みらい共創米(平成30年度産ちほみのり・無洗米)
秋田県大潟村産の新米「ちほみのり」
秋田が誇るブランド米「あきたこまち」に食味が似た個人向け流通の少ないお米です。
「ちほみのり」というお米を食べたことはありますか?秋田県大潟村を中心に作付されているこのお米は、生産量が少なく、まだまだ一般の小売店では見かけない希少性の高い品種の一つです。そのような生産量の少ないお米をみらい共創ファーム秋田では、約14haに作付をしています。
「ちほみのり」は穂数が多く(千穂)、美味しい米を多く実らせる様子(実り)にちなんで命名されました。「あきたこまち」と同等の食味と評価され、一方であきたこまちより収量性が高く、将来的に低価格で質の良いコメの生産・流通に貢献することが期待されています。
作り手のご紹介
株式会社みらい共創ファーム秋田
みらい共創ファーム秋田は、秋田県大潟村の農業法人(あきたこまち生産者協会)と金融機関(三井住友銀行、秋田銀行、NECキャピタルソリューション、三井住友ファイナンス&リース)が中心となって設立した農業法人です。企業的な経営モデルの確立、そしてそのモデルをこれからの日本農業を支える担い手へ伝播し、日本農業の成長産業化を目指しています。
<メディア情報>
→ ワールドビジネスサテライト(TV東京)「メガバンク初の参入 「ゼロから農業」挑む狙いは…」
みらい共創ファーム秋田 代表取締役 涌井徹
<代表者紹介>
1948年9月21日、新潟県十日町市の農家に生まれる
1970年、21歳のときに家族とともに秋田県大潟村に入植
1987年、大潟村あきたこまち生産者協会を設立
2014年11月17日、コメネピュレが「フード・アクション・ニッポン・アワード2014」最優秀賞を受賞
2016年8月2日、株式会社みらい共創ファーム秋田の代表取締役に就任
<メッセージ>
金融機関と一緒に農業ができるのか不安はありましたが、自ら手を挙げて出向してきた小野寺さん達は、初めての農業に戸惑いながらも、出向当初に比べると見違えるほど逞しくなりました。それは、ゼロから出発した「みらい共創ファーム秋田」と同じように、日々、試行錯誤の連続でしたが、一年経ち、気が付くと、五十㌶の玉ねぎと十五㌶の稲穂が目の前に広がっていました。
日本農業は、今までの延長線上に発展はありませんが、視点を変えることで大きな発展の可能性があります。一億人の日本市場から百億人の世界市場を目指すことで、日本農業には無限の可能性が広がり、そのためには若者の発想が必要になります。今回お届けするお米は、小野寺さん達の涙と汗の結晶であり、どんな味がするかは食べてからのお楽しみです。
みらい共創ファーム秋田 小野寺友基(三井住友銀行から出向)
<メッセージ>
私は、三井住友銀行からみらい共創ファーム秋田へ出向し、農業経営に携わっています。今まで農業は全く経験がなかったのですが、銀行が農業へ参入するということを知り、自ら手を挙げて、この企画に参画しました。
当社は設立して3年目になりますが、事業開始当初は農地ゼロからスタートしています。その後、地域の農業者の方や自治体、地元JAなどとコミュニケーションを深め、地域の課題を一緒に考えながら、耕作放棄地を中心とした農地をお借りしてきました。今では水稲15ha、秋まき玉ねぎ50haの規模となっています。
今回ご案内させて頂く「ちほみのり」は、弊社では2期目の作付になります。作付に際しては、密苗といわれる省力化技術や水田センサー設置による水位・水温管理など様々な取組をしています。今後は、農業にかかる様々なデータを蓄積・分析・活用による経営管理モデルを確立し、次代を担う農業者に発信することで、農業の成長産業化に貢献していきたいと考えています。