斉吉商店ファンド ファンドニュース 被災地からのレポート

被災地からのレポート2011年10月24日 21:50

【斉吉商店】 ご出資いただいた皆さまのお陰でガス式のスチコンを導入できました

皆様いつもいつも大応援をいただき、感謝申し上げます。


今日はファンドでご出資いただいたなかから一番初めに準備することができました、ただ今大活躍中の「スチームコンべクションオーブン」について、詳しくご報告させていただきます。


「スチームコンべクションオーブン」は、オーブンというだけあって焼くことはもちろんですが、スチームですから蒸すことができます。オーブンのように閉じた中で蒸すのですが、無圧です。時間と温度を決めて調理することができます。


斉吉ではこの機械を存分に使って様々な商品をつくっていました。特に魚介類を固くしないで、柔らかく加熱するために活躍していました。


以前は、「ホテルパン」というバットが30段のものが1機、24段が1機、10段が2機、6段1機と5台有りましたが、今回は写真の10段と、こちらはスペースの関係でまだ設置していませんが、6段2機購入させていただきました。

 

 


前に立っているのは金のさんま担当大臣の千加ちゃんですが、実は金のさんまを炊くときに欠かせない工程が、「スチコン(こう略しています)」にあります。はじめに表面だけ、さっとスチームをかけるのです。


それから今回さらに有難かった事を報告します。


気仙沼は被害が大きく、なかなか地元での工場再開できない理由のひとつに電力の問題があります。


通常、工場は「キュービクル」という大きなブレーカーのような働きをする機械を入れるのですが、これは前の斉吉の工場で「キュービクル」だけで450万位かかるものです。被害に遭って、電気が通ることもままならないなか、よその工場を借りることになっても、半年ほど借りるのに電気の容量を増やすことは大変なことでした。


次の自社工場に移るにつけても、冷蔵庫冷凍庫、空調はじめ、電気の容量は、ほんとに大きいのです。そこで、今回大きく電気を使うスチコンをガス式でお願いしました。


日本で「スチコン」はほとんどが電気です。早くご出資いただいたことで、時間のかかるガス式の発注がより早くできました。ヨーロッパでは、ほとんどがガス式です。


おかげさまで、他の冷凍庫等電気でなくてはならないものとガス式の「スチコン」と共存で、お借りした工場で順調に仕事ができています。「スチコン」の工程の後は、もちろん鍋になりますが、写真のように細かい泡が鍋の表面を覆い、とてもいい塩梅です。

 


自社仮設工場に引っ越せる日を楽しみに待ちながらも、中才工場で商品がつくれて幸せです。


ありがとうございます。


またご報告いたします。

 


斉吉


セキュリテ被災地応援ファンドへのお申込はこちら
http://oen.securite.jp/
 

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被災地からのレポート2011年10月5日 12:00

【斉吉商店】 10月4日から新宿伊勢丹に出店

いつも、応援いただき、本当にありがとうございます。
地元の店舗はまだ無いのですが、おかげさまで「金のさんま」はじめ、いくつかの商品の販売が始まりました。


地元紙に仮事務所の住所と電話番号を載せた日から、例の豪邸(?笑)にお客様が(しかも2階なのに・・・)おいで下さり、大変にご不便をお掛けしながらも、商品をお求めいただいています。なかには、「わかりにくくて半日探した」というお客さまもおいでになり、本当に申し訳ないやら有難いやらで、何とか早く一階のお店をと願っています。


首都圏でも9月に入ってからは百貨店のお得意様販売会に始まり、少しずつ販売をさせていただく機会が増えました。10月4日からは8日間、新宿伊勢丹の「フードコレクション チアーアップ日本」に出店します。私たち斉吉スタッフ参りますので、「ご都合よければ皆様にお目にかかれれば・・」と思います。7日からは銀座に気仙沼のアンテナショップができます。(期間限定約1年位だそうです。)


それから・・・
10月1日、東京虎ノ門でNPO法人ETICさんが主催する【みちのく仕事 右腕募集】に行ってきました。地元で数社集まって気仙沼で働く若い人たちの情報発信力を上げるため、指導していただきつつ一緒に働く右腕さんを募集するためです。ITとか、Eなんとか・・・とついただけで固まりそうになりましたが、良い出会いになりそうな、有難い日でした。写真は翌日の東京新聞だそうです。東京の知り合いが送ってくれました。

 

 

では、また東京に向かいます。


斉吉 斉藤和枝

 

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被災地からのレポート2011年9月20日 14:57

投資家の皆様へお礼

斉吉商店の専務取締役である斉藤和枝さんより
投資家の皆様へお礼のお手紙が届きました。

皆様、大変有難うございました。
これから長いお付き合いを、どうぞ宜しくお願いいたします。


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被災地からのレポート2011年9月12日 12:00

【斉吉商店】 新宿伊勢丹への出店にお邪魔してきました

ミュージックセキュリティーズの神谷です。

 

9月7日より行われている新宿伊勢丹の斉吉商店の物産展にお邪魔してきました。

「いつも定期的に呼んでいただいていただいたのに、半年も空けてしまって、、、」と仰っていた斉藤専務。
久しぶりに出店をすることができて、本当に嬉しそうな表情がとても印象的でした。

 

      お店に訪れていただいた方に、笑顔で丁寧に商品のご紹介をされる斉藤和枝専務

 

                           金のさんま

 

                             海鮮丼

 

                         豪華海鮮丼4種

 

                        さんま一汐開き

 

残念ながら、海鮮丼などはまだ試食はできていないのですが、最近、魚をあまり食べなくなった息子でさえ、甘くて美味しいとおかわりを要望した「金のさんま」のように、味は折り紙つきですので、今から楽しみです。(昨日、取材をされていた日本テレビの方々は、気仙沼で「金のさんま」を食した後、あまりの美味しさに、皆さまご実家に送付されたとか。)

 

商品に、添加物などは利用していませんので、子どもにもおすすめです。

フードコレクションへの出店は9月13日までです。

どうぞ、足をお運びください。


「斉吉商店ファンド」はお陰さまで、満額のお申込をいただきましたが、
引き続き、被災企業を応援するファンドは募集中です。

9月14日には、「セキュリテ被災地応援ファンド説明会」を開催します。
無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

詳細・申込はこちら:
https://www.securite.jp/news/oen?a=204

 

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被災地からのレポート2011年9月3日 11:00

【斉吉商店】 9月7日から新宿伊勢丹本店フードコレクションに参加

 

ミュージックセキュリティーズの神谷です。

 

斉吉商店が9月7日~13日まで一週間、新宿伊勢丹本店フードコレクション(地下1階)に参加します。

 

「ガイアの夜明け」でも紹介されましたとおり、新工場の建設にはまだ少し時間がかかりますが、内陸の工場の一部をお借りして生まれた商品をお持ちいただきます。

 

商品はこちら:

 

・金のさんま( http://www.saikichi-pro.jp/goods.php?GOODS_ID=1008
・海鮮丼
・豪華海鮮丼 4種類( http://www.saikichi-pro.jp/goods.php?GOODS_ID=1160
・新さんまの開き

 

近辺にお住まいの方、足をお運びいただければ幸いです。

 

なお、夕方になると品切れになってしまう場合があるかもしれないとのことでございますので、お早めにお立ち寄りいただければ幸いです。

 

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被災地からのレポート2011年8月23日 12:00

【斉吉商店】 皆さまの出資金で機械を購入

皆様、いつもいつも本当にありがとうございます。


おかげさまで、今日「応援ファンド」に出資いただいた中から、まずスチームコンべクションオーブン2台と真空包装機が1台到着しました。嬉しくて嬉しくて、機械をなでたりしてばかりいて、写真を撮るのさえ忘れました。
この次改めて報告します。


画像は無いですが、まずは早くに機械を購入させていただいたことへの御礼を申し上げます。斉吉にとって【これさえあれば】という真っ先にそろえたい機械です。ありがとうございます。


9月からの販売に向け様々な準備が大忙しとなって来ました。海鮮丼も製造はじまりました。

 

 

震災前に刈り取っためかぶは被災を免れた冷凍倉庫に保管してあったものを他社さんから譲っていただきました。

 

三陸いくらも震災前のもので貴重品です。斉吉、得意の醤油漬け。



青森産のアワビは柔らか煮にしたものを使います。



たこは北海道から。

 


つくづく考えます。


なんて大勢の人のお世話になって商品はできるのだろう。斉吉だけでできることなど、ほんのわずかなことです。魚をとる人、貝を育てる人、それを運ぶ人、機械を作る人、電気工事・水道工事、パッケージデザインをする人、資材を作る人。数えればきりがない大勢の人のご苦労の上に、今日の商品があります。さらに、出資いただた皆様に応援いただいているのです


本当にありがたいことです。


斉吉商店 斉藤和枝

 

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被災地からのレポート2011年8月16日 11:00

【斉吉商店】 9月7日からは、いよいよ伊勢丹新宿本店で販売開始

皆様こんにちは。いつも応援をいただき、本当にありがとうございます。


少し前の話になりますが、気仙沼で、台湾のアーティスト、スミンさんのライブがありました。

 


  
私たちはご飯の差仕入れを頼まれたので、【合点承知!】と準備をしました。


スミンさんのライヴはとてもとても素晴らしく、すっかりスミンワールドに引き込まれました。


海に囲まれた台湾の同じ海の男の歌があり・・・優しくのびやかで力強く、台湾のファンにもなってしまいました。



真ん中がスミンさんで、斉吉あかりちゃんと和枝デス。


ご飯の差仕入れは写真をとるのさえ忘れてしまいましたが、斉吉チームはあかりちゃんと陽子さんとひろみさんで、おにぎりと金のさんま、気仙沼大島の昆布と油揚げの煮物、仙台麩となすの揚げ煮、トマトなどなどを準備し、食べていただきました。


スタッフの皆さんにも喜んでいただけて良かった。

 

それと・・・また、あかりちゃんですが、仙台の泉ビレッジで、少しですが初めて【金のさんま】を販売しました。


 

大雨でしたが お客様の前に立って 販売ができる事が嬉しく有難かった1日です。 

 


9月7日からは、いよいよ伊勢丹新宿本店での販売です。


商品のほかにも包装資材のデザイン等の打ち合わせも重なり、いよいよ忙しくなってきました。震災の直前3月8日まで販売させていただいていた場所に、また新たな気持ちで戻ることが本当に楽しみです。


首都圏のお客様にもお会いできる事を心待ちに準備をしています。


斉吉商店 斉藤和枝

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被災地からのレポート2011年8月4日 14:00

【斉吉商店】 青森と北海道の産地訪問(2)

皆様、こんにちは。

 

いつも応援いただき、本当にありがとうございます。感謝です。

青森に続く北海道をご報告する予定でしたが遅くなりました。

 

先週は、おかげさまで、斉吉商店ファンドへご出資いただいた方々へ、初めにできた【金のさんま】をお届けすることができました。我が子を外に出すような心配も少しありましたが、皆様から喜んでいただき、少しほっとしております。

 

それから、今日はまた嬉しい報告です。

 

中小企業基盤整備機構さんで建てる仮設工場の建設が決まり(本当におかげさまです)、今日から既存倉庫の解体が始まりました。

 

 

 

 

仮事務所の前は重機が入って騒音ですが、嬉しい音です。

 

 

さて、北海道釧路で会った【さんま様】です。

 

 

 

 

今年は北海道のさんまのお世話になることが多いでしょう。

 

厚岸の牡蠣も見に行きました。

 

 

 

厚岸の牡蠣のほとんどが宮城種です 今は在来種の復活もされ、かきえもんブランドは有名ですが。たくさんの牡蠣のお母さんが宮城なのです。

 

 

それから、厚岸保田水産の社長さんご夫妻と・・・

 

 

 

 

毎年いただくとびきり美味しい奥様の手作りいくら醤油漬けの話で盛り上がり、卵が活きているうちにたれを吸わせなければならないとのことで、11月また教えてもらう約束をしました。

 

 

最後に。

 

 

 

 

テレビ東京さんがずーっと同行取材をしてくださいました。3日間お世話になりました。失礼もお許しくださいますよう。

 

 

それでは またご報告いたします。

次回は気仙沼でのスミンライブでのケータリングの話と仙台で復興市に出店の事を。

 

斉吉 斉藤和枝

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被災地からのレポート2011年7月25日 17:00

【斉吉商店】 青森と北海道の産地訪問(1)

いつも応援いただき、本当にありがとうございます。

 

711日から15日まで、急ぎ足でしたが、青森の陸奥湾から大間、北海道函館→道東→オホーツクまで魚を見に、また産地の現場を見に行きました。

 

今週は、青森の報告を・・・・

 

まず出発の朝、安波山からの気仙沼湾です。痛々しい姿ですが、山と海の美しさは変わりません。

行ってきます!(この景色、現実に自分の目で見ている時より、気仙沼の外に出ていて思いだす時のほうが可哀そうに思うのです。だから、外にいる人へ余計に心配をかけているんではないかと・・・そんなことを考えました。)

 

 

 

陸奥湾です。天気も良く、素晴らしい。

 

 

特にホタテを見ました。

 

 

 

宮城県は帆立養殖の南限といわれています。後で行くオホーツクは地まきですが、ここは気仙沼と同じ垂下式。そして規模が大きい!でも帆立の顔を見ると、海の様子が違うことが分かる。貝に付着している海藻が違うし、食べた時の食感も違う。

 

泊めていただいた菅沼商店さんで、ごちそうになったアワビと帆立。抜群に美味しかった。

 

 

これまでの気仙沼は様々な魚介類が揃いました。そして水揚げしたばかりの産物を原料にすることができました。本当に恵まれていたのです。

 

これからしばらくは他の産地とも連携をしなければならないと考えています。でも、それが逆に、すべてがあった時よりも、外からも気仙沼を見る機会になり、いろいろな 工夫が生まれるもとになるのではないかと考えています。他の産地では、震災前の気仙沼にあった悩みと同じ事が、つぶやかれれる事もありましたし、学びたい素晴らしい事も山ほどありました。

 

自分たちの再生の姿を鮮明にしていくための本当に良い時間となった5日間でした。

 

陸奥横浜の菅沼商店さんに深く感謝!お世話になりました。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

次回、大間→函館をご報告します。

 

斉吉商店 斉藤和枝

 

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被災地からのレポート2011年7月20日 19:30

【斉吉商店】 糸井重里さんが斉吉商店を訪問

青森から北海道へ、行ってきました。他の産地の魚を見たり、現場でのお話を聞いたりするためです。それは、またこの次、ご報告させていただくとして、今回はやはり「糸井さんが来てくださった」話です。


糸井重里さんと糸井重里事務所の小池さん、奥野さん、田口さん、それに、マガジンハウスの岡野さんが、私たちが仕事をしている江刺のキッチンセンターへ来てくださいました。



糸井さんが斉吉商店ファンドに出資いただいていることが、この日わかりました。本当に有難いことです。ちょうど、この日ファンドにご出資いただいている投資家のお客様向けの商品を準備していたので、糸井さんにはご自分のところへ行く分をご自分で袋入れをしてもらいました。



その後、お昼は斉吉のみんなも一緒に、金のさんまと気仙沼で水揚げされたカツオのたたき(これは、うちのシャチョーの十八番)でお昼を食べました。




食べながらの雑談の中から 新しい商品の話に・・・・・。



私たちは帰りの車の中で、新商品にする妄想で頭の中が膨らみ、気持ちも希望で膨らみ、ちょっと加熱!だめだめ。落ち着いて、一呼吸おいて、来週、少しやってみっぺしということに。


糸井さんは震災の日の話を丁寧に聞いてくださったり、気仙沼弁を覚えてくださったり、嬉しく有難い良い日でした。
それに、しばらくぶりで気仙沼の魚をお客さんに食べてもらえたし。


このページをご覧くださった皆さん


ばばばばばーっ。なんと、ありがだいごどぉ・・・・

 

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