#19 メキシコ・チアパス現地報告 価格の向こう側にある価値とは?

2026年2月18日
生産者と描く「夢のつづき」コーヒー豆ファンド

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2026年2月12日に成田空港を飛び立ってから、早くも一週間が経とうとしています。
コーヒー産地の拠点となるメキシコ・サンクリストバル3日目の夜を迎えました。

サンクリストバルの初日は、フィンカ・ドン・ラファの今季のコーヒーのカッピング。
カッピングとは、コーヒーの風味、香り、質を客観的に評価するための「官能評価(センサリー・アナリシス)」の手法のことです。

昨年は米麹を使った発酵にチャレンジした彼ら。
(2025年の年末から販売をしていますが、未だにその「フルーティーな発酵の甘みとまろやかな味わい」に、絶賛の声が届いています。)
今年もフィンカ・ドン・ラファを代表する品種でもあるパチェがすばらしい出来栄えでした。特に、当社でも、昨年たっぷりと輸入したパチェ種のハニープロセスが、もっとも印象に残りました。
ちなみに、カッピングはブラインドでおこないますので、最初から先入観をもって評価するわけではないので、自分の好みは入れど、その場にいた全員がパチェのハニープロセスを高く評価していました。

※ハニープロセスとは?

2日目は、メキシコ詣での大本番とも言える、マヤビニック生産者協同組合を訪ねます。
彼らとは、もう15年の付き合いになり、コロナ禍で2020年から22年までの3シーズン、訪問できない時期がありましたが、それでも毎年購入を続けている、株式会社豆乃木のフェアトレードの原点となる組合です。
今回は例年足を運んでいる生産現場となるチェナロー区には行かず、サンクリストバルの事務所でのミーティングを経て、用意していた契約書にサインを結びました。
振り返ってみれば、コーヒー相場が最高値をつけていた時期に価格交渉がはじまり、その際に同意したこともあり、間違いなく今までの取引の中でダントツに高いコーヒーを買うわけになるのですが、それも含めて今シーズンは非常に難しい取引となりました。
当社で一番量を扱う豆であることから、「もっとも買いやすい価格帯」だったマヤビニックが、本来のスペシャルティコーヒーとしての価値を認知されるよいきっかけにしたいと思います。

そして本日3日目。今日は、エル・トリウンフォ生物圏保護区の緩衝地帯、標高1,200〜1,800mで100%オーガニック栽培を行っているチアパス州のコーヒー協同組合「シエラ・アスール」を訪ねました。サンクリストバルから山を越え、往復約8時間の車移動。腰に爆弾を抱えながらの移動は応えますが、大正解。自分の目で見て、彼らに出会うことで感じられることがたくさんありました。
この組合は、2010年に若手生産者へ公正な取引機会をつくるため37名で設立されました。現在は約298名が所属し、組織内の女性生産者グループ「Coffee FEM 89」は、多くがコーヒー生産者として、家族の生計を支える存在となっています。

彼らは、当日4つのロットを用意してくれていましたので、その場でカッピング。共通して捉えた「和三盆」のような落ち着いた甘みとクリーンな後味が特長。
今回のクラウドファンディングで、支援者の皆様にしっかりとリターンをお返しすることができたなら、第2弾として、「Coffee FEM 89」の取り組みにフォーカスした企画を進められたらという展望も抱きました。女性ならでは、という表現は至るところで聞くことがありますが、コーヒー栽培の現場にも、そのしなやかさは通用するのだと、彼らのコーヒーが証明してくれていました。当社でコーヒーをお求めいただいている女性ロースターにつなげたいと思います。


今回の滞在を振り返ると、価格の面では、覚悟のいる決断でした。けれど、それは“高くなった”という話ではなく、本来の価値が正しく評価されるきっかけだと感じています。
コーヒーの魅力を、その味にだけで語るのではなく、Coffee FEM 89の女性たちの取り組みのように、作り手の背景に、しっかりとスポットライトを当てられる存在でありたいと思います。

今回のクラウドファンディングを通じて、株式会社豆乃木の取り組みに関心を持っていただく人が増えるのであれば嬉しいですし、これからも、生産地と日本をつなぐ、継続的な関係づくりをシリーズでお届けしますので、ぜひ共に歩んでいただけたら嬉しいです。


ファンド情報

生産者と描く「夢のつづき」コーヒー豆ファンド
株式会社豆乃木
集まっている金額
6,540,000 円 / 18,000,000 円
一口
31,200
会計期間
1
参加人数
126
残り日数
71
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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