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被災地からのレポート2013年12月11日 15:41

11月の素晴らしき海の仲間たち

宮城県石巻市、佐藤造船所の近況のご報告が届きました。
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【10月の素晴らしき海の仲間たち】  
 
10/9に下架したばかりですが、プロペラを損傷し、11/5急遽上架しました。
アクシデントは付き物です。信也さんファイトです。こんな時もある。
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この損傷により、船全体に振動が伝わります。
11/5 14:10プロペラの修復が完了し、無事着水しました。
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11/5 14:40 第三 観音丸 上架完了です。
狐崎浜 阿部さん親子です。
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11/13 11:58 第七 昭栄(しょうえい)丸 下架作業準備完了です。
牧(まぎの)浜(はま) 武田さんです。
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11/13 12:36 第一 大友(だいゆう)丸 上架作業完了です。
牧浜 佐藤さんです。
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11/15 13:53 第三 成田丸 上架作業完了です。
牧浜 成澤さんです。
左下:友情出演:孝明です。 
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11/22 13:54 第七 富士丸(潜水作業船)
吉田潜建 吉田社長見守る中、無事着水です。
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11/29 9:41 第二 富士丸(潜水作業船)下架作業準備完了です。
吉田潜建 吉田社長です。自らもバリバリの潜水士です。
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潜水作業用のヘルメットです。
宇宙服のヘルメットみたいです。 
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被災地からのレポート2013年11月12日 18:58

10月の素晴らしき海の仲間たち

宮城県石巻市、佐藤造船所の近況のご報告が届きました。

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【10月の素晴らしき海の仲間たち】 

10/4 14:00 福貴浦 第八 丸泉(まるせん)丸(まる) 下架作業開始です。

 


10/4 15:14 狐崎 第五 進栄丸(しんえいまる) 上架作業完了です。
船主:佐藤さんです。震災後、浜の仲間と会社を立ち上げ頑張っております。

 
 

10/12 11:54 第十八 宝進丸 19t 小型底引き船
出張工事完了です。
トイレのドア及び甲板室、機関室の引戸を取り付けました。

右奥の扉がお手洗いのドア
右手前の扉が機関室出入口引戸
左の扉が甲板室出入口引戸
 
 

10/13 9:27 福貴浦 第十 福(ふく)一丸(いちまる) 下架作業開始前です。
船主:平塚さんご夫妻です。お二人に言葉はいりませんね。 
 


10/13 10:38  竹浜(たけのはま) 第八 大成丸(たいせいまる) 上架作業完了です。
船主:阿部さん親子です。父親の衛(まもる)さんとは震災後から、
今日が初めてお会い出来ました。元気でなによりです。



10/18 15:28 小竹浜(こだけはま) 第十一 龍神丸 上架作業中です。
船主:鈴木さんです。定置網漁をしております。

 


小竹浜 第十一 新勝丸 船主:新沼さんです。
定置網漁をしております。
 

10/29 9:05 第十一 新勝丸 下架作業開始前です。
船主:新沼さんの下架準備完了の構えです。ありがとうございます。

 
 


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被災地からのレポート2013年10月22日 20:03

素晴らしき海の仲間たち~パート2~

宮城県石巻市、佐藤造船所の近況のご報告が届きました。

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こちらは出張工事中の写真です。
小竹浜(コダケハマ) 第十五 龍神丸 定置網船 船主 鈴木さんの船です。
今回は、定置網に使う小型船の修理を行いました。
 
9/18 10:36頃 仕上げ塗装作業中です。ポジショニングが素晴らしい。
もちろん、塗りは言うまでもなく最高です。
 
 
こちらも出張工事の写真です。
小竹浜 第十五 龍神丸 定置網船 船主 鈴木さんの船です。
沖に見える大きい島が弁天島、小さい島が生草島です。
この小竹浜は祖母が生まれ育ったところでもあります。
以前、NHKの朝ドラの撮影も行われました。
 
9/18 10:37頃 最高の天気に恵まれました。



出張工事:石巻漁港仕込岸壁 第二十一 宝進丸 19トン 小型底引き網船
船主 森さんの船を修理にきました。魚艙の中から失礼します。
 
9/28 14:38頃 この日も天気に恵まれました。ありがとうございます。


ウェンディーちゃんのお仕事
弟(孝明)に下架作業準備の指示を出すウェンディーちゃんです。
 
9/11 9:01頃  第八 宝栄丸 下架作業開始前です。
 


ウェンディーちゃんのお仕事
私(文彦)がウェンディー隊長に下架作業準備完了の報告をすませ、
隊長からの下架作業開始の合図を待っているところです。
ウェンディー隊長いつでもOKで~す。
 
9/13 9:29頃 下架作業開始前の緊張の瞬間です。
船主の高橋さんも直立不動で待っております。

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被災地からのレポート2013年10月18日 17:55

素晴らしき海の仲間たち~パート1~

宮城県石巻市、佐藤造船所の近況のご報告が届きました。

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10月は、今年に入り37隻目の船(カキ養殖船)を着水させ、
その日に、38隻目の船(カキ養殖船)を上架する予定です。
また、中旬には今年度初のカキの水揚げが始まります。
当初は9月末の予定でしたが、カキの生育状況等により、遅れたようです。

漁業者の皆さんも頑張っております。私達もこれまで通り、現状を受け入れ、
今やれる事に最善を尽くしていきます。

 
【素晴らしき海の仲間たちを紹介します】 

 9/9 11:45頃 上架作業完了です。
 


9/13 9:22頃  下架作業開始前です。
 


9/13 10:33頃 上架作業完了です。
 

9/24 16:05頃 下架作業開始前です。
 
 

9/27 10:05頃 下架作業開始前です。
 


9/27 11:00頃 上架作業完了です。
 



次回へ続く・・・

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被災地からのレポート2012年12月20日 20:42

【番外編】佐藤ウェンディーちゃん特集!

皆さま、こちらの写真をご記憶ですか?「船大工 佐藤造船所ファンド」を募集開始した時に、使った写真です。この真ん中にいるのが、佐藤造船所の愛犬で番犬のウェンディーちゃん。シェパードです。佐藤兄弟と同じく(?)、一見強面(こわもて)なのですが、このウェンディーちゃん、すごくお利口で可愛いんです。

佐藤造船所

私が個人的に、大好きなので、「たまには、ウェンディーちゃんの近況も送ってください!」とお願いしたところ、佐藤さんから、最新のウェンディーちゃん写真が届きましたので、皆さまにもご紹介します!

佐藤造船所

「レインコート似合うでしょ。」

佐藤造船所

「いつも一緒に行く鬘(かつら)大明神さまの境内からの夕日です。夕日に向かい新たなる明日を感じるウェンディーちゃんです。・・・眩しすぎるよ。」

佐藤造船所

「朝日を感じるウェンディーちゃんです。日に数回は一緒に階段ダッシュを練習します。・・・健康管理に余念がないですね。共に元気でいようね。」

佐藤造船所

「おやつをおねだりするウェンディーちゃんです。自分で引戸を開けて、顔だけ失礼します。・・・夕食済んだばっかしだろ。いわゆる別腹ですね。」

ウェンディーちゃん特集。いかがでしたか?
(犬好きしか反応しないよ、と隣の同僚から冷たい声が・・・)

「」の中の言葉も、佐藤文彦さんが用意してくれました。佐藤さんも、一見強面ですが、お茶目です♪

こちらのレポート、読みましたか? 造船所のお仕事は、極寒の真冬でも、海に潜っての作業があります。そんな時も、ウェンディーちゃんが近くにいて、応援してくれます。癒しの存在ですね。

佐藤造船所、ウェンディーちゃんともども、来年もどうぞ宜しくお願いいたします!

ミュージックセキュリティーズ
杉山

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被災地からのレポート2012年12月20日 20:08

アクシデント発生!上下架設備を修理しました!

今朝は昨夜からの雨もあって、寒さが少し和らいでおります。・・・明日は、また、冷たい風がより冬を感じさせてくれるでしょう。

日本は素晴らしいですね。・・・時は刻まれ、今、生かされている私達に遥かなる時を経て今尚、変わる事のない現在へのメッセージがあります。私達は、これまでも、これからも、共にある生命の営み、あらゆる命の物語が受継がれてゆくことに最善を尽くしていきます。

さて、皆様には、昨年の11月26日、船大工ファンド、立ち上げ以来、温かいお力添えを頂きまして本当にありがとうございます。お陰様で心身共に充実した1年を過ごす事ができ、こうして2年目を迎える事ができました。

復旧、復興までは、まだまだ、時間がかかりますが、必ず想いは形になると信じております。今後共、どうぞよろしくお願い致します。

それでは、遅くなりましたが近況を報告させて頂きます。

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11月は、先月の29日に上架した、第八 栄勝丸(震災から22隻目の船 カキ養殖船)を11月5日に無事着水させました。

その後は、13日9時過ぎに第八 丸泉丸(震災から23隻目の船 カキ養殖船)を着水、19日の9時過ぎに第十八 福栄丸(震災から24隻目の船 カキ養殖船)を着水、30日の10時過ぎ位に第十三 福吉丸(震災から25隻目の船 カキ養殖船)を無事着水させました。

その日の11時頃に第七 昭栄丸(震災から26隻目の船 カキ養殖船)を上架する予定でいましたが、第十三 福吉丸を着水後に、船の動きがおかしいと思っていたら、携帯電話が鳴り、船主の信彦さんより、エンジンにトラブルが発生し、航行不能になったとの連絡が入りました。

第七 昭栄丸 ①  第七 昭栄丸 ②

すぐさま、次の上架で待機中の第七 昭栄丸の船主、武田さんに連絡して、曳航して対岸に接岸をお願いし、孝明(弟)が急いで車に乗り原因を調べに対岸に向かいました。知り合いのエンジニアと状況をやり取りしながら原因をつきとめ、1時間位で修理が完了し、無事に回航してゆくことができました。・・・本当に良かったです。

しかし、今回は、もう一つアクシデントがありました。
第十三 福吉丸を着水後に、次の船に合わせて船台を直す必要があり、船台の引き揚げ作業を始めた時に、船台を海に引き込む時のワイヤーが動いていないことに気付き、逆巻き装置が損傷した事がわかりました。

第十三 福吉丸 ①上架作業完了です。 第十三 福吉丸 ②下架作業開始です。船主:阿部信彦さん
(写真左:上架作業完了。写真左:下架作業開始。船主の阿部信彦さん)

短時間での復旧は見込めないので、武田さんには、大変ご迷惑をお掛けしましたが、その日は、一旦、引き返して頂くことになりました。・・・申し訳ございません。

潜水作業は翌日(1日)にして、当日の潜水作業の手順を確認しながら、その日の内に必要な物を準備して、心身共に万全を期して臨みました。当日は、再度、潜水作業の手順を確認し、修繕作業を開始し、潜水作業は10時半過ぎから13時位までに完了し、お陰様で無事に設備の復旧を行なう事がができました。

■上下架設備修理■

上下架設備修理 ① 上下架設備修理 ① 

(本来は、このアンカーレールは終点に固定してあります。ワイヤーが絡まりこのアンカーレールが湾曲する位の力が加わり、結束していたロープが切れてしまいました。)

上下架設備修理 ③ 上下架設備修理 ④

(写真左:潜水作業開始です。終点に浮き球ロープを取付にいくところです。これで海底からの合図を送ります。写真右:浮き球ロープ取付作業完了です。切れたロープを回収してきました。写真は孝明です。)

上下架設備修理 ⑤ 佐藤造船所

(写真左:このアンカーレールを二人で終点に取付にいくところです。船台を下げれるところまで持っていき、そこからは、このアンカーレールを引きずりながら終点まで持っていきます。潜水前に再度、作業手順等を確認し、潜水開始です。写真は孝明です。写真右:潜水作業が完了し。終点から浮き球ロープを回収して陸上に向かっているころです。間もなく浮上です。写真は文彦です。)

佐藤造船所 佐藤造船所
(写真左:潜水作業終了です。海猿の主題歌が聞こえてくるようです。写真は文彦です。写真右:潜水作業終了です。予定通り無事作業が完了したことに、心から感謝いたします。ありがとうございます。写真は文彦です。)


そして、昨日(12月3日)の10時過ぎに、第七 昭栄丸を無事、上架することができました。

上架後、武田さんに  
文彦: 「金曜日(30日)は、ご迷惑をかけて申し訳ありません。」 
武田さん:「アクシデントは付き物だがら。いいのいいの。」
・・・温かい励ましありがとうございます。今後に必ず活かしていきます。

今後も最善を尽くしていきます。

 
ありがとうございます。


2012年12月4日
(株)佐藤造船所 佐藤文彦

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被災地からのレポート2012年10月30日 12:47

震災から21隻目の船が、昨日無事着水!

時(秋)は、仲秋から晩秋へと刻まれ様としています。この時、今だからこそ心身共に自らの心(しん)を感じる事ができる時間(季節)です。これまでも、これからも、共にある生命の営み、あらゆる命の物語が受継がれてゆくことに感謝致します。

さて、10月も残りわずかですが先月分も含め近況を報告させて頂きます。

9月初めは、19GTの底引き漁船のお客様に休漁期(7~8月 2カ月間)解禁(9/1より)早々に漁場でのトラブルがあり、9/3~9/8まで緊急の出張工事を行いました。今回の事故は夜間、兄弟船(兄船)に電気系統のトラブルにより、航行不能になり、弟船が漁場から港に向けて曳航しているときに発生しました。牽引する弟船の舫い綱(もやいづな)を掛けておく、両舷にあるボラード(係留柱)の左舷側が破損してしまいました。

幸いに乗組員の方にケガはありませんでしたが、人を直撃したら即死だったと話してくれました。

当時は、かなり波のうねりもあるなかでの曳航だったので相当(何十㌧)の力が加わり破損したと思われます。その瞬間の音がものすごい音がしたそうで、操舵室に居て、エンジン音があるなかでの衝撃音だったので船体が壊れたかと思い、すぐさま操舵室を飛び出し、現状を把握し、破損した左舷側のボラードを見た時に、右舷側のボラードもおそらくまともな状態ではないと思ったそうです。しかし、点検して見れば右舷側のボラードは、びくともしていなかったそうです。船主様もかなり驚いておりました。実は、右舷側のボラードは、私達が休漁期間中に出張工事でに交換修理をさせて頂いておりました。破損状態を見た時に、今回、私達が行った修理は、ボラードの心材は変わったにせよ、同じような構造で接着をしていたら、おそらくもたなかったろうと・・・。改めて、与えられた現状の中で最善を尽くすことの大切さを確認させて頂きました。

私達は、何事も現状を受け入れた時(とき)に、新たなる可能性が拓ける事を伝えてくれた先人達に心から感謝すると共に、これまでも、これからも船大工としてのよろこびの選択をして行きます。

9月は、慌ただしい幕開けでしたが、先月の25日に上架した、第十二 金比羅丸(震災から12隻目の船 カキ養殖船)を9月8日に無事着水させました。

その後は、20日に場内にクレーンで陸揚げしていた和船 弥生丸(船外機船)(震災から13、14隻目の船 海苔養殖船)2隻を着水させ、21日の8時半位に第五 進栄丸(震災から15隻目の船 カキ養殖船)を着水、26日の10時半位に第八 宝栄丸(震災から16隻目の船 遊漁船)を着水しました

佐藤造船所


佐藤造船所


そして、同じ日の11時過ぎに第十二 福徳丸(震災から17隻目の船 カキ養殖船)を上架いたしました。

佐藤造船所

佐藤造船所

10月は、月初めから台風の影響もあり、仕事がはかどりませんでしたが、9日の10時過ぎ位に第十二 福徳丸(震災から17隻目の船 カキ養殖船)を無事着水させ、その日の10時半過ぎ頃に第十一 新勝丸(震災から18隻目の船 定置網船)を上架いたしました。この船は、昨年の震災前の10日に下架し、翌日の震災では、港内で津波を受けましたが奇跡的に船体等にも致命的な損傷を受けずに済みました。

佐藤造船所

船主の新沼則雄さんは高台にある自宅か港に押し寄せる津波を見ながら、船は、もうだめだと思ったそうです。夜が明けてみたら港内で辛うじて浮いた状態で見つけたそうです。・・・言葉にならないです。

佐藤造船所

その第十一 新勝丸は、ペンドックを終え12日の11時位に着水し、19日には、15日に上架した第三 観音丸(震災から19隻目の船 カキ養殖船)を8時半過ぎ位に着水。

佐藤造船所


佐藤造船所

26日には、19日に上架した第七 勝福丸(震災から20隻目の船 カキ養殖船)を12時過ぎに着水しました。

佐藤造船所


佐藤造船所

その日の13時過ぎ位に第一 隼 丸(震災から21隻目の船 カキ養殖船)を上架いたしました。
この船は、当所が平成3年5月に進水した新造船でもあります。(この船以降は、新造船は手掛けてはおりません。)

佐藤造船所

早いもので20年の歳月が刻まれてきたんですね。実は、船主の石森祐治さんは、私達(佐藤兄弟)の高校のラグビー部の先輩でもあります。私(文彦)の4年上で、伝説の先輩になっています。(当時、ライバル校で同年代で日本代表に選ばれ、大学4年で主将で大学日本一になった方とも交友があり、凄まじいタックルで一目置かれる存在でした。)


佐藤造船所

震災後、電話でお互いの無事を確認しておりましたが、2年振りに、こうして顔を見ながら話が出来、船をメンテできることに、心から感謝しております。

文彦:「祐治さん。腹にラグビーボールかくしてないですか?」・・・
本人:「最近、甘いものをとり過ぎだ。」・・・ご想像にお任せいたします。

現在も18隻の上架予約を頂いております。お客様には多々ご不便をお掛け致しておりますが、この地区の防潮堤の線引きも、概ね確定し、一部工事が始まっております。

当所の設備復旧工事計画も、マスタープランが出来あがり、行政、金融機関、工事関連業者等の方々のご協力をいただきながら今後、より詳細な検討を重ねながら、早急な復旧復興を目指します。

今後も最善を尽くしていきます。

ありがとうございます。

(株)佐藤造船所 佐藤文彦


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被災地からのレポート2012年9月1日 00:28

今月は、カキ養殖船と底引き漁船の修理をしました!

残暑お見舞い申し上げます。
もうしばらくは、この暑さが続きそうです。時は、刻まれています。あらゆる命が秋を迎える準備をしています。共にある生命の営みに感謝致します。
 
さて、8月も今日で終わりですが近況を報告させて頂きます。
 
今月初めは、先月の30日に上架した、第五 金比羅丸(震災から10隻目の船 カキ養殖船)を8月2日に無事着水させました。

佐藤造船所
(こちらが第五 金比羅丸)

その後は、お客様の種ガキ採取作業の都合により、お盆明けの18日に昭和丸(震災から11隻目の船 カキ養殖船)を上架し、25日の14時過ぎに無事着水、その日の15時頃に第十二 金比羅丸(震災から12隻目の船 カキ養殖船)を上架いたしました。

佐藤造船所
 (昭和丸の修理作業中です)

佐藤造船所
上架作業が完了した第十二 金比羅丸)

どの船も、震災当日、辛うじて沖に逃れて助かり、幸いに船体等にも致命的な損傷を受けずに済みました。昨年の今頃は、まだ場内に横転したままの船があり、上下架設備の復旧もままならなぬ状況で、こんにち、こうしてお互いの顔を見ながら話ができることに、よろこびを感じ心が満たされていきます。・・・生きててくれてほんとうに、ありがとう。
 
こちらは、ボラード修理作業前の第二十一 宝進丸です。
佐藤造船所

そして、こちらがボラード修理作業が完了後です。
佐藤造船所

そしてこちらは、第二十一 宝進丸の塗装修理作業中です。
佐藤造船所
又、今月は、休漁期(7~8月 2カ月間)の19GTの底引き漁船の出張工事の依頼があり、カキ養殖船の上下架作業修理等の合間を見ながら、お盆休み前の約一週間(4~11日)と下旬(27~31日)の今日まで出張工事に励んでいました。炎天下の作業でしたので、顔はトーストしすぎたパンの様です。・・・ご想像にお任せいたします。
 
現在、20隻以上のカキ養殖船の上架予約を頂いております。お客様には多々ご不便をお掛け致しておりますが、今後も最善を尽くしていきます。
 
ありがとうございます。
 
 
(株)佐藤造船所 佐藤文彦

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被災地からのレポート2012年8月6日 20:05

もうひとつの船の話

宮城県石巻市、佐藤造船所の佐藤さんから、
皆様へお便りがとどきました。

船にはそれぞれにお話があります。
今日は、「第八 大洋丸 カキ養殖船」のお話。

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7月3日、震災から8隻目の船(第八 大洋丸 カキ養殖船)を上架致しました。

この船は、震災当日、辛うじて沖に逃れて助かり、
幸いに船体等にも損傷を受けずに済みました。

佐藤

佐藤

今回は通常の船体洗浄およ防汚塗装工事と艤装設備の修理等を行い、
天候との戦いでもありましたが、14日の15時過ぎに無事着水させることができました。
心から感謝いたします。


実は、大洋丸の船主様は、震災前は、2隻の船を持っていまして。
失くした船は、震災当日、私どもの場内に春漁の準備でドックしておりました。

震災後、やっとの想いで訪ねて来てくれた
息子さんの政也(まさや)さんに船の最後の様子を話し
「船を守る事が出来なくて、すみませんでした」と。
その後は涙があふれ言葉になりませんでした。
共に無言で手を握り合い復興を誓った事を決して忘れません。


政也さんは今年から新たな挑戦で定置網を始め、生餌販売を始めるとの事でした。
からエールを送らせていただきます。
その後は、23日に上架する船の修理パーツを作製し、準備しているところです。
最善を尽くします。

道は必ず拓ける。
ありがとうございます。

(株)佐藤造船所 佐藤文彦
佐藤

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被災地からのレポート2012年7月24日 19:32

第八 観吉(かんよし)丸、無事着水!

佐藤造船所から皆様へ写真のお便りが届きました。

まずは家族のご紹介。

向かって
左上:佐藤孝明さん            右上:佐藤文彦さん
左下:(お母様)良子(りょうこ)さん  右下:(お父様)勝八郎(しょうはちろう)さん
佐藤

船の前でも1枚。

佐藤

佐藤


以前のレポートでご紹介した須田さんと。

佐藤


さて、次は、以前のレポートでは
まだ着水できていなかった船、「第八 観吉丸」の続編です。


それぞれの船にそれぞれの物語があります。


第八 観吉丸は、昭和51年に勝八郎さんが建造しました。

その後、文彦さんたちが15年位前(平成8年)に、
より悪天候でも船首からの波を防げる様に
と改造し、今日まで安心して乗っていただいています。

先日まで修理に入っていた第八 観吉丸。

佐藤

↓もくもくと修理中。

佐藤



↓これが、船底の防汚塗装作業が完了した状態です。キレイですね!

佐藤



そして、ようやく無事着水しました!!新たな出発です。

佐藤


須田さん満面の笑みです。

佐藤


あ。虹!

佐藤




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