百年の森を育てる - ニュース -

2012年1月30日 17:15

トビムシ&ワリバシカンパニー 竹本吉輝代表インタビュー 2011年を振り返って

変わらないために変わった2011年

 

Q. 株式会社トビムシにとっての2011年を振り返っていただけますか。

 

A. 2011年のトビムシにとって一番大きかった変化は、9月30日に、起業以来支援いただいてきたアミタホールディングス株式会社と資本関係を解消することになったことです。

 

この大きな変化がきっかけで、社員ひとり一人が、「なぜトビムシはあるのか」「なぜ自分はトビムシにいるのか」、といったことに、改めて真摯に向き合える、深く思考することができたと思います。実際、3期目でもあり、節目となる年でした。

 

ただ、あくまで「変わらないために変わった」のであり、トビムシはトビムシのままでなければいけないし、これまでの方向方法でいかなければならない、ということを再確認することができました。改めて、これまでと変わらずに進められる状況が整ったとご理解いただければと思います。

 

これまでのトビムシの3期は開発を続けてきた3年で、ようやくその開発がひとつのフェーズとして終わりました。マーケット、そのマーケットに提供するプロダクツ、そのプロダクツを提供するための設備(機械)、その全てを開発してきた3年です。

 

今年からは、これまでに築いてきたものをきっちり運用、稼働させ、その精度を高めていくことが問われると考えています。

 

[改めてトビムシ]


本格的にワリバシの販売を開始する2012年

 

Q. ワリバシカンパニーの2011年を振り返っていただけますか。

 

A. 前期のワリバシの販売は、様々な生産方法を検証、試行錯誤しながら、製造販売のカタチを整えてきた段階にありましたので、製品の安定供給の点で、それほど大きなものとはなりませんでした。

 

節のある間伐材、小径木でも対応できる機械設備、ライン/仕組み創りに、当初、想定していた以上に長い時間を要することとなり、年末にきてようやく、飛騨高山で準備が整い、西粟倉でも年明けまもなく準備が整う、というところまで辿りつくことができました。

 


実際に年内は、お客様が「一刻も早くワリバシが欲しい」と言ってくださっているのにお渡しできない、結果として営業(売上)の数字が上がらない、上げられない、という状況にありました。そのため、量をさばくことで目に留まる機会を増やすのではなく、10月のANA(ボーイング787でのワリバシ利用)との企画など、ブランドマーケティングを中心に行って参りました。

 

世の期待をつなぎながら、膨らませながら生産体制の準備を整え、今年からの安定供給体制を礎に、販売に注力して参ります。

 

 

 

Q, 具体的な販売戦略を教えていただけますか。

 

A. 現在、大手流通とはワリバシの回収までの仕組みづくりまでを視野に入れて話をしています。また、行政機関とも話をしています。当初は大手外食産業を中心とした営業戦略を立てていましたが、今は、2.5円/膳でも(国産間伐材であることを含め)リーズナブルと考えてくださる行政/企業(B to B)や、従前来4円/膳、5円/膳、10円/膳で購買されている小売流通(B to B to C)を中心とする営業戦略に切り替えています。

 

今春以降、様々な場面で、多くの方々の目に留まるような展開を積極的に行うことで、国産間伐材のワリバシの存在及び存在意義のコミュニケーションを図っていきたいと考えています。

 

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