
栽培する人の愛情が沢山、野菜に注がれてその分が足されて旨味になります。
黒く耕運した場所が豚さんが再生してくれた畑です。
豚さんの餌になるイタリアンという牧草がトラクターが見える奥の方に種まきされ、手前は人用の根物野菜(人参等)の種が入っています。春になったら食べられそうです。縦長になった道路沿いの放棄された農地からは、空き缶や瓶、家庭ゴミがたくさん捨ててありました。
それを豚さん達が毎日、掘り出して柵の外へと出してくれ、それを私たちが回収します。


 再生した畑


2010ファンド畑

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えこふぁんど20102012年12月10日 18:35

生ハムまもなく熟成です!

2010年に放牧された豚さんの生ハムが間もなく熟成のときを迎えます。
先月、2010年豚ファンドのえこふぁーむ生ハムを試食してみました。
味に深みがでて熟成がゆっくりとしたスピードになって来ていました。

 熟成生ハム

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えこふぁんど20102012年9月21日 18:35

えこふぁんど2010:スタッフブログその9~野菜の成長報告

野菜の成長報告(本城)

自作のぼかし


夏野菜は肥料を多く必要とする作物が多く、無施肥、無農薬の自然農法1年目の畑では次々と肥料切れして、枯れていきます。トマトも多くの品種が枯れてしまいました。そこでワッキーが有機栽培の農家の方から教わってきた自作の「ぼかし」をナスの畝に撒いています。さなぎ食堂で使っている無農薬米のぬかと、畑の土にいる土着菌を使った「ぼかし」。

「ぼかし」の効果で、ナスも次々と実ってほしいものです。茄子の花と親の意見は千に一つも仇はないという諺どおり仇花になりませんように。

8月の畑は草との戦い、台風、梅雨のような長雨、刺すような日差し、と大隅半島で野菜を育てるハードルの高さを実感しました。周囲の農家がサツマイモと早期米しか育てないことが納得です。それでも、青々と育つ野草のように作物も出来るはず、と考えて、刈った青草を畝に撒いては自然農法用の土壌を育てています。

*今月号のブログから、時間をかけずに読んでいただけるように短い原稿にしています。ご報告したいことは山ほどあるのですが、ご了承ください。


スタッフ:まーくん

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えこふぁんど20102012年8月4日 17:54

えこふぁんど2010:スタッフブログその8~野菜の成長報告ほか

・  野菜の成長報告(本城)

 

強く育つ「ささげ」

 

 

ささげ

 

2ヶ月近く続いた梅雨が明け、日差しの痛い大隅半島。多くの災害をもたらした長雨の影響で、畑やハウスも根腐れする作物が出てしまいました。一方で、無事に収穫を開始した作物もあります。写真に写っているのはささげという豆です。私の手よりもはるかに大きく成長しています。さやごと塩茹でして食べると美味。

 

 

 

ささげの花

 

こちらはささげの花です。朝咲いて、昼にはしぼみます。熊蜂がやってきてはさかんに受粉してくれていて、つぎつぎささげが実っていきます。来年は10a(アール)ほど作付けする予定です。

 

 

 

力強く育つ

 

力強く育つささげとワッキーの笑顔。春野菜の出荷が終わり、夏野菜までの端境期、畑から何も収穫物がない日が続きました。夏本番になり、朝から30℃を越える畑での収穫は汗だくになりますが、「何かが採れるってことはすばらしい事ですね」とワッキー。

 

 

 

たわわに実る

 

長雨で枯れてしまったトマトの品種もありますが、写真のミディアムトマトはたわわに実っています。これから色づいていきます。無施肥、無農薬で育ったトマトです。

この1年の試行錯誤によって大隅半島での自然農法に適した作物を見極め、将来はレストランの野菜をすべて自社生産にすること。そして、自然農法で育った野菜を必要としてくれる方にお届けできるように計画的に作付面積を広げていこうと考えています。

 

 

 

夏空

 

畑から見上げる国見の山々と夏空。熱中症になりそうな陽気ですが、夏草に負けないように土手や畝の草を刈り込むことでこの風景が保てています。

放牧養豚による耕作放棄地の再生、飼料作物の生産、自然農法(循環農法)の確立。えこふぁーむ誕生10年目の創成期を経て、これからの5年、10年で充実期をむかえられるようにがんばります。

 

 

スタッフ:まーくん

 

 

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えこふぁんど20102012年6月25日 11:08

アカデミックな時間:畑チーム責任者まーくん日記

研修生源本さんのプレゼンテーション

 

研修生源さんプレゼン

 

6月18日、えこふぁーむの社員がさなぎ食堂に集まり、二人の研修生のプレゼンを聴きました。源本さんは豚チーム、畑チームでそれぞれ2週間ずつ研修を行った経験を通して、豚の出荷サイズについて疑問を投げかけました。

 

豚さんの出荷サイズが大きすぎるのではないかということ、そして、サイズの違いで肉の味はどう変化するのかということ。

現在えこふぁーむでは200kg前後の大きな豚さんが出荷を待っている状態です。源本さんは大きな豚を自社加工し、ハンバーグにして地域の保育園や小、中学校の給食として利用してもらって食育に活かしてはどうかと提案。

さらに、えこふぁーむの圃場や再生林も活用して、保育園では芋ほり、小学校では原生林を守るための記念植樹、中学校では林間学校での山登りや、畑での自然農法野菜づくりを行い、食育と地域活性化を目指すべきだと発表されました。

そうやって地域と連携すれば、えこふぁーむのハンバーグを食べて野菜作りをした子供たちの中から、将来えこふぁーむで働いてくれる人物も育つのでは?との問いかけに、専務も「そうなんです!それこそやりたかったことなんです!」と賛同していました。

 

 

研修生ジョシアさんのプレゼンテーション

 

研修生ジョシアさんプレゼン


つづいてアメリカから約1ヶ月の研修(研究・調査)のために豚チームに来ていたジョシアさんのプレゼン。ジョシアさんは大学で放牧豚を活用した環境修復の研究をしていて、えこふぁーむでの放牧を経験するために来日しました。世界的に有名な自然農法の先達、福岡正信氏の著書「自然農法・わら一本の革命」に感銘していて、畑チームにも高畝つくりに来てくれました。畑ではコンパニオンプランツのことや生物多様性の考え方について話が盛り上がりました。

 

そんなジョシアさんの提案は放牧における輪転の必要性でした。豚さんを同じ場所で放牧していると、どうしてもその土地は荒れてしまう。いくつかの柵で区切って、季節ごとに豚を移動させ、放牧したあとには地表をマルチしてくれるようなクローバーなどの種子を蒔き、植生を回復させるべきだと。そして、回復させてから再び放牧しないと継続可能な放牧は出来ないと。えこふぁーむでも同じ問題に直面していて、昨年から順次放牧場を広くしているのですが、特定の場所が荒れてしまうことは解決できていません。季節ごとに豚さんを柵移動するためにはより広い土地を手に入れて柵を増やしていくか、全体の飼育頭数を少なくするか。

 

「私たちは単なる豚飼いではなく、環境を修復・維持するためのプロデューサーであらねばならない」とジョシアさん。他にも豚さんの習性や視界を考えた出荷台の作成方法や森林で放牧する際に残していきたい樹木をフェンスで守ることなど、細やかな提案も多く、えこふぁーむ社員一同、刺激を受けました。ジョシアさんのプレゼンは英語で行われましたが、豚チームのネパール人ムキヤさんが通訳してくれました。パワーポイントを用いた発表は学会のようで、久しぶりにアカデミックな時間を過ごすことが出来ました。

 

 

コウゾの実

 

コウゾの実


先月の野いちごジャムの日記が好評だったので、6月の季節を感じられる写真をいくつかご紹介します。1枚目はコウゾの実です。畑周辺の藪に生えているコウゾの樹。樹皮が紙の原料に用いられたりしますが、実は木苺のようなオレンジ色。独特の甘みがあります。
初めて見たというワッキーに差し出すと、「あ、甘い。イチジクみたいですね」と。種子の食感がイチジクに似ています。ねっとりとした甘さです。

 

 

ナワシロイチゴの実

 

ナワシロイチゴの実

 

こちらは野いちごのナワシロイチゴ。ナワシロは苗代で、田植えのころに熟すことからこの名前があります。クサイチゴのときのように期待して食べたワッキー。「すっぱいですね」との感想(笑。

 

 

趣味の果実酒つくり

 

趣味の果樹酒つくり

 

コウゾの実もナワシロイチゴの実も小さくて、ジャムにするくらい集めるのは大変です。なので、今回は鹿児島の芋焼酎に漬けて果実酒にしました。飲み頃は半年後。えこふぁーむで働いていると、たぶん、あっという間に時間が過ぎていきそうです。

 

 


スタッフ:まーくん

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えこふぁんど20102010年3月9日 02:14

究極の生ハム、埼玉県坂戸のセラーノ工房見学ツアー開始のお知らせ

今回のファンドの対象の放牧豚を生ハムに変える、
「セラーノ工房」への見学ツアーです。

尾島博氏の「セラーノ工房」は、この道30年。
スペインへの留学を経て、ローマ時代から伝わる
豚のモモ肉と塩だけを使い、無添加で長期熟成の
生ハムを作ってこられました。

通常の国産の生ハムは、アミノ酸の液に1ヶ月程度漬け込んで
出荷され、ヨーロッパからのものでも添加物が入っている
ものが多い中、まさに無添加でじっくりと2年以上も発酵を待つ、
本物の生ハムづくりです。

しかし、長期熟成をするためには、その熟成に耐えうる
豚でないと、腐敗してしまいます。

えこふぁーむでは、その熟成に耐えうる豚を育てています。

ツアーでは、生ハムつくりの現場見学に、生ハム試食、
そして、尾島さんのお手製の本場パエリアのランチ付き!

貴重な機会、ご興味ある方は、ぜひご参加ください!

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・日時:3月28日(日)12:00~16:00ごろ
・場所:セラーノ工房 坂戸市善能寺341-1
・集合:12:00  東武鉄道坂戸駅 北口改札集合
※駅からタクシーで乗り合せ
・内容: ・生ハム工房の見学
・尾島氏お手製の特大パエリアパンでつくる、
  本場パエリアと生ハムの特製ランチ
・会費:お一人3500円(ランチ料金) ※交通費別途
・申込方法:ecofarm@securite.jp 宛に、
・氏名
・人数
・本イベントを知ったきっかけ
を明記の上、ご送付ください。 
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えこふぁんど20102009年11月19日 18:44

キューバ視察報告 Chapter2








港町首都ハバナを護る「モロ要塞」からの市街地の風景です。 河口部に位置して、出入りする船を監視します。 要塞内の通路にも音楽が溢れていました♪ 大砲は現在使われておりませんが、迫力満点でした。

スペインの支配下にあった時期があり、市街地は古いヨーロッパ風の町並みと、 ガラス張りの近代的なビルが同居していました。
   






   
モロ要塞に隣接している、「カバーニャ要塞」の大砲と、チェ・ゲバラの執務室です。チェ・ゲバラは今でも英雄で、街中のいたるところで絵やモチーフを見る事ができました。ゲバラの写真が絵葉書で売られていたり、Tシャツに似顔絵がプリントされていました。


私は現地のガイドさんから「チェ・デバラ(出腹)」とあだ名を付けられてしまい、滞在中ずっと、デバラさんとよばれていました(トホホ)。
   






   
「メリア・パラデロホテル」の室内です。
旅行中、私はいびきがうるさいということで、個室になりました。
   






   
ハバナ市内では古い伝統ある建物と、近代的なビルディングが調和していました。建物の色使いもパステルカラーが多く、トロピカルムードに溢れていました。

鹿児島でもパステルカラーは似合うような気がするのですが、もう少し遊び心が必要なのかも・・・。

キューバは遊び心満載な、トロピカルアイランドでした♪
   
 

 

 
   
荘厳な建物もさることながら、空の青さが素晴らしいです。

「オールドハバナ」ということで世界遺産になっているようです。街全体がテーマパークのような感じでした♪
   
 

 

 
   
常に音楽がそばにあるというか、サルサのライブを楽しみながらの「タベルナ・ソン」での夕食は「食べて・得」といった感じでした。

日本では考えないくらい音楽が身近に感じられます。 ノリの良い音楽が流れてくると現地の人は踊りだします。
   
 

 

 
  
ハバナ市内にある葉巻工場の入り口と手作業の様子と、工場隣の機関車捨て場の写真です。
街中では馬車も普通に走っています。
葉巻工場は4階建てで、内部には作業工程を教えるための学校もありました。全て手作業なので、葉巻が高いのも頷けます。 葉っぱの色毎や太さや長さ等々、何十種類もの規格や分類がされていて、検品も非常に厳格に行われていました。
キューバでの禁煙意識ですが、レストランでは灰皿があるところとないところがありました。ホテルではロビーは禁煙で、玄関の外の脇に灰皿がありました。タバコの自動販売機は、ホテル内では見かけました。街中にはジュースの自販機もタバコの自販機も見かけませんでした。

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