#29 決断

在庫が尽きたという現実
私たちが長年取り扱っているメキシコ・マヤビニックのコーヒーですが、先月、生豆販売用の在庫がすべて尽きました。
マヤビニックは当社を代表するコーヒーであり、日常的にご利用いただいているお客様が最も多い銘柄です。だからこそ、このコーヒーを楽しみに待ってくださるお客様とのつながりが、一度途切れてしまうかもしれない。そんな状況でもありました。
そこで私たちは例外的に、マヤビニック組合に対し、輸入時期を早めることができないか相談しました。
すると、スケジュールを前倒しする代わりに、前払いの時期を早めてほしいという提案がありました。農家に、現金を早く渡すことで回収が進み、その分、出荷を早めることができるという判断です。
この提案を受け、私は資金を前倒しで送金する決断をし、本日その送金を完了しました。
7月の新豆入荷に向けて
これにより、当初8月出航予定だったコンテナは6月出航へと変更され、順調にいけば7月中に日本へ到着する見込みです。
正直に言えば、この判断は簡単なものではありませんでした。
ご存知の通り、夏はコーヒーの売れ行きが落ちる季節です。在庫リスクを考えれば、このタイミングでの前倒しは避けるという選択もあったと思います。
それでも今回、私たちは前に進むことを選びました。
マヤビニックを待ってくださるお客様がいると信じているからです。
今回の経験を踏まえ、7月に新豆が入荷した際には、生豆をご利用のお客様向けに「お取り置き制度」を導入する予定です。
欲しいタイミングで確保できること。
必要な分だけ無理なく購入できること。
そうした仕組みを整えることで、これまで以上に買いやすいお店を目指していきます。
在庫が尽きるという状況は決して理想ではありません。しかし、そのようなときにどのように動くかが、経営判断だと考えています。
今回の前倒し送金も、短期的な効率ではなく、生産者とお客様との関係を守るための選択でした。
最後に
7月、新しいマヤビニックのコーヒーが届く日を、私たちも楽しみにしています。
その背景にある取り組みも含めて、引き続きクラウドファンディングへのご支援を、お願いできれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。