犬や猫、さらにエキゾチック動物など、伴侶動物は人の暮らしに潤いを与えてくれます。また動物との触れ合いは人の心を豊かにし、人間ばかりでなく地球上のすべての生き物、そして環境をも思いやる気持ちを育みます。動物医療センターは伴侶動物の高度診療を通じて、人と動物の幸せなよりよい関係を構築し、人々の社会生活の平穏と健康を支援しています。また①優れた技能と②豊かな人間性を兼ね備えた次世代を担う獣医師の教育・育成機関として、日本はもとより世界の獣医臨床のトップリーダーとして大きく期待されています。
しかしながら、現在の動物医療センターの建物は、竣工からすでに約30年が経過し、老朽化が目立っています。施設の改装・環境整備が早急に必要な状況ですが、昨今の国立大学法人の経費削減のあおりを受け、医療機器の更新さえも困難な状況です。コスト削減などの、様々な経営努力を行ってきましたが、抜本的な解決には及ばない状況です。獣医療の未来を支える人材の育成・教育の推進には、診療施設・設備の充実と職員体制の拡充・待遇向上が必要なため、東京大学動物医療センター140周年記念基金が設立されました。
【募集期間】
2020年12⽉15⽇〜2021年6⽉30⽇
【基金の使途】
・診療施設の整備:院内施設のバリアフリー化など動物と飼い主様にやさしい動物病院環境を目指します。
・低侵襲治療の導入:最新の医療機器の導入により、的確で動物の体への負担が少ない診断・治療を実現します。
・獣医師の教育と育成:夜間診療の充実や適切な獣医療サービスの実現を目指します。
東京大学動物医療センターは駒場農学校家畜病院として1880年11月に開設されました。同年にドイツから来日したヨハネス・ルードヴィッヒ・ヤンソン教師の指導のもと獣医臨床教育の場として活動を開始しました。2020年11月に開設140周年を迎える、日本最古の獣医教育病院です。
現在は弥生(農学部)キャンパスに立地しています。2019年時点で獣医師66名・看護師8名・事務職員8名が所属し、臨床系研究室の大学院・学部生76名を加えると総勢160名の大所帯です。
年間のべ2万頭の動物を診療し、症例を用いた教育・研究を行っています。また、広く一般の見学も受け入れています。
また、現在、動物医療センターの一部門として活動している獣医病理学研究室では忠犬ハチ公の肺、心臓、肝臓、脾臓の標本を保管管理し、死因の究明を行いました。その結果、ハチ公はこれまで確認されていた死因である「犬糸状虫症(犬フィラリア症)」に加えて、肺と心臓の腫瘍もその死因であったことが明らかになりました。この成果は、東京大学弥生キャンパスに築造された「上野博士と忠犬ハチ公の像」のお披露目(2015年3月)に先駆けて、2011年に発表されました。このように、標本を後世まで保管しておくことで、新たな知見が明らかになることがあります。
1912年(明治45年)の農科大学獣医学科卒業生。ヤンソン像前での記念撮影です。 当時、農科大学は駒場にありました(枠内はヤンソン先生の写真)。 東京大学獣医病理学研究室所蔵。
2016年(平成28年)の東京大学農学部獣医学専修の卒業生。 同じく、ヤンソン像前での記念撮影です。 現在、ヤンソン像はセンター正面玄関前に移設されています。 100年前と比べ学生数も教員数も増えています。
動物医療センターは、これからも永続的に、病気を抱えた動物たちの治療を通して動物とそのご家族を支えていきたいと考えております。140年前、ドイツから来日し、我が国の獣医療の礎を築いたヤンソン先生は、当時から国際的な獣医師の養成を視野に入れ、英語による教育を行っていました。
ヤンソン先生が、我が東京大学に託した夢と未来像を実現することが教職員一同の願いです。また、センターを訪れる全ての人にとって、安心して未来を託すことのできる「動物にも人にもやさしい世界一の動物病院」を目指します。
世界に羽ばたく有為な人材を育成するというトップリーダーとしての使命を果たすには、多くの方々の支援が必要です。
皆様の温かいご支援をお待ちしております。
※現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、事務室職員の在宅勤務を進めております。当初予定よりプロジェクト特典の発送等に遅れが生じる可能性がございます。ご不便をおかけいたしますが、何卒、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
東京大学動物医療センター140周年記念基金(東大VMC基金)に、寄附者の方、東京大学の卒業生、在校生などから応援メッセージをいただいております。
東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター事務室
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学動物医療センター1階事務室
電話:03-5841-5421
FAX:03-5841-8012
E-mail:vmc-jimu.a@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
集まっている金額 | |
¥11,000 | 現在 |
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1.1% |
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本プロジェクトは、セキュリテと東京大学基金との連携プロジェクトです。東京大学へのご寄付として扱われます。
本プロジェクトへの寄付後、東京大学基金より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。 詳細はこちら
紙媒体による申込(書面でのお手続き)
WEBからの申込
「氏名」欄の姓・名の入力枠に、御社名を入力してください。「ご意見」欄に領収書送付先のご担当者名をご記入ください。振込依頼書(請求書)が必要な場合はその旨もご記入ください。
【期間限定】
2020年12⽉15⽇〜2021年6⽉30⽇
※期間内の寄付累計額に応じて進呈いたします。
※加えて「東京大学基金」の特典が適用されます。
累計3万円以上のご寄付をいただいた方のお名前を、当センターWebサイトに掲載いたします。
※ お申込み時のお名前で掲載されます。
※ 掲載を希望されない場合、またはご入金時と異なるお名前での掲載をご希望の場合は、お申込み時に東京大学基金事務局(03-5841-1217)へお知らせください。
※2021年3月末までに寄付された方には2021年6月頃から、2021年4月〜6月末までに寄付された方には2022年6月頃から掲載いたします。
累計10万円以上のご寄付をいただいた方に、オリジナルグッズを進呈いたします。また、獣医師が寄付者様限定の当センター見学ツアーのご案内をいたします。
<オリジナルグッズ>
※2021年3月末までに寄付された方には2021年6月頃から、2021年4月〜6月末までに寄付された方には2022年6月頃から発送いたします。
<見学ツアー>
※コロナ禍の状況を鑑みて実施をする予定です。実施につきましては、個別にご案内させていただきます。
累計30万円以上のご寄付をいただいた方のお名前を記した銘板を、本プロジェクト終了後、動物医療センター1Fロビーに設置いたします。
※ 銘板はご入金時のお名前で作成いたします。作成を希望されない場合、またはご入金時と異なるお名前での銘板掲示をご希望の場合は、お申込み時に東京大学基金事務局(03-5841-1217)へお知らせください。
※2021年3月末までに寄付された方には2021年6月頃から、2021年4月〜6月末までに寄付された方には2022年6月頃から設置いたします。
累計100万円以上のご寄付をいただいた方を、寄付者様限定のペット健康相談会にご招待いたします(年1回)。
またはプレミアムオリジナルグッズを進呈いたします。
※特典の詳細につきましては、寄付をされた翌月末以降に個別にご連絡申し上げます。
累計500万円以上のご寄付をいただいた方を、寄付者様限定のペット健康相談会にご招待いたします(年2回)。
またはプレミアムオリジナルグッズを進呈いたします。
※特典の詳細につきましては、寄付をされた翌月末以降に個別にご連絡申し上げます。
ミュージックセキュリティーズ株式会社
産学官連携推進室