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被災地からのレポート2011年11月17日 12:00

【斉吉商店】次回 伊勢丹新宿本店フードコレクションへの出店

ミュージックセキュリティーズの神谷です。

斉吉商店さんが、今月末から伊勢丹新宿本店フードコレクションへ参加予定です。お歳暮や年末年始のご家族や親戚の皆さまへのお土産に、どうぞお買い求めください!


11月30日~12月6日【人気の味特集】

12月26日~12月31日【大歳の市】

(※)営業時間等詳細は、伊勢丹のホームページをご確認ください。


また、既にお読みになられた方も多いかも知れませんが、震災後、半年が経過した9月に伊勢丹新宿本店に戻ってこられたときのお気持ちを和枝さんがHPに掲載されていましたので、こちらでも掲載させていただきます。

(以下、引用)


3月8日まで新宿の伊勢丹さんのお買い場で斉吉の商品を販売していました。9日も東京で別の仕事をしたので、気仙沼に戻ったのは10 日。1週間以上会社を空けたので、机の上にたまっていた用件を確認してその日は終わりました。翌11日高島屋さんの半年ほどかかった新しい企画の原稿が最終となり、その確認作業を終え、午後に工場へ行きました。


そして津波に会うこととなりました。以来、1か月もすぎてから、ようやくパソコンに通信端末を手に入れインターネットがつながりました。繋がった途端、こちらではお名前も存じ上げない大勢のお客様が斉吉を心配し、お励まし下さるメールに会いました。社員は無事か?会社はどうか?商品はどうか?足りないものはないか?手伝えることはないか?さらにそのメールの中で、商品を褒めて下さり、必ず復活することを待つという内容のお励ましです。


毎日泣きながら読みました。地元がインターネットにつながる環境にないため、首都圏のお客様からのメールが多く、特に伊勢丹で3月に商品をお求めいただいたばかりだというお客様が何人もおいででした。


その頃は町全体が暮らすだけでも精一杯ですし、工場も商品も何一つ有りませんから、いつ、どのように、このお励ましにお応えできるのだろうと、途方もない気持ちでした。ただ、必ずあのきらきら輝く(そんなイメージなのです)お買い場に戻ると疑わず信じていました。


5月20日、震災後初めて上京しました。長靴とカッパばかりの生活でしたが、靴に履き替え家を出ることすら周囲にはばかるような思いでした。泥の中から拾い出した靴を仙台で捨て、新しい靴を買って履き替えました。その日伊勢丹さんと9月に、お買い場に戻ることをお約束しました。工場も何も無くなった斉吉ですが、9月に復活することを信じて様々なリスクのある中、そのように決めて下さいました。翌日にお会いしたお取組み先も9月からの販売再開を約束下さいました。


さあ、それからは何が何でも9月再開をしなければならないと、「ヒッシ」です。


9月7日、新宿伊勢丹の輝くお買い場に戻れた時の感動は書ききれないものです。そこに立っただけで、すべての事が有難くてたまりませんでした。


それなのにお客様が次々と「お帰りなさい」と声をかけて下さるのです。「よくがんばりましたね」とお母さんのような言葉をかけて下さる方もたくさんおいでになり、先にお客様が泣かれてしまうので、私たちは「ヒッシ」の笑顔でした。


本当に幸せなことです。


この日の思いは決して忘れられず、また次世代にも繋がなければならないものです。何も無くなったというのは大間違いです。


もっと良い商品を作り、大事にお客様にお届けすることをこつこつ続けて参ります。


いつもより長くなってしまいました。お読みいただきありがとうございます。


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