全ては品質のために

こんにちは!
株式会社CRAFTROCK TAKAO36 代表の田中です。
募集期間も残り10日となりました。
これまでに本当に多くのご賛同をいただき、心より感謝申し上げます。
前回のニュースでは、CRAFTROCKのビールづくりにおいて「何を一番大切にしているのか」というテーマに触れました。
本日はその中でも、私たちの根幹にある考え方についてお話しさせてください。
CRAFTROCK BREWINGは、「品質」を何よりも大切にしています。
私たちが考える品質とは、ビールづくりの信条である「どこまでもクリーンであること」に集約されます。
ビールは、本来の味わいを変化させてしまうさまざまな要因によって劣化します。
含有酸素、微生物、高温...
私たちは、こうした劣化の原因となる要素を科学的に実測、管理しています。
その確かな土台の上に、ブルワー(醸造家)が培ってきた経験と技術を重ね、原材料が本来持つアロマやフレーバーを最大限に引き出す、最適な製法で醸造を行っています。
よくビール醸造は「アート×サイエンス」と言われますが、CRAFTROCKは、その中でもサイエンスをより重視しているブルワリーだと言ってよいと思います。
また、品質を守るためには、ブルワーだけでなく、経営陣や他部門のスタッフを含めた全員の意思決定が重要になります。
私たちのビールは、要冷蔵、賞味期限3ヶ月としていますが、商業的に見れば、常温流通、長い賞味期限の方が有利なのは事実です。
常温に耐えさせるためには、加熱殺菌、遠心分離、マイクロフィルターによる微生物除去といった手法がありますが、これらはアロマやフレーバーに大きな影響を及ぼします。
アロマやフレーバーが穏やかで、ソフトな味わいのクラフトビールが好まれる場面もあるのかもしれません。
それでも私たちは、お客様に忘れられない一杯をお届けしたいという思いから、品質を最大限に感じていただける現在の方法を選んでいます。
そしてこの姿勢こそが、私たちのような小規模ブルワリーだからこそ実現できる強みだとも感じています。
小さく造り、早く売り切る。
ワクワクしてもらえる新しいビールを次々と開発する。
クラフトビールの定義の一つである「小規模であること」。
そこにこそ、私たちなりの答えがあるのかもしれません。