LIVING IN PEACE BLOG 2009年10月

勉強会・セミナー2009年10月30日 10:44

◆LIPマイクロファイナンスフォーラム2009◆のご案内(11/15)

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LIPマイクロファイナンスフォーラム2009

マイクロファイナンスの新地平II-貧困削減のための投資

11/15() 143018:00JICA東京

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『日本発のマイクロファイナンスファンドを』

前回LIPが開催したマイクロファイナンスフォーラムで皆様に呼びかけてから早一年。

今年9月にはLIPが業務提携するミュージックセキュリティーズ社が、日本国内初の

マイクロファイナンスファンド「カンボジアONE」の募集を開始しました。

 

この1年、日本でもマイクロファイナンスへの関心は高まり、グラミン銀行やBRACと

いった大手のマイクロファイナンス機関(MFI)のトップの方の話を聞ける機会は増えて

きました。しかし、世界に1400以上あるMFIですが、皆さんはいくつ知っていますか?

 

今回のフォーラムでは、日本にいてはほとんど知ることのない、マイクロファイナンスの

現場で実務に携わる方お二人を海外からお招きしました。

CHCというまだ小さく新しいカンボジアのMFIの取り組みの様子、

また世界で最も有名になったMFIであるグラミン銀行が、自国内だけでなく世界の

貧困削減のために始めたマイクロファイナンス投資の動きをお話いただきます。

 

もちろん、私たちのファンドの裏側-投資スキーム、契約書、デューデリジェンス、

ファンド組成までの苦難の数々(!)-もたっぷりお話します。

 

普段は聞くことができない現場で働く方の思いや生の声を聞きながら、

マイクロファイナンスの意義、なぜマイクロファイナンスへの投資が必要なのか、

どのようなMFIへの投資が求められているのか、私たちに何ができるのか、

を改めて一緒に考えてみませんか。

 

このとても貴重な機会に、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

 

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【開催概要】

日時:2009/11/15(日曜日)14:3018:00(受付13:50~)

場所:JICA東京講堂

アクセス:http://www.jica.go.jp/tokyo/office/about.html#map

定員:300

参加費:3000円(学生2000円)

参加申込方法

氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを

明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

⇒lip@securite.jp

定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。

  あらかじめご了承ください。

 

内容(適宜通訳あり)

◆挨拶、LIPの紹介 ― 慎泰俊 (LIP代表)

◆第1部:マイクロファイナンスの現場から 14:3016:00

1.マイクロファイナンスの概要 ― Living in Peace

2.マイクロファイナンス実務の現場から

Kuy Sengmoeurn (CHC Limited, Operation Manager)

3.対談・Q&Aセッション ― Kuy Sengmoeurn & 慎泰俊

 

◆第2部:マイクロファイナンス投資 16:2018:00

1.マイクロファイナンス投資の概要 ― 福井龍 (世界銀行,TDLCマネージャー)

2.「カンボジアONE」が出来るまで ― 慎泰俊 (LIP代表)

3.貧困削減のためのマイクロファイナンス投資

Christopher Tan (グラミン財団, フィリピン駐在員)

4.対談・Q&Aセッション

 Christopher Tan ミュージックセキュリティーズ 福井龍 & 慎泰俊

 

◆懇親会(無料)18:0019:30 場所:同施設別会場

 

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●CHC(本年11月より「サミック」に名称変更)について

CHC20059月にマイクロファイナンス機関としての認可を受け、

現在、9つの支店で1万人以上に金融サービスを提供しています。

カンボジアにある18のマイクロファイナンス機関のなかでは11番目と中規模ですが、

2005年から2008年の間に、売上高は8倍、純利益は30倍以上に成長しています。

詳細はこちら:http://www.chcmfi.com/

 

グラミン財団について

貧困層向けに無担保・低金利の事業融資(マイクロクレジット)を実施する

「グラミン銀行」を創設し、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス

Muhammad Yunus)氏がスタートさせた財団。

詳細はこちら:http://www.grameenfoundation.org/

 

主催:特定非営利活動法人Living in Peace  http://www.living-in-peace.org/

貧困削減のための活動を行うために設立された特定非営利活動法人。

メンバーは20-30代の金融機関・コンサルティング会社勤務者が半分以上を占め、

世界の貧困問題に関する勉強会やフォーラムの開催のほか、

少額の金融サービスを貧困層に提供し、自立する機会を提供する

マイクロファイナンスについての支援を行っている。

現在日本初となる途上国のマイクロファイナンス機関を支援するファンドが

ミュージックセキュリティーズ株式会社(第二種金融商品取引業関東財務局長

(金商)第1791号)より売出中。

 

●注意事項

※第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは、

金融商品の勧誘、募集等の行為は一切行っておりません。

 

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勉強会・セミナー2009年10月27日 22:35

10/9岩瀬大輔氏×慎泰俊トークセッションのレポート その1

200910919時より、日本財団にて行われましたライフネット生命保険株式会社代表取締役副社長の岩瀬大輔氏とLiving
in Peace
代表慎泰俊によるトークセッションをレポートいたします。

岩瀬氏には多くの著書(こちら)があり、ハーバード留学記生命保険立ち上げ日誌移行後はこちら)といったブログを運営されてきました。

当日は、金曜日の夜という時間帯にも関わらず、30名以上の方にご出席いただきました。LIPのイベントに初めて参加される金融関係者の方、初めて岩瀬氏のイベントに参加される方が多かったです。


当日のアジェンダです。
  1. イントロ(5分)
  2. 岩瀬氏のプレゼン(30分)
  3. トークセッション(55分)


1.イントロ

代表の慎から、LIPが今日のようなイベントだけでなく、毎週勉強会を開催していることのアナウンスがありました。ご興味のある方はご連絡ください(lip@securite.jp)。


2.岩瀬氏のプレゼン

岩瀬氏のプレゼンは、『世界を変えるキャリアUP』です。

岩瀬氏の略歴をご紹介すると、1976年埼玉県生まれ、在学中に司法試験に合格し、東大法学部を卒業されました。その後のキャリアは、戦略系コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループ、米系ベンチャー・キャピタルのインターネット・キャピタル・グループ(現在日本オフィスは閉鎖)、バイアウトファンドのリップルウッド、ハーバード・ビジネス・スクールを日本人4人目となるBaker Scholar(上位5%の成績優秀者のこと)で卒業され、ライフネット生命保険株式会社を創立し、代表取締役副社長に至ります。
岩瀬氏のプレゼンテーションは、「法学部の学生時代からはとても想像ができない」というご自身のキャリアについてでした。

岩瀬氏の一つのターニングポイントが、ハーバード留学記を読んでいたあるベンチャー投資家からのメッセージです。


「ずっと前から君に会いたいと思っていた。」

「君は起業したら、絶対に成功する。君が起業するなら、僕は全力で応援する。」

「志が高く、バランス感覚も良い。」

「一度きりしかない人生。自分にしかない個性とエッジを活かした生き方をしてみないか?」

「世間体なんか気にしなくていいんじゃないの?」

と。彼は大雪の積もる真冬のボストンまでわざわざかけつけてくださいました。

その投資家から、「岩瀬君は生命保険が向いていると思う。」と、生保業界のエキスパートである出口治明氏を紹介されました。

最初は生保に「生保レディー」に代表されるようなイメージ抱いていた岩瀬氏ですが、調べていくうちに「この業界ならば新しい波を作れる」と確信するようになりました。
金融業界は規制産業であるがゆえに業界特有の非効率性があること、信用を作ればやっていけると思ったこと、生保のマーケットは約40兆円と非常に大きくシェアの1%(4000億円)でも十分やっていけること。これは、ハーバード・ビジネス・スクールで学んだ新規参入の3つのポイント「矛盾が大きいこと、効率性を改善できること、市場が大きいこと」とも整合性がありました。
また、生保にはIT、数理、医学、法律、社会保障などさまざまな分野での知的な刺激があります。金融機関の観点からも保障、ローン、投資など商品の裾野が広く、ドイツでは生保の下に銀行がぶら下がっているくらい規模が大きいことも魅力的でした。

そして、2006年に溜池山王の小さなオフィスで出口氏とともにインターネット専業の生命保険会社「ライフネット生命保険株式会社」の起業に至りました。ふと気がつくといつの間にかブレイクし、2009年第一四半期の決算では、保険契約金額が一千億円を超えました。

司法試験に合格して弁護士にならなかったのは例外中の例外です。それは母親にも嫌がられたことです。ご自身のキャリア観「誰もやったことがないことをやりたい」を貫き通さなかったら、「今ここにスピーカーとして招待されることはあり得なかった」とおっしゃいました。
これまで4社でさまざまな経験を積んできましたが、その共通点は「何をやるかよりも誰とやるか。思い込みでもいいから自分らしさを出したい。」でした。

岩瀬氏は、プレゼンテーションの最後を次のように結びました。

天職なんてない。野球の4番バッターと8番バッターの重要性は全く変わらない。

先輩社員には転職が多いことを批判されたこともあったが、自分が正しいと思うようにやってきただけ。
『計画された偶然性』という言葉が好き。自分が信じることを貫き通しても今やっていることが将来どのように役に立つかわからないけど、将来になってから過去を振り返ると、その時やっていることはたまたまではなく、あたかも計画されてやってきたかのように見える。
こういったマインドセットを持つ前までは、A地点からB地点に行く時、急ぐことだけしか考えられなかった。しかし、こういったマインドセットを持つようになってからは、例えて言うなら大陸を横断する鉄道旅行のようにそのプロセスも楽しめるようになった。
キャリアの場合も同じで、結果だけを重要視するのではなく、悩んだりもがいたりすることもまたキャリアと受け止められるようになった。今しかないから今を楽しむようになった。


トークセッション編に続く。

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勉強会・セミナー2009年10月21日 16:23

メールマガジン Piece & Peace vol.26

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace vol.26 09/10/16号

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こんにちは!
先日プレゼントキャンペーン当選者の方に「Nolie's バタフライ」をお送りしました。
お受取になった方、いかがでしたか?是非感想をお聞かせください。
皆さんにも感想などご紹介できればと思いますので、
もしブログなどにお書きいただける場合は、是非ご連絡ください!
メルマガやLIPホームページに紹介させていただきます。


さて今日はイベント情報盛り沢山です。
是非最後までお読み下さい。
ファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズから
『カンボジアONE』ミニ説明会のお知らせもあります。


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◆Living in Peace 2nd Anniversary Special Event◆

マイクロファイナンスファンドが出来るまで × カンボジアへの応援リレートーク
― 誰にだって出来る、ちょっとした世界の変え方 ―

◆10/25(日) 14:30〜@カンボジア料理レストラン『アンコール・ワット』(代々木)◆

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2007年10月28日、「貧困の終焉」(ジェフリー・サックス著)に影響を受けた
数人の若者が始めたLiving in Peace(LIP)の活動も、間もなく丸2年を迎えます。
2009年9月7日には、カンボジアのマイクロファイナンス機関CHCを支援する
日本初のマイクロファイナンスファンド『カンボジアONE』を、私たちLIPのファンド
企画パートナーのミュージックセキュリティーズ社から募集することができました。
この節目の時に、LIPを応援して下さる方や出資者の方、カンボジア支援に
関わっている方に向け、下記のイベントを企画しました。

第1部では、LIPがマイクロファイナンスの活動に集中してから1年間、
マイクロファイナンスフォーラムの開催から『カンボジアONE』の募集に至るまで、
どのような軌跡を経てきたのか、どのような困難が立ちはだかったのか、
今まで伝えきれなかった私たちの「これまで」と「これから」を詳しくお話しします。

一方で、私たちはマイクロファイナンスだけで全ての問題が解決するとは
考えていません。カンボジアには人身売買やHIV/AIDS、ストリートチルドレンや
栄養不良、教育機会の不足、人権侵害、法整備や社会インフラの不備等、
マイクロファイナンスだけでは及ばない多くの課題があります。
しかし幸いなことに、日本にはそれらの解決に向け取り組んでいる方がたくさん
いらっしゃいます。第2部では、それらの解決のために取り組んでいるNGO・NPOの方
から活動内容や思いを紹介していただきます。

『カンボジアONE』への投資では、カンボジアと3年以上お付き合いしていただくこと
になります。これまでカンボジアのことをよく知らなかった方も、この投資を通じて、
これからはカンボジアのことを『自分事』として見ていただきたいと思っています。
まずは日曜日の午後、美味しいカンボジア料理を楽しみながら、
そのきっかけをつくってみませんか。皆さまのご参加をお待ちしております。

*第2部で活動を紹介いただける方は是非ご連絡下さい。(各5分程度)
*出資者の方で、出資の動機や思いをご紹介いただける方も是非ご連絡下さい。
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【開催概要】

●日時 10/25(日) 14:30〜(受付14:15〜)
●会場 カンボジア料理レストラン『アンコール・ワット』
アクセス:http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13001035/
●内容
第1部:マイクロファイナンスファンドが出来るまで
― 誰にだって出来る、ちょっとした世界の変え方 ― 慎泰俊(Living in Peace代表)
第2部:カンボジアへの応援リレートーク
*適宜、歓談時間を設けます。

●定員 60名
●参加料 1,500円(ソフトドリンクと軽食をご用意いたします)
●参加申込方法
氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを
明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

lip@securite.jp

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。
あらかじめご了承ください。

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◆Living in Peace 主催勉強会◆

「本業を通じた社会貢献」
−住友化学のオリセットRネットに見る、企業の社会貢献−

◆11/1(日) 14:00〜15:30@日本財団ビル(赤坂)◆

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蚊が媒介する原虫によって感染するマラリアは、年間100万人の命を奪う疾患である。
被害の90%以上は5歳以下の子供であると言われている。
予防および治療の方法が開発されているにもかかわらず、いまだに感染者の拡大を
続けているマラリアは、エイズと並び国連ミレニアム開発目標(MDGs)の一つに
挙げられている。
マラリアの予防には、蚊を防除することが有効であるが、住友化学では、
オリセットRネットと呼ばれる特殊な蚊帳でマラリアの予防に効果をあげてきた。
被害が集中するアフリカへの技術移転、現地での生産など、技術力を始めとした
多様なリソースを持つ企業だからできるマラリア撲滅への活動の事例を発表いただく。
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【開催概要】

●日時 11/1(日) 14:00-15:30(受付13:30〜)
●会場 日本財団ビル(赤坂)
アクセス:http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html

●内容
第1部:オリセットRネットができるまで、そしてこれから
 ―水野事業部長(住友化学ベクターコントロール事業部) (60分)
第2部:会場とのQ&A、トークセッション (30分)
●定員 100名
●参加料 1,000円
●参加申込方法
氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを
明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

lip@securite.jp

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。
あらかじめご了承ください。


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LIPファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズが
マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド『カンボジアONE』のミニ説明会を実施!

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自分たちで企画したファンドでありながら、第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは、
『カンボジアONE』の説明をできませんが、
今回、ファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズが、
ミニ説明会を実施することになりました。
少しでもご関心のある方、この機会に是非参加してみてはいかがでしょうか?

下記、ミュージックセキュリティーズからのお知らせです。

--
マイクロファイナンスの意義や、寄付ではなく投資によって行う途上国支援の意義、
『カンボジアONE』の事業者であるCHCがどのようなマイクロファイナンス機関か、
『カンボジアONE』のスキームやリスク、出資に際して留意していただきたいこと等、
ミュージックセキュリティーズの担当者がご説明いたします。

会場:新丸の内ビルディング10F「東京21cクラブ」内会議室
      http://www.tokyo21c-club.com/open/index_f.html
定員:5名程度(1名から実施します)
会費:無料
対象:『カンボジアONE』への出資をお考えの方や既に出資されている方
日時:下記の日程で行います。内容は同一になります

10月20日(火)       19時−20時
10月23日(金)       13時半−14時半
10月27日(火)       19時−20時
10月29日(木)       13時半−14時半
11月4日 (水)       19時−20時
11月6日 (金)       19時−20時
11月7日 (土)       17時−18時
11月10日(火)       19時−20時
11月12日(木)       19時−20時
11月17日(火)       14時−15時
11月19日(木)       13時半−14時半

申込方法:氏名(ふりがな)、所属、参加希望日時(第2希望まで)を明記の上、
希望日時の2日前までに、mff1@securite.jp 宛てにお申込下さい。

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メールマガジン2009年10月13日 08:47

メールマガジン Piece & Peace No.024,025

LIPが発行しているメールマガジンから既に終了したセミナー告知を除いた抜粋版です。


 

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace vol.24 09/09/18号

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こんにちは。

今週のニュースで、九州大(福岡市)とシャープなどが、貧困層へのマイクロクレ
ジット(無担保小口融資)を普及させノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行
と提携し、液晶画面付きの携帯端末を開発、「電子通帳」として活用する事業を
始めるというのがありました。
(詳細はこちら:
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091401000506.html


ニュースはマイクロファイナンス機関の職員が用いる道具に関するものでしたが、
今回はCGAPという団体が発行しているレポート「携帯金融サービスを
利用する貧しい人びと」の概要をご紹介します。

(レポートの原文は下記よりご覧いただけます。
http://www.cgap.org/gm/document-1.9.36723/MPESA_Brief.pdf

今回のレポートは、サファリコム(Safaricom)というケニア最大の携帯電話会社
によって提供されているサービスを調査したものです。

サファリコムがサービスの提供を開始した2007年以来、約700万人近い人たちが
利用するようになっており、一日平均196万円(1回あたりの平均取引金額は
2,000円)がやり取りされています。これまでに、170億円以上が取引された
とのことです。

総額では、これだけの取引がされている携帯金融サービスですが、
利用している人たちは、どのように使いこなしていて、また、利用者の生活には、
どのような影響があるのでしょうか。


レポートから、いくつかのポイントを抜粋します。

1. 都市からお金を送る人(主として夫)と、地方でお金を受け取る人(主として
妻)がいる。

2. 地方の利用者にとって、携帯金融サービスは、他の金融サービスと比べて値段、
アクセス、安全性で優れているので、メリットがあります。ですので、都市の利用者
が地方の利用者を説得しているという構図があります。

3. 上記のような恩恵を受けて、利用者は以前に比べて、少額で頻繁に資金を
移動させるようになったそうです。その結果、最大30%程度の収入アップと
なった家庭もあるそうです。

5. 地方に住む女性の地位向上(empowerment)に貢献している。


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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace vol.25 09/09/30号

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こんにちは。

昨日の日本経済新聞によると、大和証券が11月にも貧困層向け無担保小口融資
(マイクロファイナンス)資金を手当てする新型の債券を販売するそうです。

大和証券は、私たちとは異なり債券販売という資金調達手段ですが、
「マイクロファイナンス事業への投資という流れをつくる」という意味では
私たちと同じような理念があるのかもしれません。

私たちは、マイクロファイナンスという手段を通じて、自立を願う人たちに、
機会を提供できるようになること、また、マイクロファイナンスという仕組みを
一人でも多くの日本の方に知っていただき、参加していただくということを目的に
活動しております。

ですので、今回、大和証券がこうした商品を発表したことを喜ばしく思っています。

私たちとしては、借り手の方やマイクロファイナンス機関CHCのスタッフと交流する
スタディツアーの企画や、現地の方の情報をお伝えするニュースレターを
発行させていただくことで、少しでも、投資家である皆様と現地の方との
顔の見える関係を築くお手伝いをさせていただきたいと考えております。


LIP Report 3「最新データからみたマイクロファイナンス」を掲載しました。
最新のデータをもとに、マイクロファイナンス市場の動向を描写しております。
ご関心のある方は、下記をごらんください。

http://www.living-in-peace.org/_common/img/pdf/LIP_Report_No3.pdf


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