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被災地からのレポート2013年1月1日 12:28

新年のご挨拶~世嬉の一酒造株式会社 四代目 佐藤 航~










新年あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様から引き続きご愛好とご支援を頂き本当にありがとうございます。

多くのお客様から愛され続けたことを強く感じ、もっとも幸せに感じた一年だったと思います。

本当に幸せな時間を皆様からいただきました。ありがとうございます。

 

2012年は、4月に私が四代目として世嬉の一を引き継ぎ、スタッフと共にがむしゃらに走り続けた一年でもありました。

 

3月には北里大学海洋バイオテクノロジー研究所の笠井先生やスタッフの方々、岩手県庁、工業技術センターの方々からのご支援をいただき、瓦礫の中から救出された石割桜酵母で醸造する「福香ビール」を創ることが出来ました。正直、成功するまで過去に見ない失敗の連続であり、また復興にかける思いからのプレッシャーで無事販売できたことに安堵と感謝の気持ちで一杯でした。お蔭様で多くのお客様へからの支持をいただき、今は「恩送りプロジェクト」として被災地の支援の一環にさせていただいております。

 

最も大きな事業だったのは、被災した蔵の第一期修復工事でした。世嬉の一を引き継いだ者の使命として、私どもの文化財に指定されている七つの蔵を地域に残し後世に引き継ぐということがあります。文化財の保存の難しさと責任の重さを感じた年でもありました。この事業は、銀行様のご支援はもちろんですが、ミュージックセキュリティーズ様を通して多くのお客様のご支援で可能となった事業でもありました。毎朝夕に多くの人々の愛情によってもう一度よみがえった蔵を眺めることは、私にとって一番の至福の時間となっております。

 

街おこしイベントとして例年恒例の「全国地ビールフエスティバルin一関」の他に、新しく「ご当地もちサミット」の企画運営に参加しました。どちらも予想以上の大盛況でした。街の人たちと共に目標に向かって行動した時間は、地域の未来を感じる事のできたワクワクドキドキする楽しい時間でもありました。

 

世嬉の一の新規事業として、地域の特産物を利用した「酒屋の粕漬け」「地域野菜の糀漬け」に挑戦しました。まだまだこれからの事業ですが、スタッフの新たな活躍の場が増やすことへの挑戦でもあり、スタッフ自身も燃えてきているようです。

 

一方、世嬉の一酒造として全力でお客様に対して幸せを届け続けたかというと、もっと何か出来たのではないかと振り返って考えてしまうことがあります。まだまだ改善しなくてはいけない点も多々ございました。

 

2013年の世嬉の一のスローガンは「創造と成長」です。世嬉の一は引き継いだものを土台として創造し続け、成長する年にしたいと思います。「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」という社名の由来を軸に置き、当社が成長することでお客様に幸せを届けることのできる一年にしたいと思います。今年も世嬉の一酒造株式会社を何卒宜しくお願いいたします。

 

平成二十五年 元旦

 

世嬉の一酒造株式会社

代表取締役社長 佐藤 航