ファンド詳細

運用中 歌津小太郎こぶ巻ファンド

震災から4年。新工場の稼働まであと少し

一口金額10,500円 募集総額42,400,000円
事業者名歌津小太郎 参加人数 825人
地域宮城県 南三陸 分野漁業・水産加工
募集期間2012年6月28日~
2016年3月31日
シリーズ被災地応援ファンド
特典
【1口または2口】
『さんまこぶ巻』を1口につき1個を口数に応じて送付させていただきます。
(真空包装のため冷蔵庫で60日保存できます。)

【3口以上】
『こぶ巻詰合せ』を送付させていただきます。
(詰合せの商品はすべて冷蔵庫で60日保存できます。)


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本匿名組合契約名称 歌津小太郎こぶ巻ファンド
営業者 有限会社橋本水産食品
取扱者 ミュージックセキュリティーズ株式会社
(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号)
出資募集最大総額(口数) 21,200,000円(4240口)
申込単位(1口あたり) 5,000円
※本匿名組合契約の申込には1口あたり5,000円の応援金が別途必要となります。
出資金のみまたは応援金のみでのお申込はできません。
(上限口数:500口)
出資金取扱手数料 500円 ※応援金には手数料はかかりません。
取扱者の報酬 出資金取扱手数料500円/口
募集受付期間 2012年6月28日~2016年3月31日
会計期間 2013年6月1日から2022年5月31日(9年)
契約期間 本匿名組合契約成立日から会計期間終了日
分配方法 分配金は一括して、最終決算日後に支払われます。
なお、分配金には劣後特約が付されています。
分配比率 会計期間開始日から24ヶ月間(無分配期間):売上金額の0.00%
無分配期間終了後から会計期間終了日まで(84ヶ月間):売上金額の3.25%
予想リクープ平均月売上金額 7,765,568円(税込)
予想リクープ累積売上金額 277,777,778円(税込)(無分配期間を除く。)
被災前概算の平均月売上金額 8,868,000円(税込)
契約方法 匿名組合員になろうとする方は、書面又は取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、
ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。

なお、本契約は、出資者が出資金、出資金取扱手数料(および応援金)の払込をすること
及び取扱者が出資者の本人確認をすることをもってその効力を生じます。

従って、出資金、出資金取扱手数料(および応援金)が払込まれていても
本人確認ができない場合には、申込がキャンセルされたと見なす場合があります。

一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。
決済方法

ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。
(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込
(2)ネット決済(以下の銀行に対応)
三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行 みずほ銀行
イーバンク銀行 ジャパンネット銀行

歌津小太郎こぶ巻ファンドの締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。

1.本匿名組合契約の性格に関する留意点

本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、若しくは指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、特に、本匿名組合契約はその契約期間が9年に及び、比較的長期間に及ぶため、契約期間中において、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2.本匿名組合契約の流動性に関する留意点

契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場および匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3.出資金の元本が割れるリスク

本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。

4.資本性借入金の取扱いの変更に関するリスク

出資金は十分な資本的性質が認められる借入金として営業者の会計上資本に計上されますが、十分な資本的性質が認められる借入金に該当するための要件に関する解釈・運用・取扱いが変更された場合、営業者の財務諸表が悪化し、金融機関からの新規借入れ又は借り換えが困難になることから営業者の事業に悪影響を及ぼす可能性があります。

5.営業者の信用リスク及び債務超過に陥るリスク

営業者は、現在債務超過に陥っており、その場合に営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合契約では、分配金額の支払いが、最終の決算後に一括して行われ、それまでの毎年の分配金額は当該支払いの時点まで営業者に留保されているため、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権および利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

6.取扱者の信用リスク

本匿名組合契約において、出資金および本匿名組合契約締結の取扱いならびに管理運営を取扱者に委託しているため、分配金額の支払い等は、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合、本匿名組合事業に係る分配金額の支払い等が遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないリスクがあります。

7.販売先の信用リスク

本匿名組合事業にかかる商品の一部は小売店等に販売され、販売代金が小売店等に支払われます。販売から代金回収までの期間の関係で売上金額は一定期間小売店等に滞留され、その間小売店等の信用リスクにさらされます。このため、小売店等が破綻した場合、本匿名組合事業の売上が出ていても、それが営業者、ひいては匿名組合員に支払われないリスクがあります。

8.クレジットカード会社の信用リスク

本匿名組合事業の売上金額の一部は、クレジットカード会社から営業者に支払われます。支払いサイトの関係で売上金額が一定期間、クレジットカード会社に滞留され、その間、クレジットカード会社の信用リスクにさらされます。このため、クレジットカード会社が破綻した場合、本匿名組合事業の売上が出ていても、それが営業者、ひいては匿名組合員に支払われないリスクがあります。

9.経営陣の不測の事態に係るリスク及び経営陣が関与する他の法人経営にかかるリスク

本匿名組合契約の営業者については、その事業の経営陣への依存度が高く、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼすリスクがあります。さらに、営業者の経営陣の一人である千葉孝浩は、他のNPO法人の経営にも関与しており、当該法人の事業に労力・時間等が割かれる結果、本匿名組合事業の計画遂行に悪影響を及ぼすリスクがあります。これらのリスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

10.営業の再開又は継続が予想どおりなされないリスク

需要が増加することによる建築資材の調達不足により建物や必要な施設等の新設・補修が遅れることで、事業の開始が遅れる、事業の再開ができない、又は事業の継続が困難となるリスクがあります。また、被災地域が今後行政による地盤のかさ上げ等整備事業の対象とされる可能性があり、その場合には、施設等の移転が必要となる可能性もあります。そのため、施設等の新設・補修が遅れ、あるいはこれが困難となり、事業の開始、再開又は継続に支障を生じ、事業計画の大幅な見直しが必要になるリスクがあります。さらに、本匿名組合契約に係る出資持分の総額について最低金額が設定されていないことから、出資金の総額の多寡によっては営業の開始又は継続に必要な最低限の設備費用を賄うことができず、事業計画の変更を余儀なくされる、事業の開始が遅れる、事業の再開ができない、又は事業の継続が困難となるリスクがあります。

11.地域の復興が遅れるリスク

被災前の取引先の廃業、被災地域の復興の遅れ、人口流出や国内外からの訪問者の減少、あるいは、被災地域の復興が遅れ消費が伸びないことなどにより、商品の製造・生産・販売が開始されても、既存の販売先の維持や新規の売り先が確保できず、事業計画を達成できないリスクがあります。また、政治の混乱、政治政策の予期せぬ変更により地域の復興が遅れ、事業の再開、あるいは、継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。

12.原子力発電所によるリスク

原子力発電所における事故により空気中および海水中に放出された放射性物質により、海水や土壌その他商品の原料となる水産物・農産物等が汚染され、あるいは、汚染されているのではないかという過度の懸念のために、商品が売れなくなるリスクがあります。また、それらの被害が拡大した場合には、結果として当該商品そのものの取扱いができなくなり、事業の再開・継続が不可能になるというリスクがあります。

13.大地震・大津波等の自然災害のリスク

大きな地震や津波、台風等の自然災害が再び起こり、または、天候不順や病害虫の発生などの自然環境に起因するその他の要因により、事業の継続が困難になるリスクがあります。また既に発生した地震・津波による営業者以外の者への損害・損失などに関連して生じ得る営業者の事業への悪影響についても、未だその把握が十分ではなく、又は客観的に顕在化していない可能性があり、これらの損害・損失等に関連する悪影響が現状の予測を超え、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。

14.製造・販売商品の品質確保・維持に関するリスク

営業者の販売する水産加工品の製造元において津波により商品製造に必要な独自の技術や機材が流出し、商品の品質確保・維持ができず、顧客が減少するリスクがあります。また、津波や放射能などの影響によって水質および水産物の生育環境が変化し、商品の品質が維持できない、あるいは製造できない状況が生じるリスクがあります。

15.暴動が起こるリスク

暴動(窃盗等を含む)が起き、事業が一時中断し営業活動ができないリスクがあります。

16.被災地で伝染病等が蔓延するリスク

被災地の生活環境や公衆衛生の悪化により、伝染病等が蔓延し、営業停止の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。

17.風評被害によるリスク

原発事故や伝染病等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

18.資金繰りが悪化するリスク

営業者には金融機関からの借入金があり、また、新たな借入れも予定しています。復興後、収益性の悪化により借入金に対する返済が滞った場合、あるいは追加の借入れが行えなくなった場合などには、計画通りの仕入・製造・生産・販売が行えず、経営の存続性に影響を与える可能性があります。また、既存借入れに対して、金融機関から返済条件の変更が認められず、または、金融機関からの返済条件の変更により、あるいは今後事業を継続するうえでさらに借入れが必要となった際の追加融資が認められず、資金繰りが悪化するリスクがあります。

19.特典の進呈を行うことのできない、又は、変更するリスク

営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。

20.製造・販売商品の調達に関するリスク

震災の影響や天候不順等の理由により、営業者や営業者の販売する水産加工品の製造元において必要な商品の原材料や包装資材等の調達ができない、遅れる、価格が高騰する等により、商品の製造・生産・販売を予定どおりに行うことができないリスクがあります。また、この影響により販売価格の値上げを余儀なくされ、売上が低迷すること、あるいは、利益率が悪化するリスクがあります。

21.嗜好品の消費が停滞するリスク

営業者が販売する商品にはいわゆる嗜好品も含まれており、これらは被災地の復興時に必ず消費が予想される生活必需品とは異なります。そのため消費者が営業者の商品を購入することを控えるなど、消費者の消費が停滞し、商品が十分に売れないリスクがあります。

22.許認可等に関するリスク

本匿名組合事業の実施にあたっては、食品衛生法等関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に営業許可等の許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

23.主要取引先に依存しているリスク

今後の事業計画では、主要取引先である仙台藤崎百貨店への依存度が高く、仙台藤崎百貨店の運営方針の変更や弊社業績の悪化などで従来どおりの取引が出来なくなることで本匿名組合事業にかかる売上が低迷し、あるいは事業の継続が困難となるリスクがあります。

今後の事業計画

今後の事業計画は以下の通りです。ただし、営業者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。



【営業者コメント】
(1) 1~3年目(復旧期)  販路を限定して製品の品質向上を重点に会社の基礎体力を高めます。
〇仙台藤崎店…わかめ(めかぶ含む)を主に原料とする製品や磯草の乾物品に特化し、しばらくの間は納品でのお取引とさせていただき、食材が旬の時期などはイベントスペースをお借りして試食販売で対応します。
〇ギフト…生産性の高いギフト2~3アイテムに絞り集中して資源を投入します。
〇物産展、催事…基本的には出店しません。ただし、業務提携しているお取引先様からの要請には柔軟に対応します。
〇ネット通販…約5000名あった顧客名簿の復旧に努めると共に、自主販売のノウハウを築き上げながらファンド出資者の皆さまのような新規顧客の獲得に取り組んでまいります。
〇みなさん館直売所…郊外からの需要に応えられるよう与えられた責任を果たします。

(2) 4~7年目(復興期)  市場規模を震災前までに戻し仙台藤崎百貨店にテナントとして復帰します。
〇仙台藤崎店…商品アイテムを震災前のレベルまで増やしテナントとして以前の役割をはたします。
〇ギフト…年比率20%増に対応できる生産ラインを作り注文に対応します。さらに鮮度にこだわった産直ギフトを提案します。
〇物産展、催事…地域貢献性の高い催しに積極的に出店しファン層の拡大に努めます。
〇ネット通販…生鮮海産物を販売できるシステムを構築して新たな分野に挑戦します。
〇みなさん館直売所…南三陸町の名物となるような商品を提案して地元でも知名度を上げながら復興の一翼を担います。

(3) 8年目以降(発展期)  理念経営を貫き地域産業には無くてはならない企業となるよう発展してまいります。

(計画どおりにならないリスク)
〇主要お取引先である仙台藤崎百貨店の運営方針の変更や弊社業績の悪化などで従来通りのお取引が出来なくなる可能性があります。
〇震災後に設立された「みなさん館直売所」の運営に際してその母体となるNPO法人夢未来南三陸(現、夢未来南三陸協議会)の代表理事として弊社、経営陣の一人である千葉孝浩の就任が決定しています。地域の復興には欠かすことができない事業であること、また歌津小太郎にとっても地域貢献度の高い優先して取り組むべき事業であることから、立場的にも重要な役割を担っており、当該事業に労力、時間等が割かれる結果、本業の経営に少なからず悪い影響が起こる可能性があります。
〇今回、事業再開には、総額1億円近くの費用を見込んでいます。既に決定している4000万円の補助金と本ファンドに加えて、銀行からの長期借入も合わせて予定しています。また、工場建設費が復興需要の資材高騰により予定額を上回る懸念があり、さらなる借入金が発生しかねない状況にもあります。このように事業再開には弊社の年商を越える膨大な資金を必要とするため、ここ数年間の収益の悪化は否めません。さらに生産量や売上高が計画を下回った場合など事業存続に与える不安要素も拭いきれず、出資者の皆さまにとっては高いリスクを含んだ出資であることを十分にご理解いただいた上でお申込みくださいますようお願い致します。

  • その他にもリスクがあります。合わせてご確認下さい。


  • 分配計算式

    匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
    ・会計計期間開始日から24ヶ月間(無分配期間):
     売上金額×分配比率0.00%×1口/募集最大総口数

    ・無分配期間終了後から会計期間終了日まで(84ヶ月間):
     売上金額×分配比率3.25%×1口/募集最大総口数

    分配金額のシミュレーション

    本匿名組合契約における分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。

    ※1口 5,000円の出資の場合


    (注1) 匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上述に記載の計算式に基づいて計算されます。

    (注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口5,000円の出資金に対し、1口分配金額が5,000円となる時点を償還率100%としています。
    匿名組合員に対する匿名組合出資金1口あたり分配金額/5,000円

    (注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20%の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。

    (注4) 振込手数料は、ご指定頂きましたお振込先銀行口座によって変わります。手数料金額については以下の表をご参照ください。(金融機関によって手数料金額の変更等がある場合もございますのであらかじめご了承ください。)

    お客様の振込先
    銀行口座
    お振込手数料
    (分配金額が3万円未満) (分配金額が3万円以上)
    三菱東京UFJ銀行 315円 315円
    みずほ銀行 315円 315円
    三井住友銀行 210円 315円
    楽天銀行 50円 50円
    ジャパンネット銀行 52円 52円
    その他銀行 315円 315円

    • ファンド詳細ページ(本ページ)の「このファンドを申し込む」ボタンをクリック
    • ログインする※ユーザー会員登録されていない方は会員登録をしてください。
    • ファンド詳細情報、説明書・契約説明書のご確認ください。(熟読してください)
    • ご契約内容に同意の上、口数を指定し、ファンドのお申込をしてください
    • 指定金額のご入金及び本人確認資料をご送付ください。
    • 入金確認及び本人確認が完了し次第、Eメールにて、契約の成立をお知らせします
    • 皆さんで事業を応援しましょう!
    仕組み図
    1 募集受付期間 2012年6月28日~2016年3月31日(※)

    (※)募集期間中であっても、出資募集最大総額に達した場合は、その時点をもちまして出資の募集を終了します。
    (※)募集期間中に営業者が本匿名組合契約の募集を終了した場合は、そのときをもちまして、取扱いを終了します。
    2 会計期間 2013年6月1日から2022年5月31日(9年)
    3 契約期間 本匿名組合契約成立日から会計期間終了日まで
    4 決算日 5月31日(最終決算日は会計期間終了日)
    5 報告日 決算日より90日以内
    6 分配日 分配金は一括して、最終決算日から120日を超えない日から随時引き出し可能
    【営業者】
    本匿名組合の事業を行う営業者の概要は、次のとおりです。(2012年5月31日現在)

    【取扱者】
    本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2012年5月31日現在)

    このファンドは、どういうものですか? 事業に必要な資金を出資者の方から調達を行います。
    そして、出資者の方には、一定期間の売上を分配金として受け取れるほか、投資家特典も提供させて頂きます。
    投資家特典とはどのようなものがあるのでしょうか? 個別のファンドごとに特典は異なりますので、ファンドごとの特典は、ファンド詳細情報をご覧ください。
    利益の分配に際し、税金はどうなりますか? 出資金額を越える利益部分に20%の源泉所得税がかかります。
    途中解約はできますか? 匿名組合契約を途中で解約することはできません。
    元本は保証されていますか? 本ファンドは元本を保証するものではありません。 ファンド対象の売上如何によっては出資金が減額、あるいはゼロとなる可能性があります。
    未成年者でも契約できますか? 親権者の同意があればご契約頂けます。
    >>申込方法とよくある質問
    • 歌津小太郎こぶ巻ファンド
     
     
     
     
     
     
     

    復興にあたり

    私たち歌津小太郎(有限会社橋本水産食品)はあの日、3月11日からいまだに時間が止まったままの状態が続いております。 工場が建っていた場所は津波の強烈な引き波で土地ごと流され今では海になってしまいました。 震災当日は社長、専務不在の中、散り散りになりながらも、逃げ延びた総勢12名の社員の無事が確認できたのはそれから一週間ほどたってからでした。会社として生産資源の全てを失い事業再開を断念せざるを得ない状況の中でぎりぎりの判断に迫られました。再起と再開を誓い合い従業員の生活を守ることを最優先に判断した結果、断腸の思いで離職証明書を手渡しました。

    あれからの一年間は、気持ちばかりが先に行ってしまい、状況が一歩進んでは二歩さがるような毎日を送る中で何度も心が折れそうになりました。地域を離れ違う生き方はどうかとも正直考えました。そんな精神状態が続く中、全国のお客様からお見舞いや励ましのメッセージをいただく度に、何もできない今の自分達の現実を恨みました。しかし「従業員との約束を果たすまでは終われない」、「お客様の期待に応えられないのは悔しい」という気持ちが強く芽生え始め「このままではいけない」、「なんとか応援に応えよう」、「地域のお役にたとう」、「今、出来る事から少しずつ始めてみよう」と意識が変わってまいりました。

    これまで支えていただき再開をお待たせしているお客様やお取引先様、被災地の復興支援に惜しみなくご尽力いただいたボランティアの皆さま、そして何よりこれまで苦楽を共に会社を支えてきた従業員一人一人に恩返しをするためにも必ずや歌津小太郎は復活します。震災で全てを失い大きな犠牲を払いましたが、それ以上に得たことも多く、今回のセキュリテ被災地応援ファンドを通じて新たなお客様づくりに挑戦できる機会も得られました。被災地はまだまだ皆さまの応援を必要としています。再スタートができない企業もたくさんあります。是非、関心を持って今後ともお付き合いいただければ幸いです。
     

    会社紹介

    弊社は昭和50年に個人事業者として創業しました。以来、いかにして三陸で水揚げされる磯の宝たちを限りなく地元の人が食べている状態で都会に暮らすお客様に召し上がっていただくかを追求してまいりました。
    製品のほとんどが手作りに頼る部分が大きく少量ずつの生産しか対応できないため主に仙台の藤崎百貨店でのテナント販売が売り上げの大半を占めておりました。その他、通販でのお取り寄せや物産展販売会などにも取り組んでまいりました。


    (震災後、社内に掲げていた企業理念が泥の中から奇跡的に見つかりました。クリックすると別ウィンドウでご覧いただけます)


      漁師 歌津小太郎 ホームページ(外部サイト)
     

    被災地からのレポート

    被災地応援ファンドWebサイトで、事業の進捗等を報告いたします。
    >>被災地からのレポート

    被災状況

    工場、自宅、事務所、倉庫2か所、車両4台が津波で全壊、流失した他、原材料と製品の委託保管先でした冷凍庫会社も全壊、流失しました。

    復興計画

    (1)新物の海藻類が入荷(2012年2月~)
    工場の建設が間に合わないのですが、この時期に仕入れないとまた一年待つことになるので約半年分を仕入れ一次加工品は仮施設を設け先行して販売ができるように準備をします。(保管は気仙沼市(株)冷水に委託)

    (2)借地にて生産施設建設工事着工(2012年7月~)
    震災前の土地は工場建設が不可能ですので借地になりますが移転して新たに建設します。

    (3)生産施設完成、生鮮加工品製造、販売開始(2012年10月~)
    少量生産でスタートとなり、出荷量に限度があるため主に仙台藤崎百貨店とネット通販などお取り寄せのお客様に限定した製品に集約して販売します。

    (4)みなさん館直売所オープン(2012年10月~)
    震災前からの地域の念願でありました農産物、海産物直売所が弊社と同じ敷地内に完成予定、弊社がこれまで手薄でした地元での知名度アップにも積極的にとりくみます。

    (5)ファン層に向けた生鮮海産品お取り寄せギフト販売開始(2016年~)
    うに、あわび、ほたて、かき、たこ等の三陸を代表する磯の宝たちを限りなく私たちが食べている採れたての状態で歌津小太郎ファンにお届けするお取り寄せギフトを提案いたします。
     

    本匿名組合事業について

    水産加工品の製造および販売事業

    ファンド資金使途

    募集最大総額の出資金の使途として、次を予定しております(なお、合計金額は、応援金(募集最大総額21,200,000円)を加えた額となっております。また、応援金の資金使途は、主として以下記載の工場建設費用となり、匿名組合出資金は工場建設費用には充当されません。)

    (注1)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。
    (注2)合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり変更の可能性があります。最終的な合計費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、合計費用が下回った場合には分配の際に返還させていただきます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用等につきましては、営業者が負担します。
     

    投資家特典

    希望する匿名組合員に対して、契約期間中、以下の特典を設けております。なお、特典は営業者の都合により内容が変更される場合や、特典の実施ができなくなる場合もあることにご留意ください。

    【1口または2口をご出資の皆さまには】
    歌津小太郎が震災からの復興には欠かすことのできない商品、そして皆さまの力強い応援にお応えするのにふさわしい商品をと考えまして『さんまこぶ巻』を1口につき1個を口数に応じて送付させていただきます。(真空包装のため冷蔵庫で60日保存できます。)

    【3口以上をご出資の皆さまには】
    さんまこぶ巻を筆頭に歌津小太郎が造る味の技がぎっしりと詰まった『こぶ巻詰合せ』(写真の品を予定)を1セット送付させていただきます。(詰合せの商品はすべて冷蔵庫で60日保存できます。)
     
     
    ※今回、出資者の皆さまに用意する『さんまこぶ巻』は新工場完成後に製造される製品の中でも2013年秋以降に水揚げされる生さんま(冷凍していない鮮魚の状態)から製造する季節限定商品を予定しております。
    ※いずれの特典も、工場再建の進歩や海の状況により、翌年以降にさせて頂く場合がございます。出資者の方には準備ができた時点で別途ご案内します。
    ※セット内容は、変更になる場合がございます。
    ※特典の海外への発送はできません。
    2014年7月29日 09:59復活2年目~6月のまとめ報告と“7月”~「未来道プロジェクト」・「ファンド募集」

     被災地からのレポート

    ”歌津小太郎 こぶ巻ファンド”の有限会社橋本水産食品の千葉孝浩です。
    7月も最終週になり、すでに梅雨明けしたのではと感じるほどの酷暑に耐えながら毎日を過ごしています。本当は“毎月11日”を目標にこのブログをアップできるよう準備を進めているのですが、今回はかなり遅くなってしまいました。
    いいわけとなりますが、この時期はどうしてもパソコンの前に向かう時間を取れなくなります。そう! お中元商戦の時期なのでした。



    こちらは、藤崎本館地下2階歌津小太郎コーナー


    今回の記事ではそのお中元商戦の中間結果をご報告しまして、震災後の3年間の振り返りでは7月の出来事である「’11年―未来道プロジェクト」、「’12年―被災地応援ファンド募集開始」、「’12年―自宅キッチンでの製造再開」といった内容を中心にご紹介します。いつも長~くなってしまうこのブログですが、この3年間に歌津小太郎だけでなく歌津/馬場中山地区を支えてくれた強力な支援者の皆さんの活動をご紹介することで、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいということを秘かに狙った結果なのです。最後までお付き合い頂けると嬉しいです!

    ● 2014年6月の歌津小太郎活動報告  
    ~お中元商戦の中間報告、主役はやっぱり“こぶ巻”です!~

    6月11日より歌津小太郎が常設の販売コーナーを構えております仙台の老舗百貨店、藤崎のお中元商戦が始まりました。昨年の今頃は、4月の工場再開から日が浅くて充分な品揃えが出来なかったため、お中元セットをご用意出来ませんでしたので、お中元商戦としては3年間のブランクを経て今回より復活となりました。今回は、3,240円、4,320円、5,400円(いずれも税込)の3種類のセットをご用意しました。





    お中元でも“こぶ巻”を選んで下さるお客様は日本人らしい気遣いを意識していらっしゃる方が多いです。こぶ巻は「喜ぶ」につながることと、“巻物”という姿が昔でいうところの書物にあたるので「勤勉に学問に励む」ということ、この二つの縁起をかついで贈り物の“絶対的定番”として考えて頂いているのです。だからこそ、「歌津小太郎がなくなると困るのよ~!」と。昨年のお歳暮の際にそのようなお声がけ頂いたのですが、再び贈り物のシーズンとなり、にっこりと微笑んで「この3年間、違う贈り物を探すのが大変だったわ!」とおっしゃって頂いたときには、また目頭が熱くなりました。


    もう一つ、6月の嬉しい報告があります。前回の“5月報告と6月”のブログ記事の中で首都圏で歌津小太郎商品を扱っているところとして代理店契約をしている(株)加藤物産さんでの販売会のお知らせをしましたら、「歌津小太郎の応援団です!」と名乗って買っていかれる方が何人もいらしたという連絡を受けました。本来ならば私たちが出資者の皆様お一人お一人にお礼に伺いたいところなのですが本当にありがたいことです。震災前は全売上の9割以上は宮城県内のお客様という本当にローカルで小さな小さな水産加工屋の歌津小太郎ですので、首都圏にいらっしゃる出資者の方は、我々を全く知らなかったと思いますが、こうして被災地応援ファンドの仕組みをきっかけにご縁が出来て応援してくださること、本当に嬉しく、未来に向けて前に進むための励みとなります。


    (株)加藤物産さんによる7月後半から8月にかけての首都圏での販売は、横浜、吉祥寺、新宿を予定しております。詳しくは歌津小太郎ホームページの「販売会のお知らせ」をご覧下さい。

    ●3年間の振り返り
    2月のブログより、毎月ごとに3年間の同じ月は何をしていたか思い出して書き綴っています。 書き残しておくことで未来の自分達へのメッセージであったり、非日常的な体験をした私達の経験が今後の教訓につながったりなど、そういった出来事を皆様と共有できたらと思います。


    歌津小太郎の旧工場及び千葉家の自宅のあった南三陸町(旧・歌津町)馬場中山地区は地域全体が壊滅的な津波被害を受け、どうにか津波を被らなかった公共施設・馬場中山生活センターという高台にある建物で200人が避難生活を送ることになりました。一階の天井まで津波を被った千葉家でしたが、6月中旬にはなんとか修復して住める状態になりましたので、避難所を出ることが出来ました。震災から4ヶ月を経過した2011年7月の出来事からご覧下さい。


    ☆ 2011年7月: 避難所の解散、未来道プロジェクト
     [避難所の解散]

    3月11日の震災・津波発生の日から丸4ヶ月を経過しました7月11日、我らが歌津/馬場中山地区の避難所である馬場中山生活センターはその避難所の役目を終え解散しました。海岸沿いの道路が寸断され孤立集落の状態で200人もの地域住民は明日がどうなるか判らぬままこの高台のセンターに集まり避難生活が始まりました。沢山のものを失い、大切な家族や友人まで失い、この地に未来があるのだろうかとガレキの山を前に落ち込む日々もありました。一方、辛い目にあったのは自分ひとり、自分の家族だけではないので、集団生活の中で助け合いながら、生活の再建を目指しました。避難所を出られるようになることが第一段階の目標でありましたので、それぞれに複雑な思いを胸にしまいながら、避難所の片付けを行いました。そして馬場中山生活センターはひっそりと静かに元の地域の集会所の役割に戻ったのでした。



     避難所としての最後の晩餐会は7月9日に開催されました。馬場中山地区HP20110709



    晩餐の食卓にあるのは、


     つい先ほど捌いたお刺身でした。ここまで、馬場中山地区HP20110709より


    馬場中山生活センターの中です。個人の荷物が全て運び出されたのでピンク色の敷物を4ヶ月ぶりに剥がします。馬場中山地区HP20110711


    元の姿は板の間でした。そこにゴザとクッション性のあるシートを敷き、夜は布団を敷き詰めて寝ていたのでした。馬場中山地区HP20110711



    震災から4ヶ月目の7月11日、馬場中山生活センターは元の集会所という役割に戻りました。馬場中山地区HP20110711


    [未来道プロジェクト]
    6箇所の仮設住宅地区と全壊を免れて元の家に留まった住民とでバラバラに暮らす我々は、いつかはまた「馬場・中山地区」としてコミュニティーを復活させることを強く願っていました。そのためには、次にまた同じような大規模な天災が起こったとしても、誰一人を失うことなく、そして集落が孤立することなく、すぐに家族全員の無事を確認できるようにしよう!!!――避難生活の中で沢山の話し合いを続けてきました。


    話し合いの早い時点から持ち上がったテーマが避難道の確保でした。今回の津波では海沿いを通る道路が分断されたため孤立集落となり、最初の一週間ほどは命を繋ぐ水・食料の確保がままならない状態でした。唯一残った道は高台を通るとても狭い農道(道とは呼べないくらいのもの?)でした。そのルートを使って、今後の避難道として、あるいは高台への集落移転地区(予定地)への幹線道路として使い、百年先の世代まで安心して暮らしていける地域の再建をしようと立ち上げられたのがこの「未来道プロジェクト」です。



    「高台を通る道」…といってもこんな風でした。馬場中山地区HP20110717



    馬場中山地区にとってこの避難道の確保は絶対的に必要なものであることは明白でしたが、震災後3~4ヶ月を経過した時点では、行政側に要望を出しても全く手の回る状況ではありませんでした。南三陸町は役場自体も被災していましたし、職員で亡くなられた方も沢山いましたから無理もありません。そこで我々は、元々ある農道を活用して車が通れるくらいに幅を広げ、傾斜やカーブを緩めてと、「未来道」のルートを自分たちで話し合って決め、さらに全ての地権者(多くは避難民の方々)の了解を取りました。その上で、行政側への了解を取り、地域のメンバーと強力な支援者の皆様とともに、自分達で、自分達が生き残り安心して暮らしていくための道「未来道」の工事に着手しました。


    この「未来道」の第一期工事は、多くの住民が避難所生活を脱した2011年6月中旬からルート検討を始め、本格的な工事は7月16日に着工、8月下旬頃には砂利道ながらも立派な避難道として完成しました。今回の後半の特集写真は、「未来道プロジェクト」を取り上げておりますので、のちほどゆっくりご覧下さい。


    未来道のルートです。この写真でいうと、逆Y字型になります。現在の生活の拠点である馬場仮設と中山仮設から未来道を通り、県道を経由して国道45号線に抜ける全長が1.3kmの避難道です。 (馬場中山地区 未来道プロジェクトサイト)


    自分達が生きるために作った「未来道」。このプロジェクトは立ち上がりの早い時点から馬場中山地区を応援してくださる支援者の方達の中でも、土木建設業を営む方々が推進して下さったおかげで実現しました。ベースとなる農道はありましたが道のないところは森を切り拓き、重機で道を広げ、津波で破壊されたコンクリートのガレキを砕いて砂利にして敷き詰めました。未来道工事に必要なものはあっというまに集まりました。例えば重機は支援者の中で土建業者さんが自社の重機を無償で差し出してくれたものを始め、「レンタル費を支援します」、「重機のガソリン代を支援します」、「ダンプの運転が出来ます」と、考えられないくらい多くの支援者の方がそれぞれの得意分野を生かした支援の手を差し伸べてくれたのでした。


    我々、馬場中山の地域のメンバーは道路を作るのは初めてですが、多くが漁師を本業としますから力仕事ならなんだって出来ます! 沢山汗を流して、重機の届かない細かい部分の作業を行いました。私も普通免許で運転できる大きさのトラックで砂利をいっぱい運びました。この頃の写真はいつもツナギを着て、首にタオルを巻いていましたね。


     かくして馬場中山地区を未来につなげたいという思いが「未来道」という形になりました。


    ☆ 2012年7月:  被災地応援ファンド募集開始、みなさん館建設開始、自宅キッチンでの塩蔵わかめ製造開始
    最初に少し、前回の記事に盛り込めなかった「2011年6月」の話題をお知らせします。 (前回の記事もあまりに長くて割愛してしまった部分です)


    歌津小太郎は震災で全ての生産資源を失ったため、どんなに復活を望む声が多くとも、資金面で不安要素を抱えていたため乗り越えられない壁にぶつかっていました。しかし、被災地応援ファンドで資金を調達することが決まると、いろいろな懸案も前向きな方向で決まっていくようになりました。工場建設計画は、地元、南三陸町の山庄建設㈱の協力もあって、海岸より1kmほど内陸にはいった管の浜(くだのはま)という地域に建設することになりました。工場の計画が決まり、再建後の販売計画も立てられるようになると、物事は好転して進むようになり、ファンド募集に必要な各種の数字も埋められるようになりました。



    そして2012年6月28日、この日からミュージックセキュリティーズさんによる“歌津小太郎こぶ巻きファンド”の募集を開始したのでした。

    自然と笑顔になりました! 歌津小太郎HP20120601

    今振り返っても、この頃はいろんな「計画」でものすごく忙しかったです。実は、歌津小太郎の工場に隣接して、南三陸直売所「みなさん館」を建設することも決まりまして、こちらのほうが歌津小太郎の工場よりも先行して進んでおり、6月中には地鎮祭が執り行われました。完成後にはもちろん歌津小太郎の商品も扱って貰います。こちらは地域でNPOを立ち上げて運営していくものでして、私(孝浩)も地域のメンバーとして重要な役割を担っています。公益社団法人アジア協会アジア友の会さんにご協力頂き、NPOの立ち上げの最初からサポート頂きここまでたどり着きました。

    みなさん館の地鎮祭です。 歌津小太郎HP20110726



    地鎮祭の数日前の会議です。この当時は「夢未来南三陸」という名で任意団体として活動を開始していましたが、直売所のオープンに向けてNPOの認可を取得するべく話し合いを行っています。歌津小太郎HP20110726

    歌津小太郎の話題に戻ります。
     「工場がなくちゃ商品が作れない!」そう思い込んでいた私たちに、歌津小太郎ファンの皆さん達は良い意味で“ムチャぶり”をして下さいました。「震災から1年以上経つけど、歌津小太郎はいつ復活するの?」と藤崎デパートへの問合せに、「商品が作れるようになったらすぐに買うから連絡が欲しい」というお手紙。歌津小太郎の売り場を100%元の姿に復活させることは出来ないけれど、小太郎社長が漁師をやりながら最初に販売を手がけた当時のスタイルである本当に簡単な一次加工品の製造、すなわち「湯通し塩蔵わかめ」や海藻の乾物類ですが、これならば袋詰めの機械だけあれば小さなスペースでも作れますから、とりあえず出来るところから再建をスタートしようということになりました。


    工場が再開するまで自宅キッチンが作業場です。 歌津小太郎HP20120707




    小さな一歩ですが1年4ヶ月ぶりに歌津小太郎の商品が出来ました!歌津小太郎HP20120707


    そんな経緯で「自宅の台所」で作った商品で1年4ヶ月ぶりに仙台/藤崎B1階の“歌津小太郎コーナー”が復活しました。7月12日-16日の5日間だけ、商品も「三陸歌津産湯通し塩蔵わかめ」だけですが我々には大きな一歩でした。顔なじみのお客様と沢山の再会を果たすことが出来ました。 これが実現したのは、藤崎さんの多大なるご支援があればこそですが、そのバックには我々の復活を待ち望む歌津小太郎ファンのみなさんの多大なるお力添えがあったのでした。


    この写真は2011年3月14日、震災から3日後に藤崎の売り場撤退作業後に撮影したものでした。工場が跡形もなく流されましたので、売り場を維持するわけにいきません。みんながピースサインをしていますが、心情としてはとても悲しい日でした。 歌津小太郎HP20120719


    その後、1年4ヶ月、この小さな貼り紙がそこにかつて歌津小太郎店舗が存在していたことを知らせていました。 歌津小太郎HP20120719


    そして2012年7月12日、5日間だけですが、歌津小太郎が復活しました!チラシでも広く告知して頂きました! 歌津小太郎HP20120719


    仙台/藤崎の地下1階、短期間ではありますがこの場に戻ってきました! 歌津小太郎HP20120719



    ☆ 2013年7月:  “カフェかなっぺ”オープン!―歌津の魅力発信基地
    1年前の7月の出来事ですが、千葉家の身内のことで恐縮ですがとても嬉しいことを一つご紹介します。次男の馨(カオル。私=孝浩の弟)が夫婦でカフェをオープンしました。旧・歌津小太郎工場のあった海岸を見下ろせる高台です。

    かなえさんとカオル 歌津小太郎被災地からのレポート20131102

    トレーラーハウスを使った小さなお店です。 馬場中山カオル商店HP20140626


    こんな風に海を見下ろすカウンター席があります。暗いですが後姿は小太郎社長です。馬場中山カオル商店HP20140624


    なぜ突然カフェの話か…きっかけは震災なのでした。2011年の夏の、馬場中山地区にボランティアとしてやってきたのが後にカオルの奥さんとなるカナエさんと妹のナナコさん。東北には全く接点がなかったのに報道を見て自分達でも何か出来ないかと長めの休暇をとって二人で横浜からやってきました。女性ならではの細かい気配りで支援してもらい、何度も何度も継続的に歌津に訪れて、明るく盛り上げてくれました。誰が名づけたか「草刈り姉妹」。我々の手の回らない雑草退治を汗だくになりながらやってくれる姿に賞賛の気持ちと親しみを込めつけられた名前なのでした。


    ただ彼女達が活躍できるようになるには最初の頃は問題が―歌津のおじいさん・おばあさんたちの強い方言が理解できなかったのです。その“通訳役”となったのが弟・カオル。ここから先は長い話となるのでこのくらいで割愛しますが、詳しくはカオルが運営するホームページ“馬場中山カオル商店”をご覧下さい。


    カオル&カナエさんの“カフェかなっぺ“は馬場中山の地元の方と遠方から訪れる方が集まれる場所を用意することで活気づけていくことを目指しています。早速「馬場中山に行ってみようプロジェクト」を立ち上げ、さまざまな仕掛けをご用意しています。こちらもぜひ見守って下さると嬉しいです。


    あまりにも千葉家の内輪の話なのでこちらの被災地からのレポートでご紹介するか、ちょっとためらいがあったのですが、やはり嬉しいことなので取り上げておきます。 2013年4月の話に遡りますが、4月下旬は歌津小太郎工場の再開に加えて、こんなお祝い事がありました。


    2013年4月29日、カオル&カナエさんの結婚イベントが行われました。参列者のドレスコードは「普段着」。この日、バラバラに暮らす地域の皆さんの多くが再び集いました。 馬場中山支援センター(ボランティアさんといっしょに作った台に避難所)前にて集合写真


    お色直し後、「未来道」の一番見晴らしの良いところに会場を移して再び入場です。軽トラックがリムジンに見えてきます。


    「未来道」の砂利道の上に白いバージンロードが作られました。遠くに海が見えます。


    再びお色直しで「普段着」となり、ケーキではなくマグロに入刀です。

    最後は、この日集まってくださった地域の方やボランティアの方に新郎の父である小太郎社長からお礼の言葉をお伝えしました。



    この日、テレビニュースの取材も入っていました。「南三陸町の夫婦 地元の復興へ 特別な思いで企画した結婚式」と紹介されました。 ここまで馬場中山カオル商店20130429より



    一方、そんなわけでこのブログの中で、「歌津小太郎の第三の男・カオル」と紹介していますカオルのマンパワーは“カフェかなっぺ“を拠点にした歌津・馬場中山地区を応援する各種プロジェクトに向くようになり、歌津小太郎の男性陣は実質、小太郎社長と私(孝浩)の2名だけになりました。それが歌津小太郎の現在の懸案の”人員不足“の要因でもありますが、それでも良いのです! 2011年4月上旬、千葉家の男性陣3人でロウソクの火を囲んで話し合った結論である「私たち家族は、これからの1年間は地域に貢献することを仕事とする!」をそのまま千葉家を代表して継続してくれているわけで、見方を変えれば千葉家の業務範囲が広がったということなのですから! それに歌津小太郎の商品の多くは歌津周辺の海藻を原料にしていますから、この地の漁業が完全復活となってこそ、歌津小太郎も完全復活といえるわけなのです。




    さて、歌津小太郎の活動に話を戻します。
    7月30日にはミュージックセキュリティーズさんの企画で3事業者合同の被災地応援ファンド事業者報告会を開いて頂き、40名ほどのみなさんに現在の歌津小太郎の状況を説明させていただきました。八木澤商店の河野さんや寒梅酒造の岩崎真奈さんにも初めてお会いしました。我々は工場を再建したばかり、次々に新しい課題に直面しているのですが、他の事業者の方も同様に悩みをかかえていること、そんななかでもファンドの出資者の方の強力な応援に助けられていること…事業者として同じような痛み、同じような志を、みなさんがお持ちであることを確認し、想いを分かち合えた貴重な機会となりました。


    ● 2014年7月の歌津の海・港・漁師・旨いものそして歌津小太郎情報
    この時期は、ホヤやウニと言った三陸を代表する海の幸が豊富に出荷される時期なのですが、各港に整備されるはずの荷さばき場(1次処理施設)の整備の遅れで、思うような水揚げが出来ずに今シーズンを終えようとしいています。歌津小太郎でも先月に復活した「ほや醤油漬」の仕込みが7月上旬に終わり、予定では10月末ぐらいまで販売できる数量を何とか確保できました。(本当はもっと仕込みたかったのですが、お中元シーズン対応に作業ラインを組み替えなければならず、震災前の3割程度の数量を仕込むのが精一杯でした)…それでもホヤは今でも水揚げされています!! 歌津小太郎に隣接する「南三陸直売所 みなさん館」では地元志津川地区の漁師さんが、その日売れる分だけを毎日出荷してくれるので、8月末ぐらいまでは店頭に並んでいます。もちろん「みなさん館」ではお昼の時間帯など、むきたてのホヤもメニューにありますので、こちらにお越しになられた際には是非ご賞味されてはと思います。



    2014.7.27 撮影


    これからの南三陸は一年でも一番賑やかになる時期、お盆を控えています。歌津小太郎商品も出品している「みなさん館」がたくさんの方に利用いただき、地域に必要な施設としてより活用されるよう、歌津小太郎として地元からも盛り上げて行こうと思います。


    2014.7.27 撮影



    <あとがき>
    いつも長~くなってしまう歌津小太郎のブログの一部は、我々を気にかけてくださる出資者の方などからの情報発信に対するアドバイスを元に構成しています。自分達にとっては当たり前すぎてこれまでお伝えできていなかった歌津のことに漁師の仕事や海の旨いもののことなど、「こんなこと知りたい!」とリクエストを頂ければ今後のブログで反映していきたいと思いますのでよろしくお願いします。 (すぐには全てに対応出来ないかもしれません。そのときはゴメンナサイ!)

    2014年も半年が経過しました。いまの時点での歌津小太郎の復興の度合いは登山に例えると6合目を超えてなだらかな尾根が続く7合目を目指しているところかなというところです。強力な応援団がその登山に同行してくれ、ときには重い荷物の一部を担いで下さるおかげで、一歩ずつ、長い上り坂の歩みを進めることが出来ている、そんな気がします。被災地応援ファンドの支援者の方はなんと660人を超えました。こちらの皆さんも一緒に歩んで下さっているように思っております。本当にありがたいです。


    今回の教訓ですが、「未来道プロジェクト」によって地域のみんなも私自身も「明確な目的があれば何だって出来るのだ」ということを身をもって体験しました。現代の生活では公共の仕事は役所がやることと思い込んでいますが、昔々は確かに道路作りも港の整備も人海戦術で地域の人々でやっていたのだから、自分達が必要なことは自分達でやっても良いのだし、出来るのだという単純なことに気がつきました。


    ただ、人海戦術ではなく現代は重機などの文明の利器を使うわけですが、それらをその道のプロの方が支援者として手をさし伸ばして下されば、自分達だけの力では効率の悪さゆえになかなかゴールが見えないようなことでも、意外に簡単に道が拓けるのだということが判りました。「何だって出来る!」を後押しして下さった支援者の皆さんには本当に感謝しております。


    記事担当 千葉孝浩


    ■□■□■今月の特集写真コーナー「未来道プロジェクト」■□■□■□■□■□
    ブログの本文中に写真を沢山入れると間延びしてしまうので、5月ブログから後半に特集写真のコーナーを設けています。今回のテーマは「未来道プロジェクト」。 7月17日から本格的に着工し、8月下旬には砂利道ではありますが車が通過するのに支障がない程度に道を整備できました。そのため、今回は“7月”に拘らずにこの期間の写真をご紹介します。

    (再掲)未来道のルートです。この写真でいうと、逆Y字型になります。全長が1.3km (馬場中山地区 未来道プロジェクトサイト)


    未来道工事の初日です。気合が入っています。 歌津小太郎HP20120701


    最初はこんな状態の道なき道でした。ここからの写真は7月17日の様子です。馬場中山地HP20110717

     

    重機が入ります。


    重機に近づいてみましょう!


    その先の森の中でチェーンソー隊の皆さんが木を切っています。


    黄色い重機の先端はハサミ状になっていて、切り倒した木を効率よく運び出します。


    別のチームはバケット状の重機で道を広げる作業をしています。


    作業が早いです。


    チェンソー隊(木こりチーム)の作業も早いです。森だったところにあっという間に一本の道筋を通しました。


    お昼は山の上で食べました。おいしいおにぎり・漬け物・ポテトサラダは馬場中山の女性陣チームが作ってくれました。 ここまでの写真は馬場中山地区HP20110717



    ここからは7月18日です。作業二日目のチェンソー隊(通称、木こりチーム)です。


    こちらの男性が「未来道プロジェクト」の立役者のIさんです。どんな重機でもスマートに扱います。栄養ドリンクを飲んでやる気満々です!


    馬場中山地区のベテラン重機オペレーターも負けていません!


    こちらも我々の地域の男性ですが彼は震災を機に重機オペレーターの免許を取りました。たのもしい即戦力です。


    ここは昨日までは道ではなかった場所です。


    未来道の終点は元々ある舗装道路に抜けます。


    早々に担当するチェンソー仕事を終えた木こりチームの皆さん達、高台から合流する舗装道路を見下ろしています。体を張って仕事をする皆さん達、立ち姿がカッコいいです。ここまでの写真は馬場中山地区HP20110718


    ここからは7月19日の写真です。作業3日目の朝、朝食後の姿です。彼らは福井県大野市の建設業会会員の有志の方でした。


    3日目のボランティアさんは福井県のIさん一人を残し、それぞれの地域に戻られました。この日からは地域の男性陣がバリバリ動きます。


    先端にハサミ状のものをつけていた重機は木を運ぶ作業を終えたので、バケット型に取り替えます。 重たいのですごく大変。左側でグレーのツナギを着ているのが私(孝浩)です。 ここまでの写真は馬場中山地区HP20110719


    ここからはコンクリート破砕機、その名も「ガラパゴス」を紹介します。


    コンクリート粉砕機(ガラパゴス)です。 ここからは、歌津小太郎HP20120701


    コンクリートを砕いて、




    いっぱい敷き詰めました。歌津小太郎HP20120701


    ここからは8月28日の砂利敷き作業日の様子です。 馬場中山地区HP20110828


    砂利を丁寧に広げる作業は人海戦術でやっています。


    この日は女性たちもスコップを持って参戦です。


    お昼はあの避難所だった建物、馬場中山生活センターの中も外も使って振舞いました。


    林の中の道にも砂利を敷きます。 ここまで馬場中山地区HP20110828


    8月28日-29日の二日間、集中して砂利式作業をしていただいたのはあの“はすだ支援隊”。 作業を終えて帰る前の集合写真です。ありがとうございました。 馬場中山地区HP20110829



    [もっと知りたい方へ]
    今回の特集写真コーナーで取り上げた「未来道プロジェクト」をもっと知りたい方は、以下のリンク先を参照下さい。
    ●馬場中山地区未来道プロジェクト 概要

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