プレスリリース2020年12月1日 12:25

大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)観測開始 の寄付金募集ー東大基金と連携―

 

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大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)観測開始

―KAGRAプロジェクト基金の資金募集―


 
イーロン・マスクが経営する民間企業スペースXが新型宇宙船、「クルードラゴン」の打ち上げに成功し、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、6日にも、小惑星の砂が入ったとみられるカプセルをオーストラリアの砂漠地帯に帰還させる予定であるなど、宇宙が一挙に身近なものになりつつあります。そんな中、この冬、ミュージックセキュリティーズも、宇宙に大接近します。宇宙に鳴り響いていると考えられる重力波という波動現象を観測しようという大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)プロジェクト研究について、ミュージックセキュリティーズ産学官連携推進室が東京大学基金と連携し、寄付金の募集を始めることをお知らせします。
 
KAGRAは、岐阜県飛騨市にある神岡鉱山内で、2010年から建設され、2019年に完成しました。山裾地下200メートルのところに掘削されたトンネル内に設置されています。同鉱山内にあるスーパーカミオカンデを使って素粒子、ニュートリノに質量があることを発見し、物質や宇宙の謎に迫る素粒子研究を発展させた功績で、2015年のノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章教授率いるプロジェクトです。このプロジェクトには、400人余りに及ぶ国内外の研究者が協力し、いよいよ観測が本格化します。
 
梶田教授は、「この計画には、(相対性理論を提唱した)アインシュタインからの(「重力波を観測せよ」という)最後の宿題に答え、重力波天文学を創生することで、人類の知の地平線を開拓し、21世紀の物理学と天文学に貢献したいと思う研究者達の45年分の思いが結集しています」と述べています。

そして、今現在は、日本政府のご理解と財政的支援を得て観測が開始されたKAGRAについて、「このKAGRAが、なお一層、国際的に競争力と魅力を持って重力波天文学の創生に挑戦し続けるには、皆様のご支援を必要としております。次は、みなさんと共に、重力波で観測する新たな宇宙の目撃者になりたいと思っています」と話しました。
 
KAGRAという名前が一般公募から選ばれたことに象徴されるように、多くの人たちの関心を高めながらの重力波観測という偉業に挑むプロジェクトチーム。アメリカ、ヨーロッパと並んで、国際的にも重要な役割を担うことが期待されているKAGRAプロジェクトへのご理解とご協力をお願いいたします。
 

募集サイト:https://www.securite.jp/ac/UTokyo4/
募集期間:2020年12月1日から2021年3月31日まで
募集総額:100万円 
特典:   
1,000円以上        お礼状
100,000円以上    KAGRA実験室入口ネームプレート設置
300,000円以上      安田講堂への銘板設置(1/2プレート)
1,000,000円以上   安田講堂への銘板設置(1プレート)
 
【本件に関するお問い合わせ先】
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 広報チーム 
TEL:03-5948-7301  E-mail: mspr@musicsecurities.com
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社産学官連携推進室
Securite ACADEMIA https://academia.securite.jp/
ac@musicsecurities.com
 
       
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  KAGRAで最重要のサファイア鏡をマイナス253度に冷却するための
 クライオスタット。クリーンブースに格納されている。





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