sugi 2019年11月14日 18:45

アバコとケンジ

アバコからケンジのことを聞いたのは、今年の2月頃でした。
若くて才能があるけど、まだCDを世に出す機会に恵まれていない、ペルー生まれの日系人アーティストがいて、何とか当社で支援できないか、という話でした。

「アバコ」というのは、現在、「Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド」を募集中のペルーの貯蓄信用協同組合Abacoのことで、「ケンジ」というのは、当社が今まさにCD制作を手掛けているシンガーソングライターのKenji Igei (ケンジ 伊芸)のことです。

アバコからは、ケンジがどういう人間で、なんでアバコとして支援したいか、というとても熱い思いがこもったメールが併せて送られてきました。
一部を抜粋してご紹介すると、

「Because of that experience(沖縄の宜野座村に海外移住者子弟奨学生として滞在した経験のこと) he realised how much he have to love and value his japanese - okinawan heritage and composed a song that let him express the gratitude he felt inside.」

「We should help Kenji becacuse he shares the same philosophy and values that Abaco and Music Securites do, to look for people's development. He has a major cause, purpose and believe than just to be famous or do what he likes.」

「当社としても応援しよう」と、社長の小松が即決でリーダーシップをとり、3月には小松とKenjiもスカイプ会議を行い、4月には私が初めてペルーで対面し、アバコの協力体制のもと、ケンジのCDプロジェクトが始動しました。

実は最初、アバコやケンジは、当社がクラウドファンディングを通じて、彼のアルバム制作費用を集めてくれないか、と考えていました。しかし、アバコやケンジと話す中で、当社として、今回のファーストアルバムについては、クラウドファンディングではなく、当社自身が制作費用を負担することに決めました。当社として、このアバコとケンジとのCDプロジェクトをとても大切に考えています。CDの具体的な内容については、また別の機会に詳しく紹介しますので、どうぞお楽しみに!

現在募集中のアバコの「Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド」の募集期間は、今月末、11月30日までとなっております。
皆さまから集めた資金は、ケンジの音楽活動を支援するために使われるわけではありませんが、アバコというのがどういう会社なのか、当社とアバコがどういう関係で、どういう思いでペルーの事業を進めているのか、ということの一端が、ご理解いただけるエピソードではないかと思い、今日はご紹介させて頂きました。

一般的にファンドには、様々なリスクがありますが、アバコのファンドに関して、私が一つ言えることは、これは遠い海外のファンドではありますが、「明日連絡がとれなくなるリスク」というのが、ほとんどないな、ということです。当社とアバコの間には、企業の哲学というか、アイデンティティーの部分での共感がベースとしてありますし、当社とは2013年から継続して、ファンドの営業者ということだけではなく、ペルーにおけるパートナーとして信頼関係を構築してきました。もちろん為替リスクなど、見逃せないリスクもありますが、当社がアバコに対して持っている信頼感については、投資家の皆さんにも安心していただければと考えています。

まとまりのない文章になってしまいましたが、どうぞアバコとケンジを、今後ともどうぞよろしくお願いします。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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2019年4月。ペルー・リマのアバコのオフィスにて。初顔合わせ。

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2019年11月。東京の当社オフィスにて、音楽事業部メンバーと制作中のCDについての打ち合わせ。

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楽曲に込めた思いを説明するケンジ。

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2019年11月。東京都内のペルー料理店、荒井商店にて。左から2番目がアバコの部長のミヤシロさん。
 
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