ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

sugi2020年3月18日 18:00

9年前の今日、「セキュリテ被災地応援ファンド」が始まりました

実は、セキュリテ被災地応援ファンドには、始まりの日が二つあります。
その一つは、「for 復興 (425)」の願いを込めて、斉吉商店ファンド、八木澤商店ファンド、そして丸光食品ファンドという一番最初の3つのファンドを募集開始した2011年4月25日で、当社では普通、この日をセキュリテ被災地応援ファンドが始まった日として、ご紹介しています。

しかし、実はそれより前に、セキュリテ被災地応援ファンドは始まっていました。それが、9年前の今日、2011年3月18日です。

その時も、今と同じ在宅勤務体制で、私は3月11日以降、まだ一度も出社することができていませんでした。今回のコロナに関する在宅勤務と比べても、あまりに突然に、選択の余地なく始まり、津波の被害と度重なる余震に加えて、原発がどうなるかという大きな不安の中での在宅勤務の体制でした。そんな中でも、自分たちに何かできるだろうかということを、当時はまだ社員数が十数名の今よりさらに小さな会社でしたが、みんなで真剣に考え、リモートで動いていた時期でした。

そして、3月15日には、音楽事業部では、当社に所属していたアーティストのAK-69が呼びかけ人となり「ONE NATION 基金」という義援金サイトを立ち上げ、続く3月18日には、証券化事業部で「セキュリテ被災地応援ファンド『復興義援金』」の受付を開始しました。そうなのです、セキュリテ被災地応援ファンドは、ファンドの前に、義援金の募集から始まったのです。

その時のことを当社の代表の小松がブログに書いていますので、以下に抜粋してご紹介します。


「セキュリテ被災地応援ファンド」 受付開始のお知らせ
2011-03-18 23:03:53

本日より、セキュリテ被災地応援ファンドを募集させて頂きます。

(略)

まだ救助活動が最優先されている現状で、復興を口にするのはまだ時期尚早かもしれないと悩みます。
ただ弊社のできることを、少しずつ実行したいという思いから、
大規模な基金ではひょっとしたら手が届かないかもしれない
被災された事業者の方を応援させて頂くための基金として、
セキュリテ被災地応援ファンドという形で、皆様にご賛同頂ければと願い、受付を開始させて頂きました。

弊社は、東北、関東、被災地すべての皆様のため、
セキュリテですでに関わっている被災地の事業者の方々や、その関係者の方々のため、
復興が実現するまで貢献していきたいと考えております。

(略)

最初は、義援金という形で、寄付になります。
まず想定しておりますのが、すでにセキュリテで関わっている、
甚大な被害を受けた被災地の酒蔵や漁港のためにと考えております。
そして、被災地におけるあらゆる資金ニーズを伺い、
使い道を検討させていただき、
皆様にご報告させて頂きたいと思っております。

(略)

今後の「セキュリテ被災地応援ファンド」は、
「投資」という形で、事業そのものに資金を拠出していただける形にし、
復興のための事業資金にして頂きたいと思っております。
その資金は、長く使って頂けるような形にしたいと思ってます。

この場合、「投資」といっても、
ファイナンシャル・リターンを上げるためではなく、
日本全体のコミュニティ・リターンを最大にするための投資になるよう
組立させて頂きたいです。
みなさまのご賛同心よりお待ちしております。

とにかく、避難所へ物資が十分にいきわたるように、そして、福島原発の早期鎮静化を祈ってます。
実際作業にあたっている方々のご無事を祈ってます。
そして、多くの被災者の方々の心が癒されるように、お祈りしてます。

本当に微力ではございますが、
被災された方々のお役に立ちたいです。

 


残念ながら「復興義援金」のページ(http://www.musicsecurities.com/gienkin/)はもう存在しませんが、今でも当時のSNSの投稿は確認することができます。

 

■セキュリテ被災地応援ファンドのFacebookページ(2011年3月18日の投稿
 おそらく、この投稿がセキュリテ被災地応援ファンドページ、最初の投稿だったと思います。

■セキュリテ公式ツイッターアカウント(2011年3月18日の投稿



この3月18日の「セキュリテ被災地応援ファンド『復興義援金』」の募集は、その後、ファンドをつくる大きなきっかけになりました。というのも、この義援金募集をお知らせする一つのツイートが、ある人の目に留まり、そこから宮城の皆さまとつながることができ、4月1日には当社のメンバーが初めて宮城にお伺いし、ファンドの募集につながっていったからです。是非、来年の3月18日は、その話を詳しく紹介させてください。
 

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今回、この記事を書こうと思ったきっかけの一つは、折々に思い出していかないと、意外にいろいろなことを忘れてしまうものだな、と最近実感するからです。当社が今年、創業20周年という一つの節目でもあり、私自身は、セキュリテ立ち上げとほぼ同時の入社で現在11年目になりますが、この間、様々な取り組みを行ってきました。今いる社員の中にも、セキュリテ被災地応援ファンド立上げ当時の話を知らないメンバーが増えました。

日本のクラウドファンディング史において、​当時、日本にはまだ他にクラウドファンディングと呼ばれるサービスもない中で、当社が取り組んできたことを、何らかの形で記録に残せればと思っています。とりあえずは、自分が忘れないためにも、今日はここに書かせていただきました。
 

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さて、また話は少し変わりますが、先日、セキュリテ被災地応援ファンドの特設ページ「次の10年も共に歩こう。」を公開しました。今年の3月で震災から9年が経ちましたが、当社では今年を、2021年からの次の10年もまた一緒に進んでいくための準備にあてる年として、最初のファンドの分配の準備や、次の事業展開のための新ファンドづくり、皆さんが交流し情報共有できる場づくり等の取り組みをセキュリテでしていきたいと思っています。是非ご覧になってください。

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前述の通り、当社では、新型コロナウイルスの感染防止対策として3月3日から始めた在宅勤務体制が、2度延長されて今も続いています。私がミュージックセキュリティーズに入社して以来、在宅勤務の体制になったのは、東日本大震災についで、これが2度目。時期もちょうど重なっているせいか、当時と同じ家で在宅勤務をしながら、当時のことをよく思い出しながら、今回のコロナの影響で困っている事業者さんに対して、何かできるのかを、皆で考えています。

現在、事業者様向けの新型コロナウイルスに関する相談窓口を設けており、ご相談が寄せられてきておりますが、こちらに関しても、セキュリテ被災地応援ファンドの時と同様、ファンドの募集に限らず、まずはすぐにできることからやるという方針で動いています。まもなく飲食店を応援する新たなプロジェクトが始まる予定ですので、募集が開始されましたら、その際には是非ご協力を宜しくお願いします。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
 



<お知らせ>
セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭 2020」​受付中です。
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お席が大分、埋まってきておりますので、ご検討中の方はお早めにお申込みください。
詳細はこちら

【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
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