ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~ sugi

ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

sugi2019年4月25日 09:30

4月25日は「For 復興の日」

今日は、個人的にも、セキュリテにとっても、特別な日です。
8年前、4月25日を「For 復興の日」と決め、「セキュリテ被災地応援ファンド」を立ち上げました。
前日の2011年4月24日には、気仙沼のアーバンマリアチャペルにて、セキュリテ被災地応援ファンドの設立記者発表会も行い、25日に​最初のファンド3本を募集開始しました。

ここ数年は、「425祭」と銘打ち、東北の事業者さまを巡るツアーを開催していました。
毎年、楽しみにお待ちいただいている出資者の方がいるのですが、実は今年はそのツアーの開催を延期しています。

2019年2月12日【大切なお知らせ】セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭」の開催について

上記の記事を掲載して以降、まだ今後の予定をお伝えできておらず、申し訳ありません。
まだ、発表できるところまで決まっていなのですが、企画が動き始めていることだけは、今日はお伝えさせて頂きたいと思います。
当社らしい企画で、事業者の皆さまにも、出資者や会員の皆さまにも、地域の皆さまにも、みんなにとってためになる企画。
震災のことを考えるいい機会にもなるけど、笑いも喜びもあり、しかも美味しい企画を考えています。
9月末か10月初めになりそうです。

告知までは今しばらくお待ちください。
そして、今日のところはぜひ、昨年の425祭ツアーの動画をあらためてご覧ください。



自画自賛ながら、何度見ても感動します。
私が、この仕事を続けていられる理由、力の源泉がここにあるように思います。

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sugi2019年1月27日 17:00

木桶職人復活プロジェクト

岐阜の山川醸造さんが集めた「木桶仕込みのグルテンフリー醤油ファンド」の資金で、いよいよ木桶がつくられるということで、小豆島まで取材に行ってきました。

木桶づくりの現場は、小豆島のヤマロク醤油さんにありました。
岐阜のお醤油屋さんの桶を別のお醤油屋さんがつくる、不思議に思いませんか?

ヤマロク醤油は、山川醸造さん同様、木桶仕込みの醤油をつくる数少ない醤油蔵の一つです。昔は、醤油や味噌、酢、味醂、酒など和食の基本となる調味料は木桶でつくられていました。しかし、今ではその数は激減し、醤油についていえば、木桶仕込みの醤油は全体の1%にも満たないそうです。

そうなると当然、桶をつくる会社も減少し、今では醸造用の大きな桶を製造できる桶屋も全国で1社のみとなり、その1社がやめてしまえばどこにも発注できなくなってしまいます。

木桶の寿命は、100年から150年程だそうです。今、木桶仕込みの蔵で使われている桶は、多くが戦前に作られたもので、今後50年の後には、そのほとんどが使えなくなってしまいます。そうなった時に、もし木桶をつくる技術が失われていたとしたら、孫やその先の世代は、本物の木桶仕込みのお醤油をつくることも、味わうこともできなくなってしまいます。

そうした状況に危機感を覚えたヤマロク醤油の山本康夫社長が中心となり2011年秋に立ち上げたのが「木桶職人復活プロジェクト」です。最後の桶屋さんに、自ら「新桶」を3本、(借金をしてまで)発注し、2012年1月には地元の大工さん2人と一緒に弟子入りし、その桶を使って、作り方を直接教えてもらったのです。

その後、毎年1月に自分たちの手で新桶を作り続けています。今では山本さんの呼びかけに全国の桶仕込みをしている醤油蔵や酒蔵が集い、共同で桶づくりに取り組んでいます。

「小豆島 木桶職人復活プロジェクト」
http://yama-roku.net/yamaroku/oke-project.html


今回、セキュリテファンドを活用した山川醸造さんも、この取り組みに賛同し、ヤマロク醤油さんに新桶の製造を発注したのです。

~・~・~

こうした背景については、知っていました。しかし、現場に入ってみて、その雰囲気にびっくりしました。そこには全国から人が集まって、実に真剣に、楽しく、木桶づくりに取り組んでいました。

今年は、山川醸造さんの他、秋田の酒造や愛知の醤油蔵などから発注があり、ヤマロク醤油さんの分含め、7つの新桶をつくる予定だったのですが(その後、もう一つ増えたそうです)、現場には、他にも複数の醸造元や関連する業界の方が入れ替わり駆けつけていました。私のように本当に短期で取材や見学に来る人もいれば、長期にわたって合宿をしながら、製造技術を習得される方もいらっしゃいました。

木桶の寿命は長いですが、長く使うためには、修理などのメンテナンスも必要になります。自分たちの桶のことをよりよく理解し、何かあった時には自分たちの手で直せるように、と皆さんお考えのようでした。

正直言ってしまえば、瀬戸内海にある小豆島は交通の便が悪いです。どうやって行っても、最終的にはフェリーに乗らないといけません。飛行機で行っても、新幹線で行っても、例えば、私の住む千葉市からだと、結局7-8時間はかかります。

それでもこれだけの人を引き付けるのは、「木桶仕込みの伝統を残したい」という純粋なパッションと、何よりこのプロジェクトを推進しているヤマロク醤油さんや仲間の皆さんが、本当に気持ちよく人を受け入れ、優しく、惜しみなくそのノウハウを教えてくださるからに他なりません。

私自身、取材という名目での出張でしたが、実際には様々な作業を実際にさせて頂き、大変貴重な機会を頂きました。短い時間でしたが、参加者の皆さんから、いろいろなお話をお聞きし、私にも自分の役割を与えられたと考えています。それは、この取り組みを多くの方にご紹介すること、そして資金調達のお手伝いをすることです。

セキュリテの事業者さんの中にも、今後新桶を発注したい、という酒蔵や醤油蔵がきっと複数いらっしゃるはずです。しかし、木桶は決して安くはありません。新しい桶をつくるには、「車一台分」ぐらいの費用がかかります。そうした時に、山川醸造さん同様、セキュリテのファンドをご活用頂けるよう、できる限りのお手伝いをさせて頂きたいと思います。セキュリテを既に活用している事業者さんに限らず、お気軽にご相談頂ければと思います。

今回の取材の様子は、動画にまとめて後日公開しますので、どうぞお楽しみに!
まだ未確定ですが、みんなで作った新しい桶が、小豆島から、岐阜の山川醸造さんに届いて、初めての仕込みが始まるところまで、できれば追っかけたいな、と思っていますので、ぜひご期待ください。

最後に、山川社長から投資家の皆さまに向けたメッセージも頂いてきましたので、ご紹介しますね。



以下、写真も何枚かご覧ください。

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(その日いたメンバーで集合写真。前列真ん中の赤いジャンバーを着ているのが山川醸造の山川社長、その右がヤマロク醤油の山本社長、左が山川かなこさん)​

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(現場の楽しい雰囲気が伝わる1枚)

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(竹釘づくり。小学校の頃、鉛筆をナイフで削ったのを思い出しました)
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(竹箍(タガ)の下に入れる芯に縄を巻き付ける作業。みんなで声かけながら楽しく。でも見た目よりキツかったです)
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(タガの竹の表面を軽くバーナーであぶることで、編み目がキュッとしまります)
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(桶の板の側面にメッセージ。桶が壊れない限り、今後、このメッセージを見ることはありません。100年後の未来に向けてのメッセージです。テレビ取材も入っていました。左は山川醸造のかなこさん、右は秋田の酒造から来ている期待の新人さん)

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(底板を打ち込む作業。山川さんもしっかり参加)

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
 

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sugi2019年1月20日 21:06

糸魚川の酒蔵

2019年最初の出張は、新潟県の糸魚川市でした。
購入型クラウドファンディングサイト「MOTTAINAIもっと」で展開中の「蔵元応援キャンペーン」で、糸魚川信用組合のサポートで、糸魚川市から新たに3つの酒蔵が取り組みを開始するのに合わせ、行ってきました。
糸井川には5つの酒造があるそうですが、人口が約4万3000人ということを考えると、かなりの酒どころと言えそうですね。

それぞれに特色のある取り組みになっていますので、ぜひチェックしてみてください。

~根知谷で生きる~ 渡辺酒造店の気候風土を映し出したドメーヌスタイルの地酒の真髄プロジェクト 
渡辺酒造店の現当主である6代目の渡辺吉樹代表は「根知谷の自然か育んだ米の特徴を生かし、気候風土を映し出した地酒の真髄を追求したい」と米作りから醸造まで一貫して行う日本酒造りという新たなビジネスモデルで、業界の常識に挑んでいます。
昨年、根知谷を訪れ、地元を応援してくれる仲間をつくりたいという想いで蔵併設直売所『豊醸蔵』をオープンしました。その際には、セキュリテを活用し「糸魚川 根知男山 豊醸蔵ファンド」を募集、現在、ファンド運営中です。

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糸魚川大火の復興へ! 200年の時を超える『謙信』の蔵-池田屋酒造
『謙信』を醸す池田屋酒造は、新潟県の最西端・糸魚川市にあります。
糸魚川産の酒米「越淡麗」を使い、今まで醸された新潟清酒とは一味違う「豊潤旨口で白濁としていない綺麗な味わい」を表現した自信作『謙信』を全国各地に届けることが、糸魚川大火から未来へつながる真の復興へつながると信じ酒造りを続けています。

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“亥年”に”5人の猪また”が造る全量地元蔵人の栽培米の純米吟醸!猪又酒造プロジェクト
装いも中身も既成概念にとらわれない新しいエッセンスのオルタナティブ純米シリーズ「サビ猫ロック」を醸す猪又酒造。平成最後の仕込みの今年、酒造りをしている5名全員の苗字が偶然にも「猪又と猪股」、干支の「亥年」であることを記念して、限定酒「INOMATA'S」をつくります。「猪」にかけた新デザインのラベルは今回限定!この機会を逃すと手に入れることは出来ない正に超レアアイテムをお届けします。
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ーー
さて、こちらが今回の出張で手に入れた品々です。お酒は、3本同時に飲み比べたい欲求はあるものの、実際にはやっぱり1本ずつ空けていくことになりますね。今月は家で新潟のお酒を楽しみたいと思います。

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sugi2018年10月2日 09:30

新たな地域特化型クラウドファンディングサイトがオープン!

2018年10月1日より、大分発の新しいクラウドファンディングのサイト、「sandwich」がサービス開始になりました。こちらのサイトは、大分合同新聞さんと大分銀行さんと当社の3者で連携して取り組む、地域特化型のいわゆる『購入型』クラウドファンディング(※)のサービスです。

sandwich (サンドイッチ)という名称には、「夢をはさみ、希望をはさみ、明日をつくる」という思いが込められています。ロゴのデザインも、なんだかポップで楽しく、可愛らしいですね。


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サービス開始を飾るのは、老舗テント屋さんの高性能トートバッグプロジェクトから、おおいた和牛や黄柚子とうがらし、福祉プロレスのプロジェクトまで、実に多彩な4つのプロジェクト。sandwichのページから、ぜひ詳細をご確認ください。


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実は、ミュージックセキュリティーズが関わる購入型クラウドファンディングのサイトは、今回ローンチしたsandwichを含めて、現在7つあります。いずれも、地域密着で実力のあるメディアや金融機関の皆さま、または、全国にネットワークを持つパートナー企業の皆さまと連携したサイトになります。

今日はそのすべてを一挙にご紹介したいと思います。


FAN AKITA
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CF信州
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MOTTAINAIもっと
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YUIMA
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にいがた、いっぽ
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ひかりTVドリーム
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sandwich
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いかがでしたか。各サイトのキャッチコピーを見るだけで、目指していることが伝わってきますね。
現在、お住まいの地域や出身地、以前住んでいた場所や移住希望先など、気になる地域のサイトやプロジェクトがあれば、ぜひチェックしてみてください。


<ミュージックセキュリティーズが関わる購入型クラウドファンディングサービスの一覧>
FAN AKITA
CF信州
MOTTAINAIもっと
YUIMA
にいがた、いっぽ
ひかりTVドリーム
sandwich
 (注) いずれのサイトでも、プロジェクトに参加するには、サイト毎に会員登録が必要です。

(※)購入型クラウドファンディングは、資金提供者(サポーター)が、事業者(プロジェクトオーナー)に資金を提供し、そのお礼としてモノやサービスを受け取る、事業支援の仕組みです。
セキュリテで扱う商法上の匿名組合に基づくファンドと異なり、現金による分配はありません。


(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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sugi2018年9月6日 15:25

応援する人、される人

ある人のことや事業の良さが
近くの人には、ものすごく評価されていても
遠くの人にはなかなか分からない

そういうことって、あるんだなぁ、と痛感することがありました。

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先日、「けんしん」こと福島県商工信用組合さんで、「熟練シェフがお届けする出張料理ファンド」の今後のプロモーション施策について打ち合わせをし、ちょうどその日の夜に、出張料理ファンドのシェフの鈴木さんが出張料理の腕を振るう納涼会が近くの商工会議所であるというので、参加させていただきました。

本題に入る前に、お料理の一部をまずはご紹介いたします。
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そのお料理のなんと素晴らしいこと! 
「出張料理とは、こういうことか!!!!」ということが一瞬で腑に落ちました。

普通のホテルとかのビュッフェやパーティーメニューと比べてどこが違うかと言えば、
全部本当においしかったのですが、単に味だけではない、豪華さ、華やかさ、そして、温かさがありました。
しっかりときちんと感のあるパーティーメニューなのに、アットホームな手作り感も伝わってくるような。
もしかしたら、鈴木シェフの「顔が見える」から、ということなのかもしれません。

これなら、ただのキャッチコピーじゃなくて、本当の意味で「思い出に残る」出張料理を安心してお願いすることができると思いました。私も、何か特別な時に、ぜひ鈴木シェフにお願いしたいと思いました。

さらに今回、私はこのファンドの事業性やケータリング事業を強化することの意義についても、非常に腹落ちいたしました。
普段、鈴木シェフは、郡山駅前で、フレンチをベースとしたカジュアルな創作料理の席数36のお店をやっています。

2016年12月期の売上実績については、ファンドページに掲載されていますが、月平均にすると170万円程になります。これは主に店舗・レストラン事業からの売上です。
一方で、ブライダル・ケータリング事業は、店舗・レストラン事業と異なり、1件の受注でまとまった売上につながります。また、先の計画や売上の見通しが立てやすいというメリットもあります。

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例えば、今回参加させていただいた納涼会は、約100名が参加されていましたが、もし一人5,000円なら50万円、1万円なら100万円の売上につながります。
とても、大きな数字ですね。
店舗運営をしながら、月に1回でもこうしたケータリングの受注が入るだけで、売上が増加し、経営も安定します。
出張料理で多くのお客様に召し上がっていただくこと自体が、店舗の知名度アップや宣伝になりますので、来店につながることも期待されます。

併せて、今回の事業計画もご覧いただきたいのですが、ブライダル・ケータリング事業については、1年目で111万円しか計上されていません。
この部分は新規事業ということで、非常に保守的な数字を置いているようですが、これは数回の受注があれば、すぐに達成できそうですね。

直近の鈴木シェフの店舗、ダイニングレストラン「エテ」のHPを見ると、今月の予定に、
 「20日(木)50人のケータリングの為ランチ 休み
 28、29日(金、土)出張ウエディングの為お休み」
と書いてありました。まだ会計期間ではありませんが、この調子ですと、来年以降の受注にも期待ができますね!

ファンドの分配シミュレーションはこちら

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが、この記事で一番、お伝えしたかったことなのですが、この日の出張を通じて、私の印象に一番残ったのは、鈴木シェフの応援のされ方がハンパない‼‼‼、ってことでした。

けんしんさんも、商工会議所の方も、皆さん、本当に熱心に鈴木シェフを応援されていました。
そもそもこのファンドは、「チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト」(https://www.securite.jp/fukushimaken/)​という福島県の取り組みの一環で、募集されているものですが、募集に至るまでには、地元の商工会議所や金融機関が紹介機関として様々なサポートを行っています。今回のファンドのベースとなる事業計画についても、審査は当社が行っていますが、それ以前に多くの方に見ていただいています。

皆さんの取り組みがすごいのは、単に事業計画をつくるところのサポートをするのではなく、その事業計画が達成できるように、実効性のあるサポートをしているところです。
納涼会のお食事にエテさんのケータリングを採用したこと然り、事業の成功につながるよう、できる限りのPRのサポートをされていました。

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納涼会オープン前の笑顔の1枚。けんしんの安斎部長(左)と鈴木シェフ(右)

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会場のテーブルの上に置いてあるチラシ。この写真では見にくいですが、実はこのチラシはけんしんさんが、鈴木シェフを紹介するために作成したチラシです。

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大勢のお客様の前で挨拶をする鈴木シェフ。けんしんさんのはからいで、しっかりPRすることができました。
美味しいお料理に加えて、こういうことを積み重ねていくことで、お客様が増えてくるのだと思いました。

けんしんさんや地元の皆さんが、鈴木シェフをなんでここまで一生懸命に応援しているのか、はじめてお会いした私では、よく分からない部分が正直ありました。
ただ、そこは理屈ではなく、実際に応援されている姿、そしてその応援に懸命に応える姿を、現実に目の当たりにして、これなら安心だな、と素直に思えました。
こうした地域の皆さまの輪を少しずつ広げて、出資者の輪も少しずつ広げて、12月末までの募集期間に何とか満額まで資金を集められたらと思います。

今回の打ち合わせの中で、今後のこともお話してきましたが、ファンドで予定しているケータリング事業の強化(保冷車の購入等)につきましては、必ずやる、ファンド資金が不足する分についても自己資金等で資金を手当てをするということを確認してまいりました。
現在、募集期間は延長され、今年の12月31日までとなっています(これ以上の募集期間の延長はありません)。2019年1月1日には会計期間も始まります。

郡山は、東京から新幹線で1時間18分で行けました。意外に近くてびっくりしました。
なので、東京の方、関東にお住まいの方にも、ぜひファンドに参加していただければと思います!

ファンドの詳細はこちら⇒「熟練シェフがお届けする出張料理ファンド
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(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
 

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sugi2018年5月17日 00:40

最高償還率を更新(177%)。投資家への分配は「喜びでしかない」

先日、「中島重久堂 つなぐ鉛筆削り器ファンド」が、セキュリテのこれまでのファンドの中では過去最高となる177.59%という高い償還率(※)でファンドの償還を迎えました。
※償還率は(一口分配総額)/(一口出資金額)で算出されます。

このファンドでは、2014年に新商品「想いをつなぐ鉛筆削り『TSUNAGO』」の金型製作費用を募集しました。2015年に販売を開始してから3年、これまでに累計15万個近くを販売し、事業計画を大きく上回る実績をあげることができました。

【ファンド概要】
営業者:株式会社中島重久堂(代表取締役:中島潤也、大阪府松原市)
募集総額:5,010,000 円
参加人数:258人
会計期間:2015年3月5日~2018年3月4日
一口出資金額:15,000円(別途、取扱手数料855円)
一口分配総額:26,639円(うち、源泉徴収額2,376円)
償還率: 177.59%
ファンド詳細:https://www.securite.jp/fund/detail/667




実はこのファンドは、私が大阪にいた頃募集したファンドで、私自身も一投資家として参加しているのですが、毎年の分配報告や月次報告を受け取る度に、あまりに高い数字に、ファンド運営会社としては、「投資家にこんなに分配することになって、事業者さんはどう思うだろうか、、、」と、かえってひやひやドキドキしていました。

とういのも、「セキュリテのファンドを活用しませんか」と、事業者さんに営業、ご提案する際には、必ずと言っていいほど皆さん、セキュリテに払う費用や分配金を、金融機関の金利と比較されて「高い」とおっしゃるからです。(セキュリテのファンドと金融機関からの融資は、全く異なる仕組みではありますが、資金調達の仕組みである以上、調達コストを単純比較したくなる気持ちは、当然分かるのですが。)
しかも、このファンドを募集した中島重久堂さんは、老舗の鉛筆削り器メーカーで、借りようと思えば、いくらでも銀行から借りられた会社でした。
そういう背景もあり、このファンドが償還する暁にはぜひ社長さんに本音を聞いてみたい、と大分前から密かに思っていました。

そして償還直前、その願望を実現し、中島社長にインタビューの機会を頂くことができました。
ブログの件名で最初に明かしてしまいましたが、こんなに高い分配率についてどう思うかということについては、「正直、喜びでしかない」と、スパーンと回答頂きました。
「80年もしてる会社が、ある1アイテムであかんかったとなったら、看板に傷がつくので、絶対にお返しせなあかんと思っていたので、安心した」とも。

インタビューでは、主に以下の質問をしています。
・ほかの鉛筆削り器メーカーとの違いは?
・ファンドを利用した理由は?
・ファンドを利用してよかったことは?
・177.59%という高い償還率についてどう思いますか?
・中島重久堂の今後の展開は?

本当に素晴らしい会社です。工場の風景や社員の方の働く様子も映像に収めていますので、ぜひ多くの方にご覧頂ければと思います。


 

~・~・~・~・~・~

最後に。今回ご紹介したのは、最高償還率のファンドでしたが、多くのファンドにご出資している方であれば、よくご存知の通り、セキュリテのファンドでは、それなりの割合で元本を割れることがあります。(過去の償還済みファンドの償還率は、ファンド検索ページよりご確認頂けます。検索ページはこちら) 
割合は少ないですが、中には満期を迎えず破産するなど、ファンドが解散となり分配金が全く支払われないケースもあります。(解散したファンドについては、投資家の方は、マイページからご確認いただけますが、検索ページでは検索いただけません)

そういうサービスでありながら、継続的にファンドにご参加いただく出資者の皆さまの存在があるのは、ただただ有難く、また同時に、日々責任の重大さを感じています。
セキュリテが新しいチャレンジを後押しするプラットフォームである以上、失敗はつきものであり、すべてのファンドでプラス償還を実現することは困難ですが、それでも、仮に失敗した時でも納得頂けるような、ファンドづくりや運営、情報開示に努めてまいります。
そして、もっともっと、中島重久堂さんのような、素晴らしい会社の素晴らしいファンドをつくって、しっかり結果も出していきたいと思います。

(杉山)

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sugi2018年5月14日 23:18

「Lima Fintech Forum 2018」に参加

5月9日、10日にペルーで開催された「Lima Fintech Forum 2018」に参加しました。
http://www.limafintechforum.com/
クラウドファンディングのセッションで、JICAの岩橋さんとともに登壇し、私は「Impact investment -The Japanese Tokumei-kumiai crowdfunding model-」という題でプレゼンさせて頂きました。

ペルーでは、現在、投資型のクラウドファンディングが禁止されており、今国会では、新たな規制の枠組みや投資型も可能にする内容も盛り込んだクラウドファンディング法案が審議される予定です。

そうした文脈に合わせ、私たちがセキュリテで実践している匿名組合の仕組みや金融商品取扱業者として義務付けられているルールを紹介しました。

当社は今年度、JICAの案件化調査で採択され、ペルーにおけるマイクロ投資クラウドファンディングを活用した地場中小零細企業支援に関する調査をする予定です。

必要な資金を必要とされる人に届けるために、かつ、お金の出し手にも安心して出して頂くために、テクノロジーと規制の最適なバランスを求められるのがFintechの分野です。

しっかり取り組んでいきたいと思います。

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sugi2018年4月25日 15:27

セキュリテ被災地応援ファンド募集開始から7年

今から7年前の今日、2011年4月25日に、セキュリテ被災地応援ファンドの最初のファンドが募集開始となりました。
このファンドは、東日本大震災で被災された事業者さんが復興していくための力になりたいと、宮城県のNPO法人ファイブブリッジや県庁の有志の皆さんの協力のもと準備を進め、語呂合わせですが「For 復興」の願いを込めて、4月25日をその日に定めました。

その前日には、気仙沼のアーバンマリアチャペルで、陸前高田、気仙沼、南三陸から、6社の事業者さんとともに、セキュリテ被災地応援ファンド立ち上げの記者発表も行いました。思えば、気仙沼湾を背景にこの時撮った皆さんの笑顔の写真が、その後ずっとセキュリテ被災地応援ファンドを象徴するメインビジュアルになっています。

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そして、あれから7年が経ちました。今年は、最初のファンドのうちの1つが、既に会計期間を終え、間もなく償還を迎えます。あっという間、という言葉よりは、その間にいろいろあり過ぎて、いろいろなことが変わり、むしろその時間の長さを感じます。

事業者さんにもたくさんの変化がありました。仮設の工場から新設の工場に移り、新しい店舗や新しい商品、新規事業が起こり、事業者さんにも孫や子どもができたり、子どもたちが大きくなったり、地元に戻ったり、後継者としての道を進み始めたり。いいことばかりではなく、病気やケガや事故、事業縮小や倒産などのつらいできこともありました。

その中でも変わらずあるのが、投資家の皆さんの存在です。セキュリテ被災地応援ファンド設立当時から、「長期的に関わり復興を見届ける」ということをその特長として挙げていましたが、長い時間が経った今だからこそ、そうした投資家の皆さんがいてくださることの価値を実感をすることができるなぁ、と。

2011年や2012年頃、被災地をお金で支援する仕組みはたくさんありました。寄付やお買い物、いわゆるクラウドファンディングが普及したのもこの時期で、多くの方が様々な方法で、お金を出したことと思います。でも、それから7年という長い期間を経て、今もその支援先とつながっていられている方はどれぐらいいるのでしょうか。そもそも自分の選んだ寄付先のうち、いくつぐらいを覚えていますでしょうか。

そんなことをいつも考えさせてくれる、思い出させてくれるのが、投資家の皆さんと事業者さんを訪問し、交流する「425祭」というツアーです。今年は例年より早い、4月14日、15日の週末に開催しました。
その報告が上がっていますので、ぜひご覧ください。

セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭 2018」開催レポート
https://www.securite.jp/news/activity?a=5989


(ツアー参加の皆さんと斉吉商店の皆さんとランチの後に記念撮影)

残念ながら今から「セキュリテ被災地応援ファンド」に出資していただくことはできないのですが、セキュリテでは現在、被災地の取り組みを応援する取り組みとして、福島県と熊本県のファンドを募集しています。

こちらは今からでもご参加いただけますので、ぜひ、私たちと一緒に「長期的」に関わっていく仲間になってください。多くの皆さまからのご支援をお待ちしております!

〇チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト
https://www.securite.jp/fukushimaken/

〇セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド
https://www.securite.jp/kumamoto/

また、セキュリテストアでは、東北の被災地応援ファンドの事業者さんの商品を買うこともできます。震災後に復活した定番商品や震災後にできた新商品など、様々な商品がありますので、ぜひストアでのお買い物もお楽しみください。

〇セキュリテストア
https://www.securite.jp/store

 

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sugi2018年2月26日 21:50

#尊厳を守るー難民支援の取り組み

ミュージックセキュリティーズでは、本日より国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への寄付の受付を開始しました。

<寄付サイトはこちら>
https://www.securite.jp/unrwa
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こちらは、UNRWAが始めた世界的な資金調達キャンペーン#尊厳を守る(#DignityIsPriceless)の一環で行うものです。

先日、UNRWAのピエール・クレヘンビュール事務局長が来日した際にご縁を頂き、当社としてもその趣旨に賛同し、UNRWA公認の日本国内唯一の受け皿として寄付の受付を行います。

なお、当社としても、決済手数料等で最低限かかる経費以外、一切の手数料は頂かず、全額寄付の取り組みとして協力させて頂きます。

今日、世界中には パレスチナ難民に限らず、6500万人以上の難民がいると言われています。
当社は、インパクト投資のプラットフォームとして、セキュリテで行う匿名組合方式の出資による投資だけではなく、こうした寄付の取り組みを含め、選択可能なあらゆる手段を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向け、今後も取り組んでいきたいと思います。
 

持続可能な開発目標(SDGs) 17項目
参考:国際連合広報センター 持続可能な開発目標、2016年1月1日に発効
http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/17430/

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sugi2018年2月25日 13:30

既存の金融システムでは解決が難しいこと

今日は、元部下の挑戦についてです。
先月末募集開始したファンドの中に、ミュージックセキュリティーズの元社員が立ち上げたファンドがありました。彼は2013年、私が大阪にいた頃採用した西日本支社のスタッフでした。当社を辞めていくメンバーの中には、自ら事業を起こすために辞めていく人が少なからずいます。

そういう人たちのことを、私はすごいと思っています。
私たちは、普段の業務の中で、素晴らしい事業や事業者さんに接する機会が多くあります。事業をすることの魅力を間近に感じます。なので、起業に憧れる気持ちを抱くのは自然なことです。しかし一方で、自分で事業をすることの難しさを痛感させられる機会も多くあります。事業計画をつくった時に思い描いていた将来と、現実は必ずしも一致しません。そのために投資家の方にはリスクを負っていただいていますが、実際にうまくいかなかった時、分配金がほとんど出せないような時、その会社が倒産してしまうような時には、本当に皆がつらい経験をします。

そんな中で、彼の決断と勇気、そして起業からわずか1年余りでセキュリテの審査をクリアし、ファンドを募集するまでに成長した姿に、心からの敬意を払いたいと思います。彼の起業家としての評価が出るのは、まだまだ先のことですが、とりあえず今、頑張っていること、とても嬉しく思います。

そして今回、この記事を書いているのは、その彼、株式会社アゲルの代表取締役 大塩 智史くんの言葉を紹介したいと思ったからです。
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(株式会社アゲル 代表取締役 大塩 智史)

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「募集開始してからわずか40時間程度で314名の投資家の方から満額の1,320万円をご出資頂き、この度無事3号店を出店できることになりました。

うちは創業してまだ1年ちょっと。既に借入も行なっているため、とてもじゃありませんが銀行から1,000万円を超える追加融資を受けることは難しい状態です

しかし、今波に乗っており、スタッフも順調に集まり育ってきて強いチームになりつつある。足りないのは資金だけ。このような経営環境の私どものようなベンチャーは多いのではないかと思いますが、既存の金融システムではなかなかこの問題は解決できません

思えば5年前のあの日、カンブリア宮殿を見て「何やこれは!これやったら事業者も投資家もwin-winで素晴らしい仕組みや!」と感動して、これを広めたいと思い、入社しました。

それを今回使う側に回り、改めてこの仕組みの素晴らしさを感じました。これからは当社の一方的なwinとならないように、まずはお客様に満足頂き、そしてその結果投資家の方のwinにも繋がるように事業を行って参りたいと思います。」(大塩くんのFacebookより引用)
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彼が入社してくれた時の想いや期待を、セキュリテではもっともっと実現していかなければならないな、とあらためて感じます。
セキュリテでは、まだまだベンチャー企業や創業間もない企業のファンドは少ないです。
彼の頑張りに負けないように、私たちももっと頑張ろうと思います。

最後に、ファンド募集開始の際、彼が私に個人的に送ってくれたメッセージの中で、最後まで諦めないこと毎月必ず投資家の皆さま向けの営業報告を行うことを約束してくれたことも、ここにご紹介しておきます。もし今後、弱音を吐いたり、投資家の皆さまへの毎月の営業報告をサボるようなことがあったら、それは約束違反ですので、その時はまず私が最初に率先して怒りたいと思います。

それはさておき、近畿エリアにお住まいの皆さま、または大阪出張を予定している皆さま、
大塩君のお店は、とっても美味しく、リーズナブルに天ぷらを楽しめるお店ですので、ぜひ機会をつくってお出かけください。

<ファンドの詳細はこちら>
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