えこふぁーむニュース クマソの王国・大隅を歩く

クマソの王国・大隅を歩く2014年6月28日 15:49

水俣の桜野園さんに行ってきました

熊本県水俣市の桜野園さんに、友人の松本和也さんを訪ねました。松本さんは、お茶農家の4代目。エコシティとして名高い水俣市において、松本さんは、農業を通しての地元学の実践者である若きリーダーです。といっても、もう3人も子どものいる、りっぱな大人なので、若きというのは昔の話で、いまや日本有数の実力者ですね。
松本さんのお宅は、水音に癒される水俣市の山奥にあります。ちょうどお茶の出荷時期なので、お家の中は発送用の段ボールでいっぱいになっていたのですが、奥の座敷の襖を開け放つと、本当に気持ちよく。すんごく癒されます。そこで、今年穫れたばっかりの、新茶の数々のご相伴にあずかりました。うまい。さすが、桜野園。癒されます。
松本さんは、当初不可能とも言われた 、無農薬によるお茶栽培に、日本でもいち早く取り組み、さまざま苦労をしながら、現在の農法を確立しました。さらに2005年からは、一切の肥料、農薬を使わない自然栽培にも取り組んでいます。

 松本家

松本家に伝わる秘蔵の写真を見せてもらうと、お茶栽培に取り組んだ先人の苦労がしのばれます。昭和8年、最初に植えたお茶の木があり、それも現在に残っています。
入植当時の写真 

お茶の葉っぱの色がまばらなのは、昔は一株ごとにいろんな品種の木を植えたとのことで、それがいまでもそのままにしてるのだとか。

古木 

ご飯を食べた後は、さらに山奥にあるお茶畑の刈り取り風景を見せてもらいました。しかし、この山もめちゃくちゃ気持ちいいです。お茶の木の下には、雑草が旺盛に生えていました。これは、農薬をぶっかけてある茶畑ではありえない風景。お茶の葉に近寄って見ていると、かまきりだったり、いろんな生き物が息づいています。これが、自然の滋養なんだなあって心から感動しました。ありがとう松本さん!
桜野園さんは、
http://ameblo.jp/otya-sakuranoen/ 
茶摘み 

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クマソの王国・大隅を歩く2014年5月12日 15:11

クマソの穴

鹿児島空港から車でほどちかく、霧島温泉郷の妙見温泉の西側を200メートルほど登った山腹に、その名もある熊襲(くまそ)の穴というところがあります。熊襲の穴はクマソ族の首領・川上タケルが住んでいたところで、女装した日本武尊(ヤマトタケルノミコト)に殺されたと伝えられていて、一名嬢着の穴とも言われているそうです。入り口は狭いものの中は広く、奥行き22メートル、幅10メートル、高さ6メートルの広さがあります。中に入ると、縄文的な極彩色の絵柄が壁面全部に描かれていて、かなり度肝を抜かれました。クマソを訪ねる旅では必見の場所です。
 入り口穴の中彩色

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クマソの王国・大隅を歩く2014年2月26日 16:10

串良海軍航空基地地下壕電信司令室

えこふぁーむのある鹿児島県肝属郡周辺には、かつてこの地に特攻隊の飛行場があったことから、いまでも太平洋戦争の戦跡が数多く残されています。
今日は、鹿屋市串良町有里(平和公園近く)にある串良海軍航空基地地下壕電信司令室跡を訪れてみました。
しかし、こんなところに地下壕が当時のままに残されているなんて全くわかりません。普通の民家前の駐車場の看板に、「地下壕」と書かれているだけ 。戦時中は、こうやって田園の風景に溶け込ませた中で、地下での活動が行われていたことをうかがわせます。
内部は、ひんやりと冷たく当時の面影をそのまま残し、思わず襟を正されるような静寂に包まれていました。
今後も数ある史跡を訪ねて歩きたいと思います。

 司令室入り口
民家の裏庭にある入り口です

司令室階段 
入り口から地下に降りる階段。管理人のお婆さんは40段と言っていましたが、数えてみると36段でした。 

司令室内部 
司令室内部。コンクリートの打ちっ放しで、当時のままひっそりと保存されています。

司令室見取り図 

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