お知らせ 途上国未電化家庭用太陽光システムファンド

お知らせ2018年10月30日 16:38

満額達成の御礼

満額募集完了 どうもありがとうございました!

最終的に583名もの方の出資を得て、「途上国未電化家庭用太陽光システムファンド」通称 EGAOプロジェクトは、一口1万円という小ささにも拘わらず、2,000万円という大きな出資を得ることができました(平均で3.43口 ご出資いただいた計算となります)。

インパクト投資の利用は初めてでしたので,かなりチャレンジングな要素もありましたが,本当にどうもありがとうございました!

セキュリテのトップページからは、募集終了に伴い、すでにこのプロジェクトの案内は消えていますが、
https://www.securite.jp/fund/detail/4137
に残っていますし、ニュース配信も可能と言うことで、またときどき状況をお知らせしていきたいと思っています。

募集は満額完了いたしましたが、ファンド成立には、匿名組合契約書第3条(契約の成立)に記載の通り、
・2018年12月末までに新製品の受注を受け、製造開始出来なかった場合
・ディストリビューターとの提携及び製造委託契約の締結が出来なかった場合
・商品生産前に計画未達(もしくは大幅なマイナス変更)が分かった場合

という条件があります。
1つめは、金型の作成を11月中には開始しますので、問題はないと思いますが、現状で不確定なのは2つめの販売契約の条件です。

いま、4日からの出張(エチオピア、ウガンダ、ケニア、ミャンマー、バングラデシュを回ってきます)および 日本におけるいくつかのチャンネル開拓によって、途上国での販売の契約を締結すべくがんばっています(最初は買う方もリスクヘッジのためパイロット的な数量になるかもしれませんが)。

ビジネスの契約の話ですので,詳細をお話しすることはかないませんが。首尾よく第一歩を踏み出すことができたなら、みなさんに真っ先にお知らせいたします。

量産の最初のロット生産ができたなら、10口以上出資いただいた方々にも、特典として EGAOをお届けいたしますので、少々お待ちいただければ幸いです。
 
インパクト投資のすばらしさは、個々人の「気持ち」を、形にできるということかと思います。
われわれは、それを「形にする」ことが仕事で、それによってお互いに補い合って、プロジェクトが実現化できてきます。

みなさんへのリターンをお返しする... というのは、その成果の表現方法と言えるでしょうか。
もし、ファンディング以外のアプローチで、このEGAOプロジェクトに関与してみたい、という方がおられましたら、どのような形でもウェルカムですので、わたしまでご連絡いただければ幸いです。
n_matsuo@pear-carbon-offset.org です。

このプロジェクトは、これから販売・普及という次のステップに入っていきます。英語では materialize という表現でしょうか。

この EGAOプロジェクトが、みなさんにとっても、われわれにとっても、意味のある「活動」になっていくべくがんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。


株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブ
代表取締役 松尾直樹


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2018年10月25日 03:22

なんと出資額が 99% に到達しました!

製品の追い込み, TICAD閣僚会合サイドイベントでのデモ, その他でばたばたしていたら, ついについに, 581人のサポートを得て(お一人平均3.4口 となります), 出資額が 目標の99% に到達いたしました!
 
これが, 募集ストップ前の最後のブログになります. ちなみに, 目標額が集まった段階で募集はストップされ, セキュリテのトップページから このファンド へのリンクは消えてしまうようですが, プロジェクトのページ自体は残るようですし, ニュースやブログ配信もできるようです. トップページから消えてしまっても, 状況説明などは ときどき行いたいと思いますので, 今後もおたのしみください.
 
 
製品は, いくつか仕様を変更することとしました. 大きな点は, (USB=DC 5Vを除いて) DC(直流)出力をオミットすることにした点です. 通常, SHSはほとんどすべてが DCのシステムです. たしかに, ソーラーパネルも 電池も LEDランプも, 動作メカニズムはDCです. ACへの変換を行う場合には, その分, コスト上昇とエネルギー効率低下が否めません.
 
しかし, ご存じのように, われわれの周りの電気製品は, すべてAC(交流)機器です. 市場規模が圧倒的に異なるため, より良質で, 多様性のある, そして低価格製品を求めるなら, どうしてもACの世界に行かざるをえません.
 
言い換えると, EGAOを使うことで, 未電化の人たちは「特別の(ハンディキャップのある)」扱いが必要であったものが, 「普通の」(電化された人たちと同じ)状態となるのです. これは, とても意味のあることだと思います.
 
添付は, 最新の EGAO のスペック等の説明資料資料EGAO_Spec_Sheet_2018.10.24-rr.pdf です.

 
前回, お話ししたように, EGAOは, 日本政府のアフリカ支援フォーラムであるTICAD(来年 横浜で開催されます)の準備会合的な閣僚会合のサイドイベントにおいて, デモをいたしました. 下はそのブースの写真です. 写真は共同しているアイガジェットの川口さんです. 
 
 
多くの国の政府関係者にご説明し, いろいろコネクションもできました.
 
そして, いままでのコネクションも踏まえつつ, 11/5 の週とその次の週, アジアとアフリカ諸国を回り, デモとビジネス上の議論をしてきます. いま, そのアポ調整をしているところです.
 
上記の AC へのドアを開くなど, いままでの SHSとはひと味違った味付けをしていますので, 単純競争とはすこし異なる魅力を訴えることができるのでは?と思っています.
 
また,首尾など すこししたらお知らせいたしましょう. うまくいくといいのですけどね.
 
 
いずれにせよ, みなさんのサポートを活かし, きちんと配当という形でも, お返しすることができるように, いろいろ頭を使いつつ, 全力をあげていきますので, これからも見守っていただければ, と願っています.

いままで どうもありがとうございました!
 
 
松尾 直樹
 
 

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2018年10月5日 06:16

EGAOコントローラーのデザインが固まりました

現在, サポーターの方々が, 549人, 申込率も 89% に到達いたしました. どうもありがとうございます! 100% まであと一息です.
 
いろいろ修正が入りましたが, ようやくコントローラーのデザインが固まりました.
 
 
それなりに かっこうよくできたと思っています(笑)
テンキーなどの部分は PAYGo機能にかかわるところですので, PAYGo機能を不要なケースでは,なくなります.
EGAOロゴ を赤一色にしたのは, 日本製のイメージを出す狙いもあります.
本体は, もうすこし白い色で,カラフルな取っ手が付きます.
 
システム全体では, 以下のような形です.
 
 
どうですか? 
欲しい! と思っていただけますでしょうか?

ディストリビューター向けのパンフレットも作成いたしました. 
 
 
いま,デモ用に, 3Dプリンタでの出力に, 内部回路を組み込んでいます.
 
今週の日曜に, 日本政府がアフリカ向けに行っている TICAD のサイドイベント で, デモをします. うまくいくといいのですが...
 
松尾 直樹

 

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2018年9月28日 16:36

SHSは現地の人々の所得や暮らしにどのように役立っているか?

大口出資者の方の特典として EGAO そのものをご提供することにしました. 
その他のアナウンスメントも含めて, その効果は非常に大きく, 新たに出資することを決めていただいた方や, 出資額を増額していただいた方々が かなりの人数におよびました. 
 
本当に どうもありがとうございます!
現在, 539人で 82% に到達しました. ファンド成立の要件のひとつ (目標額の75% 以上) をクリアしたことになります. 
 
現在, ほぼコントローラーのデザインが決まり, 週末に3Dモデル化, 来週には 3Dプリンタでの出力結果に, 内部基板を実装し, デモ機が完成する予定です. 
 
 
さて, 今回は, SHSのビジネス面とはすこし視点を変え, SHS導入によって, 現地の人々の暮らしがどうなるのか? という点に関した GOGLA  が, UK AIDのサポートを得て行った調査に基づく Powering Opportunity: The Economic Impact of Off-Grid Solar というレポート結果を見てみましょう (日本の JICAなども, このようなところに お金を使ってもらいたいものです. この分野では JICAは最近はほとんど何もしていません). 
 
 
このレポートは, SHSによって, 現地の人が 「どのように機会を拡大しているか?」という点にフォーカスしたものです. まさに EGAO で狙うところ, ですね. とくに その経済面に着目したすぐれたレポートになっています. なお このレポートの対象はSHS であり, ソーラーランタンは含みません. 対象国は, アフリカの ケニヤ, モザンビーク, ルワンダ, タンザニア, ウガンダ です.
 
主要ポイントに入る前に,  SHS購入目的(第1目的と第2目的) と 購入のドライバーをみてみましょう (SHSのサイズ別です. ちなみに EGAO は, 10Wp, 20Wp,  40Wp がメニューです). 
 

 
 
「購入目的」は, 当然 照明用途が第1目的であるのですが, 第2目的としては, 携帯電話充電とTV が来るということですね. 
 
「購入のドライバー」という点では, 「システムの信頼性」がもっとも重要視されているようです. 価格もそうですが, 「口コミ」の力は かなり大きいようです. 意外と, PAYGoなどの支払いの柔軟性の位置づけは高くはないのですが, 価格のaffordabilityとまとめて考えるべきなのかもしれません. 
 
SHS購入者が, 過去ソーラー製品を持っていたかどうか?は, 下図の通りです. ソーラーランタンや他のSHSからの(たぶん)アップグレードした家庭が36%で, 市場としてのひとつの狙い目ですね. おそらく上記の「口コミ」を含めると, 半分程度になると思います. 
 
 
アップグレードの理由は以下の通りです. やはり 「TVをみたい」, 「いままで以外の機器を使いたい」, 「所得向上のためより大きなシステムが欲しい」ということになっています. 
 
 
 
 
さて, 本論の「得られた機会」ですが, レポートには 10 Key Findings が 掲げられています:
 
 
まずは, 経済的機会をみてみましょう.
 

58%の家庭が, SHSのおかげで, もっと経済活動をおこなうことができています(Finding 1). 下記のように, 「働く時間を夜間まで延長できる」がもっとも多く (Findings 4), 「何らかのお金を稼ぐ活動を実施できる」が続くようです. 
 
 
36%の家庭が 顕わにお金を稼ぐことができるようになり(Findings 2),それは平均 月に 35ドル におよぶそうです(Findings 3). 以前,
 
Ability-to-Payに関するサプライヤーインタビューや, Lighting Globalなどのデータベースからの, 「月賦」よりも「初期費用(頭金)」の重要性を念頭に置いた分析では, 20ドルだとポテンシャルの72%が購入可能ですが, 36ドルになると12%に落ち込むという結果が出ています. このあたりに閾値があるようですね. 
 
という分析結果を紹介しましたが, およそそれと同等です. すなわち, 何らかの所得向上活動を行うことができ, それによって SHSは実質 ゼロコストで入手できる=その他の便益 (灯油コストや携帯充電コストがなくなるだけでなく, 明かりやそれに付随したquality of life 向上) を享受できる, ということです. 
 
 
新しいビジネスや仕事(Findings 5,  6) を含め, お金を稼ぐ活動タイプは, 以下のようなもののようです:
 
 
携帯電話充電ビジネス, 小規模の売店やレストラン/バーの経営時間の延長, 裁縫などの家内手工業, 養鶏, TV上映ビジネス などが行われているようです. いろんな機会があるということですね. そのうちの4つの所得向上レベルは次のようです. 携帯充電はそれほどでもありませんが, 他は けっこう大きいですね. 
 
 
それでは, SHSの期待寿命の間にどれだけの収入があるか?が, 次の図です. 20万円程度という SHSの価格より一桁大きな収入が得られることがわかります. 
 
 
 
お金を離れて quality of life という点では, 携帯電話利用(Finding 7), 安全面(Finding 8), 健康面(Finding 9), 教育面(Finding 10) 等において, ほとんどすべての家庭で, 生活の質が向上したという結果が得られています. 
 
 
SHS普及を進める意義を, 定量的に感じていただけましたでしょうか?

すこし長くなってしまいましたが,  ぜひ, みなさんも, 彼らの生活に興味を持って下さい. 
 
 
松尾 直樹
 
 

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お知らせ2018年9月21日 18:42

特典追加のお知らせ(10口以上)

投資家のみなさまへ

平素は「途上国未電化家庭用太陽光システムファンド」をご支援頂き 誠にありがとうございます。

このたび 10口以上ご出資の方々へ、特典のバリエーションを追加致しました のでお知らせ致します。

従来の特典は、カーボンオフセットサービス (0.5 tCO2/口) のみでした。今回から、ソーラーホームシステムEGAOもお選び頂けるオプションが追加されます (既にご出資頂いています皆様も選択頂けます)。

ソーラーホームシステム(以下SHS)の内容は、出資口数に応じたものとなっています。

① 20,000円相当 SHS(10口分)
  • 10Wp PVパネル
  • 73Wh battery内蔵コントローラー
  • 300 lumen LED照明 × 1
  • Mobile battery/Torch × 1

② 24,000円相当 SHS(12口分)
  • 20Wp PVパネル
  • 73Wh battery内蔵コントローラー
  • 300 lumen LED照明 × 2
  • Mobile battery/Torch × 1
  • Mobile battery カード型 × 1

③ 46,000円相当 SHS(23口分)
  • 40Wp PVパネル
  • 146Wh battery内蔵コントローラー
  • 300 lumen LED照明 × 3
  • Mobile battery/Torch × 1
  • Mobile battery カード型 × 1

(例)
・10口の場合: カーボンオフセット 5.0 tCO2(20,000円相当)または ① 20,000円相当 SHS
・15口の場合: カーボンオフセット 7.5 tCO2(30,000円相当)または ② 24,000円相当 SHS+カーボンオフセット 1.5 tCO2 分
・25口の場合: カーボンオフセット 12.5 tCO2(50,000円相当)または ③ 46,000円相当 SHS+カーボンオフセット 1.0 tCO2 分

すこしややこしいので、こちらの表 もご参考下さい。
一覧表の該当出資口数の枠内から、どちらかの選択肢をお選び頂けます。
 

パーツの説明

• PVパネル:
太陽光発電を行うソーラーパネルです。当然、光の当たり方で発電量は変化します。10Wpは、ある標準化状態で10Wの発電を行うことのできる発電容量のパネルという意味で、一日では 50Whの発電電力量になります。ほぼ普通に晴れた日のイメージです。コントローラーに繋ぐケーブル(8m)が付きます。50Whの発電電力量ですと、10Wの機器を5時間駆動できます。写真は20Wpパネルです。
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• コントローラーとバッテリー:
コントローラーは、SHSの心臓部で、システムを制御します。日本でSHSを購入しようとすると重い鉛蓄電池仕様となりますが、EGAOはパソコンやスマホで用いられているリチウムイオン電池を用いています。73Whのモデルですと、しっかりしたノートPCの電池容量と同じ程度です。
通常の直流オンリーのSHSとは異なり、EGAOは交流での充電も可能となるばかりか (通常の電気機器はすべて交流仕様です)、無停電電源(UPS)機能も備えているので停電時も安心です。
出力は、直流は12V×3端子、5V×2端子、交流は1端子 (~240V。マルチ国対応)を完備しています。直流5VはUSB(A)で、2Aの急速充電が可能となっています。
なお、需要機器は合計で 200Wが通常使用上限になります。まだデザインが最終型になっていないので、下記は暫定版です。 
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• LED照明:
LEDの中でもかなり効率の高い(160 lumen/W) LED照明 (直流仕様) です。300ルーメンの明るさは、日本人にはすこし暗く感じるかもしれませんが、電気のない途上国や停電状態では、十分室内灯として利用できるレベルです。ソーラーランタンのようなスポットライトではありません。消費電力は 1灯あたり わずか2Wになります。形として電球型か蛍光灯型か、どちらかをお届けします。
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• モバイルバッテリー・懐中電灯:
モバイルバッテリーに懐中電灯機能が付いたものです。もちろんスマホの充電もできますし、外出時や停電時に、懐中電灯にもなります。2,500 mAhの電池容量です (単位を変えれば 9Whです)。ほぼ、iPhone 1回分の充電容量ですね。
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• モバイルバッテリー カード型:
これは通常はEGAOには含まないのですが、日本の人が持ち運びするには、格好のいいカード型のスマホバッテリーになります。電池容量は懐中電灯の付いたものと同じです。短いケーブルも内蔵しています。
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上記のコンポーネントを選んだ「考え方」をご紹介しましょう。

• 実際に、日本で使って頂けることを念頭に置いたものとなっています。

• 途上国対象に考えている TVと、PAYG機能 (支払いがなければストップできる機能) は、日本では不要と考えて、ここではお付けいたしません。

• 日本では、普通であれば コンセントから充電しつつ お使いいただくという使用パターンになるでしょうから、その意味では PVパネルは不要です。ただ、(大きな屋根置き太陽光パネル設置は難しいけど) 再生可能エネルギーを使ってみたい、というご希望はかなりあると思いますし、われわれの気持ちもそうです。したがって、あえてオフグリッドでの通常使用を想定して、PVパネルを含むことにしました。

• 危機管理の面からも、危機時だけではなく、日常的に (太陽光エネルギーを使って) 使って頂きたく思います。常夜灯、スマホ充電 (EGAOコントローラーから直接充電 and/or モバイルバッテリーにEGAOコントローラーから充電)、デスクトップPCやWiFiルーター等の非常用電源 (災害時にインターネットは非常に重要です) などですね。ちなみに、非常時に使う場合、小さな方の電池容量 (73Wh) のモデルで、ノートPCならフル充電、LED 2灯なら16時間、スマホなら6回フル充電くらいは大丈夫です。

なお、地震や (気候変動の進行による) 台風の被害が顕在化している昨今、EGAOモデルの (途上国だけでなく) 日本での販売も考えています。非常用だけでなく、再生可能エネルギーへの関心の実現化、アウトドア活動での利用などにも、使って頂けますね。

ただ、日本での価格設定などはまだ考えていません。ここでお示しした「… 円相当」は、EGAOプロジェクトをサポートして頂いているみなさんへの「気持ち」がかなり入ったものであることを、お含みおきください。

製品をお届けするタイミングは、製品の量産時になります。2019年の半ばまでには、と考えています。

追加のご出資も可能となっておりますので、是非ご検討いただけると幸いです (手続きで不明な点が出てきましたら、セキュリテまでお問い合わせください)。

よろしくお願いいたします。


株式会社 PEAR カーボンオフセット・イニシアティブ
代表取締役 松尾 直樹

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2018年9月16日 00:22

日本国内での非常時対策という視点から

大口出資者の方への「特典」は,セキュリテの方に打診しましたので,順調にいけば 連休明けにご連絡できるかと思います.すこしお待ち下さい.

 
さて,ここのところ,地域によっては,大型台風と直下型地震による被害が かなり大きなものとなりました.自然災害の怖さを思い知ることになりました.台風の方は,地球温暖化の影響も 少なからずあるようです.直接的・間接的に被害に遭われた方には,こころよりお見舞い申し上げます.
 

日本ばかりではなく,いままさに フィリピンが 900ヘクトパスカル級の猛烈な台風22号に襲われてしまいました.ハリケーンの分類では カテゴリー5という最大クラスに相当します.そういえば,気候変動枠組条約の締約国会議で,毎年,フィリピン代表が大きな被害に遭っていることを訴えていました.残念ながら 今年もそうなりそうです...
 
われわれのソーラーホームシステム EGAO は,途上国での「日常の」運用を想定したものですが,このような天災による非常時にも かなり役に立つ 個別分散型 電気の供給システムになっています.
 
非常の程度にも依るかもしれませんが,やはり「明かり」と「情報」そして「水」がもっともニーズが高いと思います (皮肉なことですが,停電がもっとも電気の大切さを実感する機会になります).EGAOは,明かり は当然ですし,スマホ や WiFiルーターの電源として,数日レベルで利用を可能とします.
 
 
非常時に使う場合,小さな方の電池容量(73Wh) のモデルでも,ノートPCならフル充電,LED 2灯なら 16時間,スマホなら 6回フル充電 くらいは大丈夫です.電気が復旧するまで,ほぼ EGAO だけで十分と言えるでしょう.
 
途上国での販売からあまり遅れない形で,日本での販売も考えていきたいと思います (非常用以外にも,教育用など 再生可能エネルギーを使ってみたいといういくつかのニーズのほか,アウトドアにもいいですね).
 

製作は,いまコントローラーのデザインの最終調整中です.いますこしお待ち下さい.
 
松尾 直樹
 

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2018年8月25日 23:20

サポーターの方々が 500人 を超えました!

8/25,ついに EGAO プロジェクトをサポートしていただいている方々が,500人を突破いたしました!比率では 目標額の65% に相当します.
 
本当にどうもありがとうございます!
みなさんの期待をつよく感じています.

 
EGAO プロジェクトは,PAYGo機能のハードウェア検証がほぼ完了しました.この機能は,ユーザーが利用料金を支払うことによって,システムをアクティベートできるようにする機能で,キャッシュでの支払いがむつかしいユーザーの方が,分割払いや,レンタル/リースなどの方法を使えるようにする機能です (SHS以外にも,応用ができそうな機能ですね).
 
アクティベーションコードを入力する基板 (ドーターボード) も完成しています.下の写真は,そのボード (裏にPICと呼ばれるプログラムの載ったチップが搭載されています) で,使用可能日数を表示する 3桁の表示板と,ステータス表示のためのLEDインディケーター,そして入力のためのテンキーが接続されています.
 
 
PAYGo機能は,あとは 並行して行われてきたディストリビューターの顧客管理用ソフトの開発とのマッチングがこれからです.
 
この PAYGo ドーターボードを含めたコントローラー筐体には,リチウムイオンバッテリー以外に,大小 4枚の回路基板が搭載されることになり,それらはすでに完成しています.ただ,筐体内にどう収めるか,という点で,すこし筐体の設計に修正が必要となり,現在,その修正を行っている段階です.内部の基板等を固定するボス等も設計に入れ込みます.
 
それが終われば,3D図面をベースに,もういちど3Dプリンタで筐体を出力してみて,基板やスイッチ,DC入出力,AC入出力等の端子も組み込み,外部需要機器も繋いで,完動するかどうかの再チェックとなります.
 
なお,LED照明は,最新の高効率のもの (160ルーメン/W) にコンバートします.
 
ほぼ問題ない状態となったら,それを携えて,デモや交渉を行うため,いくつかの国を回ってくる予定です.TVは (さすがにデモで持ち込むことはできませんが),地上波用と,衛星および地上波用の 2種類を用意しています.
 
そのためのパンフレットも,いま制作中です (消費者向けとディストリビューター向け).
 
 
なお,大口出資者の方々に,EGAO を特典として提供する件 ですが (特典は 日本での小売価格の20%というセキュリテのルールがあります),内容はほぼ固まったのですが,いま適当な写真がないので,アナウンスは いますこしお待ちください.
 
  •   ・ 太陽光パネルを使った再生可能エネルギーを使ってみる
  •   ・ 実際に日本で非常用のみならず常時使える

という点に留意した組み合わせとして,10口以上の出資者の方々に対し,出資額に応じて,3つのセットをご用意する予定です (EGAOはシステムですので,いろいろなメニューが組めます).

乞 ご期待!


松尾 直樹
 

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2018年8月16日 16:12

未電化ソーラー市場トレンドレポートより (II)

暑さもようやく峠を越した感があります (ちなみにわたしは家ではエアコンは使っていません).
暦の上では 立秋 ですね.

温暖化問題の専門家としては,今年の夏の暑さの何%が温暖化に起因するのか,気になるところです (アトリビュートという指標で定量化することができます).

実は先週まで,JICA の 途上国政府の人向けの能力開発プログラムを行っていました.パリ協定の NDC という各国目標に関するものでした.参加いただいた人たちにとって,かなり有意義なものになったと自負しています.同時に,わたしの制度提案が難しくないということも実証できました.

 
SHS EGAO の方ですが,3Dプリンタで作成したコントローラー筐体に回路を収め,テストを行う段階となってきました.基板レベルでのテストは繰り返されているのですが,それを筐体に組み込んでのテストになります.
 
 
現時点では 中身が見えるように半透明でつくっています (最終バージョンは 白系統色を考えています).下の方に青く透けて見えるのが 146 Wh のリチウムイオンバッテリーです.わたしの MacBook Pro の 約2 倍の容量です.テンキーパッドは (いまはテープで貼っただけですが) PAYGo の入力を行います.
 
サポーターの方が,現状で 485人,金額も目標額の 63% まで増えてきました.現在,セキュリテで出資を募っているプロジェクトの中では,サポーターが一番多いものとなっています.どうもありがとうございます!引き続きよろしくお願いします.遅れていた「特典」として SHS を提供する件も,来週には,ミュージックセキュリティーズの人と話をして,決めたいと思います.
 

さて,前回 ご紹介した “The 2018 Global Off-Grid Solar Market Trends Report” の続きを見てみましょう.
 
まずは,ソーラーランタンもしくはピコソーラーと呼ばれる10W以下のシステムと,それより大きな SHS (PnP=Plug-and-Play) のトレンドです.いまなお,安価なピコソーラーのシェアが大きいですが,SHSにシフトしてきているのがわかります.所得水準の比較的高い南アジアでその傾向が強く,アフリカではこれから,という感じでしょうか.
 
 

次は,単なる照明や携帯充電用のUSBだけでなく,外部需要機器(電気製品) がバンドルされたSHSが急速に増えてきたようすです.われわれも,(冷蔵庫はムリですが) その他はオプションで提供することを考えています.また 携帯電話充電もできる懐中電灯を2つ搭載しようと考えています.
 
 

下図は,現在の各国の PAYGo型SHS 主要プレーヤーです.製造業を兼ねている場合には,コンペティターですが,ディストリビューター(* で表記) の場合には,売り込み先になるわけですね.トップ5社 で,販売数の7割 程度を占めるようです.
 
 

将来の市場規模推計見通しがあったので,それもお見せいたしましょう.
 

全体が大きくなる中でも,SHSの拡大が顕著と見込まれていることが分かります.PnP SHSは,一年でほぼ2倍の割合で増える見込みとなっていて,2020年には年間 700万ユニット,2022年には 2,400万ユニットと見通されています.その理由として,以下のようなものが挙げられています:
 
  • 市場のファンダメンタルズが上昇傾向にあること (市場の大きな潜在的サイズ,所得向上傾向,ディストリビューションインフラを含め 国内でのビジネスのやりやすさ向上,ビジネスを行うライセンスなどの政策面の環境整備,技術面の進歩,拡大を希求する民間セクターの成熟).
  • 加えて,交換/アップグレード市場の拡大も,2017–22年の売上げの 60–65% に達すると見込まれています.すなわち,既存ユーザーは,ソーラー製品のメリットをよく知っているわけですね.これは EGAOにとっての追い風です.
 
  • PAYGo機能の拡大や,いろいろな需要機器が使えるようになってきたことも,需要拡大を大きく後押ししています(とくに TVと扇風機で,2022年までの SHSの 半分以上に これらそれぞれが バンドルされると見込まれています).EGAOは,種類が豊富で安価な AC機器も使えますので(従来型のDC機器オンリーのSHSに比較して) 大きなアドバンテージがあります.
 
このレポートでは,現在 オフグリッドソーラー製品カンパニーで利益が十分に出ている企業がほとんどいない (おそらく多額の投資に見合うだけの収益構造が確立できていない) ということを踏まえ,4つのポイントをベースに,4つの「勝つためのビジネスモデル」を考察しています.
 
4つのポイントとは,
  • ・ できるだけ多くの国を対象とすること
  • ・ 複数の製品を扱うこと
  • ・ 現地生産でなく中国製(パーツや製品) を安価で調達すること 
  • ・ 低コスト資本のためのファイナンスソース
で,EGAOプロジェクトは,最後の点は,小さいながら このセキュリテによる資金調達が該当するとすると,どれも当てはまっていると言えそうです.
 
4つの 勝つためのビジネスモデル は,
  • ・ The Energy Ladder Companion
  • ・ The Banker
  • ・ The Fast Follower
  • ・ The Value Chain Specialist
で,われわれのモデルは,この中の The Fast Follower がピタリときます.
 
このビジネスモデルは,先駆者や国際機関等の市場開拓や消費者教育などの努力をベースにして,それを活用するモデルとなります.低コスト生産ベースを持ち,各種投資などをできるだけ抑える形で,魅力的な製品を競争力のある価格で,フレキシブル/タイムリーに提供します.自分のディストリビューションチャンネルは持たず,マスター・ディストリビューターに製品を卸す形となります(その先はリテーラーですね).最終消費者に対する価格設定やマージン設定は,ディストリビューターやリテーラーに任せることになります.
 
われわれは,このようなレポートの分析を待たずに,望ましいビジネスモデルを考案してきたのですが,(まだ利益を得る段階に至っていませんが) その方向性の正しさが示されたようで嬉しいですね.
 
あとは,現実化 (materialization) です!
 
 
松尾 直樹
 
 
 

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2018年7月26日 10:08

未電化ソーラー市場トレンドレポートより (I)

やっと破壊的に忙しかった状況が一段落しました.まだいろいろあるにはあるのですが,これから,ブログの頻度も上げていこうと思います.

コントローラーの製作は,佳境に入っています.
 
今回は,現在の世界の未電化地域用ソーラー製品の市場の状況を分析した “The 2018 Global Off-Grid Solar Market Trends Report” というレポートを紹介いたしましょう.
 

 
今回は,市場の概況を,次回はその中でビジネスを行うにあたっての,重要なポイントをみてみることにします.
 
 
市場の大きさ という点で,このレポートの特筆できる点は,不安定なグリッド(電気が来ているけど停電などが頻発するケースで統計の正確性はやや怪しいですが)の推計も行っているということです.グリッドが来ていないところとほぼ同じ規模のポテンシャルがあることがわかります(それぞれ 2億世帯程度で 10億人ずつですね).また,その数は プラスマイナスの要因が打ち消し合って,ほぼ安定しています.新規購入者だけでなく,既存のアップグレードや買い換え需要も 1.2億世帯と 3割近くにのぼる大きな市場だと言うことが分かります(彼らはSHSの利点をよく知っていて,かつ TVなどの新しい価値を求めるため,購入のバリアが小さく,われわれのビジネス面のターゲットとして重要です).
 
 
不安定なグリッドの現況(主として都市域)は,上図のように,「回数」の多い国ではほぼ毎日停電が起き,「一回の停電の時間」は,最低でも 1時間程度,普通は 5時間程度といったところでしょうか.別のレポートですが,このような状態で,ユーザーは大きなフラストレーションを覚えるようです(とくにTVなどを見ているときには).
 
 
上図は,こんどはオフグリッド(未電化)家庭における 伝統的照明用燃料(ほぼ灯油ですね)のコストと,携帯電話(どの家庭にもほぼあります)の充電コストです(年間).エチオピアは 平均 120ドル程度で少なめですが,その他のアフリカ諸国では 200ドル前後 です.言い換えると,その 1/10 程度は,彼らは(分割払いなら)毎月 払えるということです.SHSは 伝統的なものよりはるかに明るく,便利ですから,それを望む「欲求」も,加味されます.とくに誰か身近な人が持っている場合には 満足度を実感できますし,別レポートでは「人々をもてなす」という点でのインセンティブも強いようです.
 
一方で,Ability-to-Payに関するサプライヤーインタビューや,Lighting Globalなどのデータベースからの,「月賦」よりも「初期費用(頭金)」の重要性を念頭に置いた分析では,20ドルだとポテンシャルの 72%が購入可能ですが,36ドルになると それが 12%に落ち込む という結果が出ています.このあたりに閾値があるようですね.
 
 
まだまだ,興味深い分析はあるのですが,きょうはこのくらいで.

次回を,乞ご期待!


松尾 直樹


P.S.
すこし前に紹介した パリ協定のルールデザインに関するレポートが完成しました.
パリ協定のルール設計: 透明性を超えた実効性のある枠組みをどう創るか?」というものですので,ご興味がある方は,こちらもどうぞ.
英語版もあります.

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2018年6月22日 16:57

製作状況: コントローラーの設計とPAYG機能に関して

ここのところ まだ寝る間もないほどの忙しさが続き,ブログ更新が滞っていてすみません.
 
コロンビアに勝ったし,仕事の方も(まだ結構残っていますが)緊急のものは提出したので,やっと先が見えてきました.
 
SHSのEGAOですが,コントローラー以外の周辺機器は,ほぼ用意ができているのですが,システムの中心となるコントローラーで,時間を要していました.こちらもかなり目処が立ってきたので,現況をお知らせいたします.
 
コントローラーの基本性能設計は,仕様を含めて,かなり前にほぼ完成していたのですが,時間を要していたのは「PAYG機能の組み込み」でした.PAYG (Pay-As-You-Go) とは,分割払いを前払いで行うことを,ハードウェア的にサポートする機能です.ユーザーが,支払った分(たとえば一週間分)だけ使えるようにする=支払わなかったら使えないようにする機能です.
 
この技術をサービスとして提供している企業は,世界に2社ほどあります.当初,その技術を組み入れる予定でしたが,長い期間,彼らと議論した末,結局彼らの技術を組み入れることを諦めざるをえなくなってしまいました(これが時間を要してきた主因です.皆さんに交渉の内容をお話しするわけにはいかなかったので,すみません).
 
結果として,日本の技術を使って,同等性能のコア部分を開発することとしました.その詳細仕様等が固まり,ハードウェア(基板や入力装置コントロール)と,顧客データベースやアクティベーションコードを生成するソフトウェアの設計を,信頼できる日本の会社や技術者に発注したところです.支払金額に応じたアクティベーションコードをSMSでユーザーに送り,ユーザーがテンキーパッドで入力するというタイプの基本性能に集中し,できるだけコストを抑えました.
 
同時に,コントローラー筐体の設計もほぼ最終段階になり,内部基板やバッテリーなどの設置,それからデザイン面なども含めて,3Dプリンタでのテストを何度か行うことで,完成させます.
 
それができれば,すでに完成している基本性能の電子回路と,PAYG部分の回路を統合化し,組み込むことで,プロトタイプが完成します.
 

ということで,デザイナーの人や製作サイドの人と議論している最終外部デザインが決まりましたら,またお知らせいたします.
 
上の図は,現在,3Dモデルとして作成しているものです.ちょっとわかりにくくてすみません.薄く見えているテンキーパッドのある面が正面になります.くるくる動かすとよくわかるのですけどね.
 
次回は,SHSなどの未電化地域向けソーラー製品の最新情報などを,解説したいと思っています.
 
 
松尾 直樹
 
P.S.
ご存じの通り,セキュリテは製品購入型クラウドファンディングではありません.事業への投資型です.「特典」は,投資額の2割程度までと定められています.

一方で,10口から30口といった比較的大口の投資を頂いている方々もおられますし,実際にソーラーホームシステムを使ってみたい,とおっしゃる方もおられます.地震や天災の備えにもなりますし,太陽光発電による生活を体験してみたい,という声もあります.したがって,大口出資の方々むけに,EGAOのセット(いくつかモデルがあります)を,特典として差し上げるオプションを設けようと思っています.

7月中にはアナウンスをしたいと思っています.すでに出資されている方も,変更は可能ですので,ご期待下さい.
 

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