皆様
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金に多くの皆様からご援助いただき心より感謝申し上げます。
現在までの事業状況についてご報申し上げます。
COVID-19患者の入院に対応の中、医科学研究所附属病院を含む合計10病院が共同してNafamostatとFavipiravirの併用投与について、21症例の特定臨床研究を実施中です。
すでに東京大学における観察研究において、肺炎を発症し集中治療室(ICU)での治療を必要とした重症のCOVID-19患者11例(男性10例・女性1例、中央値68歳)を対象に、Nafamostat(フサン)とFavipiravir(アビガン)の併用療法を実施しました。この研究では、臨床症状の軽快が見られた10例は、人工呼吸器使用が7例、うち3例はECMOを必要としていましたが、投与後平均16日間で人工呼吸器が不要となり、本治療法に一定の効果のみられることが確認されました。
この報告に続き、今後も、医科学研究所附属病院と緊密に協力をしながら、症例数を集積し、本治療法の有効性についてさらに検証をすすめることとしています。
【本研究参加機関】
東京大学医科学研究所附属病院、国家公務員共済組合虎の門病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、慶應義塾大学病院、千葉大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院、帝京大学医学部附属病院、国際医療福祉大学成田病院、公立昭和病院と東京大学医学部附属病院の合計10病院が研究参加中。
現在新たに、富山大学附属病院 滋賀医科大学医学部附属病院の2病院が参加予定、さらに3病院が参加検討中。
現在も東大病院に入院されるCOVID-19患者の対応とともに新型コロナウイルス感染症緊急対策基金のご支援をもとにCOVID-19治療、予防について活動を継続してまいります。現在までの多くのご支援に心から感謝申し上げます。
今後ともご支援よろしくお願い申し上げます。
東大医学部感染制御学教授 森屋恭爾
https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt220?reportId=pjReportDetail0#project-tab02
新型コロナウイルス感染症の治療開発戦略事業(新型コロナウイス感染症緊急対策基金
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、世界規模で猛威を振るい、これまでに例をみない被害が生じています。国内においても都市部を中心に患者が急増し、終息の見込みは立っておりません。
東京大学では、大学として最も重要な学生の学びの機会を確保するため、オンライン授業への全面的な移行を進めました。それに伴い、学生それぞれの接続環境によって不公平が生じないよう対策を講じています。
また、本学の研究力を活かして、様々な分野で新型コロナウイルスに関連する研究・開発を進めています。これまでにも感染阻止の効果が期待できる国内既存薬剤を同定したことを発表いたしました。また医療の現場では、最新鋭の検査機器の導入をはじめ、医療体制の一層の充実を図っております。
一方、現時点で速やかに実行すべき取り組みは、これら教育研究や医療体制の充実にとどまらず広範囲にわたります。それらにしっかりと対応するためには充実した財政的下支えが必要不可欠です。
いま、この未曾有の難局にあたり、東京大学は、世界最高水準の学問の叡智を結集させ、この人類の新たな脅威に全力で立ち向かう所存です。
再び、安心して暮らせる日常を共に、一日も早く取り戻すべく、皆さまのご支援をお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。
【募集期間】
第1次:2020年4⽉20⽇〜2020年6⽉30⽇
第2次:2020年7⽉1⽇〜2020年12⽉31⽇
【基金の使途】
第1次期間のご寄付と使途決定のご報告
<第2次募集の基金の使途>
第2次期間中に集まった寄付金は、第1次と同様に、新型コロナウイルス感染症の医療対策(治療薬・ワクチンの開発、感染防止対策、医療体制の充実等)などのほか、 Post-Coronaの社会における新しい日常「ニューノーマル」の追求 に資する教育や研究にも拡大し、即時性を追求し、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金運営委員会の提案のもと総長が決定し活用いたします。
【お願い】
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京大学基金事務局では職員の在宅勤務を進めております。
そのため、当面の間は、お電話でのお問い合わせをいただきましても、応答することが困難な状況となっております。
つきましては、お問い合わせは下記URLのお問い合わせフォームをご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。
お問い合わせフォーム https://payment.utf.u-tokyo.ac.jp/tokyo/askEntry.php
集まっている金額 | |
¥4,636,000 | 参加 |
---|---|
144人 |
本プロジェクトは、セキュリテと東京大学基金との連携プロジェクトです。東京大学へのご寄付として扱われます。
本プロジェクトへの寄付後、東京大学基金より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。 詳細はこちら
・紙媒体による申込(書面でのお手続き)
・WEBからの申込
「氏名」欄の姓・名の入力枠に、御社名を入力してください。「ご意見」欄に領収書送付先のご担当者名をご記入ください。振込依頼書(請求書)が必要な場合はその旨もご記入ください。
・50万円以上のご寄付(法人様)
「新型コロナウイルス感染症緊急対策基金WEBサイト」にて貴社名(テキスト)を掲載いたします。(ご希望の場合のみ)
【期間限定1】
2020年4⽉20⽇〜2020年6⽉30⽇
【期間限定2】
2020年7⽉1⽇〜2020年12⽉31⽇
※期間内の寄付累計額に応じて進呈いたします。
※加えて「東京大学基金」の特典が適用されます。
1,000円単位でのご寄付は、こちらからお申し込みください。
10,000円単位でのご寄付は、こちらからお申し込みください。
一括で5万円以上のご寄付をくださった方には、お礼状と「UTokyo FSI」キーホルダーをお贈りします。
10万円単位のご寄付は、こちらからお申し込みください。
安田講堂への銘板設置:ブロンズ(1/2プレート)
上記の特典に加え、総長からのお礼状&FSIキーホルダーもお贈りします。
安田講堂への銘板設置:ブロンズ(1プレート)
上記の特典に加え、総長からのお礼状&FSIキーホルダーもお贈りします。
銘板についての詳細はこちら
ミュージックセキュリティーズ株式会社
産学官連携推進室