sugi 2017年8月17日 19:30

投資家との関係のつくり方

8月10日のはっとの日。
丸光製麺のイベントに少しだけ参加してきました。

その中で、印象に残ったのが、「はじめて投資家の顔が見えた」という社長の話。
(お話をしてくれたのは、社長ではなく、専務の敬子さんの妹の洋子さんです)

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(はっとボロネーゼ)

大前提として、丸光製麺さんは、もっとも投資家の方の顔が見えている事業者さんの一つなのですが、ファンド募集にあたり、前面に出て、投資家の方とコミュニケーションをとっていたのは、主に専務の敬子さんでした。

社長も、何度かは投資家の方と直接お会いする機会がありましたが、それほど多くはありませんでした。

それが、昨年の秋ぐらいから、毎回の営業報告の際に、投資家限定の特別販売のご案内を始めてから、顔が見えるようになったと言うのです。

実はその特別販売は、ネット販売には対応せず、注文はメール・Fax・電話で、現金振り込みかつ先払いという、ちょっと不便な条件なのですが、それでも多くの方にご注文を頂いており、ほとんどの方のご注文には、様々な応援のメッセージが添えられているそうです。

社長は、その注文の一つ一つに目を通しやりとりをしていく中で、ファンドを募集開始してから5年、6年と経つ今、お一人お一人を認識することができるようになったという話でした。

特に、営業報告の中で、資金繰り上の課題や取引先の倒産のことなどを打ち明けた後には、かなりの注文を頂いたそうです。

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話は少し変わりますが、今年の425祭(※)では、投資家の方から事業者さんに対して、「全然営業報告がない」とお叱りを頂く場面が何度かありました。

(※)425祭は、セキュリテ被災地応援ファンドを募集開始した4月25日(For 復興(ふぉーふっこー)の日です)にちなんで、毎年行っているイベントで、投資家の皆さんと一緒に事業者さんを訪問し、交流するツアーを実施しています。

この点については、これまで弊社の方でも働き掛けやサポートが足りなかった部分で、今、新たに「セキュリテ事業者様サポートチーム」をつくり、対応を強化をしております。

ただ、事業者さんの中には、

「成績がよければ進んで報告したいけど、成績が悪いと、せっかく応援して頂いている投資家の皆さんに、こんな報告はできないと思ってしまう」と。

これは、気持ちは分かりますが、いちばんよくないパターンですよね。

良くない時こそ、真っ先に報告しなければなりませんし、そうするからこそ、叱咤激励し、さらに応援してくれるのがセキュリテの出資者さんではないかと思います。

実際、投資家の方からも、そのような声が度々寄せられています。特に、途中全く状況報告をせずに、監査結果だけをご報告して、実績が計画を大幅に下回る場合、多くのお叱りを頂きます。

投資家の皆さまとの信頼関係づくりにおいて、良し悪しに関係なく、定期的に営業報告を行うことは、とても大切なことです。

さて、今月も今日でもう17日です。
お盆休みも明けて、セキュリテの事業者の皆さまも、そろそろ営業報告の準備が整う頃でしょうか。

特別な事情を除き、前月の営業報告を翌月中に行うのをセキュリテのファンドのスタンダードにしていきたいと思います。

杉山
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