LIVING IN PEACE BLOG 日頃の活動

日頃の活動2012年4月14日 16:35

[講演報告] 第2回はままつグローバルフェア

皆さんこんにちは。リビングインピース(以下、LIP)の菅原です。
今日は3/4に静岡県浜松市のクリエート浜松において、第2回はままつグローバルフェアにLIPがお招きいただいた模様をお伝えいたします。
普段東京で活動しているLIPがなぜ浜松に行ったのでしょうか?
昨年実施したカンボジアマイクロファイナンススタディツアーに参加された久米さんから、『ぜひ浜松でも出張イベントやって下さい』とツイッターでオファーをいただいたのがきっかけです。
イベントの企画には、クリエート浜松の村瀬館長を紹介してくださりました。村瀬さんの東京出張の際に打ち合わせをして、はままつグローバルフェア出演のオファーをいただきました。
はままつグローバルフェアは国際協力のイベントとして、はままつ国際理解教育ネット、(公財)浜松国際交流協会(HICE)、JICA中部、(財)浜松市文化振興財団(クリエート浜松)の主催で開催されました。
クリエート浜松は立派な建物で、雨の中たくさんの来場者がいらっしゃり、とても盛り上がっていました。
浜松講演1
浜松講演3
浜松講演2
LIPのプレゼンとして、私からはLIPのご紹介と浜松講演に至るまでについて、慎からLIPの取り組みをお話させていただきました。
LIPはこれまで浜松で講演を行ったことはありませんでしたが、おかげさまで定員40人の会場はほぼ満員になりました。嬉しい誤算で、質疑応答も時間が不足してしまうほど活発でした。
会場の皆さんは、とても真剣に聞いてくださっていると感じました。ありがたいことに、会場で販売した慎の著書『働きながら、社会を変える』も好調なセールスでした。
浜松講演4浜松講演4
浜松講演5浜松講演6
久米さんと村瀬さんという浜松のパートナーのおかげで、LIPが浜松まで出張できたことはとても嬉しかったです。浜松にもマイクロファイナンスや児童養護施設に興味を持ってくださる方は少なからずいらっしゃり、浜松に来られて良かったと思いました。
また、村瀬さん、久米さんはお忙しいところ、私の浜松観光にもお付き合いくださいました。おかげさまで、浜松で充実した時間を過ごせ、良い思い出となりました。
浜松講演9
貴重な機会をくださった久米さん、村瀬さん、お世話になったクリエート浜松の河合さん、佐伯さんにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今度は観光で浜松にお邪魔します。
文責 菅原崇

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日頃の活動2011年9月1日 20:44

ナイジェリアで思うこと

こんにちは。Living in Peaceの森田です。

西アフリカのナイジェリア人の友人を通じて、現在、ナイジェリアの田舎に個人で来て、生活や文化の違いに格闘しながら現地の方の家で共に生活をしています。村で同じような店が立ち並ぶ中、ここにはまだない低コストで始められそうな新しい産業を生み出せたらと、村で初のスムージー屋の開店に奮闘したり、その他の事業開始のための調査をしたりしています。

LIP

さっきまで、電気が無く真っ暗闇の中、Koperik(http://kopernik.info/)から提供されたランタンを使いながら、米を炊く前の作業として、米に交じったネズミの糞や蟻をひとつひとつ取り除く作業に30-60分も費やしていました。

LIP
(ケロシンランタンを使う様子)

今回は、ここで生活をするなか、日本に住む皆さんに改めて伝えたいことがあり、ブログを書かせてもらいました。

ここで生活をし、たくさんの方々と時間を共に過ごす中、身体で感じることのひとつは、貧困は、人が作ったもので、他人を思いやる気持ちの欠如から起きているということです。

LIP

自分の満足にばかり目を向け、賄賂や汚職が横行し、政治がうまく機能せず、あってはならないほどの格差がうまれ、貧しい生活を強いられ困難に向き合わなければならない人々が世界に溢れています。本当は、皆が豊かで満たされた生活を営めるはずが、それが未だ叶っていません。現在も、ナイジェリア北部のジョスでは宗教対立による争いがたえず、今年の大統領選挙後は小さな子どもや妊婦さんまで手足や首を切断されたり生きたまま焼かれたりなど残酷なジェノサイドの被害者になっています。

それにも関わらず、政府や大手メディアによる暴力阻止運動が活発に行われていません。このような被害を止めたいという思いでイベントを企画する地元の方も、資金面の問題があったり、知り合いでないと話を聞いてもらえないことが多く、計画が順調に進んでいない状況です。

LIP

日本で生まれ育ち、自分が世界でどれだけ恵まれているか、どれだけ幸せなことなのか、改めて考えてほしいと思います。そして、深い感謝の気持ちを持ち、恵まれた環境にいられることに対する責任というものを改めて考えてみてほしいです。

もしも今お金あるいは時間に余裕があるなら、少しでも他を思いやり、分け合う気持ちをもってほしいと思います。そして行動してほしいと思います。ひとりでも多くの方に。

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日頃の活動2011年5月27日 12:42

同じ空の下

みなさんこんにちは。

濃くなるみどりをぬって咲く色とりどりのバラに、つい見とれてしまうこの頃です。

今日は、先日行われたメンバーの壮行会についてお伝えします。

 

LIPはご存知のように、活動する全員が社会人もしくは学生であるパートタイムNPOです。

そんなこともあり、メンバーが活動に充てられる時間や時期は様々です。

また、転勤等で東京を離れ、活動がオンライン上を中心としたものになるメンバーもいます。

 

先週は、教育プロジェクトメンバーの関口さんの壮行会が行われました。

金融機関にお勤めの関口さんは、このたびロンドンへ転勤となり、今後は、メールやスカイプを通して私たちと活動を続けていくことになりました。

 

パートタイムだからこそ、本業との相乗効果も期待できると加わったLIP。

転勤を知ったときには驚いたそうですが、この機会を前向きに捉え、今後は、ロンドンから教育やNPO活動の情報を共有してくださるそうです。

 

壮行会では関口さんへのビデオメッセージが流れ、メンバーからの激励や感謝に彩られた内容にとても温かい気持ちになりました。

東京とロンドンという距離から、実際にお会いする機会が少なくなるのは寂しいですが、ビデオにもあった「同じ空の下」で今後も一緒に目標に向かって進んでいきましょう。

 

明るい関口さんを送り出すにふさわしく、たくさんの笑い声が東京の夕暮れに響いていました。

 

 

東京の夕暮れ

 

関口さん壮行会全体写真

 

 

文責 高橋正子

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日頃の活動2011年4月18日 19:06

4/15 LIP主催【Chance Maker Night~震災を経た今、私たちができること~】報告

皆様、こんにちは。LIP教育PJの肥田です。
4月15日に「 Chance Maker Night~震災を経た今、私たちができること~」を開催しましたので、
当日の雰囲気をブログでもお伝えしたいと思います。
同イベントには、23名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

3月11日の震災から1ヶ月が経ち、未だ余震が続く中、
大勢の人々が厳しい環境下での避難生活を余儀なくされています。

そんな今だからこそ、多くの方をお呼びして語らいの場を持ち、私たちの支援先である児童養護施設「筑波愛児園」の震災後の状況を、ご報告させて頂くとともに、東京にいる私たちが今できることを、ぜひ皆さんと一緒に考えられればと思い、このイベントを企画しました。

当日は、飯田と関口から私たちの活動の紹介と、活動対象先である筑波愛児園の被災状況をお伝えしました。その後、立食をしながら参加者とLIPのメンバー間での懇親会を行いました。

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Chance Maker寄付者の方や活動に興味を持ってくださっている方々と、直接お話できる機会を持てたことは、LIP教育PJとしても大変貴重な時間となりました。
皆様の児童養護施設や震災支援に対する関心の高さと熱気に大いに刺激を受け、今後の活動への決意を新たにいたしました。
頂いたご意見、ご感想は今後の活動に役立てていきたいと思っております。

LIPでは、これからもChance Makerやコミュニティーメンバーの方と交流の場を企画していきたいと思います。
どうぞご期待ください。

(文責)肥田

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日頃の活動2010年11月3日 16:13

アイ・シー・ネット株式会社河原氏・粟野氏のマイクロファイナンス講義

LIPは日本でもトップクラスのマイクロファイナンス機関(以下、MFI)調査団体を目指すべく、MFIの調査手法の研究を続けています。とはいえ、国内においてフルタイムで働いていることから、開発途上国に赴き現地の情報を収集することには限界があります。


828日(日)に、応援メッセージもいただいているICNETの粟野氏(マイクロファイナンス読本などの業績があります)及びご上司の河原氏をお招きし、マイクロファイナンス(以下、MF)業界との関わりやの調査手法など経験談を教えていただきました。両氏にはエキスパートとして、お忙しいところ我々の足りない部分を補ってくださったことに感謝申し上げます。

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粟野氏は1995年からMFの研究調査に携わり、1999年からジンバブエでMFIの調査研究やコンサルティング業務を行ってきました。MFIを支援する政府機関で、MFIへの経営・融資・財務管理能力の指導や、MFIへの低利貸付制度の改善などに従事されました。


当時のジンバブエのMF業界は、成長発展の余地があるにも関わらず、次のような課題を抱えていました。政府機関は不良債権の回収、MFIは規模の拡大・組織力の向上・財務的な自立・高利貸しとの棲み分け、商業銀行のMF業界への参入は一行しかない、等です。インフレ率は既に上昇傾向であったものの、まだMF機関が収益をあげられる状況だったそうです。

また、融資対象のMFIを選定するにあたってどのような基準でMFIを評価すべきか、という問題に直面されました。CGAP(世界銀行の貧困削減に関する調査機関)のMFI評価のためのガイドライン(こちら)やPlanet Rating(MFIの格付機関)の格付けレポートを研究され、Governance(企業統治), Strategy(戦略), Management(経営管理), MIS(経営情報システム), Outreach(貧困削減の達成度), Profitability(収益性)など10項目からなるMFIの評価基準を策定されました。これにより、MFIの評価が数値として表され、複数のMFIの客観的な比較対象が容易になります。

 

Planet RatingではGIRAFEという評価体系に従い、企業統治、情報技術、リスク管理、営業実績、資金調達、経営効率性の6つの評価基準からMFIを格付けしています。(出典はこちら

 

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当時は今よりもインターネットが普及しておらず、マイクロファイナンス情報に対するアクセスもずっと悪かったはずです。それでもMFIの評価基準を作ってしまったという事実に、ロールモデルとして勇気をもらわないはずがありません。


河原氏も元銀行員で、南太平洋の金融機関で働かれた経験があり、当時のご経験を聞くことができました。これだけでも十分勉強になったのですが、興味深いのは発展途上国ゆえの事例が紹介されたことです。 ローンの償却に関すポリシーがあるのに償却された実績がない、MIS(経営情報システム、ローン情報を記録するシステムのこと)を評価しようとしたら記録も保存していなかったこと、思わず笑ってしまうような事例が次から次へと現れました。評価基準が上手く機能する例と、そうでない例を同時に学べる機会は貴重でした。 MF機関での不正とそれに対する取り組みの例や、その背景についても全員で議論しました。職員の給与の低さ、地方の支店では本店の管理が行き届きにくいから、内部及び外部の規制や監査がしっかりしていないから、など、そのインセンティブ構造も話し合いました。日本国内で財務諸表や書類などを見ているだけでは、まずわからないことだったため、有意義な議論となりました。 この勉強会はあっという間の2時間だったのですが、定例会議が始まるまでフリーディスカッションをしました。1128日(土)に予定されているマイクロファイナンスフォーラム2010の報告について相談させていただきました。その中で興味深かったのが、『資金調達構造から見るMFIの規模及び寡占度』です。


LIP代表の慎が私の提言(こちら)で主張しているように、マイクロファイナンスファンドを組成するコスト(発展途上国に赴き、滞在し、現地調査をする費用)を考えると、どうしてもコストパフォーマンスの見合う規模の大きな投資に偏りやすくなります。


従って、ある国の大手MFIの海外資金調達は順調であり、そのシェアは圧倒的であると考えられます。一方で、中小のMFIは海外からの資金調達がより難しく、規模を拡大することが困難になるでしょう。結果的に、より営利性を追求できる大手MFIによって市場が寡占される一方で、貧困削減などソーシャルミッションを追求する中小のMFIといった棲み分け傾向があるのかもしれません。LIPが中小のMFIsを支援する根拠を客観的に示せないか、今後とも検討していきます。

 

粟野氏、河原氏の専門知識やご経験によって、LIPの能力が大きく強化され、メンバー一同刺激を頂いたことに感謝しております。

両氏はじめとする多くの方々のご支援のおかげで、今のLIPがあります。末筆乍ら、厚く御礼申し上げます。

 

文責 理事 菅原崇 @takashifc

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日頃の活動2010年10月21日 08:20

誕生

皆さん、お元気ですか?
Living in Peace(LIP)の高橋です。
風が軽く、過ごしやすい日が続いていますね。

さて、私たちにはここ最近、おめでたいニュースが続いています。


まずは、メンバーの結婚の報告から。
金融機関に勤務しながら、マイクロファイナンスや開発学の勉強を続ける努力家のOさん。
そんな彼女のパートナーは、やはり志が高く、明るい素敵な男性でした。


お祝いのパーティにはLIPメンバーも出席し、数名が新郎新婦とともにダンスを披露。
にわかに誕生したダンスチームは、気がつくとLIPSと命名されていました。
ちなみに、私もそのLIPSのひとり。
ダンスの経験はとても浅く、参加することに意義を見出していたものつかの間、それを見事に打ち砕くべく技術も意識も高い皆さんに囲まれ、パーティを控えた週は、自宅で毎日自主トレをするほどでした。
しかし、このLIPSのおかげでダンスの面白さを発見!
新郎新婦に喜んでいただけたこともとても嬉しく、いい思い出になっています。


おめでとうございました!


そして、このLIPS、次はどのメンバーで構成され、誰をお祝いするのでしょうか。
今から楽しみです。


また、今月は、メンバー夫妻に女の子が誕生しました。
最近届いた画像には、愛くるしい表情と両親の嬉しい気持ちがギュッと詰まっていました。
何度見ても幸せな気持ちになります。
昨年の秋にも女の子が誕生したLIP。
今年も家族が増えました!


さらに、今月はLIPの3回目の誕生日でもあります。
代表の慎がLIPの前身にあたる勉強会を立ち上げてから、はや3年。
この1年の大きな変化といえば、国内の貧困課題に取り組むための教育プロジェクトが本格的に動き出したことでしょう。
国内外の貧困削減に向けて、私たちの活動の場は着実に広がっています。


さて、そんなLIPは、この秋様々なイベントを企画しています。
まずは、こちらから。


10月24日(日)16時~ 於CANPANセンター海洋船舶ビル10階
顧客満足度で高い評価を得ているライフネット生命保険株式会社の出口治明社長をお招きして、これまた10月に誕生日を迎えたLIP代表の慎とともに「日本の課題」について語ります。
会場との質疑応答の時間も十分に用意しておりますので、今の日本についてじっくり考えたい方、ひと言ある方、どちらも大歓迎!
ぜひご参加ください。
イベントの詳細とお申し込みはこちらから。
http://bit.ly/9Ty5Ha


11月には、毎年恒例のフォーラムが開催されます。
現在両プロジェクトで準備が着々と進行中。
こちらもご期待くださいね。


皆さんにお会いできることを楽しみにしています。


文責:高橋正子

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