船大工 佐藤造船所ファンド ファンドニュース 2011年12月
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被災地からのレポート2011年12月28日 11:54
【船大工 佐藤造船所ファンド】 年の瀬に寄せて
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こんにちは、佐藤造船所の佐藤文彦と申します。この度は、ミュージックセキュリティーズ様とのご縁をいただきまして、被災地応援ファンドを立ち上げさせて頂いております中、当所に対しまして、日々、多くの皆様方より温かいご支援を頂いておりますこと、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。お陰様で、当所は、震災から8ヶ月目で、横転した一隻の船の修理が完了し、無事着水させることができました。今月20日には二隻目の船を引き揚げて修理に取り掛かろうとしております。これまで多くの方々のご協力により、着実に復興に向け一歩一歩前進しております。震災から9か月が過ぎた今、こうして生かされていると言うことに使命を感じ、命があるということは、「何度でも立ち上がれ」と言うことだと思っております。今後も、復興に向けどんな困難が立ちはだかろうとも決して諦めることはありません。想いの船は、時を越え多くの仲間の心に届き、必ずカタチになり、実現すると信じ、一人でも多くの方々の拠り所に成れる様、努力して参ります。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。今年も残り僅かとなり、何かとお忙しいと思いますが、くれぐれもお身体ご自愛くださいます様お願い申し上げますと共に、いつの日か皆様と必ず元気でお会い出来ることを願い。年末のご挨拶にかえさせて頂きます。新年が光輝く復興元年となりますように。ありがとうございます。平成23年12月28日佐藤造船所 佐藤文彦------------------投資家特典は、石巻を満喫する万石浦クルーズと佐藤造船所見学会へのご招待「船大工 佐藤造船所ファンド」の詳細・お申込はこちら:
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被災地からのレポート2011年12月26日 10:30
【佐藤造船所】震災直後の様子 その2
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。今日も昨日に引き続き、震災直後の写真をお届けします。私が初めて佐藤造船所に伺ったのは11月でしたが、その時には大分片付いていました。11月には、佐藤造船所のファンドを初め、9本のファンドの募集を開始しました。震災から9ヶ月が経ち、中には「まだ被災地応援ファンドで募集するの?」と疑問に思う方もいらっしゃったかもしれません。しかし、4月や5月にファンドの募集をした事業者さんも含め、実際に大きな資金需要が発生するのはこれからなのです。これまでは、ガレキの撤去や復旧作業が中心でしたが、これからようやく事業復興に向けた投資が始まります。どうぞ皆様、4月や5月に被災地のために寄付や投資をした方も、今一度、被災地のことを思い出し、復興のための応援ファンドにご協力をお願いします。工場内は木材などで、足を踏み入れる場所も無いほど、ごった返しています。辛うじて、作りかけだった船と分かります。中は滅茶苦茶で、ほとんどの窓と壁の一部が流出してしまっています。2階から。------------------投資家特典は、石巻を満喫する万石浦クルーズと佐藤造船所見学会へのご招待「船大工 佐藤造船所ファンド」の詳細・お申込はこちら:
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被災地からのレポート2011年12月25日 23:56
【佐藤造船所】震災直後の様子 その1
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ミュージックセキュリティーズの杉山です。年末の三連休、いかがお過ごしでしたか?さすがに年末、今年を振り返る特集が多く、震災の映像が沢山出ましたね。これまでは、佐藤造船所の今の様子をご紹介してきましたが、これから少し、震災直後の写真をご紹介していきます、震災前の佐藤造船所には、こうしたレールを伴う船を陸にあげるための「上下架設備」が6つありました。震災で、これらがだめになり、震災後、当面はこのうち1本だけを復旧させ、事業を再開していく予定です。上下架設備のレールには、海中部分があります。一見して、ぐにゃ、っと折れ曲がっているのが分かりますが、さらに海中部分がどうなっているかを調べるには、実際に潜って見てみないといけませんが、そうした作業にも、まずは佐藤兄弟がウエットスーツを着込んで行います(その様子はまた別の機会にご紹介しますね!)佐藤造船所の陸側の側面はほとんどはがれています。ここを水が通っていたのだ、ということが想像できる写真です。木の柱や枠が残っていることに軽い驚きを覚えます。では、また次回に続きます。------------------投資家特典は、石巻を満喫する万石浦クルーズと佐藤造船所見学会へのご招待「船大工 佐藤造船所ファンド」の詳細・お申込はこちら:
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被災地からのレポート2011年12月24日 15:16
【佐藤造船所】写真でみる佐藤造船所 その2
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こんにちは、ミュージックセキュリティーズの杉山です。前回から間が空いてしまい、すみません。佐藤さんからも、たくさん写真を頂いたので、こちらでどんどん紹介していきますね!今日は、引き続き、私が11月にお邪魔した時の様子です。電気はつけていないくても、光が入ってとても明るくなっています。右手が海です。木材は、震災後にかき集めてきた木っ端などで、使えそうもないような端材でも、いろいろ用途はあるそうです。造船所が、海と陸と間にある、というのをよく感じさせます。佐藤造船所のヘルメット。渡波湾の向こう岸も見えます。造船所内の一角に番犬で愛犬。シェパードのウェンディーちゃんが繋がれているスペースがあります。よく慣れています。造船所のすぐ裏にあった自宅も被害に遭い、まだ住める状態ではないため、震災後、佐藤さんは残っているのですが、ご家族は別の場所に避難しています。そんなとき、ウェンディーちゃんの存在にはとても癒されたとおっしゃっていました。作り途中の船です。佐藤造船所では、今後、商業漁船の他に、こうした個人向けのシーカヤックなどの製造もしていこうと、震災前から取組を始めていました。市販のシーカヤックを購入し、それを研究しながら、試作を重ねたりするそうです。そうやって、実際に作れてしまうっていうのが、すごいなぁ、と素人感覚ではただただ感心するのですが、シーカヤックと言えど、船は船、ということで、熟練の船大工さんにかかれば、できてしまうんですね。佐藤文彦さんは、シーカヤックのインストラクターのライセンスも持っているということで、佐藤造船所見学会の際には、もしかしたら乗せてもらえるかもしれません!------------------投資家特典は、石巻を満喫する万石浦クルーズと佐藤造船所見学会へのご招待「船大工 佐藤造船所ファンド」の詳細・お申込はこちら:
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被災地からのレポート2011年12月6日 00:56
【佐藤造船所】写真でみる佐藤造船所 その1
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こんにちは。ミュージックセキュリティーズの杉山です。「船大工 佐藤造船所ファンド」の募集にあたり、石巻にある佐藤造船所に何度かお邪魔し、とてもたくさんの写真を撮ってきました。造船所では、佐藤文彦さん(佐藤兄弟のお兄さんの方)に、いろいろ説明を伺いましたが、例えば、釘一本とっても、非常に奥が深く、専門的でなかなか難しかったです。詳しいことについては、いずれ佐藤さんからの解説を待つとして、まずは私の方から、何回かにわけて、写真をご紹介します。まずは、概観です。渡波湾に面して、海に接っして建っています。ショベルカーが作業している辺りは、津波の前にはドックや上下架設備がありました。2階部分から撮影しました。正面のシャッターは、船の出入り口で、海との境目です。津波後の引き潮でシャッターはめくれあがって、持っていかれてしまったそうです。今は、簡易的なシャッターがついています。もう少し寄った写真です。こちらが佐藤造船所の作業船になります。投資家特典の万石浦クルーズは、こちらの船で繰り出す予定です!先ほどの写真でいうと、作業船の左奥にあたるのがこちらの空間です。左手前に見える中2階は、佐藤兄弟が震災後手作りした作業場です。さすが「船大工」というだけあって、こういうのがいかにも簡単に作れてしまうんだ、と感心しました。造船、というと、鉄工なイメージがありましたが、木材がいたる所に会ったのが印象的でした。では、本日はこの辺で。------------------投資家特典は、石巻を満喫する万石浦クルーズと佐藤造船所見学会へのご招待「船大工 佐藤造船所ファンド」の詳細・お申込はこちら: