丸光食品ファンド ファンドニュース 2011年08月
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被災地からのレポート2011年8月13日 16:19
【丸光食品】初披露!工場建設予定地と今後のプロセス
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。
今週は、久しぶりに気仙沼に行ってきました。丸光食品さんとも打合せをし、事業の進捗状況、今後、資金が必要となるタイミングや現状の資金計画について詳しく伺い、今後いかにファンドのお金を集めていくか相談してきました。
2回にわたって、ご報告したいと思います。
まずは復興に向けた最大の障壁となっている「土地」の問題についてです。その土地がこちらです!広い!!!もの凄く広いです。900坪近くあるそうです。
実は、この土地の持ち主の方も、被災され自宅を失くし、この土地を売ったお金で、隣の土地に自宅を建てる予定だそうです。
でも、ほんと、周りには何もなく、震災前だったら、ここに製麺工場をつくるなんて想像できなかったほどだと思います。
そもそもそこに辿りつくまでに、相当のご苦労がありました。たかだか土地を捜すのに、何がそんなに大変なのか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、少し捕捉すると、現在、気仙沼には「今すぐ工場に使える土地」というのが圧倒的に不足しているのです。
もともと丸光食品の工場があった地区は、津波が直撃し、地盤沈下も起こり、現在、建設規制がかかっています。そして、今は、その地区で被災した方が、皆、外の土地を求めている状況です。しかし、内陸部にある土地は農地だったり、山だったり、工場用地に適した土地を見つけるのは非常に困難です。
例えば、山に土地があったとして、それ自体は安かったとしても、その場合、木を切り倒して、平らに整地して工場を建てられる状態にするのには、相当な時間と費用がかかります。また、そもそも、排水等の問題が解決できないかもしれません。こちらの土地の状況ですが、改めて整理をすると、現在、登記上は、「農地」として登録されており、工場を建てるには、(1)農業振興地域の解除申請、(2)農地転用申請、(3)開発許可申請の手続きが必要になります。
(1)は既に7月末に申請をしており、今月中には結果が出る見込です。(2)の申請は、毎月1回で15日が締切。申請時には土地購入費用の裏付けが必要になりますが、残念ながらまだ準備が整わず、今月は断念し、現在9月15日の申請を目標にしています。最終的な土地の費用は、諸経費を入れて、2850万円程。
資金面では、ファンドに加えて、銀行借入の準備を進めています。しかし、銀行として審査をするにも、所有している丸光食品の潮見町の土地は、今や資産価値はゼロ、製造機能が全て失われた今、過去の決算書も何ら意味を成さず、それほど簡単な話ではないようです。
そのような中、今は、ファンドで既にいくら集まっているということが、大きな力になっています。ファンドで集まれば集まるほど、二重ローンが減るだけでなく、借入自体もしやすくなります。
また、実際には、土地の費用だけではなく、工場建設費用も含めて借入の話を進めており、現在、工場建設費用の見積もりが来るのを待っている状況です。製麺工場の設計は特殊な分野ということもあり、見積もりを作るにも時間がかかるようです。日々、思うようには進まず、挫けそうになることもあるけど、ファンドをやっていることで、前を向いて歩いてこれたような気がする、と丸光さんに最近よく言われます。
また、土地が決まってからは、どんな工場にしよう、2階建てにして、屋根にはソーラーパネルをつけて、停電しても稼働できるようにしてetc,,、そういうことを考えると、少しは楽しい気持ちになるそうです。
現在、気仙沼では、失業率が非常に高いそうです(正確な数字が分からずすみません)。このファンドにお金が集まり、工場が作られ、丸光食品が再建していけば、一旦解雇せざるを得なかったスタッフを再雇用し、また雇用を生むことができます。そして、気仙沼地域にまた、地元産の「麺」を届けることができます。
ファンドの規模も8000口と大きく、会ったこともない方から、お金を集めていくことは、決して簡単なことではありませんが、なるべく詳しく状況や資金の必要性をこちらのレポートでお伝えし、少しでも、多くの資金をファンドで集めていきたいと思います。
どうぞ、皆様の応援を宜しくお願いします!
-------------------3口以上のお申込で海鮮ふかひれ生ラーメンを含む「気仙沼麺セット」をもれなくご送付「丸光食品ファンド」の詳細・お申込はこちら: -
被災地からのレポート2011年8月4日 14:20
【丸光食品】 出資者からの贈り物!
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。
丸光さんも参加する今晩の「セキュリテ被災地応援ファンド・盛岡説明会」に向かう、
新幹線の中から更新しております。
当日参加も歓迎ですので、もしお近くの方がいれば、是非来て下さい!
今日は、気仙沼の丸光さんの所に、送られるてくるという出資者の方や、
同業者の方からの贈り物をご紹介します。
1つ目
お名前は分かりませんが、封筒には「被災地応援ファンド申込者」とあります。
「Pray for Japan」の本を送って頂きました。
2つ目
投資家の方からで、お名前もあったそうです。
たくさんのうちわを手作りで送って頂きました。早速使っているそうです。
3つ目
前にもご紹介した長崎の製麺会社・狩野ジャパンの狩野社長からの物資です。
昨日、熊谷さんが帰宅したら玄関に山ほどあり、半分以上はトラックに積み込んだほどの量だったそうです。
すごいのは、なんと、これで4回目だそうです。
熊谷さんの妹さんが、現地のボランティア・コーディネーターをしているので、
彼女を中心に、この焼きそばをみんなで頂ける方法を検討中だそうです。
ファンドをきっかけに、いろいろな繋がりが生まれてます!
これからも、どんどん応援の輪を広げていけるよう、引き続きご協力お願いします。
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3口以上のお申込で海鮮ふかひれ生ラーメンを含む「気仙沼麺セット」をもれなくご送付
「丸光食品ファンド」の詳細・お申込はこちら:
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=165
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被災地からのレポート2011年8月2日 20:05
【丸光食品】ただのうどん屋ではない-「東北の仕事論。」で紹介されました!
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。「セキュリテ被災地応援ファンド」のことを「ほぼ日刊イトイ新聞」をきっかけに知った、という方も多いのではないでしょうか。実は、というか、ウェブ上で公言されているのですが、糸井重里さん個人、そして、会社「東京糸井重里事務所」としても、応援ファンドに参加して下さっています。ゼロから立ち上がる東北の企業の皆さんの「関係者」として、長期的に復興に関わり続けていける点に共感して下さっているのですが、その「関わり方」についても、いろいろ考え、実践して下さっています。説明会にご参加頂いたり、実際に気仙沼に足を運んだり。そして、その「関わり方」の実践の一つがこちら!「ゼロから立ち上がる会社に学ぶ-東北の仕事論。」シリーズです!!既に、Part1で、斉吉商店編をご紹介いただいたのですが、本日からのPart2は、ついに「丸光食品編」です!第1回 タイトルの「ただのうどん屋ではない。」は、丸光さんの言葉からとってるんですね。「ただのうどん屋じゃないんで、うち。」思い返してみれば、これは丸光食品・敬子さんの口癖かもしれません(笑)。私も、彼女がこう言う姿が目に浮かびます。でもこれは、これまで本当にこだわりをもって、麺作りをしてきたからこそ出てくる言葉だと思います。本日から3日間の連載のようです。皆さんも、是非お読みください!!ほぼ日奥野さん、斉吉さんや丸光さんの魅力が伝わる記事をどうも有難うございます!-------------------3口以上のお申込で海鮮ふかひれ生ラーメンを含む「気仙沼麺セット」をもれなくご送付「丸光食品ファンド」の詳細・お申込はこちら:
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