本匿名組合契約の名称 | LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド2 |
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営業者 | 合同会社quarante |
取扱者 | ミュージックセキュリティーズ株式会社 (第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号) |
出資金募集最大総額(口数) | 51,000,000円 (1,700口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 32,400円/口 (内訳:出資金30,000円 取扱手数料2,400円) (上限口数:166口) |
募集受付期間 | 2020年1月30日〜2020年4月30日 ※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。 ※営業者及び取扱者の判断により、募集期間終了前であっても募集を終了する場合があるほか、募集期間を延長することがあります。 |
会計期間 | 本貸付の資金の使用がミャンマーの規制監督官庁により承認された日から本貸付が完済された日(着金日) |
契約期間 | 本匿名組合契約成立日~本匿名組合契約に基づく分配金の支払いが完了した日 |
決算日 | 第1回 2021年7月14日 報告日: 2021年9月12日 分配日: 2021年10月12日 第2回 2022年7月14日 報告日: 2022年9月12日 分配日: 2022年10月12日 第3回 2023年6月30日 報告日: 2023年8月29日 分配日: 2023年9月28日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配方法 | 決算日から90日以内 |
契約方法 |
匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。 なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。 一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。 |
決済方法 ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。 |
(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
営業者及びMJIの今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者、MJI及び取扱者は、事業計画を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額及び出資金の返還を保証するものでもありません。
(1) 事業計画について匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
営業者は、本匿名組合事業により会計期間中に生じた収益及び費用から損益を算定し、利益が出た場合には出資口数に応じて匿名組合員に分配します。なお、本匿名組合出資金は、営業者からMJIへ送金する際に日本円からMMKへ変換され、会計期間中はMMK建てで運用され、MJIから営業者に返済が行われる際に、MMKから日本円に変換されます。
・(本匿名組合事業の収益(※1)-本匿名組合事業の費用(※2)
(※1) 本貸付の支払い利息等
(※2) 取扱者およびLIPへの委託手数料や営業者の手数料、租税公課等
損失が発生した場合には、匿名組合員は、出資金の金額を上限として、出資口数に応じた額を負担します。また、営業者がMJIから出資金を原資とする貸付契約の元本を受領した場合には、出資金の返還として、匿名組合員に対して、損益の分配に合算して分配するものとします。
本匿名組合事業において、営業者はMJI に対して年利11%の条件で貸付を行う予定です。MJIから営業者へ返済すべき金額にはミャンマーにおける源泉徴収税15%がかかります。返済額は、MJIの事業計画の達成度如何によって影響を受けるものではありませんが、MJIの業績如何では本貸付債権が予定通り返済されず債務不履行となる場合があります。匿名組合員への分配がマイナスとなる場合は、最終分配時に元本から差し引かれます。
【条件】
・本匿名組合事業の支払利息等の収益は本貸付元本の11%/年
・ミャンマーにおける源泉徴収税率は15%
・本匿名組合事業におけるその他利益及びその他費用は0円
・取扱者・LIP・営業者の手数料:本貸付の元本の4.675%/年
・日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%
・為替レートの変動なし
(注1)営業者はMJIに対して、年利11%の条件で貸付をする予定ですが、ミャンマー国内での規制環境の変化等により、利率が変更となる場合があります。上記シミュレーションは、会計期間1年間に予定している収益および費用を元にしたシミュレーションで、実際には3回の分配が行わる予定です。
(注2)本シミュレーションでは、その他の費用を0円と仮定していますが、その他費用が発生した場合には、匿名組合員への分配は減少します。
次の条件で3回の分配及び元本の返済が予定通り行われ、為替レートの変動が一切なかったと仮定した場合の分配予定表は以下の通りです。
【条件】
・本匿名組合事業の支払利息等の収益は本貸付元本の11%/年
・ミャンマーにおける源泉徴収税率は15%
・本匿名組合事業におけるその他利益及びその他費用は0円
・取扱者・LIP・営業者の手数料:本貸付の元本の4.675%/年
・日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%
・為替レートの変動なし
・本貸付の資金の使用について、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁の承認に要した期間が1ヶ月
(注1)上記のシミュレーション表は、本貸付の着金後、資金の使用について、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁の承認に1ヶ月要した場合のものです。したがって第3回分配の1口分配金額中、損益の分配にかかる計算期間は11ヶ月であることにご留意下さい。承認に要した期間によって、第3回分配の1口分配金額は変動します。
(注2)第3回分配日における「1口分配金額」は、分配が会計期間開始から3年後に分配が行われた場合の金額になります。MJIから営業者への完済が遅延した場合は、分配金額が変動する可能性があります。
(注3)本ファンドの募集開始時点では、MJIが営業者へ支払う利息に対してミャンマー国内でかかる源泉徴収税率は15%、営業者が匿名組合員へ払う分配金に対して日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%(復興特別所得税0.42%を含みます。)となっています。また、現在日本とミャンマー間においては、租税条約が結ばれていないため、二重で源泉税徴収が行われます。将来、税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。
(注4) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口30,000円の出資金に対し、1口分配金額が30,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/30,000円
本貸付はミャンマーチャット(MMK)建てで行われるため、本貸付の返済が予定通り行われた場合でも、分配金額は、為替レートの変動等により、大きく変動します。以下のシミュレーションは、本ファンドの1口金額の為替レートの変動による元本金額の推移を示したものです。本ファンドは、3回の分配を予定しておりますが、元本の返済は3回目に一括で行うことを予定しており、3回目の分配時の為替レートが償還率に与える影響が最も大きいことにご留意ください。
※ 上記シミュレーションは、送金時の為替レートが1JPY=13.5MMKと仮定し、最終分配時の為替レートが15%チャット高円安の場合にはそれだけで元本30,000円が35,294円に増加し、15%チャット安円高の場合にはそれだけで元本30,000円が26,087円に減少することを示しています。
※ 上記シミュレーションは元本の額の変動を示しており、IV.9.に定める分配金については含めていません。
1.本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、又は指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、特に、本匿名組合契約はその契約期間が比較的長期間に及ぶため、契約期間中において、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。
2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。
3. 出資金の元本が割れるリスク
本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における本匿名組合事業に係る損益に基づいて行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業に係る損益によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配が行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
4. 為替リスク
本匿名組合契約においては、申込者に円建てでご出資していただきますが、本匿名組合事業に係る営業者とMJIとの間の貸付及び返済は、外貨(ミャンマーチャット)建てで行われるため、為替レートの変動により損失が生じるおそれがあります。具体的には、貸付期間中にチャット/円の為替レートがチャット安円高になった場合には、本匿名組合事業が計画どおり実施された場合でも損失が生じるおそれがあります。政府や中央銀行の金融政策・為替政策の変更により、為替レートが大きく変動する可能性があります。
5. 営業者の信用リスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありますが、本匿名組合契約の会計期間中には借入金の元利金の返済は発生しない契約となっていること、本匿名組合事業以外の事業をしていないことから、一般的には営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等は極めて低いと考えられます。しかし、今後の事業の状況如何によって、もしこれらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業において利益が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
6. MJIの信用リスク
本匿名組合事業に係る貸付資金を用いて、ミャンマーにおいてマイクロファイナンス事業を行い、営業者に対する返済を行うMJIが、経営不振、支払不能又は破産等に陥り事業の存続が困難な事態となった場合には、本貸付の返済を期日どおりに行うことができず、匿名組合利益の分配はもちろん、出資金の返還が行われない可能性があります。MJIについては、外国の法令、諸制度、市場慣行等が適用されるため、日本の法令、諸制度、市場慣行等に存在しない事由又は日本において一般に破産等とは考えられていない事由が破産等と認定される可能性があります。
7. 取扱者の信用リスク
営業者は、本匿名組合契約の管理運営等を取扱者に委託しているため、分配金額の支払い等は、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合、本匿名組合事業に係る分配金額の支払い等が遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないリスクがあります。
8. 代表者の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、代表者に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
9. 資金繰りに関するリスク
本匿名組合事業について、MJIから営業者への弁済が滞った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。
10. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及びMJIの事業計画の規模が縮小するリスクがあります。
11. 事実の調査に関するリスク
取扱者及びLIPが行う事実の調査は、取扱者及びLIPの独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者又はMJIへの質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査を誤るリスクがあります。なお、本匿名組合契約にかかる事実の調査のうち、MJIに関する調査等を含むその一部は、営業者、取扱者およびLIPの三者で別途締結した業務委託契約書に基づき、LIPが担っております。また、事実の調査に基づく取扱者のファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
12. 特典の進呈を行うことのできない、又は、変更するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
13. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁より、本貸付を実行すること及び本貸付の資金の使用について承認が必要となります。また、これ以外にも関連する許認可等が必要となる可能性があります。営業者及びMJIが既に必要な許認可等を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可等が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
14. 訴訟等に関するリスク
営業者又はMJIの事業活動において、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては本匿名組合事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者又はMJIの社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
15. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合、2020年12月31日までに、本貸付が実行されない場合、又は営業者がMJIに送金した後、MJIが2021年3月31日までに、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁より、営業者からMJIに対して行った本貸付の資金の使用について承認が下りない場合、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。ただし、出資金が既にミャンマーに送金され、ミャンマーチャットに変換されていた場合、出資金返還に際して、為替の変動の影響を受けるため、申込者に為替差損又は為替差益が発生する可能性があります。
16. ミャンマー特有のリスク
(1) カントリーリスク
ミャンマーの国情の変化(政治、経済、取引規制等)や内戦、洪水やサイクロン、地震や津波等の自然災害や疫病、また、近隣諸国との係争や関係次第では戦乱の可能性があり、そうした影響により、MJIの事業が計画通りに進まず、営業者への支払いが遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないおそれがあります。
(2) 送金リスク
営業者からMJIへの貸付契約に基づく支払利息の支払い及び元本の返済に関して、関連する認可の遅延若しくは認可拒否、又は取引決済手続きに影響を及ぼす政府介入により、悪影響を受ける可能性があります。また、今後、政治的経済的課題の変化により、もしくは国家利益のために、将来、外国通貨の日本への送金についての規制が行われないという保証はありません。
(3) 法制度が変更されるリスク
今後、本匿名組合事業に関係するミャンマーの法制度又は行政的取扱の変更が行われる可能性があり、これにより、本匿名組合事業が悪影響を受ける可能性があります。
(4) 税制が変更されるリスク
税務当局の裁量によっては現在前提としているとおりの税務上の取扱がなされない可能性があります。契約締結時に前提としている現行の国税及び地方税制(税率)並びに関連する諸制度等(通達などを含みます)の運用等が変更された場合には当初予想とおりの投資効果が得られないおそれがあります。なお、現在、日本とミャンマー間においては、租税条約が結ばれていないため、二重で源泉税徴収が行われます。
注1 | 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や、実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
お世話になっております。
MJIの伊藤です。
この度、12月29日(火) 16時より、日頃からご支援いただいている皆さまへの感謝と、コロナ渦のミャンマーにおいて行われているソーシャルビジネスの現状をより多くの方々へ知っていただきたいという想いを込めて、マイクロファイナンスとソーシャルビジネスに関するオンラインイベントを開催します。
当日はゲストスピーカーとして下記の御三方にご登壇いただき、「ウィズコロナのマイクロファイナンスとソーシャルビジネス」をテーマに特別トークセッションも行いますので、ご興味のある皆さま是非ご参加ください。
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・同じくミャンマーにてマイクロファイナンス関連事業と農村部での流通事業を展開している
『リンクルージョン株式会社』より、黒柳 英哲さん
・「機会の平等を通じた貧困削減」目指して全メンバーがプロボノとして活動している
『認定NPO法人Living in Peace』より、龔 軼群(キョウイグン)さん
・小口から出資可能なインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営している
『ミュージックセキュリティーズ株式会社』より、杉山 章子さん
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<イベント概要>
ミャンマーMJI 年末大感謝祭
〜ウィズコロナのマイクロファイナンスとソーシャルビジネス〜
日時:2020年12月29日(火)16:00~17:30
会場:オンライン ※お申込み後URLをご案内します
主催:MJI Enterprise Co., Ltd.
参加費:無料(寄付受付有)
スピーカー:
加藤 侑子(MJI Enterprise Co., Ltd)
龔 軼群(キョウ イグン)(認定NPO法人Living In Peace)
黒柳 英哲(リンクルージョン株式会社)
杉山 章子(ミュージックセキュリティーズ株式会社)
申し込み方法:下記のリンクより申し込みください。
https://mji2020.peatix.com
お世話になっております。
MJIの伊藤です。
この度、弊社代表の加藤が今年の社会企業家として選出され、
コモンズ投信株式会社さま主催の「第12回コモンズ社会起業家フォーラム」へ登壇させていただくことになりました。
当イベントのテーマは『あなたの未来を信じる力を教えて下さい。』となっており、
その他にも様々な方法で社会課題解決のためにご尽力されている、計11名の方々がご登壇されます。
ご視聴いただける最大人数に制限が設けられているため、ご興味のある方は是非、お早めにお申し込みいただけますと幸いです。
イベント概要は以下のURLよりご確認いただけます。
https://www.commons30.jp/forum12/
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開催日時:2020年10月3日(土)13:00~16:50(受付開始 12:50)
参加費:無料(オンライン開催)
定員: Zoomウェビナー:ご希望先着500名 / Youtubeライブでも当日限定公開配信
イベント概要:社会課題解決のために自ら行動を起こした11名のリーダーたちが
マイク一本と想いだけを手に7分間のスピーチリレーをします。
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今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
伊藤 幹二
ミャンマーからこんにちは、
MJIの加藤です。
まもなく、募集期間が終了します。
出資者さまとセキュリテ会員さまへの御礼はお伝えさせて頂いてきたのですが、
まだ御礼を言えていない、一緒にファンドを支えて下さった関係者のみなさまへ、
この場を借りて御礼を言わせて下さい。
ファンド1組成当時・・・
ミャンマーでの資金調達は容易でなく、わたくしとMJIの実力では叶わずもがいておりました。
当時は、強い自信も持てず、会社経営が出来ているのも本当にラッキーだと思っていました。
他外資MFIよりずーっと小さい。
親会社などの資金調達ラインも持っていない。
他で功績がある有名な経営者でもないわたし。
唯一、MJIが自信を持てたのは、
目の前にいるお客さまと、
お客さまとこれまで築いていた関係だけでした。
唯一、わたくしが自信を持てたのは、
お客さまとその関係を築いてくれたスタッフと
師匠から暖簾分けしてもらったマイクロファイナンスメソッドだけでした。
セキュリテは、そんなMJIとわたくしに新しい自信と目標を持たせてくれた存在です。
それを支えてくださったLiving in Peaceのお話です。
LIPは、全員がプロボノという「本業を持ちながら才能+本業以外の時間を使って」世界を変えようとするとんでもない組織です。
ファンド1では、資金調達のいろはも分からないわたくしにDDチームの会計財務専門家のみなさまが本当に丁寧に質問に質問を重ねて、本来10分で済むであろうものに10倍以上(当社比)の時間を割いて、MJIの進む先を数字とエクセルに載せてご理解を下さいました。
ファンド組成の条件を整えるための日本での各種手続きについても、細かく丁寧におんぶに抱っこに近い(とわたくしは思っています)状態でご指導とサポートをいただきました。
ミャンマーにお越しくださったDD=審査メンバーも、みなさま暖かい心で文化を受け入れて下さり、その上でプロの目線で各支店スタッフとお客さまへの面談など本当に丁寧に対応下さいました。
最初は「審査」「面談」と聞いて、不安そうな本店マネージャーたちでしたが面談後は本当に生き生きとして、彼らの目に「DDにきた外国人の人とちゃんと1対1で話せた、聞いてもらった」という喜びと達成感が溢れていました。
そして投資家さまが400名を超えたファンド1では、スタッフも眼を丸くして驚き、心から喜んでくれていました。
その後、月次のモニタリング(出資者さまにお届けしているレポートのもと)でも先の経験が生き、時々突拍子もないお返事をしてしまうことがありますが、とてもスタッフが安心と責任感をもってモニタリングへの対応をしている姿があります。
先ほど申し上げました通り、LIPはプロボノで構成される組織であり、
本業の担当や異動によって長くご一緒できないこともあります。
ここまで思い出として書いたストーリーの中にも、今はもう所属していない方もいます。
●ファンド組成以前から心を支えて下さったKate Spadeとフラミンゴが東京1似合う文学女子
●一時の父になり今はソーシャルディスタンス越しに見守ってくださっているスーパーバンカー
●今でも変わらず事業計画に叱咤激励(という指摘)を下さる天才的会計チーム
●イベント(と酒の席?)等でしか会えない重鎮陣
●ファンド2、人手が少ない中誰よりも心と時間を注いでくださった本当は会計専門(とお聞きしている)なのに超マルチスキルな才女
●イベントの度にオンライン&オフライン問わず駆け付けて下さるプロテイン男子
●いつかいつかと言いながら無理を聞いて下さり実現した研修担当ノンファイナンスチーム
●LIPのノンファイナンスチームから思い切ってこのミャンマーに飛び込む決意をしてくれたかんじさん
●これからもっとご一緒できるファンド2モニタリング&特典チームのみなさま
嗚呼、本当はもっと伝えたい方がいますがもう限界!(行数と投稿時間が)
本当にすべてのLIPメンバーに感謝しています。有難うございます。
本当はミュージックセキュリティズのみなさまの分も全部書きたいのですが、長くなってしまうので、今日はおふたりだけ!
●いつもこの酷い乱筆乱文を細かなメッシュで素早く確認し出来たて熱々の状態で出資者さまと投資家さまに届けてくださるまだ見ぬ美女
●常にミャンマーの事情に配慮してファンドの運営を頼もしく守ってくださる蹴球美男
●そして、何度も現地に脚を運んでくださったLIP代表キョウさん、MS杉山さん。
究極的に、立場だけでいってしまうと、
セキュリテは資金調達の窓口であり、
LIPは審査とモニタリングを担う組織です。
でも、
どちらもMJIにとって、
わたくしにとって、
それ以上の存在であり、それ以上の価値のある人々であり関係です。
そして、このセキュリテを通じで出会えた投資家のみなさまにも、同じ思いを常々持っております。
「愛は伝えないと伝わらない。」
ここから、投資家さま関係者のみなさまにたくさんの愛を伝えられるよう、走っていきます。
募集期間終了はわたくしたちのスタートです。
募集終了日だから、少しわがままをいって書かせていただきましたこと、どうぞお許し下さい。
引続き、ご支援と応援そしてご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子並びにスタッフ一同
PS:
ミャンマーでも国花であるパダウーが今日咲きました
みんな外出を控えているから採ってしまう人が少ないらしく、毎年より黄色がたくさんのミャンマーより
ハナハハナハハナハサク
ミャンマーからこんにちは、MJIの伊藤です。
『LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド2』、募集最終まで残り7時間となりました。
(MJIによるセキュリテジャックは続いております)
代表の加藤より簡単ではございますが、みなさまからご出資いただいた大切な資金の使い道や今後の私たちの取り組みについて、ビデオメッセージにてお伝えさせていただいておりますので、是非ご覧いただきたく思います。
(以下の画像をクリックしてご視聴いただけます)
ファンド募集締め切りまで残り7時間、終了のホイッスルが鳴るまで私たちは全力疾走で頑張って参ります。 終わりのその瞬間まで、みなさまにもお付き合いいただけますと幸甚です。
引続き、ご支援と応援、 そしてご指導ご鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
伊藤&加藤&スタッフ一同
ミャンマーからこんにちは、MJIの加藤です。
ご支援をいただいております『LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド2』、ついに本日が募集期間最終日となりました。
本日まで応援とご支援をくださっているみなさまのおかげで、今があり今日があります。
下記にてご出資者さまからいただいております応援メッセージへお返事をさせて頂きます。
あ、応援メッセージ送り忘れた!という方、ぜひMJIの公式facebookページまでお寄せ下さいませ。
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◆東京都 2020.4.25
生活の向上にお役に立ちたく、そして皆さんが健康に暮らせることを願っています。
→“お客さまへの応援メッセージが沢山あり、本当に嬉しいです。支店で働くスタッフも多くは地元採用で、つい最近までお客さまに近い環境で過ごしてきた者も多くいます。ファイナンス・ノンファイナンス・そして雇用拡大、さまざまな形で関わってくださる方の心身の健康とその生活を向上できるよう邁進して参ります。”
◆東京都 2020.4.25
ミャンマーの貧しい人々を一人でも救えますように
→“ミャンマーのお客さまに心を寄せていただき、誠にありがとうございます。お客さまはいわゆる貧困ラインの上又はその近くで生きる方が多いのが事実です。一方、そんなイメージを軽く超えてしまうくらい明るく強く美しい方々ばかりです。ぜひ農村で輝く女性の成長ストーリーと共に歩むMJIの姿を見届けていただけますと幸いです。”
◆秋田県 2020.4.25
より良い世界にするために協力したいです。応援してます。
→“本ファンドとMJIが目指す世界にご共感をいただき、誠にありがとうございます。最初は「こんな個人的な思いから理念にしていいのか?」と葛藤もありましたが、こうして頂くたくさんの応援のおかげで自信を持って目指す世界に、仲間と共に向かえております。勿論、ご参加下さっているみなさまも仲間です!引続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。”
◆東京都 2020.4.27
1号ファンドも少額ですが参加しました、月次レポ、勉強にもなり、楽しく拝読しています
→“1号ファンドから続けてのご参加、大変嬉しいです。ありがとうございます。月次レポートは本当に毎月Living In Peaceのみなさまが試行錯誤にMJIの無理難題の嵐を乗り越え作ってくださっています。わたくしもいつも頭が下がる思いです。今後もみなさまに現在とお客さまとミャンマーをより身近に感じていただけるよう尽力して参ります!”
◆愛知県 2020.4.27
世界にとって、日本にとって、ミャンマーにとって大切な時だから応援させて頂きます。
→“(想像でお話しして申し訳ありません)恐らく、世界にも、日本にも、たくさんのご貢献をされていらっしゃる中、ミャンマーもその先の一つに選んでいただき誠にありがとうございます。大変だから大切、今何が出来るかが大切だと改めて襟を正す思いです。楽しい明るい嬉しい事ばかりでないですが、しっかり今を見つめてみなさまからの応援を現場にお伝えして参ります。”
◆東京都 2020.4.28
ミヤンマーの女性の生活力向上と心の充実のお手伝いが出来れば嬉しく思います。
→“応援のお言葉、お客さまの心の充実に触れていただいてとても有り難いです必ず人にはそれぞれの幸せのかたちがあると思いますので、ただ成長を促すだけでなく心にも寄り添える金融でありたいと存じます。”
◆広島県 2020.4.28
マイクロファイナンスの理念と実践を応援します
→“マイクロファイナンスの理念、その言葉に改めてしみじみと初心を思い返します。お言葉を胸に、マイクロファイナンスがただの小口金融ではなく農村のお客様に寄り添うファイナンスである事を実践で示せるよう邁進して参ります。”
◆東京都 2020.4.29
ミャンマーの発展を応援します。
→“ミャンマーはまだまだ発展の最中にありますが、その良いところはこの地の人々のように地道にコツコツ楽しそうに困難に負けず歩み続けているところだと思います。ぜひその姿を応援いただけると嬉しいです。その一片にいるMJIも、お客さまとミャンマーという主役の支えになれるよう頑張ります。”
◆千葉県 2020.4.29
私も「子供たちが貧困によって涙することのない世界」をつくる仲間に入れてください!
→“この船の乗組員が増えて嬉しいです!嵐あり渦潮ありの貧困がなくなるまでの航海をぜひ一緒に楽しんで参りましょう!イッツアスモールワールドのように、関係してくださるみなさま全員と手を繋いで世界をぐるっと囲みたいですね。引続きこの船と仲間を宜しくお願い申し上げます!”
◆東京都 2020.4.29
貧困の連鎖からの脱出を応援させていただきます。
→“貧困の連鎖は、本人も気付かないこともあると経験から感じます。本人がそれを否定したい気持ちを持っているということもあります。チャレンジできる世界、チャレンジできる機会の拡大により連鎖を切る正しい刃物の使い方を、マイクロファイナンスを通じて伝えて参ります。”
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ここまでたくさんの応援とご支援、誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
今日でファンドの募集期間は終了です。
明日からまたみなさまの想いとご支援を胸に、さらに大きな輪となって、私たちMJIは走り続けます。
貧困によって流される子供たちの涙がなくなる日まで走り続けます。
世界の中からそんな悲しい子供がいなくなるように、まずはミャンマーから。
最終日となった今、募集終了その瞬間まで、
私たちは最後の最後まであきらめず出来ることをやり尽くして終わりを迎えたいと思いますので、
どうかみなさまにも今しばらくお付き合いいただけますと幸いです。
引続き、ご支援と応援のほど宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同
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(最終日の今日1日、MJIがセキュリテをジャックさせていただきます!!)
いつも本ファンドをご支援頂き誠にありがとうございます。
本日は、再掲にはなりますが、代表の加藤さんが第1弾ファンド募集時にアップ下さった記事を再掲致します。
なぜ京都で育った普通の女性が、ミャンマーでマイクロファイナンスを営むことになったのか。
飾らない言葉で語られているエントリーをぜひご覧ください。前編・後編に分けてお送り致します。
まずは前編からです。
★下段に加藤からメッセージを追記しております、ぜひご高覧下さいませ★
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ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。
日本はもうしばらくで梅雨入りだとニュースで拝見しました。
恵みの雨と言えど、時に災害にも繋がり、湿度も高く気持ちのよい季節ではないかもしれません。
ミャンマーは、一足早く雨季に入ります。
年中じめじめしていますが、そのじめじめが2乗くらいになるのが5月末です。
雨期にひと雨来ますと、市内の大きい道路でも冠水してしまうことが多々あります。
川の近くはこの水に紛れてヘビが上がってくるので要注意。
ヘビ保険が人気だという話も頷けるヤンゴンの5月末です。
それでは、本日のテーマです。
ファンドの紹介でも書いていただきましたが、
日本人の女性が海外でマイクロファイナンス、という事例は、お聞きする限り少ないようです。
???どうして日本人がミャンマーでマイクロファイナンス???
本日は、わたしがマイクロファイナンスをはじめる前のお話をさせて頂きたいと思います。
スタッフの回でも書いた通り、面接や入社オリエンテーションで、自分の過去も含めて「なぜマイクロファイナンスなのか?」を話しています。
明るいお話しではないですし、誰かを傷つけてしまうかもしれないので、ファンドニュースで発信するかどうかを悩みました。
ファンドのメンバーにも相談させて頂いたうえで、やはりお伝えしようと思い、表現を検討しながら、お届けできる準備が出来ました。(主に心の)
少し暗いベッドタイムストーリーとなりますこと、予めご承知おきいただけますと幸いです。
それでは・・・
わたしはミャンマーに住み始めてもうすぐ6年目になります。
何も特別な経歴はありません。
普通のどこにでもいる日本人。女性。社会人です。今も変わりません。
人と少し違ったことと言えば、「お金に対する恐怖心と嫌悪感」がとても強く育ったことでした。
幼い頃、家庭の経済的な理由から2つの経験をしました。
・家族の離別
・進学の断念
きっかけは、親の事業失敗と借金でした。
これをきっかけに、
壊れていく両親の関係、親族まわりとの関係。
変わっていく人の性格、顔。
交わされなくなる会話。
空虚な家の中。
そこにかかってくる知らない人からの電話。
前者とそこに至るトンネルの中で、「お金は人を変えてしまう」「お金がわたしの居場所を奪った」そう考えるようになりました。
後者は、「進学のためのお金はない」「夢より愛よりお金」という家族揃わぬ寂しい居間で聞いたリフレインが、進学機会だけでなく、未来に進む向上心もいつしか忘れさせていました。
霞んだ窓越しに見えない未来をぼんやり眺めている以外何もできない。
何もしない。
何をすべきか分からない。
ただ、不安。ただ、お金が憎かった。
二度と戻ることができない温かい家に、ただ帰りたかった。
両親のおかげで、
ごはんが食べられない程ではありませんでした。
屋根の下で雨風に吹かれず寝る生活ができました。
今わたしが接しているお客さまの状況と比べるには恵まれすぎているかもしれません。
「どんな状況でも努力で何とかなる」
「努力しないのは自分の責任」
など、たくさんのお叱りもあろうかと思います。その通りだと思っています。
でも、残念ながら、わたしという人間は、そんな強さを持つことが出来ませんでした。
逆境に負けず活躍する人をみても、
「わたしがもっと強い人間だったら乗り越えられたのに」
「家庭を失わずに済んだかもしれないのに」と、
憤りや怒りは、自責の念に変わり、お金だけでなく自分へもその矛先が向いていきました。
心の中の”灰色”が拭えぬまま「お金に対する恐怖心と嫌悪感」といっしょに、わたしという大人ができあがったのでした。
そのおよそ10年後、運命の出会いによってこの感情が、心の底から溶かされることになります。
ミャンマーに渡って出会ったマイクロファイナンスとそこにいるひとたちでした。
前編はここまでにしたいと思います。
「ミャンマーでマイクロファイナンス?」の緞帳の裏側でした。
みなさまにMJIの活動と併せて知っていただけると大変嬉しいです。
自己顕示欲からではなく、これがスタッフを含めたたMJIというマイクロファイナンス機関の存在や理念に繋がるからです。
後編では、マイクロファイナンスとの出会いとその後についてお送りしたいと思います。
それでは、みなさまの幸せな明日をお祈りして、おやすみなさいませ。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
前編では主にわたしの子供の頃の体験、マイクロファイナンスに関わることとなった原体験に触れました。
子供時代ということで、最近、facebookで回ってきた!子供時代の写真シェア企画!に便乗します。
▲小学4年生までこの髪型でした。美容院行かず父のカット任せ。今思い出すと幸せな日々。。
本日は”こども”加藤からのみなさまへの御礼です。
「ほかのこやもっとちっさいこがおんなじにようにならないようにしてくれてありがとうございます。うちももういちどおとうさんとおかあさんといっしょにごはんをたべたいです。」
いつも応援とご支援いただき誠にありがとうございます。
引続き宜しくお願い申し上げます。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同
ミャンマーからこんにちは、MJIの伊藤です。
今年1月30日から募集をさせていただいておりました『LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド2』も、ついに投資の受付終了まで残り僅か2日間となりました。本日はここまでお付き合い下さったみなさまへ感謝の気持ちを込めて、ミャンマー現地で撮影した写真と共に、私伊藤からの最後の投稿をお届けいたします。
本題に入る前に、ミャンマー現地で事業をされている方が先日、ご自身のFacebookで本ファンドの紹介をしてくださり、その投稿が新型コロナウィルスの影響下にあけるミャンマーの現状や文化を的確に表現した素敵な文章でしたので、この機会に是非みなさまへも共有させていただきたいと思います。
平素よりご支援くださり誠にありがとうございます。
本ファンドの代表の加藤さんがマイクロファイナンスに取り組むようになった理由についてご紹介するエントリー、前回の前編に続いて後編をお届け致します。
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ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。
きょうも、雨季の入り口で、雨が降ったり止んだりしているヤンゴンです。
停電も相まって、昼間でも町全体が暗く、なんだか昼も夢を見ているような気分になります。
???どうして日本人がミャンマーでマイクロファイナンス???
前回につづき、わたしとマイクロファイナンスとの出会いや続ける理由をお話しさせて頂きます。
このミャンマーの空のように、少しだけ暗いお話であること、予めご承知おきいただけますと幸いです。
~前回のあらすじ~
どこにでもいる、何も特別な経歴もない、日本人、女性、社会人。
幼い頃、親の事業と借金による経済的な理由から、「家族の離別」「進学の断念」2つを経験。
そうした経験から「お金に対する恐怖心と嫌悪感」をもったままわたしは大人になりました。
これらの困難も「自分が強ければ乗り越えられたのに」と自責の念というおまけもついて、大人になった後も、この”灰色”の想い出は消えることはありませんでした。
しかし、2013年ミャンマーに渡り、マイクロファイナンスと出会ったことで、大きく運命が動いていくことになります。
マイクロファイナンスを知ったのは、渡って間もなくでした。
「お金を通して人々の役に立つ」という仕事、マイクロファイナンス。
自身の経験からもこのキーワードに興味が尽きず、監督官庁の支局に行ってその可能性などについて伺っていました。
当時の支局長はわたしの母から祖母くらいの年齢の女性で、とてもやさしい目をした方でした。
わたしの想いなどを伝えると、「この人に会いなさい」と言い、そっと一冊のミャンマー語の本を差し出し渡してくれました。
その人は、後にわたしの一生の師になる方です。
長年ミャンマーのマイクロファイナンス業界を率いてきた方で、人生を賭けてミャンマーの金融包摂に取組んでいらっしゃいます。
今も現役で、業界の健全な発展のため、農村に住むマイクロファイナンス利用者のため、小規模事業家の女性のため尽力していらっしゃいます。
結果、この方に弟子入りするような形で、マイクロファイナンスを学び始めることになりました。
その中で出会う、マイクロファイナンス利用者とその家族。
経済的理由などから劣等感を持ったまま大人、親、母になった女性たち。
おなじような”灰色”を知るこどもたち。”灰色”も忘れた大人たち。
せめて子供の夢は叶えたいと、新しい仕事に取り組むお母さんお父さんたち。
今でも機会があれば学びたいと思ってるよ、と未来を見続ける大人たち。
住んでいる家や着ている物は違えど、話す言葉は違えど、現場で出会ったのは、あの頃のわたしでした。
出会ったのは、あの頃、経済的に苦しくなっても身を粉にしてわたしを守ってくれていた父母でした。
不安な過去。
灰色の想い出。
すべては自分が弱いせいだという劣等感。
アンデルセン童話「雪の女王」ご存知でしょうか。
ある日、悪魔のガラスが刺さり、冷たい氷の世界におちた子。
しかし、優しさや愛という光と涙によってそれが溶かされ、再び温かい世界をみる。
自分が経験したすべてが、
この仕事、この役割に出会うための神様からのプレゼントだったんだ。
わたしはやっと、自分の運命を克服することができる。
そう、はっきりと感じることができました。
ここに運んでくれた優しさの光が、荒野の先の未来までも照らしているようでした。
お金は、人を殺すことも生かすことも出来るとても強い力をもっている、と今も思っています。
その負の側面を知っているからこそ、その優しい面をマイクロファイナンスを通じて届けたい。
マイクロファイナンスを通じて、同じような思いをする家族・子供をなくしたい。
それが、わたしとMJIの原点です。
それが、わたしとMJIがマイクロファイナンスを続ける理由です。
もちろん現地、現場は美しいことばかりではありません。
綺麗ごとでは片付かないことの連続です。
また、経済的な困難によりフィジカルに起きる問題だけが、経済的な問題だけではありません。
マイクロファイナンスが貧困への万能薬だとも過信していません。あくまで1つのツールです。
それでも。
ミッションに共感してくれるスタッフと共に、
お金の持つ優しい面を、未だ届いていない場所に、正しく届けること。
それは、わたしたちにできる小さくても重いミッションであり、原点であり、未来なのです。
ちょっと暗くて長い ミャンマーとマイクロファイナンスとわたし の後編でした。
こうして公に自身の過去をお話しする日がくるとは思ってもみませんでした。
こんな機会がいただけていることが、有難くてなりません。
次に運命を超えていくひとが、MJIのスタッフや、お客さまや、関わって下さるだれかであれば嬉しいです。
そのサポートができるよう、引続きわたしたちの役割と責任を全うしていきたいと、改めて思っております。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
次回は、明るい?楽しい?ミャンマーのおはなしもお届けしたいと思います。
そのまえにまだ前半編よんでないぞという方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
~ミャンマーとマイクロファイナンスとわたし(前編)~
みなさまの明日が、素敵な日でありますように。
いつも応援とご支援いただき誠にありがとうございます。
引続き宜しくお願い申し上げます。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同
こんにちは、MJIの伊藤です。
リモートワーク導入から今日でちょうど3週間、みんなに会えない寂しさで爆発寸前なので、
これを機会にMJI本社で働いている全スタッフをザッとみなさんへご紹介させていただきたいと思います!(※募集締め切り4日前にしてかなり自己満足な投稿ですが、どうかお付き合い下さい。)
まず初めにMJIの大黒柱、マネジメントチームから。
左から順番に、
・Nu Khine Zanさん
・May La Pyae Won Hanさん
・Yuko KATOさん
・Ko Ko Naingさん
・Zaw Min Aungさん
右のお二人はオペレーションチームとして活動しています。
ここからはササっと...
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=総務チーム=
・Grace Cho Lwinさん
・Shine Lae Phyuさん
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=人事チーム=
・Aye Aye Myaさん
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=内部監査チーム=
・Thiri Yadanar Aungさん
・Phut Kho Thawnさん
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=ITチーム=
・Aung Moe Hanさん
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=経理チーム=
・Zin Mar Htayさん
・May La Pyae Won Hanさん
・Shwe Zin Ooさん
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=財務チーム=
・Su Hlaing Hninさん
・Myat Shwe Wah Aungさん
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=CSR/PRチーム=
・Su Nandarさん
・Kanji Ito *私です
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当初は各々について一言コメントを添える予定でしたが、あまりに長くなってしまいそうだったので、今回は名前と所属だけの紹介とさせていただきました。またの機会に、投資家特典であるモニタリングレポートを通して、彼らへのインタビューやミャンマー各地にあるMJI支店とそこで働いているスタッフの紹介など、より詳細な情報を改めてみなさまへ配信させていただけたらと考えております。
現状ミャンマーにおいても、政府からの外出自粛要請の延期や全日空の運行停止の決定など、先行きが見えない状態が未だ続いていますが、またみんなと同じ空間で働ける日々がいち早く戻ることを祈りながら、私としても引き続き辛抱していきたいと思います。
どうぞみなさまもお体に気をつけて、健やかな日々をお過ごしください。
▲撮影後にふざけ始める代表とスタッフ一同
ミャンマーからこんにちは
MJIの加藤です
最近、明るいニュースや話題が少なくて、朝夕のニュースチェックタイムが少し寂しいです。
しかし、何かを変えたければ自分から行動すべし!
ということで本日は、
ライトに!ポップに!ミャンマースタッフの今をお届けしたいと思います。
ミャンマースタッフと食事会をすると、とにかく席が近い。
必ずといっていいほど、肩を組んで飲んでいる男性スタッフたち。
女子たちも腕を組んだり頬を寄せてセルフィ―。
日本では好まれなくなっているという社員旅行などの超団体行動をこよなく愛し、
「今年は無くそうかな」と言おうもんなら、直談判の手紙を書いて寄越してくれるミャンマースタッフたち。
しかし、新型コロナウイルスという新しい隣人は、そんな彼らの文化にまで変えようとしています。
ソーシャルディスタンス。
彼ら本来のソーシャルディスタンスは、こうです。仕事中ですら。
ぎゅっと詰まったこの感じ。
たとえ相手が真剣でもさりげなく近寄っちゃう。
こんなディスタンスが基本であるひとたちが、ソーシャルディスタンスなんかとれるんだろうか?
そう思っていたのですが、予想に反してしっかりとしていました。
「加藤さん、うちのオフィスではソーシャルディスタンスが取れないから会議スペースを業務スペースに使っていいですか?」
デキる系女子、会計部のMayちゃんが提案。
他のスタッフも、そうだそうだと頷く。
こちらが元々のオフィスの状態。これでも5人出張にでている状態です。過密。
※昨年7月ミュージックセキュリティ杉山さんがお越し下さったときの写真。嬉しなつかしい!
業務は3〜5人のグループに分かれ、ランチタイムも各班毎に時間を設定することをスタッフが相談して決めました。
▲結果、2階にいくことになった内部監査チームとPR&CSRチーム
うーん、ナイスディスタンス!
最終的に、現在はリモートワークを実施しておりますが、
こうした彼らの意識の高さもあり、それも上手く機能しております。
▲毎朝の会議のようす
最初の数分間はお互いに顔を見て、健康状態の確認。
電波が乏しいエリアに住むスタッフもいるので、そのあとは音声通話のみに切り替えて会議を続けます。
ミャンマー政府は5月12日まで外出自粛要請を延期しました。
愛するスタッフたちに会えないのは寂しいですが、今は離れることが愛だと思って。
先日、友人から教えてもらったある国の警察署の言葉を胸に。
「史上初めて、テレビの前で寝転がってるだけで世界を救えるんだ。しくじるなよ。」
最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
日本でも在宅時間が多く、生活や業務でご苦労されていらっしゃる方も多いと思います。
日本でもミャンマーでも、もうしばらくこの状況が続くものと思われますが、
愛を持って距離を保ち、
新しくできた時間は明るい次世代に残せる未来を考える時間にしていけたら、
ただの暇や苦や不安の時間ではなく、
あたたかい夢の持てる時間になるのではと、
ミャンマーの静かな夕暮れの中、思っております。
以上です。
引続き、ご支援と応援のほど宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子及びスタッフ一同