/data/blog/archive/original/32317.JPG投資家の皆様
初めまして。この度、
高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンドを募集させて頂いております、Hikaru Farm 代表の長谷光浩(はせみつひろ)と申します。この段階から
早くも投資の判断を頂いた皆様、またこれから投資をご検討されている方も、今後ともどうぞ宜しく御願い申し上げます。
(前職ではPCを四六時中使っていたところ、昨今は畑が中心な生活なため、今やPC無精で読みにくいこと多々ございますが、ご了承ください。)
私たちの募集ページは、商品ワインの写真がないなど、創設期ならではの不足もあり、投資家の皆様にはご迷惑をおかけしております。それでも、私たちの意図をしっかりと反映して頂いた内容になっており、改めまして、関係各位様には御礼申し上げます。そして、早くからこんな私たちに投資して頂いた皆様には、本当に有難い気持ちでいっぱいです。そして、同じく身の引き締まる思いです。
これから、このワインに対する「想い」をどう「形」にしていくか?が問われると思いますが、可能性を感じてくださり応援していただける皆様への期待を裏切らないよう、探求することを忘れずに、日々精進してゆく所存です。私の残りの人生を、福井原という土地とともに生き、全身全霊をかけてワインづくりに臨みたいと思います。そして、自分が納得するワインと出会えるまで、決して諦めません。
「なぜ、ワインなのか?」よくこんな質問をされます。
私は今までの人生で、これと言って他人に誇れるものもなく、それなりに生きてきた気がします。でも、ただひとつだけ、28歳にワインに衝撃を受けて以来、ワインに対する気持ちや探求心だけは人一倍ありました。そんな私を虜にしたワインは、その後も私と共にあり、たびたび私を突き動かし続け、ついにはワイナリーを立上げるチャンスまでを与えてくれました。だから、私にとって、この道ひとつなのです。
(でもやはり、ワインが好きだからです(笑)。これ以上の答えはないかもしれません。)
さて話は変わり、私が常に考えている、畑に植える品種についてお話させて頂きます。
私が、28歳の時に心を奪われたローヌ地方のワインは、シラーやグルナッシュという品種が主体ですが、その後に最も虜になったのは、ブルゴーニュのピノ・ノワールという品種です。(一番浪費しました…)
しかし、更にいろいろな品種のワインを飲んで感じたのですが、あのピノの最上の香りとエレガンスは、確かに品種由来の香りもありますが、ピノに限らず最上と呼ばれるワイン(熟成も含め)には、同じような共通点があると。(それでもピノは一番ですが・・・)。
その経験から、品種に捕らわれず土地に最も合い、最もポテンシャルを発揮できる品種が、その土地でもっとも素晴らしい最上のワインを産む可能性がある、という考えに至っています(赤、白共通)。そこから、はじめて栽培技術が活きると考えています。当たり前のようですが、海外の銘醸地は長い年月をかけて土地×品種が選ばれていますが、歴史の浅い日本では、その答えは未知数で非常に重要なことだと思います。
今、標高800mの福井原の畑にはピノ・ノワールとシャルドネを中心に、ピノグリ、ピノブラン、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、マスカットベーリーA、ゲヴュルツトラミネールなどを植栽しております。ピノとシャルドネに関しては、かなりの手ごたえを感じドメーヌ長谷のメイン品種として、これからも植栽を広げていく予定です。以外にも、福井原という土地(斜面や土質も考慮)でさらにポテンシャルが発揮できる葡萄品種があれば、積極的に挑戦していく考えです。現在は13品種の試験栽培を実施し、かなりの感触を掴んでいますが、今後さらに試験品種を増やす予定です。ただ、やはり自分の好きなワイン品種や香りに同じ方向性をもっていると感じている品種しか植えないつもりですが…。
長々とだらだらと書いてしまい、ここまでお付き合い頂き有難うございます。
現在、高山村は、相変わらず雪がしんしんと降り続いています。畑の葡萄樹は雪に隠れ始めることかと思います(雪のモーフで凍害から守ってくれますので有難いです)。ただしかし、あまり降りすぎると別の問題が発生し大変なのでほどほどに・・・、と祈りながら締めくくります。
では、皆様も風邪やお身体には気をつけて、よいお年をお迎えください。
また、投稿させて頂きますので、引き続き宜しく御願いいたします。
有難うございます。
Hikaru Farm
長谷光浩
↓外は雪なので、あえて初夏の畑の写真を添付します。福井原は本当に毎日、毎時間表情が違っていて
畑にずっといても飽きません。皆様も機会がありましたら是非お越しください。