北海道網元浜中丸サケファンド ファンドニュース 被災地からのレポート

被災地からのレポート2016年1月28日 17:24

本日のNHK「ほっとニュース北海道」

本日18時10分からのNHK「ほっとニュース北海道」にてヤマジュウが取り上げられます。
お時間のご都合がつきましたらぜひご覧いただければ幸いです。

http://www.nhk.or.jp/sapporo/hnhokkaido/

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新商品の昆布巻きが紹介される予定です。

引き続き、応援よろしくお願い致します。


株式会社ヤマジュウ
代表取締役 工藤文彦 

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被災地からのレポート2014年11月13日 22:41

ヤマジュウ 工藤社長の「手」



「なかなか情報が発信できずに申し訳ありません。」
先日お会いしたヤマジュウの工藤社長の第一声でした。

いつもご利用ありがとうございます。
ミュージックセキュリティーズの渡部です。
北海道網元浜中丸サケファンドを担当しております。

11月5日に、釧路で行われました説明会に、ヤマジュウの工藤社長と行って参りました。
その夜に、現状をうかがいながら食事をしておりましたら、「手」を見せて下さいました。

1

長年、鮭を手で切ってきたため、包丁を力強く握ってきたため、指が曲がったままになり、これ以上手を広げることが出来ないとのことです。

これぞ、職人の手という印象でした。

年末商戦期に向けて、ますます活気づいてきております。
お歳暮をもしまだご検討中の方がいらっしゃいましたら、この機会にヤマジュウさんの商品でご検討をお願い致します!

※以下へお問合せを頂きましたら、直接ヤマジュウさんへ取り次ぎを致しますので、ぜひご利用下さい。

【お問合せフォーム】
http://www.musicsecurities.com/inquiry/

================================
北海道網元浜中丸サケファンドは、現在813名の方から94.2%まで集まりました。
残り350万円程度で満額となります。
増額も受けつけておりますので、ぜひご検討下さい。
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=211&_ga=1.60160686.2050877810.1414413817

引き続き、応援宜しくお願い致します。

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被災地からのレポート2014年9月15日 11:59

あと480万円。年末商戦用の鮭仕入れ代金に。

これまでの歩み:生産能力100%、売上約85%まで回復。
 
2011年11月:ファンド募集開始
2013年3月 :ファンド資金および補助金を活用し、
製造設備機械は全て復旧。
2013年12月:製造設備機械の調整、製造人員の確保も終え、
生産能力は100%に復旧。
売上は震災前から約85%まで回復。

 

 
3年半の進化:原料を大事に使う。限界まで追求し原料使用効率向上。
 
この3年半、皆さまの応援のおかげで、昨年12月末には、
やっと生産能力が震災前に復旧しました。
それまでの間は、収入も少なく、原料も仕入れルートの
変更を余儀なくされたこともあり原料費用が上がるなど
の状態が続き、ボディブローのように資金繰り状況に
ダメージがたまっていきました。
 
その間、少しでも無駄を減らそうと、徹底的に原料である
鮭の廃棄分を減らし、使用率を向上させる工夫を行いました。
 
震災前よりも現在は廃棄分も減り使用効率が高まったことによって
利益率は向上しています。
 
また、2012年には、北海道庁が主催する、
「食の達人が推薦する北のハイグレード食品2012」に
当社の「焼きほぐし」が選定されたことも大きな変化となりました。
 
(北海道庁 北のハイグレード食品 受賞商品ページ)
被災したこともきっかけとなって知って頂く機会となり、
その際にこれまでこだわって作ってきた品質をご評価いただき、
今回の受賞となり、この受賞をきっかけに、お取引先も増加して
きております。
 
残り募集額約480万円。年末商戦用の鮭仕入れ代金に。
 
当社の年末商戦による12月の売上は1年分の売上の3割程度を
占めるほど重要な販売機会です。
 
昨年は12月に体制が整ったので年末商戦は100%で戦うことが
できませんでしたので、震災後、今年がやっと万全を期して
製造することができます。
 
そのためには、一気に多くの原料である鮭を先に仕入れる必要
があり支払も先に発生します。
 
しかし、前述の通りボディーブローのように減少してきた支出が
響き、資金的な余裕がないため仕入れが十分に行えていない状況です。
 
現在まだ募集している資金はすぐにでも年末商戦用の鮭仕入れ費用
に使用させて頂きたいと思っております。
 
ぜひ、皆さま、引き続き、よろしくお願い致します。
 
ヤマジュウ 代表取締役 工藤文彦
 
ファンド詳細・申込受付ページ

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被災地からのレポート2014年3月12日 17:48

【震災から3年】ヤマジュウの今




ヤマジュウのこれまでの歩みと震災
 
株式会社ヤマジュウは、北海道の東部「浜中町きりたっぷ」にて明治の末期より100年余り鮭鱒(さけます)を中心に漁業を営んできた「工藤漁業株式会社」の加工・販売会社として1992年8月7日に設立されました。北海道の漁師が北海道の海で命をかけて漁獲した水産物を、自ら厳選し、より旨い状態で、かつ正確な情報とともに皆様にお届けすることを念頭に、【網元 浜中丸(あみもと はまなかまる)】ブランドとしてこれまで商品を展開してまいりました。創業以来、妥協することなく愚直なまでに旨さを追求してきた結果、ブランドとしての認知度も高まり、あと少しで全国屈指の特選ブランドと肩を並べられるところまで成長を続けてまいりました。

 


そのような中、2011年3月11日の東日本大震災が発生。北海道での被害はあまり大きく報道されてはいませんが、この震災による津波で、霧多布工場内が約1.2~1.3mの深さまで浸水し、加工設備、電気設備が全壊したほか、在庫商品、原料、資材が全滅し、営業が不可能な状態となりました。その結果、建物、設備、備品に約7,500万円相当の被害が生じ、また原料、商品、資材にも約3,000万円相当の被害が生じました。



震災から3年。設備の復旧状況は

応急措置でなんとか工場機材を稼働させ、規模を縮小して操業を開始したものの、本格的に商品を生産し販売するには、全面的な工場機能の復旧が大きな課題でした。2013年の年末までには、かろうじて工場設備を整えられる状況にまでなりました。震災直後と現在の様子を写真でご紹介いたします(左が震災直後・右が現在)。


 

 

 

 




現在の課題と資金の必要性

しかしながら、当初の想定よりも工場設備を復旧させるには長い時間がかかってしまいました。その結果、設備不足により生産効率があまり良くない状況に加え、供給能力の限界から計画通りに売上を達成できないなど、当初の再建計画を達成するにはさらなる努力が必要な状況にあります。せっかくお客様からの需要があっても、なかなかその需要に対応することができない状況が続いていたのです。
 
需要を満たすための生産能力を支える設備、その設備を取得し稼働させるための資金と人員、そして原材料を購入するための資金、これらの要素が同時にタイミングよく揃うことがとても理想的なのですが、上記のような悪循環の中で、なかなか理想通りに事業を展開できない状況が続いていました。

・通販など新たな販路を開拓し、需要を拡大させること
・需要の拡大により工場の稼働率を上げて効率的に商品の生産を続けること
・生産を支えるための原材料と人員を確保すること
・上記を支えるための資金を確保すること
 
上記の課題をクリアし、悪循環を断ち切り事業を好転させるためにはどうしても資金力が必要になります。「お前のところの鮭じゃないとだめだ」とお客様から支持されていることからも明らかなように、商品の品質と味には十分な自信があります。工場設備もなんとか復旧し整えることができました。あとはやるだけ、なのです。このような状況で、ファンドによる資金面での応援は非常にありがたく、また投資家の皆様からの声が最大の応援になっていると、工藤社長は語ります。
 
 

今年は被災者からの卒業を
 



決して品質には妥協せず、お客様の信頼を裏切ることのない商品にこだわり続ける工藤社長。本当にお客様に喜んでもらえる商品を作り続けるために、懸命に事業の立て直しに取り組んできました。「設備も整い、足元も固まりました。今年からリスタート、被災者からの卒業をしたいと思っています。」と、未だに厳しい状況が続いているにも関わらず、あくまで前向きな決意を述べて下さいました。
 
最後に、そんな工藤社長の優しそうなお人柄と、意志の強いひたむきな姿勢を感じて頂ける映像をご紹介いたします。2014年3月4日に開催された【セキュリテ被災地応援ファンド報告会 2014】からのビデオ・レポートをご覧ください。

 


2014年、いよいよヤマジュウの挑戦は新たな段階を迎えます。引き続き皆様に近況をご報告申し上げますので、これからも応援を何卒宜しくお願い申し上げます。

 
◆ファンドへのご出資のお願い◆

現在も引き続きファンドが募集中です。おかげさまで全体の約87%までのご出資を頂いており(2014年3月11日現在)、満額まであと一歩でございます。工藤社長の決意を支え、事業の立て直しを応援するために、引き続きファンドを通じた資金の募集を行っております。皆様からのご支援を引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。ファンドの詳細は下記よりご覧頂けます。

【北海道網元浜中丸サケファンド】
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=211 



◆買って応援!セキュリテセット◆

ヤマジュウ自慢の商品を購入することができます。販路の開拓が課題となっている現在、一人でも多くの方に商品をご購入頂くことが大きな応援につながります。北海道の大自然とこだわりの職人技から生まれた極上の時不知鮭の美味しさを是非ご賞味ください。 

【北海道きりたっぷ網元浜中丸 セキュリテセット】

https://www.securite.jp/store/detail/226

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被災地からのレポート2013年6月21日 18:00

【ヤマジュウ】6月9日に旬の時不知鮭ちゃんちゃん焼きを楽しむ会を開催しました!

北海道網元浜中丸サ ケファンドへ出資いただいております皆様、本当にありがとうございます。

2013年6月9日に、旬の時不知鮭ちゃんちゃん焼きを楽しむ会を開催しました。
写真が届きましたので、アップ致します。

shitsugen


大自然をバックに1枚。
工藤社長も心配していた天気も、当日は晴天で絶好の日取りでした。

chanchan


今が旬の時不知鮭を使用した、特製ちゃんちゃん焼き。
皆様おいしく召し上がって頂きました。

shugo


工藤社長とご参加頂いた皆様です。


当日のためにお越し頂きました皆様、本当にありがとうございました。
少しでもヤマジュウの、工藤社長の魚へかける思いが伝われば幸いです。

また、今回お越し頂けなかった皆様、次回開催は未定でございますが、その際はぜひご参加ご検討頂ければ幸いです。

今後とも、応援宜しくお願い申し上げます。

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■参考

震災から500日の際のメッセージ
https://www.securite.jp/news/oen?a=1147

北海道網元浜中丸サケファンド:詳細はこちら
https://www.securite.jp/fund/detail/211

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被災地からのレポート2013年5月8日 10:39

6月9日、浜中町でお待ちしています!

※ 大変残念ながら、最少催行人数に達しなかったため、ツアーは中止となりました。現在、現地集合・現地解散(航空券なし)のプランを検討しています。出資者の方にはメールでご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。

昨年はあきらめた、北海道きりたっぷ浜中町のヤマジュウ訪問ツアー。
今年は何とか募集することができましたが、まだ最少催行人数に達していません。

あの日、北海道にも津波が押し寄せました。道内でもほとんど知る人がない状況で、ヤマジュウの工藤社長は再建に向け、奮闘してきました。少しでも多くの人に、知られざる被災地の現状を知っていただきたいと思っています。

こちらの写真は、震災直後の様子です。:

写真1
写真2
写真3
写真4
写真5
写真6
写真7
写真8
写真9


旬のトキシラズ鮭をぜひ食べてみて欲しい、工藤社長が自らちゃんちゃん焼きを振舞います。
1泊2日で、週末だけでも参加可能です。梅雨のない北海道の観光のベストシーズンでもあります。

ぜひ一度、詳細をご覧ください。
ツアー詳細はこちら:
https://www.securite.jp/news/oen?a=1806

tokishirazu


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■参考
震災から500日の際のメッセージ
https://www.securite.jp/news/oen?a=1147

北海道網元浜中丸サケファンド:詳細はこちら:
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=214  

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被災地からのレポート2013年3月12日 14:53

3/15(金)まで!新丸ビル7階で時不知鮭をお楽しみください

◆「被災地応援ウィークス」開催中!◆

セキュリテ被災地応援ファンド募集中の会社の食材が、
東京の新丸ビル7Fの各レストランでお召し上がりいただけます!
各レストランがアレンジをきかせ、とっても美味しい料理になっています。

開催期間:2013年3月4日(月)~2013年3月15日(金)

ヤマジュウの食材は、新丸ビル7階の2つのレストランで提供されています。

(1)RIGOLETTO WINE&BAR 
メニュー提供時間:11:00-L.O. 

トキシラズのクリームソース いくらのせ 1,200円(税込)

自家製リングイネを、本物の旨さを追求し続けてきた、
北海道霧多布のヤマジュウの時不知(ときしらず)鮭をローストし、
クリームソースで仕上げました。
最後にいくらも添えて贅沢に親子で共演。鉄板商品です!

 


(2)SO TIRED
メニュー提供時間:11:00-L.O. 

時不知鮭炒飯  鵜の助わかめスープ付  1,000円(税込)

ヤマジュウの時不知(ときしらず)鮭をふんだんに使用し、
トッピングにイクラをのせた親子炒飯。素材の旨みを引き立たせたシンプルな塩味。
滅多に味わえない贅沢なひとときをお楽しみください。 

 



(おすすめ記事)
-->あれから500日 これまでのこと、そして現在の状況

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北海道にも津波がきました。(→直後の様子
北海道網元浜中丸サケファンドの詳細はこちら↓

ヤマジュウ 

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被災地からのレポート2012年10月31日 22:41

北海道フライヤーが完成!

ヤマジュウの工藤社長がかっこいい、ファンドのフライヤーが完成しました!


ヤマジュウ 
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北海道にも津波がきました。(→直後の様子
1口1万500円からの被災地支援はこちらから

ヤマジュウ

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被災地からのレポート2012年7月30日 22:27

あれから500日 これまでのこと、そして現在の状況

北海道網元浜中丸サケファンドへ出資いただいております皆様、
本当にありがとうございます。

ヤマジュウ


昨年の津波から500日、またファンドの立ち上げから8ヶ月になろうとしています。
これまで説明会へ出席させていただきながら、直接今までの経過や気持ちを
話させていただきましたが、話しきれなかった事、話せば愚痴になってしまうので
してこなかった事を含めて報告させていただきます。


<津波からファンドの立ち上げまで(国や道から無視され続けた被害)>

昨年、加工場が津波の直撃を受け、設備・在庫・資材が全滅するという
被害を受けました。
「どうしよう」と言う絶望的な気持ちと、反面これだけの災害なんだから
何らかの援助はあるだろうと、一部楽観的な気持ちも持っていました。

しかしその後、私としては信じられない現実に直面しました。
震災当初、まず「災害救助法適用地域」が被災地の基準となりました。
北海道は適用外となっていたため、直接厚生労働省へ電話して確認したところ、
「北海道から申請がない限り適用にはならない」とのことでした。
北海道庁に問い合わせしましたが、この時点から北海道庁は
震災被害への認識が低く、不明確な返答しかありませんでした。
北海道庁もまさか浜中町まで被害がおよんでいることとは思いもしなかったんでしょう。

それでも2011年4月に被災者向けの経営相談会を開催してくれましたが、
その際、北海道庁の金融担当者に既存の災害資金(北海道資金・セーフティーネット
資金より条件が悪い)を、この度の被害に向けて内容を変更してくれるよう、
お願いしましたが「この内容で充分。変更するつもりはない」との返答で、後日、
金名にのみ、「東日本大震災」の文字が入りました。

5月に、東日本大震災財特法が制定され、その中で市町村の公共被害に対応する
「特定被災地方公共団体」と個人や企業等、民間の被害に対応する
「特定被災区域」が制定されました。
しかし、北海道の市町村は1ケ所も入れてもらえませんでした。

これ以降、国の支援策は「特定被災区域」ベースで進められて行きましたので、
国からは完全に見捨てられることとなりました。

愕然とし、焦りました。内閣府へ直接電話し、メールも送り、
各政党や北海道知事へ要望書を送りました。
どこからも返答はありません。8月に浜中町が「特定被災公共団体」に
指定されましたが、公共被害に対応するだけで、民間被害に対応する
「特定被災区域」には指定されません。
国の金融支援策を何とか受けようとして、北海道経済産業局に問い合わせをしても、
「直接被害ではなくて、間接被害で申請して下さい」と言われてしまいました。
それでも何とか復旧しようと銀行と交渉を続け、最低限の設備復旧を目指し、
証協会付資金と日本政策金融公庫の協調融資で、復旧を目指すこととしました。
保証協会付融資が内定しましたが、公庫からは「災害は分かるけれど、今の借入
はどうするの?」、「今回は見送らせてもらいます」とされ、その後、保証協会
「国が助けないのに協会だけで支援はできません」となり、融資による復旧は
100%無理となりました。

会社設立後、「旨さ」を求め愚直に独自技術の確立を目指し、それに傾倒しすぎていたこと、
また、震災前の取引上のトラブルから、経営状態も良くない状態での被害でしたので、
もっともと言えばもっともなのですが。年内の倒産を覚悟しました。

しかし、震災直後から、これまでのお客様が
「半年でも1年でもいつまでも待っているから」、
「浜中丸の魚じゃなきゃダメなんだ」
と言ってくれ、そんなお客様の声が忘れられず、このまま諦め切れませんでした。

それと時を同じくして、苦労をかけっぱなしで、これまで私と共に歩んできてくれた
妻が生死に係わる大病になってしまいました。

支えてくれているお客様や妻の為にも、何としてでも復旧したいとの想いで、
らをもつかむ想いでミュージックセキュリティーズさんへ電話しました。
「北海道で津波被害にあったんですけど、北海道じゃだめですか?」、
「えっ、北海道ですか?」直ぐに北海道へ飛んで来てくれました。
「一緒にがんばりましょう」ファンドの立ち上げが決まった時、真っ暗闇の海で
遭難寸前の船が、灯台の光を見つけたようでした。
本当に本当に希望の光が見えて来ました。


<ファンドの立ち上がりから、現在の状況>

■営業の状況

2011年11月25日にファンドの募集を開始して以来、
それまでの暗く沈んだ流れが徐々に変わって行きました。
2011年12月に入り、今後の復興の基礎となる、「復興特区法」が成立し、
復興特区1号指定地域に浜中町が指定され、
やっと被災地として対応してもらえる可能性が出てきました。

2011年12月27日には、皆様に出資していただいたお金で
夢にまで見た真空機がドイツから届きました。
皆様の気持ちの固まりの真空機に抱きつき、
泣きながら心の中で何度もお礼を言いました。

皆様に出資していただいたお金で、真空機以外の設備も徐々に
導入させていただいたおかげで、生産可能商品も増加し、
生産可能なアイテム数は70%程度にまで回復してきました。
しかし、多額の費用が必要となる、冷凍冷蔵設備が手つかずのため、
生産量自体は未だ40%程度となっています。
現在は最高気温が16℃~20℃位なので何とか対応できていますが、
これ以上気温が上がると、昨年同様、生産を大幅に縮小しなければなりません。

また、原料魚の手当も資金不足から震災以前の様な手当ができず、
これまでの品質を維持するための新たな製法等の対応をしなくてはならない状態です。
現在、お中元ギフトの生産に追われていますが、昨年、資材も全て失ってしまい、
以来ギフト用の資材も現金仕入れしなくてはいけない状態となっており、
営を維持する事が本当に大変な状態です。

2012年2月に、弊社の商品「時不知鮭焼ほぐし」が、北海道より
「北のハイグレード食品」に認定されました。通常販売されている鮭フレークとは異なり、
不知鮭と塩のみで作る、焼鮭のフレークです。
現在北海道が販売促進をしてくれている事もあり知名度が上がり、
売上が急増しています。しかし、設備状況から生産が追いつかず、
新規の注文に対応できない状態です。
今後、設備を整える事ができれば、弊社の大きな商品の柱となると考えています。

■国・道の支援

ファンドの説明会等に出席させていただく度に、様々の人と交流を持たせていただき、
その度に復旧、復興への想いを強くさせていただいています。
また、交流を持たせていただいた方々の中には政府等、中央省庁の方々もおられます。
東北の被災県と比べ、北海道は道庁が札幌にあるせいか、道は漁業被害以外の
達民間被害に対して、どうしたらいいのかわからない部分もあったかと思います。
そのまま何も支援が無いままの状態が続きました。
そのため、自分自身で行動しなくては国の支援等は受けられません。

ここで「セキュリテ被災地応援ファンド」のつながりから、ミュージックセキュリティーズさんに
同行していただき復興庁や東日本大震災事業者再生支援機構に
直接相談させていただくことができました。
その結果、北海道は対象外と思っていた中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業
(グループ化補助金)が北海道でも対象となる事が分かり、北海道庁へ民間企業の
弊社から直接働きかけて、やっと北海道が動いてくれました。

現在、浜中町以外の市町へも北海道から補助金の紹介がなされ、6市町が応募し、
北海道負担分の道の補正予算も道議会で可決されて、
後は事業計画を国と道で審査する事となるようです。
承認されれば、ほとんどの設備の復旧に75%の補助が受けられ、
復旧の大きな力になります。
可能であれば自己負担分の25%をファンド資金を充てたいと思います。
また、再生支援機構にも、相談させていただいていますが、
直接同機構に相談に行った事業者の例は少なく、
他県は金融機関自体が積極的で、銀行から相談が持ち込まれる例が多いそうですが、
北海道は弊社一社のみだからか、地元金融機関は、非常に被災に対して
動きが取りにくい状況があり、実際、弊社の場合も債権買取り後の支援金融機関が
だ見つかりません。

ファンドの募集金額が集まれば、支援金融機関と同等に見なされる様ですが、
在は、その確証がないため、債権買取り後の事業計画を見直す等の作業を進め、
日本大震災事業者再生支援機構の支援を受ける為の支援金融機関を
探さなければなりません。

いずれも、現在はまだ不確定なため、見込みでしかありませんが、
この二つの支援を受ける事ができれば、急速に復旧・復興できる事となります。
以上、まとまりのない、つたない文章ですが、
これまでの事と現在の状況を報告させていただきます。


<お願い>

皆様のおかげで絶望のふちから立ち上がり、
前を向いて歩んでいく事が出来ています。
現在も非常に厳しい状況ですが、皆様の気持ち、お客様の気持ち、
従業員の気持ち、そして病気になってしまっても前向きに私と共に歩んでくれる
妻の気持ちを支えに、出来る事は何でもやりながら、絶対に負けずに
復旧・復興を成し遂げるつもりです。
今後とも御支援・御協力お願い致します。


北海道きりたっぷ 網元 浜中丸
株式会社ヤマジュウ
代表取締役 工藤文彦


ヤマジュウ


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北海道にも津波がきました。(→直後の様子
1口1万500円からの被災地支援はこちらから

ヤマジュウ

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被災地からのレポート2012年5月11日 12:31

【5/25 札幌】ぜひご参加ください!ヤマジュウ工藤社長 札幌で説明会開催のお知らせ

いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
ミュージックセキュリティーズの渡部です。

 

2012年5月25日(金)18時30分より、
ホテルノースシティ(北海道札幌市中央区南9条西1丁目) にて、
「北海道網元浜中丸サケファンド」の説明会を致します。

 

ヤマジュウの工藤社長より、震災の時のお話、
設立の経緯、これからのお話などをして頂きます。
当日は、私渡部もご参加させて頂き、ファンドの詳細を
ご説明させて頂きます。

 

以前札幌でも説明会をやってほしいというお願いを
頂いておりましたが、ようやく実現致しました。

 

既にご出資頂いた皆様も、ご検討頂いております皆様も、
ご家族ご友人の方をお誘いあわせの上、お越し頂ければ幸いです。

 

【お申込み】
http://kokucheese.com/event/index/34862/

 

【日時】
 2012年05月25日(金) 18時30分~20時30分

【開催場所】
 ホテルノースシティ(北海道札幌市中央区南9条西1丁目)

【参加費】
 2,500円(税込)

【主催】
 特定非営利活動法人どさんこ田舎倶楽部


引き続き、応援宜しくお願い致します。

 

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【北海道網元浜中丸サケファンド】
https://www.securite.jp/fund/detail/211

 

【北海道きりたっぷ網元浜中丸セキュリテセット】
現在、株式会社ヤマジュウの厳選時不知鮭の詰合せセットを販売中です。
ご自身でお楽しみ頂くのはもちろん、贈り物にもご利用下さい。
https://www.securite.jp/news/oen?a=496

 

sake

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