LIVING IN PEACE BLOG

Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 19:23

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.3

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第3号(2011年2月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newsletter vol.3
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第3号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)いま何が必要か(上)
   「児童養護施設 筑波愛児園」 H.Y先生 インタビュー
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第3回 まりこ
(4)今月の一冊『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』
(5)LIPメンバー募集のお知らせ

(1)寄付の状況

寄付者数     50名
寄付金総額   230,000円
今月の寄付金 71,000円
(※2011年2月20日現在)

(2)いま何が必要か(

茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のH.Y先生に現状や課題を伺いました。

H.K氏
筑波愛児園統括主任
1993年、淑徳大学社会福祉学部を卒業後、児童養護施設で児童指導員として従事。2000年4月より筑波愛児園で児童指導員、ファミリーソーシャルワーカーとして従事し現在に至る。



筑波愛児園の子どもたち
筑波愛児園では、様々な家庭の事情で親元で暮らせない、3歳から高校2年生までの44人の子どもたちが生活しています。このうち、23人が虐待、17人が親の経済的な理由や疾病、4人がその他の理由で入所しています。
 
退所後の子どもの進路
平成21年度は、施設を退所した11人のうち、2人が高校を卒業して牧場と本屋に就職しました。7人が家庭に戻り、2人が高校を中退しました。
早期に子どもを家庭に帰すことも施設の役割なので、家庭環境が整えば家庭に戻る子どももいます。高校を中退した子どもは、職場体験やアルバイトをしながら1人でアパートを借りて生活を始めるか、自立援助ホームに移動することが多いです。中退後に再受験をする子どもは殆どいません。

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第3回  まりこ

LIPと出会った大学3年の夏、私は教師になるか一般企業に勤めるかで迷っていました。「教師ではない職業でも子どもの未来は応援できる?」その問いをずっと考えていました。

LIPがくれた答えはもちろんYes。企業で働きながらでも出来ることはある。むしろ、教育はみんなが関わるもの、今はそう感じます。親や学校に任せっきりにするのではなく、それぞれが自分なりのやり方で子どもを見守ることが大切ではないでしょうか。

一人ひとりが子どもに関われる時間は少ないけれど、たくさんの思いが集まることが子どもの笑顔につながる、そう信じてこれからも皆さんと一緒に活動を続けていきたいと思います。そして、より多くの人とこの思いを共有していきたいです。

(4)今月の一冊



『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』
ブルース・D.ペリー、マイア・サラヴイッツ/著


虐待や犯罪などの被害にあった児童の治療に長年携わった児童精神科医である筆者が、実際に体験したエピソードをつづったノンフィクションです。傷ついた子どもたちの回復と再生を描いた心温まるドキュメンタリーであると同時に、子どもの脳の発達のプロセスに焦点をあてたサイエンス本でもあります。脳の発育期にある子どもにとって、虐待等で受けるダメージは極めて深刻なことがわかります。
 
本書を読むと、児童虐待に対する理解が得られます。虐待が子どもの脳の成長に及ぼす深刻な影響についての理解に加えて、適切な治療と養育環境さえあれば回復が可能であることも分かります。専門用語抜きのとても平易な言葉で解説してくれているので、身構える必要もありません。子育て中の方にとっては、子どもへの接し方のヒントもたっぷりつまっていると思います。
 
上に述べたような非常に憂鬱なテーマにもかかわらず、読み物として純粋に面白く、楽しい読書体験とさわやかな読後感が得られることをお約束します。(
kaziida

 
LIP代表の慎が本書を紹介したブログ記事は、こちら

(5)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトでは、私たちと一緒に活動してくれる仲間を募集しています。

見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡くださ い。
http://goo.gl/de2nr

このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

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