LIVING IN PEACE BLOG 2010年09月

勉強会・セミナー2010年9月23日 22:31

LIPマイクロファイナンスセミナー@大阪のご案内

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◆ LIPマイクロファイナンスセミナー@大阪 ◆

◇ マイクロファイナンス機関現地報告会~カンボジアの事例より~ ◇

◆ 10/9(土) 18:00~20:00@キャンパスポート大阪(梅田) ◆
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皆様、こんにちは。Living in Peace(LIP)です。

今回のLIP主催セミナーは、初の地方開催in大阪!!
「セミナーに行きたいけど東京は遠い…」「地方でも是非やってほしい!」という声は、
今までもいただいており、そのご要望にお応えすべく初の大阪開催となりました。

内容は今年の夏にカンボジアのマイクロファイナンス機関を訪れたLIP代表の慎より、
マイクロファイナンスのシステムや特徴についての調査報告をしたいと思います。

※セミナー内容は先日7/10に東京で行った報告会と重なる部分もありますが、その後
3ヶ月の間にLIPが調査した最新の情報もお伝えする予定です。
マイクロファイナンス機関現地報告会@東京の模様 → http://goo.gl/rYrn

マイクロファイナンスという言葉は聞いたことがある、もしくは本で読んだことがある
という人はいるかもしれませんが、実際に現場を見ないと分からないことは多々あります。
現地のマイクロファイナンス機関で働く人たちは、どのような生活を送っているのか、
お金を貸す基準はどうやって決めているのか、はたまた彼らの目標・夢とは一体何なのか。

フィールドワークを一緒に行ない、寝食を共に過ごすことで見えてきた、マイクロファイ
ナンス最前線の様々な声を皆さんにお届けできればと考えております。

マイクロファイナンスについてご存知でない方でも、すでに知識がある方でも楽しめる
内容となっておりますので、大阪初開催、多くの皆様のご参加をお待ちしております!!

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【開催概要】

◆ 日時 : 2010年10月9日(土) 18:00~20:00(受付17:40~)

◆ 会場 : キャンパスポート大阪 ルームE
大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階 キャンパスポート大阪

◆ 内容 : マイクロファイナンス機関現地報告会~カンボジアの事例より~
(以下、予定している具体的トピック)

・ LIPの活動紹介
・ 最近のマイクロファイナンス事情
・ カンボジアでの具体的なマイクロファイナンス運営システム
→スピーカー:LIP代表 慎 泰俊

◆ 定員 : 50名

◆ 参加料 : 1,000円
※領収書がご入用の方は、受付にて係の者にお申し付けください。

◆ 参加お申込フォームはこちら → http://goo.gl/onYr
お名前(ふりがな)、所属、連絡先メールアドレス、参加人数、本セミナーを知った
きっかけを明記下さい。
※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。
※当日、受付等お手伝いしていただける方がいらっしゃいましたら、事前に
lip@securite.jp までご連絡いただければ大変助かります!

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◆ 主催 : 特定非営利活動法人 Living in Peace
貧困削減を目的として設立された特定非営利活動法人。海外ではマイクロファイナンス、
日本国内では教育というそれぞれの手段を用いたプロジェクト下でその達成を目指している。
マイクロファイナンスプロジェクトでは、2009年に日本で初となったマイクロファイナンス
ファンドの企画に参画。セミナーやフォーラムを通しての普及活動、ローコストのマイクロ
ファイナンス機関調査システムの開発を通じて、少額の金融サービスを貧困層に提供し、
自立する機会を提供する支援を行っている。教育プロジェクトでは、「子どもたちが等しく
自分の存在意義を感じ、夢を与えてくれる大人に出会う場の提供」を目標に、主に児童養護
施設の子どもたち向けの活動を展開している。
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勉強会・セミナー2010年9月14日 01:37

第1回LIP教育プロジェクト懇親会のご案内

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◆ Living in Peace 主催イベント ◆

◇ 第1回LIP教育プロジェクト懇親会のご案内 ◇

◆ 10/1(金) 20:30~@カチャトラ(イタリアンレストランバー@恵比寿) ◆
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10月1日の金曜日、Living in Peace(以下、LIP)教育プロジェクトでは初めてとなる
懇親会を開催いたします。

2007年に活動を開始したLIPは、国際開発に目を向け、マイクロファイナンスファンドの
企画に参画しました。
そして2009年8月には、マイクロファイナンスプロジェクトと並行し、国内の教育分野にも
活動の領域を広げるべく教育プロジェクトを始めました。(LIP マイクロファイナンス
プロジェクトが行った懇親会の様子については、こちらのブログ記事をご参照下さい。
http://bit.ly/a3eowJ)

国際開発においては「自立したい」という個人の意志が大切です。その意志を活かしつつ、
貧困削減という社会課題を解決できるのがマイクロファイナンスです。
日本においても「自立したい」という個人の意志を応援したいという思いから、教育プロ
ジェクトは生まれました。

そのためには何をすべきか。

私達は教育分野の勉強会を始めることから活動を開始し、試行錯誤を重ねながらも、児童
養護施設の環境改善と子どもの進学支援の二つに、当面の活動の主軸を置く方針を決めま
した。

この機会を通じ、何故LIP教育プロジェクトが数ある教育の活動分野の中で、児童養護施設
に活動の主軸を置くことを決めたのか、今後どのように活動を進めていく予定なのか等、
参加者の皆様とざっくばらんにお話したいと考えております。

お一人でのご参加はもちろん、ご友人をお誘いのうえでのお申し込みも大歓迎です。
皆様のご参加をお待ちしております!

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【開催概要】

◆ 日時 : 2010年10月1日(金) 20:30~ (受付20:00~)

◆ 対象 :
・教育分野に興味がある人
・仕事以外に自分の時間を使って、教育分野にかかわりたい人
・本業以外の活動でも社会は変えられると思っている人
・「すべての子どもたちに夢を与える大人との出会いを」に少しでも共感した人
・社会のためとなるようなお金の流れを作りたい人
・LIPが何をこれからスタートさせようとしているのか、気になる人
・上記に当てはまらなくても、この懇親会がなぜか気になる人

◆ 会場 : イタリアンレストランバー・カチャトラ
http://www.k4.dion.ne.jp/~caccia/
東京都渋谷区恵比寿南1-9-12 1F (恵比寿駅より徒歩5分)

◆ 定員 : 約20名 

◆ 参加料 :4,000円 (大皿料理数品・飲み放題)

◆ 参加お申込フォームはこちら → http://bit.ly/aOLAbi
お名前(ふりがな)、所属、連絡先メールアドレス、参加人数、イベントを知った
きっかけをご明記ください。

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。


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◆ 主催 : 特定非営利活動法人 Living in Peace
HP : http://www.living-in-peace.org/
Twitter : http://twitter.com/lipjapan
貧困削減を目的として設立された特定非営利活動法人。海外ではマイクロファイナンス、
日本国内では教育というそれぞれの手段を用いたプロジェクト下でその達成を目指している。
マイクロファイナンスプロジェクトでは、2009年に日本で初となったマイクロファイナンス
ファンドの企画に参画。セミナーやフォーラムを通しての普及活動、ローコストのマイクロ
ファイナンス機関調査システムの開発を通じて、少額の金融サービスを貧困層に提供し、
自立する機会を提供する支援を行っている。教育プロジェクトでは、「子どもたちが等しく
自分の存在意義を感じ、夢を与えてくれる大人に出会う場の提供」を目標に、主に児童養護
施設の子どもたち向けの活動を展開している。
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お知らせ2010年9月13日 17:46

LIP Report No.5 公開のご連絡

みなさん、こんにちは。
この度、LIP Report No.5 「Discrete Choice Analysis入門(ワーキングペーパー)」を公開いたしました。ご興味のある方はぜひご一読ください。
全文はこちらから、ご覧いただけます。


※LIPでは、メンバーによる調査・分析結果やフィールドからの現地レポート等を、
LIPレポートとして発行しています。バックナンバーも上記リンクからご覧いただけます。

<バックナンバー>
LIP Report No.1 マイクロファイナンスの商業化
LIP Report No.2 投資対象としてのマイクロファイナンス
LIP Report No.3 最新データからみたマイクロファイナンス
LIP Report No.4 マイクロファイナンス機関に関するLIP調査報告書シリーズ
LIP Report No.5 Discrete Choice Analysis入門(ワーキングペーパー)

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勉強会・セミナー2010年9月12日 10:07

8/29 LIP教育プロジェクト主催 セミナー&ワークショップ報告(前編)

皆さん、こんにちは。
Living in Peace(LIP)教育プロジェクトの九鬼です。


9月に入り数日が過ぎようとしていますが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
今回は、8月29日(日)にNPO法人ブリッジフォースマイル代表の林恵子さんをゲストスピーカーにお招きして開催されたLIP主催セミナー&ワークショップ「ファンドレイジング×自立支援=スマイル」について、前半のセミナーの様子をお伝えしたいと思います。


セミナーは、代表の慎より、LIPが海外のマイクロファイナンスプロジェクトをスタートした理由と、なぜ国内の教育問題にも取り組むのかというお話から始まりました。慎は、「死ぬほどの貧困でなければ放っておいて良いのか?」と問いかけたうえで、それに対し、Noであると断言します。だから、海外でのマイクロファイナンス活動と並行して、国内での貧困の連鎖を断ち切るべく、教育プロジェクトとしては児童養護施設にターゲットを絞り、支援を行っています。


現在、日本国内に児童養護施設は570箇所あり、3万人以上の子どもが暮らしていますが、その子どものうち3分の2以上が虐待、貧困、親の精神疾患などの原因で、施設で親と離れて暮らしています。特に貧困の問題は深刻で、例えば、母子家庭の平均年収は162万円しかありません。これでどうやって子どもを育てるのかは、非常に大きな課題です。また、慎は、自らの児童養護施設住み込み体験から、施設同士を比べても大きな経済的な差が存在すること、30年以上変わらない児童指導員配置基準のため、一人の指導員が一時に15人もの子どもの面倒を見ていること、このような非常に厳しい状況で頑張っている中、バーンアウトしてしまう指導員も少なくないことなど、生身の経験で得たことを語りました。


慎はこの住み込み体験をもとに、現在、児童養護施設に関する本を執筆中です。


林さんセミナー1


続いて林さんより、ブリッジフォースマイル設立への流れを含め、自己紹介をしていただきました。林さんは18歳のときに「途上国の人を助けたい」という気持ちを抱き始め、20歳でインドを旅行しました。そして、「人間のエゴは企業の良心で解決できる」というテーマで卒論を書いた後、株式会社パソナに入社。出産のため一時離職していた時期もありましたが、社会のために何かしたいという気持ちがつのり、26歳でMBA留学準備を始めました。そして、留学準備中のビジネス研修で、児童養護施設の問題について知ることになったそうです。


林さんは、児童養護施設について当初よく知らず、漠然と孤児院のようなところだと思っていたそうです。しかし研修中に児童養護施設について調べるうちに、「施設と社会間のギャップ」と「施設間のギャップ」が存在することに気がつきました。施設と社会間のギャップとは、施設に対する一般的なイメージとは反対に、外部から支援してもらうことに消極的な施設が少なくないこと、子どもたちの事情、例えば多くの子どもには親がいて夏休み中には親のもとに帰ることなどは、ほとんど知られていないのです。「施設間のギャップ」とは、冒頭で慎が触れていたように、施設ごとの経済的な差が存在しており、そのために子どもたちが享受する待遇も大きく異なるということです。施設によっては支援の物資にあふれているために、子どもたちが物を大切にする気持ちを持ちにくいようなところもあったそうです。


林さんセミナー2


林さんは、これらのギャップを埋めることが、児童養護施設の課題解決につながると考え、NPO法人ブリッジフォースマイルを設立し、子どもがどの施設に入っても笑顔で生活するための架け橋となるために活動しているそうです。現在、親と暮らせなくなった子どもの約8割が児童養護施設に行くことになるそうですが、施設数は絶対的に不足しています。また、施設での生活は、最長でも18歳までであるため、その年齢に至った子どもは退所しますが、彼らには生活能力の不足や孤独感、社会からの偏見や無関心などの問題が重くのしかかります。そして、社会にうまく適応できないまま出産をし、その影響が育児に出ることで、更に生まれた子どもがまた施設に預けられるという連鎖に陥りがちな現状があります。


これらの解決に向けて、ブリッジフォースマイルでは主に中高生を対象とした自立支援のためのプロジェクトをいくつも立ち上げています。ブリッジフォースマイルの考える「自立」とは、生活的自立、経済的自立、社会的自立、精神的自立であり、それを促すための5つの要素である生活基盤、知識情報、能力スキル、仲間、意欲などを網羅できるように組まれた複数のプロジェクトを紹介していただきました。


活動についての詳細は、ブリッジフォースマイルHPをご覧になってください。
http://www.b4s.jp/


活発な活動報告の一方で、NPOが自立支援活動を採算を取りながら行うのは非常に難しいことも語られました。自立支援は、結果や効果が見えにくいという特徴を持っています。また、支援をしすぎてしまうことで、子どもが受身になる可能性があることや、問題を根絶するためのニーズが果てしないことなどから、資金を調達するための理解を得にくい傾向にあります。そこで、数あるプロジェクトの中でも採算を取りにくい住宅支援の事業について、どのようにすれば必要な資金を効果的に調達できるかを、第二部のワークショップで考えていきます。


その後、参加者からの質問をたくさんいただきました。そのうちいくつかをご紹介します。


「児童養護施設退所者で、ブリッジフォースマイルの活動へボランティアとしての参加する者人はいるのか?」という問いに対して、林さんは「いることはいる。ただ、退所者は、その後の生活でも、課題を抱えていることが多く、ボランティア活動への参加はなかなか難しい。しかし、今後、退所者に参加してもらえるような流れをは、今後もつくっていきたい。」とお答えになりました。また、「一般の人に、どのようなアクションを起こしてほしいか?」という問いに対しては、「児童養護施設に関わるには相当な覚悟が必要だなどと構えたりしないでほしい、支援のカタチは本当に様々なので、自分にやれることを一人ひとり考えて欲しい。」と仰っていたことがとても印象的でした。


次回の記事では、自立支援でどのように理解を得て採算を取るのか、参加者の方々が出したユニークなアイディアをご紹介させていただきます。


文責:九鬼麻菜実

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