喜久盛酒造仕込み蔵移転ファンド ファンドニュース

被災地からのレポート2014年10月10日 10:00

都内有数の地酒を取り扱う酒屋「鈴傳」磯野社長からのコメント

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鈴傳(すずでん)は四谷にある、都内でも有数の地酒を取り扱う酒屋です。
震災後、鈴傳の磯野社長が「タクシードライバー」の評判を聞き
電話をかけたことから取引が始まりました。
人気の高い銘柄を300近く扱う鈴傳の中でも根強い人気があり、
実力を感じるお酒だと語る磯野社長。
喜久盛酒造との取引の経緯、味の評価と今後への期待についてお話いただきました。
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-評判を聞きつけ、酒造に直接連絡

私の妹が「タクシードライバーという美味しいお酒があるよ」と連絡をくれて、
喜久盛酒造さんにすぐに連絡をしました。

今まで見たことのないラベルのデザインと名前のお酒に正直驚きました。
このようなネーミングやラベルデザインの日本酒はまずないと思います。
見た目のインパクトに全く負けないしっかりとした美味しいお酒でした。
キレがよくてのど越しがとてもよかったです。

料理は魚が合います。
食中酒としても、またお酒だけで飲んでも楽しめるお酒です。
お勧めとしては冷やかぬる燗ですね。


-実力のあるお酒「タクシードライバー」

若い方を中心にラベルに惹かれて購入される方が多いのですが、
このお酒の実力を感じるのが1度購入された方は必ずと言っていいほどもう1度買いに来ます。

また、タクシードライバーの取扱い当初、
当店にある立ち飲みでも置いていました。

サラリーマンが多く立ち寄りますが、
名前に惹かれて注文をする方が多く
「美味しい」と好評でした。

タクシードライバーは震災後に取引が始まりました。
震災後、福島、宮城、岩手のお酒に注目が集まり当店でも東北のお酒が売れました。
東北はもともと実力の多い酒蔵が多いので、
震災をきっかけに東北の美味しい日本酒を知ったという方が多い印象です。
今も実力のある東北の酒蔵の人気は続いていて、一過性でないことを感じます。
タクシードライバーもその1つで人気は今後も続いていくと期待できます。


-丁寧に造っていることが感じられる喜久盛酒造

喜久盛酒造さんは、しっかりした酒を造っている蔵だと感じます。
丁寧に造っていることがお酒から伝わってきます。

藤村社長にもお会いしましたが、独特な雰囲気を持つ方で、
社長の人柄がお酒ににじみでています。

現在、残念ながらタクシードライバーの在庫はございません。
固定ファンが多いこともあり、入荷をするとすぐに売り切れてしまいます。
今年のお酒を待っているファンの方は多いです。
当店で通年の取扱いができるようになりたいです。

今後、純米酒だけを造っていくとのことですが、とてもいい方向性だと思います。
当店でも現在は純米のほうが売れています。
今後、新しい銘柄を作っていくならぜひ応援したいし、取扱いも行っていきたいです。
今の酒造りを守り続けながら、復興をしていってほしいです。


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喜久盛酒造は、岩手県花巻市の廃業した酒蔵の仕込み蔵を借り受けて
2014年10月より製造再開予定です。
タクシードライバーの生産量も増やしていく予定です。
そのための酒米代、設備資金をファンドで募集しています。
■ファンドの詳細・お申し込みはこちらから
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被災地からのレポート2014年9月15日 12:12

あと1,068万円。移転先で本格醸造再開に必要な設備資金に。

これまでの歩み:売上約85%まで回復。

2011年12月:補助金を活用し、破損した設備購入。
 
2013年9月:震災前売上の約85%まで回復。

2014年8月:ファンド募集開始

3年半の進化:製造を全量純米酒に切り替える覚悟と全国取引酒販店増加。
 
当社は震災の揺れによって蔵が半壊。100年以上も前の建物であり修復は
見積を取ること自体も困難を極め、やっと見つけた修復会社からの見積
も大きな金額であり、最終的にたどり着いた事業再建のための手段は、
自主廃業した隣町の酒蔵の酒造所へ移転を行うことでした。

それまでの経緯などは2014年4月に掲載された以下の取材記事をご覧ください。
今回、震災から3年半かかりましたがやっと本格醸造再開への道筋が見えましたが
そのための資金が足りず、その資金を今回ファンドで募集をさせて頂く
こととなりました。
 
震災後の3年半で培ったノウハウやネットワークをもとに、
新しい酒造所に移転した後に描いた事業計画では以下の2つが
大きな特徴となります。
・県外販売比率が高めていくこと。
・1年目から全量純米蔵(醸造する日本酒を全て純米酒に)
 
一つ目は、2011年夏に震災前から製造していた自社主力商品
「タクシードライバー」が東京の有名な酒販店「小山商店」に高く評価され、
それがきっかけとなって、ほとんどなかった県外取引酒販店が現在では
約30店舗まで広がりました。
 
2つ目は、一つ目の販路体制をもとに、以前から構想していた、
生産量は絞込み、高付加価値型な酒蔵への転換を今回実現を行いたいと
考えています。
 
残り募集額約1,068万円。醸造機器と酒米費用等に。
 
2014年10月からいよいよ移転した蔵での酒造りを開始します。
そのために醸造機器、酒米、そして杜氏などの蔵人の人件費を
を必要としており、現在も募集させて頂いております。
ぜひ、皆さま、応援のほどよろしくお願い致します。
 
喜久盛酒造 代表取締役 藤村卓也

 
 
ファンド詳細・申込受付ページ
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=715

基本情報
 
・設立:1944年
 
・商品:純米酒、純米吟醸、純米大吟醸等の日本酒
 
・販路:酒販店への卸販売、関係会社である花巻酒販への卸販売等
 
・被災状況:酒造所の半壊、設備の一部の半壊
 
・募集開始:2014年8月
 
・募集額:1,300万円
 
・調達額:約231万円(17.8%、出資者92名)
 

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【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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